3行でいうと

  • 同じ「100万トークンあたり」でも、ClaudeとOpenAIでは、最上位は入力10ドル・出力50ドル、小型は入力0.1ドル前後で、約100倍の差があります。
  • 真ん中の主力は、入力2ドル前後、出力10ドル前後に集まっています。
  • DeepSeekは時間帯で値段が変わり、混む時間(ピーク)は空いている時間の2倍です。
  • Googleの新しい大型モデルGemini 4 Argonは、導入価格が入力2ドル・出力10ドルで、2026年12月1日から4ドルと20ドルになります。
  • APIはアプリの中からAIを呼び出す開発者向けの窓口で、月額プランとは別の料金です。

先に結論です。

この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。この記事は、公式の文書を読んでまとめたものです。価格は2026年10月22日に読み直しました。変わることがあります。

比べる軸

大きな表:主要モデルの標準料金(100万トークンあたり、米ドル)
会社 モデル 入力 出力 備考 確認元
Anthropic(Claude) Fable 5.1 10ドル 50ドル 最上位クラス(同じ料金ページに、同額の10ドルと50ドルのClaude Mythos 5.1も載っている)。キャッシュの読み取りは0.25ドル Claude Platform Docsの料金ページ、モデル一覧、claude.com/pricing(3か所で一致)
Anthropic Opus 5.5 4ドル 20ドル 前のOpus 5は5ドルと25ドル 同上
Anthropic Sonnet 5.5 2ドル 10ドル 同上
Anthropic Haiku 5.5 0.10ドル 0.50ドル 10万トークン以下の入力の場合。10万を超えると入力0.50ドル、出力2.50ドル。2026年10月7日公開 料金ページ、モデル一覧、claude.com/pricing、Anthropicの発表(4か所で一致)
OpenAI GPT-6 Astra 10ドル 50ドル 最上位。27.2万トークンを超える入力は、入力が2倍、出力が1.5倍 OpenAI開発者向け料金ページ、モデルのページ(2か所で一致)
OpenAI GPT-6.1 Sol 2ドル 10ドル 同じ割増あり 同上
OpenAI GPT-6 Luna 0.10ドル 0.50ドル 同じ割増あり 同上
Google(Gemini) Gemini 3.8 Flash 0.75ドル 3.75ドル 2026年12月31日まで。2027年1月1日から1.50ドルと7.50ドル Gemini API料金ページ、Google Cloudの料金ページ、Googleの発表(3か所で一致)
Google Gemini 4 Argon 2ドル 10ドル 新しい大型モデル(Googleは「最上位」とは書いていない)。2026年11月30日まで。2026年12月1日から4ドルと20ドル。無料枠なし Gemini API料金ページ、Google Cloudの料金ページ、Googleの発表(3か所で一致)
Google Gemini 3.1 Pro(プレビュー版) 2ドル 12ドル 20万トークンを超える入力は、4ドルと18ドル Gemini API料金ページ、Google Cloudの料金ページ(2か所で一致)
Google Gemini 3.5 Flash-Lite 0.30ドル 2.50ドル 小型。無料枠あり 同上
xAI(Grok) Grok 4.7 2ドル 6ドル 20万トークン以上の入力は、4ドルと12ドル。文脈の長さは50万トークン xAI開発者向け文書のモデル一覧、料金ページ、モデルのページ(3か所で一致)
xAI Grok 4.3 1.25ドル 2.50ドル 20万トークン以上の入力は、2.50ドルと5ドル xAI開発者向け文書のモデル一覧、料金ページ(2か所で一致)
Mistral Mistral Large 4 1.36ドル 4.18ドル 公開プレビュー(モデルのページ)。10月8日版の記事では、0.68ドルと2.09ドルのセール価格と書いていましたが、10月22日に読んだ料金ページとモデルのページには、セールの記載が見つかりませんでした Mistralの料金ページ、モデルのページ(2か所で一致)
Mistral Mistral Medium 3.5 1.50ドル 7.50ドル 同上
Mistral Mistral Small 4 0.15ドル 0.60ドル 同上
Mistral Ministral 3 3B 0.10ドル 0.10ドル 最小。入力と出力が同じ 同上
DeepSeek DeepSeek-V4.1-Flash(名前は deepseek-flash) 空いている時間0.15ドル、ピーク0.30ドル 空いている時間0.60ドル、ピーク1.20ドル 入力は「キャッシュなし」の値段。キャッシュあり(繰り返し)は0.003ドルと0.006ドル。料金ページの版名は DeepSeek-V4.1-Flash-1017 DeepSeek API Docsの料金ページ(英語版)、2026年9月10日の発表の価格表(画像)の2か所で一致(10月8日)。10月22日は料金ページ(英語版)を読み直し、数字は同じ。中国語版は元建てで、ピークが2倍という構成は一致(10月8日)
DeepSeek DeepSeek-V4-Pro 空いている時間0.66ドル、ピーク1.32ドル 空いている時間1.98ドル、ピーク3.96ドル 入力は「キャッシュなし」の値段 DeepSeek API Docsの料金ページ(英語版)、2026年8月13日の発表の価格表(画像)の2か所で一致(10月8日)。10月22日は料金ページ(英語版)を読み直し、数字は同じ。中国語版は元建てで、構成は一致(10月8日)
Perplexity 検索API(自社のAI回答モデルの価格ではありません) 「100万トークン」ではなく1,000回の検索あたり5ドル。高速検索は1ドル なし モデルの料金は別。限定公開(利用には申請が必要)のRouter API(文書では「Orchestrator API」「private preview」とも書かれている)に、GLM-5.3(1.40ドルと4.40ドル)、Kimi K3(3ドルと15ドル)などの他社モデルの価格がある Perplexity API Docsの料金ページ(5ドルと、高速検索1ドル)、モデルの価格ページ(1か所のみ)
Microsoft(Copilot) Copilot 確認できていません 確認できていません Copilotは、アプリとして使う製品です。この記事では、開発者向けの「100万トークンあたり」の価格表を読んでいません なし

時間帯で変わるDeepSeekの料金

DeepSeekの公式ページによると、ピークは、平日(中国の祝日を除く)の協定世界時(UTC)で1時から4時と、6時から10時です。日本時間にすると、10時から13時と、15時から19時にあたります(僕らの換算です)。それ以外の時間と週末は、空いている時間の料金です。

同じ作業だと、いくらになるか

次の作業で計算しました(僕らの計算です)。

  • 読ませる文章:8万トークン(長い資料1つ分)
  • 書かせる文章:2万トークン(長めの報告書)

計算は「読ませた量×入力の単価+書かせた量×出力の単価」です。キャッシュ、バッチ、割増は入れていません。DeepSeekは、キャッシュなしの値段で計算しています。

モデル 概算(米ドル)
Fable 5.1、GPT-6 Astra 1.80
Opus 5.5、Gemini 4 Argon(2026年12月から) 0.72
Gemini 3.1 Pro 0.40
Sonnet 5.5、GPT-6.1 Sol、Gemini 4 Argon(2026年11月末まで) 0.36
Grok 4.7 0.28
Gemini 3.8 Flash(2027年から) 0.27
Mistral Medium 3.5 0.27
Mistral Large 4 0.19
DeepSeek-V4-Pro(ピーク/空いている時間) 0.185/0.092
Gemini 3.8 Flash(2026年内) 0.135
Gemini 3.5 Flash-Lite 0.074
DeepSeek-V4.1-Flash(ピーク/空いている時間) 0.048/0.024
Mistral Small 4 0.024
Haiku 5.5、GPT-6 Luna 0.018

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読み方・選び方

見立てです。表を見て目につくのは、ClaudeとOpenAIでは、同じ会社の中でも、最上位と小型で約100倍の差があることです。この差は、「小さな作業は小型に、難しい作業だけ大型に」と使い分ける理由になっていると思います。一方で、値段が高いほど結果がよいかどうかは、価格表からはわかりません。性能の比較は、各社が自分で出したベンチマーク(性能テスト)の数字しかなく、この記事では扱っていません。

  • 普通の人がAPIを直接使う場面は多くありません。たいていは、アプリや道具を通して、間接的に使います。
  • 無料の枠がはっきり書かれていたのは、今回読んだ中ではGeminiです(Gemini 3.8 Flash、3.5 Flash-Liteの無料枠。3.1 ProとGemini 4 Argonは無料枠なし)。無料枠のあいだは入力した内容が「製品の改善に使われる」と表に書かれています。詳しくは「無料でどこまで使えるか」の記事を見てください。
  • 新しいモデルで値下げされた例もあります。Claudeの前のOpus 5は入力5ドル、出力25ドルでしたが、Opus 5.5は4ドルと20ドルです。

気をつけること

  • この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。この記事は、公式ページの価格をまとめたものです。
  • 10月22日の読み直しは、ページ全文ではなく、ページの要約を読む方法でした。10月8日に本文を直接読んで確かめた数字と食い違った所だけ、直しました。DeepSeekの発表の価格表は画像で、10月8日には画像を開いて読みました。10月22日は画像を読めず、料金ページ(英語版)の表で同じ数字を確かめました。
  • 会社によって、モデルの名前の付け方も、「最上位」の意味も違います。表の並びは「同じ強さ」を意味しません。
  • GeminiのPro(3.1)は「プレビュー版」と表示されています。内容や価格が変わる可能性があります。Gemini 3.8 Flashの価格は、期間限定の導入価格です。Gemini 4 Argonも導入価格で、12月1日から2倍になります。Google Cloudの料金ページは、この導入期間の割引を「純利用額の50%をクレジットで戻す」形と説明している、と読めました。Googleの発表(2026年9月30日付)は段階的な提供とされ、開発者向けの案内は10月13日付です。
  • Mistral Large 4は、10月8日にはセール価格と読めましたが、10月22日の料金ページとモデルのページには載っていません。セールが終わったのか、記載が変わっただけなのかは、確認できていません。モデルのページは「公開プレビュー」と表示しています。
  • Perplexityは、自社の大きなAI回答モデルの価格を、今回読んだページで確認できていません。Router APIは限定公開(申請が必要)と書かれています。
  • Microsoft Copilotの開発者向け価格は、確認できていません。
  • 円での表示、税の扱いは、どのページにもありませんでした。請求は、会社や契約によって変わる可能性があります。
  • 価格、モデル名、割増の条件は、変わることがあります。使う前に、各社の最新のページを見てください。

出典

更新履歴

  • 2026年10月25日 書き方を直しました。
    • 前:運営者が使っていないと読める書き方 → いま:「この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません」。公式の資料を読んでまとめた記事で、使い心地は書いていない、という意味に直した