3行でいうと

  • 料金の数字は、「何の単位か(1人・1か月・100万トークン)」「いつ払うか(月ごとか、年の一括か)」「税を含むか」「どこまで使えるか」の4つがそろって、初めて比べられます。
  • 2026年10月16日に読んだ範囲では、ClaudeのProは月払いで$20、年払いで「$17/月」と書かれ、実際は$200の先払いでした。金額は税別と書かれています。日本のNottaは「全て税込」と書いていました。
  • 使った分だけ払う料金(API)は、100万トークンあたりの単価と、入力と出力で単価が違う点を読みます。月額のプランとは、別の物差しです。

この記事は、公式の文書を読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。読んだページは、要約を通して読んでいます。公式の文章は引用せず、言い換えています。料金は、確認した2026年10月16日のものです。たとえ話と「見立てです。」で始まる段落は僕らの考えで、計算も僕らのものです。税や契約の個別の判断は、助言ではありません。

先に結論

料金の書き方を、4つの問いで読みます。

  1. 何の単位の金額か。 「1人あたり」「1か月あたり」「100万トークンあたり」のどれか。
  2. いつ、いくら払うか。 月ごとに払うのか、年の分をまとめて先に払うのか。「月あたり」は、換算した数字のことがある。
  3. 税を含むか。 「税込」か、「税別」か、書かれていないか。
  4. どこまで使えるか。 「From」(から)の最低額、利用の上限、条件。

見立てです。広告の目立つ数字は、4つのうち1つだけを切り出していることが多いと思います。ページを下までたどると、残りの3つが小さく書かれていました。

たとえ話:ジムの会費と、コインパーキング

僕らのたとえです。公式の文書にあるものではありません。

ジムには、「月会費」と「年会費」があります。年会費を一括で払うと、月あたりでは安くなる代わりに、先に大きなお金が出ます。コインパーキングは、「30分ごと」に料金がかかり、使った分だけ払います。

さらに、看板の値段が税込か税別かで、支払う額が変わります。AIの料金も、月会費型(ChatGPTやClaudeのプラン)と、コインパーキング型(API。使った分だけ)の2つがあり、それぞれ読み方が違います。

月額のプランの読み方

「月払い」と「年払い」は別の価格

Anthropicの2026年10月16日に読んだ料金ページには、ClaudeのProが、月払いで$20/月、年払いで「$17/月、$200を先払い」と書かれていました。Maxは月$100からで、年払いはなく、月払いのみとあります。

僕らの計算です。月払いを12か月続けると、$20×12=$240。年払いは$200なので、$40の差です。$200÷12は約$16.67で、ページの「$17」は丸めた数字です。年の途中でやめたときの扱い(返金など)は、読んだページから分かりませんでした。この連載の別の記事で扱っています。

日本のNottaの料金ページ(日本語)も同じ構造でした。年間払いは40%オフで、プレミアムは「総額¥14,220、月あたり¥1,185(12か月分を一括で支払う)」、ビジネスは「総額¥30,096、月あたり¥2,508」と書かれていました。14,220÷12=1,185です。ページの本文には、月払いの金額は、読んだ範囲では書かれていませんでした。

「1人あたり」と「From」

ChatGPTの料金ページ(英語版、米国表示)のよくある質問には、有料のプラン(Go、Plus、Business、Enterprise)は「ユーザー1人あたり月」で決まる、と書かれています。人数が増えれば、その分だけ増えます(席課金、またはシート課金と呼ばれます)。Businessは月払いと年払い、Enterpriseは年払いとあります。Proには「From」(から)が付いていて、利用量の3つの段階がありました。「から」は、最低の金額です。Googleのプランのページも、各プランに「/mo」(月あたり)、Ultraに「From /mo」と書き、一部の特典に「US only」(米国のみ)の注記がありました。

僕らが読んだChatGPTのページ(英語版、日本語版の両方)と、Googleのプランのページは、金額の数字を取得できませんでした。そのため、この記事には金額を書いていません。

税の読み方

Anthropicは「税別」、Nottaは「税込」

Anthropicのページは、表示価格には、該当する税が含まれないと書いています。ただし、決済のときに税が加わるのかは、読んだ範囲では書かれていませんでした。金額は、個人向けの欄では「$」だけで、Enterpriseの欄には「US$」とありました。OpenAIの料金ページも「$」の記号で、通貨コードも税の説明も、読んだ範囲にはありませんでした。日本円で払う場合の為替や円建ての価格が、あるのかどうかも、確認できていません。

一方、Nottaのページには「表示価格は全て税込価格」と書かれていました。

日本の「総額表示」のルール

国税庁のタックスアンサー(No.6902)によると、事業者が消費者に、あらかじめ価格を表示するときは、消費税(地方消費税を含む)を含めた税込の価格で示す義務があります(総額表示)。店頭、チラシ、広告など、媒体を問いません。税抜の価格を併記した表示も、税込の金額が示されていれば、例として挙がっています。口頭で伝える価格や、価格を表示しない場合は対象外です。

国税庁が示す表示の例(標準税率10%)

国税庁のページが総額表示の例として挙げていた表示のうち、僕らが読んだ範囲で確かめられたものです。

  • 11,000円
  • 11,000円(税込)
  • 11,000円(税抜価格10,000円)
  • 11,000円(うち消費税額等1,000円)
  • 10,000円(税込価格11,000円)

どの例にも、税込の金額が示されています。

見立てです。日本の事業者の価格表示は、税込の金額が示されることが基本のようです。ただし、海外の会社が日本の消費者向けにネットで売る場合に、この義務が当てはまるのかは、読んだページには書かれていませんでした。僕らは確認できていません。

使った分だけ払う料金(API)の読み方

「100万トークンあたり」と「入力と出力」

AIをアプリに組み込むときのAPIは、使った量で払います(従量課金)。Anthropicの料金の文書は、価格をすべて米ドルとし、表に「$ / MTok」(100万トークンあたり)と書いています。トークンは、AIが文章を数える単位です。僕らの計算では、1トークンの値段にするには、100万で割ります。

さらに、入力(AIに渡す文章)と出力(AIが書く文章)で、単価が違います。たとえばAnthropicのSonnet 5.5は、入力が$2、出力が$10(どちらも100万トークンあたり)と、料金ページに書かれていました。OpenAIのAPIの料金ページも、100万トークンあたりで、入力、キャッシュされた入力、出力を分けて書いています。

僕らの計算の例です(公式の文書にある例ではありません)。Sonnet 5.5に、入力10,000トークン、出力2,000トークンを渡すと、入力が$0.020、出力が$0.020で、合計$0.040です。これを1,000回繰り返すと$40です。1回は小さくても、回数で積み上がります。

文章の長さで単価が変わる

OpenAIのページには、短い文脈と長い文脈で単価が違うモデルがありました。たとえばgpt-6.1-solは、ページの最初の表で、短い文脈で入力$2.00、出力$10.00、長い文脈で入力$4.00、出力$15.00でした(標準の区分かどうかは、確認できていません)。別の表には、同じモデルの別の単価(短い文脈で入力$1.00、出力$5.00など)も載っていました。AnthropicのHaiku 5.5も、100,000トークンを超える入力では、高い単価になります。文書には、入力が100,000トークンを超えたリクエストは、そのリクエストの分が高い単価になる、と書かれています。

OpenAIのページには、「Priority processingは2026年7月30日にFast modeへ名前が変わった」とも書かれていました。料金のページは、中身だけでなく、名前や区分も変わります。

誤解されやすい点

「月額」の数字は、月ごとに払う金額とは限らない。 年払いの「月あたり」は、換算した数字です。実際は、年の分を一括で払います。

「安い」の比べ方は、単位をそろえてから。 1人あたり月の料金と、100万トークンあたりの料金は、別の物差しです。1つの表に並べても、比べられません。

「無制限」は、上限がないという意味とは限らない。 ChatGPTのページには、無料、Go、Proの「無制限」が、不正利用を防ぐ仕組みの対象だと書かれていました。Claudeのページは、上限が5時間ごとの枠で戻り、有料には週の上限が加わると書いています。

料金は、変わる。 Anthropicのページは、価格とプランが、同社の裁量で変わる、と書いています。

今日からできること、やってはいけないこと

今日からできること

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出典

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