Backblaze B2 Cloud Storage
Claude Codeに渡せる権限の範囲と、つなぎ方を、公式の資料から読み取れる範囲でまとめました。
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Backblazeのオブジェクトストレージ(B2 Cloud Storage)。独自のNative APIとS3互換APIの両方で操作でき、コマンドラインツール(B2 CLI)とMCPサーバーも公式に提供されている(公式ドキュメントの記載から)。
Claude Codeに、どこまで権限を渡せるか
- 読み取り専用で渡せるか あり
- 確実な方法は読み取り専用のアプリケーションキー(Web画面で『Type of access: Read Only』、APIでは readFiles・listFiles などの読み取り系capabilitiesのみ。公式 application-keys)。READMEは『A read-only key trims the surface further』と記載。公式ドキュメントのMCPページには『read-only: 20 tools/full: 40 tools』のプロファイル表があるが、プロファイルの選び方(環境変数・フラグ)は記載なし。READMEにもプロファイル選択の記載なし。
- 権限(スコープ)を選べるか あり
- アプリケーションキーはcapabilities(listBuckets, readFiles, writeFiles, deleteFiles, shareFiles, writeBucketRetentions, bypassGovernance など)、バケット(全部/単一/複数)、ファイル名プレフィックス(namePrefix)、有効期間(validDurationSeconds、1000日未満)で絞れる。公式は『ワークフローに必要な権限・バケット・プレフィックス・期間だけのキーを作る』『通常操作にマスターキーを使わない』と記載。非マスターキーでMCPに渡すとtools/listは37ツール(README)。
- 危険な操作の既定
- 確認あり(ただし条件付き): READMEで B2_DESTRUCTIVE_POLICY の既定は stdio=confirm、HTTP=block。15ツールが破壊的・秘密生成・保護を弱める操作として確認対象。confirmは『対応クライアントではelicitationの承認、elicitationが使えない/無効なときは confirm: true を渡す』方式なので、elicitation非対応のクライアントでは呼び出し側が confirm:true を付ければ通る。elicit=人の承認が取れなければ拒否、block=常に拒否、allow=確認なし。
- 削除ができるか できる
- 【MCP】s3_delete_object(READMEで『destructive gate applies』)、b2_delete_key(キーを不可逆に失効)など。【ドキュメント】ファイルバージョンの完全削除は取り消せない。hide(削除マーカー)は元データを消さない。bucketキーに deleteFiles を付けなければ削除は許可されない(capabilities一覧にdeleteFilesあり)。
- 取り消し方(キー・接続)
- 【API】b2_delete_key でアプリケーションキーを削除(『deletes one app key』)。Web画面でのキー削除手順は公式ページに記載なし。マスターキーは『新しく生成すると古いキーが無効になる』(公式)。
つなぎ方(公式の資料にある範囲)
公式MCP あり
Backblaze Labsの backblaze-labs/b2-mcp。READMEに「This is the official Backblaze B2 MCP server」、公式ドキュメントに「the official Backblaze-maintained MCP server」とある。同時に、ドキュメントは「currently incubating in Backblaze Labs」、READMEも「incubating in Backblaze-Labs」と書いている(MIT、© 2026 Backblaze, Inc.)。READMEには「コミュニティのフォークはBackblazeが保守していない」ともある。npmの @backblaze-labs/b2-mcp、公式MCPレジストリに掲載。公式ドキュメントによると、バケットとファイルの管理、署名付きURLの作成、アプリケーションキーの管理、ライフサイクルとObject Lockの設定、ストレージ使用量の分析ができる。フルプロファイルは40ツール(B2 Native 17、S3互換 19、分析 4)、読み取り専用プロファイルは20ツール(ドキュメントページの表。プロファイルの選び方は記載なし。READMEにプロファイルの記載はなく、非マスターキーでは37ツールと書かれている)。個別のツール名と読み書き削除の分類はページに載っていない。例としてアップロード、ダウンロード、コピー、一覧、オブジェクトの削除が挙げられている。
つなぎ方(公式の記載)
公式ドキュメントのセットアップ例はClaude Desktop(claude_desktop_config.json の mcpServers に npx -y @backblaze-labs/b2-mcp と環境変数 B2_APPLICATION_KEY_ID / B2_APPLICATION_KEY を書く)。Claude Code専用の手順はドキュメントページになく、「他のクライアントも同じコマンド・引数・環境変数を各自の設定ファイルに書く」と案内。READMEに ~/.claude/skills/ へのスキル配置の記載あり。
公式CLI あり
Backblaze公式ドキュメントの「B2 Command-Line Tool」ページ。「The command-line tool that gives easy access to all of the capabilities of Backblaze B2 Cloud Storage」。インストールは、Windows/Linux用の単体バイナリ、Homebrew(brew install b2-tools)、PyPI(pip3 install --upgrade b2、Python 3.7以上)、GitHubのソース。b2 --help / b2 <command> --help。アプリケーションキーで認可する場合は listBuckets 権限が必要で、コマンドごとに追加の権限が必要。削除コマンド(rm, delete-bucket, delete-key)とキー作成の詳細はこのページには載っていない(リンク先を案内)。
公式API あり
B2 Native API(Backblaze独自のAPI。b2_authorize_account で認可トークンを取得)とS3互換API。キー管理(b2_create_key, b2_delete_key, b2_list_keys)はNative APIのみで、S3互換APIは非対応。通信はHTTPSのみ。ダウンロード専用には b2_get_download_authorization。ファイルバージョンの削除・hideの個別APIは、Native APIの概要ページには載っていない(https://www.backblaze.com/apidocs を案内)。
第三者製MCP(公式ではない) 1件
- backblaze-mcp(作者: BraveRam(GitHubユーザー。Backblazeとの提携の記載なし)・最終更新: 未確認(8コミット。GitHubページから最終更新日は取れていない))
書き込み・削除: あり。22ツール: createBucket・deleteBucket・updateBucket、uploadFile・hideFile・deleteFileVersion、大容量ファイル系6、createKey・deleteKey・listKeys など。バケット・ファイルバージョン・アプリケーションキーの削除を含む。
ライセンスMIT。認証は B2_APPLICATION_KEY_ID / B2_APPLICATION_KEY。確認の仕組みの記載は見つかっていない。
https://github.com/BraveRam/backblaze-mcp
第三者製のMCPは、サービスの運営元が作ったものではありません。作者と中身を確かめてから使うかどうかを決めてください。ここに載せているのは、公式のレジストリやGitHubで見つかったものを、書かれている範囲でまとめたもので、おすすめではありません。
探した場所(3件)
- https://github.com/BraveRam/backblaze-mcp
- WebSearch 'Backblaze B2 official MCP server'(glama.ai上に BraveRam/backblaze-mcp の掲載が出たため、GitHubのREADMEを開いて確認)
- 公式READMEに「コミュニティのフォークはBackblazeが保守していない」との記載あり
できる操作
読み取りでできる操作
- 【MCP】バケット・ファイルの一覧、ダウンロード、署名付きURLの作成、ストレージ使用量の分析(読み取り専用プロファイル20ツールの範囲。個別ツール名は未読。プロファイルの指定方法は記載なし)
- 【CLI】コマンドごとに必要な権限が決まる(listBuckets は必須)
- 【API】b2_list_keys(キーの一覧)、b2_get_download_authorization(ダウンロード用トークン)
書き込みでできる操作
- 【MCP】アップロード、コピー、バケット管理、アプリケーションキーの管理、ライフサイクルとObject Lockの設定(ドキュメントの記載)
- 【API】b2_create_key(アプリケーションキーの作成)
管理者操作(削除・課金・設定変更など)
- 【MCP】オブジェクトの削除ができる(ドキュメントの例)。アプリケーションキーの管理、ライフサイクルとObject Lockの設定ができる。READMEによると既定で15の「破壊的・秘密情報を生成する・保護を弱める」ツールが確認の対象になる。ただし既定の confirm は、elicitationに対応するクライアントでは承認を求め、elicitationが使えない・無効なときは呼び出し側が confirm: true を引数に付けると実行できる(README)。
- 【MCP】Partner API / Groups系のツールにはマスターキー(B2_MASTER_KEY_ID / B2_MASTER_KEY)が必要。
- 【API】b2_delete_key でアプリケーションキーを削除できる(キー管理はNative APIのみ)。
- 【CLI】delete-key などの個別コマンドはこのページでは未確認。
制限
- HTTPでMCPを動かす場合は、呼び出し元の認証を別途用意する必要がある(公式ドキュメント)。
- Partner API・分析ツールには追加の要件がある(ドキュメントの記載。詳細は未読)。
- Claude Desktopのバンドル(.mcpb)は、リリースにそのアセットが公開されてから利用可(README、0.2.1以降)。
- 【MCP】オブジェクトの削除ができる。ファイルバージョンの完全削除は取り消せない(公式ドキュメント)。READMEでは B2_DESTRUCTIVE_POLICY の既定は stdio が confirm、HTTP が block。confirm は、elicitation非対応のクライアントでは confirm: true を引数に付ければ通る。人の承認を必須にするなら elicit(承認が取れなければ拒否)、block は常に拒否、allow にすると確認が外れる(READMEの選択肢)。Claude Codeがelicitationに対応しているかは出典に記載がない。
- 【復元】バージョニングの仕組み上、hide(削除マーカーの追加)は元のデータを消さず、古いバージョンはFile IDでダウンロードできる。ライフサイクルルールで古いバージョンを自動で期限切れにする設定もある。Object Lockが削除をどう防ぐかは、取得したページに記載がなかった。
- 【MCP】アプリケーションキーの管理とObject Lockの設定ができる。権限を広げる・保護を弱める操作に当たりうる。キーは広い権限のものを渡すほどツールが増える。
- 【MCP】署名付きURLの作成ができる(ファイルへのアクセスを外部に与えうる)。作成時の確認の有無は未確認。
認証・料金・日本語・実機検証
- 認証方式
- アプリケーションキー(キーIDとキー)。MCP(ローカル)は環境変数 B2_APPLICATION_KEY_ID / B2_APPLICATION_KEY で渡し、キーはサーバー環境内に置かれモデルにはツール引数として渡らない。HTTPで動かす場合、標準のNode HTTPエントリーポイントは呼び出し元を認証しないので別途認証が必要。API: b2_authorize_account。CLI: アプリケーションキーで認可。
- 公表されている料金(2026年10月16日確認)
- 公式料金ページの表示: 保管は「Starts at $6.95 / TB / mo」(バイト時間で課金、$6.95/TB/30日、最初の10GBは無料)。ダウンロード(egress)は月間平均保管量の3倍まで無料、超過分 $0.01/GB。APIトランザクション: Class A/B/Cは従量課金で無料、Class Dは$0.004/10,000回(1日あたり最初の2,500回は無料)。最小の保管料金・最低期間の記載なし。通貨は「$」表記のみ。ページに価格の日付はなく、フッターは「© 2024」(2026-10-16確認)。 料金ページ
- 日本語対応
- なし。確認した範囲では日本語版なし。ja_JP の付いたURL(https://www.backblaze.com/ja_JP/cloud-storage.html)を開いたが本文は英語で、言語選択は English と Français のみ。B2ドキュメント(https://www.backblaze.com/docs/cloud-storage-native-api-sdks)には言語切替も日本語版もなかった。管理画面の言語は未確認。
- Claude Code実機検証
- 未検証(この台帳は、動かして確かめた記録ではありません。Akiraが試したときは、検証日つきで書き換えます)
確認できていない点(7件)
- ページ本文は WebFetch の要約結果で読んでおり、引用は原文そのものではない。
- 個別のMCPツール名と、どれが読み取り専用プロファイルの20ツールか。プロファイルの選び方(環境変数・フラグ)は、ドキュメントページにもREADMEにも記載がない。
- Claude Codeでの公式の追加コマンド(ドキュメントページは Claude Desktop の例のみ)。Claude Codeがelicitationに対応しているか。
- Object Lockが削除を防ぐ仕組み、B2 CLIの削除・キー作成コマンドの詳細、Native APIの delete_file_version / hide_file の仕様、レート制限。
- Webの管理画面でのキー削除手順、管理画面の日本語、MCPの最終更新日(GitHubの表示に日付なし)。
- 第三者製MCPは BraveRam/backblaze-mcp の1件のみ確認。更新日は不明。
- 2026-10-17再確認で残った点: 管理画面(Webコンソール)の日本語対応
出典(10件)
- Connect AI Clients to Cloud Storage Operations Using the Backblaze B2 MCP Server(Backblaze ドキュメント)(確認日 2026-10-16)
- backblaze-labs/b2-mcp README(Backblaze Labs, GitHub)(確認日 2026-10-16)
- B2 Command-Line Tool(Backblaze ドキュメント)(確認日 2026-10-16)
- B2 Native API(Backblaze ドキュメント)(確認日 2026-10-16)
- Application keys(Backblaze ドキュメント)(確認日 2026-10-16)
- File versions(Backblaze ドキュメント)(確認日 2026-10-16)
- B2 Cloud Storage 料金(Backblaze)(確認日 2026-10-16)
- BraveRam/backblaze-mcp README(第三者製)(確認日 2026-10-16)
- B2 Cloud Storage(Backblaze、ja_JPパス)(確認日 2026-10-17)
- Native API SDKs(Backblaze Docs)(確認日 2026-10-17)
この台帳は、公式の資料を読んだ範囲のことで、動かして確かめたものではありません。確認日: 2026年10月16日。
ラボの資料は、公式の文書を読んでまとめたもので、実際に使って確かめた記録ではありません。日付や仕様は変わるので、使う前に各ページの出典で確かめてください。事実と「僕らの見立て」は、分けて書いています。