OpenAI Platform
Claude Codeに渡せる権限の範囲と、つなぎ方を、公式の資料から読み取れる範囲でまとめました。
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OpenAIのモデルをAPIで使うための開発者向けプラットフォーム。公式ドキュメントはdevelopers.openai.comに移っており(platform.openai.com/docs/mcpは同サイトへ302リダイレクト)、APIキーはプロジェクト単位で管理する。
Claude Codeに、どこまで権限を渡せるか
- 読み取り専用で渡せるか あり
- APIキー作成時/既存キー編集時に権限を All(既定・全権限)/Restricted(リソース・エンドポイントごとに None・Read・Write)/Read Only(全エンドポイントに読み取り権限のみ)から選べる(https://help.openai.com/en/articles/8867743-assign-api-key-permissions)。ただしこの記事は利用者本人のキーの説明で、サービスアカウントのキーは作成ダイアログに権限の設定が出ないと書かれている。公式ドキュメントMCP(https://developers.openai.com/mcp)は「Read-only access to OpenAI developer documentation」「does not call the OpenAI API on your behalf」と明記。
- 権限(スコープ)を選べるか あり
- プロジェクト単位でキーを分けられ、プロジェクトごとにレート制限・支出上限を設定可。キーの権限はAll/Restricted/Read Only。RBACでは、キーに付いた権限に見合うプロジェクトロールをユーザーが持っている必要がある(https://developers.openai.com/api/docs/guides/rbac )。カスタムロールで『Project API Keys』(自分のキーの管理)の権限を設定可。ロール変更・グループ同期の反映は最大30分。Admin APIキーは管理系エンドポイント専用(通常のAPI呼び出しには使えない)で、細かなスコープの記載はない。
- 危険な操作の既定
- 課金が発生する操作(モデル呼び出し)にAPI側の確認プロンプトの記載なし。支出アラートは通知のみで上限にならず、『Enforce a hard limit』を有効にすると到達後は429(強制は即時ではなく、わずかに超過し得る。ハードリミットの既定値の記載はない)。新規サービスアカウントのキーは既定でプロジェクトの全APIリソースに読み書き権限(ヘルプの記載)。Admin APIにはプロジェクトの支出上限の設定・削除(POST/DELETE /organization/projects/{id}/spend_limit)と支出アラートの作成・削除、レート制限の更新があり、Adminキーを渡すと上限の変更・解除もAPI経由でできる。
- 削除ができるか できる
- Admin APIでプロジェクトAPIキー(DELETE /organization/projects/{id}/api_keys/{key_id})、サービスアカウント、プロジェクトのユーザー・グループ・ロール、支出上限・支出アラートの削除が可能。プロジェクト自体は削除不可でアーカイブのみ(復元不可)。CLI(openai-cli)のREADMEには削除コマンドの記載なし(ただしOPENAI_ADMIN_KEYで admin: 系のコマンドを使える)。
- 取り消し方(キー・接続)
- Admin APIのプロジェクトAPIキー削除エンドポイントがリファレンスに載っている。ダッシュボードでのキーの削除手順は、権限の記事とプロジェクト管理の記事のどちらにも記載なし(未確認)。『数秒以内に反映』の記載は今回の確認では見つけられなかった。
つなぎ方(公式の資料にある範囲)
公式MCP あり
OpenAI Developer Docs MCP。公式ページに「Read-only access to OpenAI developer documentation (search + page content)」とあり、ドキュメント検索とページ取得だけ。「does not call the OpenAI API on your behalf」とも書かれている(=API操作や課金は行わない)。個別ツール名はページに記載なし。
つなぎ方(公式の記載)
接続先は https://developers.openai.com/mcp(Streamable HTTP)。ドキュメントは3つのドメインで公開されていると書かれている。ページにClaude Codeのタブはあるが、取得できた内容に `claude mcp add` は無かった(載っていたのはCodex用の `codex mcp add openaiDeveloperDocs --url https://developers.openai.com/mcp` のみ)。認証の要否とツール名は記載なし。
公式CLI あり
GitHubのopenai/openai-cliが「The official CLI for the OpenAI REST API」(Apache-2.0)。形式は `openai [resource] <command> [flags...]`。例: `openai responses create`、`openai files list`、`openai admin:organization:usage completions`。README上にdeleteコマンドの例は無い。なお別製品のCodex CLI(コーディングエージェント)とは別物。 READMEの環境変数は OPENAI_API_KEY/OPENAI_ADMIN_KEY/OPENAI_ORG_ID/OPENAI_PROJECT_ID など。Admin endpointsは別のadminキーが必要。インストールは `brew install openai/tools/openai`、READMEにGo 1.25以上と記載。
公式API あり
REST API。`Authorization: Bearer <APIキー>`。標準APIキー(アプリ用)、Admin APIキー(管理系エンドポイント専用)、ワークロードID連携の短命アクセストークンを受け付ける。Admin APIでプロジェクト管理、プロジェクトAPIキーの一覧・取得・削除、サービスアカウント、レート制限、プロジェクトのアーカイブ等が可能(リファレンス記載)。
第三者製MCP(公式ではない) 1件
- OpenAI Tools MCP Server(レジストリ名 ai.com.mcp/openai-tools)(作者: La Rebelion Labs(レジストリ上の名前空間の表示)・最終更新: 2026-01-22(レジストリ表示))
書き込み・削除: 未確認(READMEは読んでいない)。レジストリの説明は「Image and audio generation tools via OpenAI」で、OpenAI APIを呼ぶ生成系ツール。
リポジトリはla-rebelion配下で、OpenAI自身のものではない。生成系ツールはOpenAI APIの課金対象になり得るが、README未読のため確認できていない。
https://github.com/la-rebelion/hapimcp
第三者製のMCPは、サービスの運営元が作ったものではありません。作者と中身を確かめてから使うかどうかを決めてください。ここに載せているのは、公式のレジストリやGitHubで見つかったものを、書かれている範囲でまとめたもので、おすすめではありません。
できる操作
読み取りでできる操作
- 【MCP】OpenAI開発者ドキュメントの検索とページ内容の取得(読み取り専用)
- 【API】モデル・ファイル等の取得、Admin APIでのプロジェクト/プロジェクトAPIキー/サービスアカウント/レート制限の一覧・取得
- 【CLI】`openai files list`、`openai admin:organization:usage completions`(使用量の取得)
書き込みでできる操作
- 【API】モデル呼び出し(responses等)、ファイルのアップロード等
- 【API】Admin APIでのプロジェクト作成・管理、サービスアカウント作成とそのAPIキー作成、プロジェクトのレート制限変更、プロジェクトの支出上限・支出アラートの設定
- 【CLI】`openai responses create`(モデル呼び出し。API利用料が発生する)
管理者操作(削除・課金・設定変更など)
- 【API】Admin APIキー(組織の管理画面で作成、環境変数OPENAI_ADMIN_KEY)で、プロジェクト管理・招待・監査ログ・組織の月間ハードリミット設定が可能(月間ハードリミットはadmin-apisガイドの記載で、書き込みエンドポイントは確かめ係も未確認)。Adminキーは管理系以外のエンドポイントには使えない
- 【API】DELETE /organization/projects/{project_id}/api_keys/{api_key_id}(プロジェクトAPIキーの削除)、サービスアカウントの削除、POST .../archive(プロジェクトのアーカイブ)がリファレンスに載っている
- 【API】プロジェクトの支出上限の設定・削除(POST/DELETE /organization/projects/{id}/spend_limit)、支出アラートの作成・削除(POST/DELETE .../spend_alerts)、レート制限の更新(POST .../rate_limits/{id})がある。Adminキーを渡すと、課金の歯止めである支出上限そのものを変更・削除できる(リファレンス記載)
- 【API】プロジェクトの削除は不可。ヘルプに「Deleting projects is not possible.」、アーカイブは「Once a project is archived, it cannot be restored.」
制限
- Admin APIキーは管理系エンドポイント専用で、通常のAPI呼び出しには使えない
- プロジェクトのレート制限を設定できるのは組織Owner(ヘルプ記載)
- ロール変更・グループ同期の反映は最大30分(RBACページ記載)
- ハードリミットの強制は即時ではなく、記録上の支出が設定額をわずかに超えることがある
- APIキーでの呼び出しは課金される。ハードリミット(到達で429)を設定していないと上限は働かない。支出アラートは通知のみ
- プロジェクトのアーカイブは復元できない(確認としてプロジェクト名の入力が必要)
- 新規サービスアカウントのキーは既定でプロジェクトの全APIリソースに読み書き権限(ヘルプに「defaulted to read and write all of the project’s API resources」)。権限の記事は、サービスアカウントのキー作成ダイアログに権限の設定は表示されないと書いており、Restricted/Read Onlyへ変更できるとは書いていない(変更手段は記載なし)
- 公式ドキュメントMCPはAPIを呼ばず課金も発生しない。一方、第三者製MCPの生成系ツールは未確認
- Adminキーでプロジェクトの支出上限を削除・変更できる。上限を設けていても、Adminキーの管理が緩いと歯止めが外れる
認証・料金・日本語・実機検証
- 認証方式
- APIキー(Bearer)。Admin用は別のAdminキー。ワークロードID連携の短命トークンも可。複数組織・レガシーキーではOpenAI-Organization/OpenAI-Projectヘッダーでプロジェクトを指定。
- 公表されている料金(2026年10月16日確認)
- 従量課金(100万トークンあたりのUSD)。料金ページの表示例(Standard・短いコンテキスト): gpt-6-astra 入力$10.00/出力$50.00、gpt-6.1-sol 入力$2.00/出力$10.00、gpt-6-luna 入力$0.10/出力$0.50(2026-10-16確認)。同ページの注記に「GPT-5.6 Sol」の名称やプロモーション価格(2026-11-21まで)があり、表との対応は読み取れていない。 料金ページ
- 日本語対応
- あり。ヘルプセンターに日本語版あり(https://help.openai.com/ja-jp はほぼ日本語表示で『API』コレクションあり)。ただし開発者ドキュメント(developers.openai.com/api/docs、platform.openai.com/docs/overview)は言語切替・日本語版が見当たらず、管理画面の日本語表示は未確認
- Claude Code実機検証
- 未検証(この台帳は、動かして確かめた記録ではありません。Akiraが試したときは、検証日つきで書き換えます)
確認できていない点(11件)
- openai-cliのREADMEにdeleteコマンドや課金関連の記載があるか(最終更新日も表示されず)
- ダッシュボードでのAPIキー削除の手順(ヘルプ記事『Best practices for API key safety』は未読)
- Admin API キーの作成・削除エンドポイントの詳細な説明(リファレンスに説明文なし)
- ヘルプ記事にはプロジェクトの支出上限は『ハードキャップではない』という記載と、ハードリミットで強制できるという記載があり食い違う。支出上限ガイド(本ページに採用)を新しいものとして扱った
- 第三者製MCPはレジストリ検索1回のみ。modelcontextprotocol/serversのリスト、GitHub検索は未確認。掲載1件もREADME未読
- 料金表のモデル名と注記の名称が一致しない点、Japanese版APIドキュメント・管理画面の日本語
- 公式ドキュメントMCPの認証の要否・ツール名は記載なし。Claude Codeタブの取得内容に `claude mcp add` は無かった
- キー失効が「数秒以内に反映」との記載は今回の確認で見つけられなかった(APIリファレンスは再読していない)。RBACページにキーの最大有効期間の記載は無く、権限案から外した
- 組織の月間ハードリミットを書き込むエンドポイントは未確認(admin-apisガイドの記載のみ)
- openai/openai-cliの最終更新日、ヘルプ記事「Best practices for API key safety」、production-best-practicesは未確認
- 2026-10-17再確認で残った点: ja: 管理画面(ダッシュボード)の日本語対応は、ログインが要るため確かめていない。開発者ドキュメントは日本語版が見当たらなかった
出典(13件)
- Docs MCP(OpenAI)(確認日 2026-10-16)
- openai/openai-cli(OpenAI, GitHub)(確認日 2026-10-16)
- API reference overview(OpenAI)(確認日 2026-10-16)
- Assign API Key Permissions(OpenAI Help)(確認日 2026-10-16)
- Managing projects in the API platform(OpenAI Help)(確認日 2026-10-16)
- Spend limits(OpenAI)(確認日 2026-10-16)
- Admin APIs(OpenAI)(確認日 2026-10-16)
- Projects API reference(OpenAI)(確認日 2026-10-16)
- Production best practices(OpenAI)(確認日 2026-10-16)
- Manage permissions(OpenAI)(確認日 2026-10-16)
- Pricing(OpenAI)(確認日 2026-10-16)
- MCP server registry検索(MCP公式レジストリ)(確認日 2026-10-16)
- OpenAI ヘルプセンター 日本語(OpenAI)(確認日 2026-10-17)
この台帳は、公式の資料を読んだ範囲のことで、動かして確かめたものではありません。確認日: 2026年10月16日。
ラボの資料は、公式の文書を読んでまとめたもので、実際に使って確かめた記録ではありません。日付や仕様は変わるので、使う前に各ページの出典で確かめてください。事実と「僕らの見立て」は、分けて書いています。