3行でいうと
- 端末(ブラウザ)にあるものと、Perplexityのアカウントにあるものが、別々に書かれています。端末のデータは Settings → Privacy and security → Delete browsing data で消せますが、これはアカウントのデータには影響しません。
- アシスタントの文脈は、Perplexity側に最長30日(Temporary threads)保存されます。メモリはアカウントに保存され、Account → Preferences → Memory で見直して消せます。
- Perplexityの料金ページの表示(2026年10月23日に確認)は、Freeが月0ドル、Proが月17ドル(年払いのとき)、Maxが月167ドル(年払いのとき)です。Cometのブラウザ自体は無料と、公式ブログに書かれています。
- アカウントを消すときは、先に購読を解約するよう、公式は書いています。削除の申請後、30日で完全に消え、その後は戻せません。
- アンインストールしても、設定やキャッシュの一部が端末に残る場合があります。消し方は公式のヘルプにあります。
この記事は、公式の資料を2026年10月23日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はCometを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。設定名は公式の英語表記を写しただけで、動作確認はしていません。
先に結論
- 消すものは、2か所に分かれます。 ①端末(Cometの中)、②Perplexityのアカウント(スレッド、メモリ、アカウントそのもの)。片方を消しても、もう片方は残ります。
- 「やめる」順番。 公式の説明から読み取ると、①アシスタントの履歴とメモリを見直す、②端末のデータを消す、③購読があれば解約する、④アカウントを消す、⑤アンインストールする、の流れになります。④は、公式が「先に解約」と書いています。ほかは、僕らが並べた順です(見立て)。
- 公式の資料で確認できていないこと。 個人向けのデータの学習への利用、バックアップの仕組み、アシスタントの履歴の書き出し(エクスポート)は、読んだ範囲では見つかりませんでした。
前提:用語をそろえる
- Temporary threads。 アシスタントがページの内容や履歴、タブを使った依頼の記録。Perplexityのライブラリに、最長30日、期限つきで残ります。
- メモリ。 普段の検索や質問から覚えられる文脈。Cometの中ではなく、Perplexityのアカウントに保存されます。
- Incognito。 履歴などを残さない閲覧のモード。
- Delete browsing data。 Cometの設定にある、端末のデータを消す機能。
- AI Data Retention。 Local Data & Device Storageのヘルプに、オフのとき、AIの利用が自分のアカウントの履歴に保存されない、という文脈で出てくる設定名。場所と既定値は読めていません。
データの置き場所
端末(Cometの中)
公式のLocal Data & Device Storageに、こう書かれています。
- 保存されるもの:閲覧履歴と検索履歴、クッキーとサイトのデータ(ログイン状態を含む)、キャッシュ、オートフィルのデータ、ダウンロードの履歴(ファイルそのものは含まない)。
- パスワード:暗号化して、OSの保管庫(macOSはKeychain、WindowsはCredential Manager)に入る。Cometは、利用者が明示的に選ばない限り、パスワードを読んだり書き出したりしない、とBrowsing Privacy & Safetyにあります。
- ファイルの置き場所(パス):読んだ範囲では書かれていません。ただし、アンインストールのヘルプには、残りうるフォルダの例が出ています(後述)。
Perplexityのアカウント
- メモリ。 Comet memoryのヘルプは、Cometではなくアカウントに保存され、サインインしているすべての機器で共有される、と書いています。覚えるのは普段の検索や質問だけで、アシスタントがブラウザで行った操作は保存されない、とあります。
- アシスタントの文脈。 ページの内容、履歴、タブを使った依頼の文脈は、Perplexityに最長30日保存され、自動で消える、とあります。
- 同期。 Local Data & Device Storageは、端末に保存した情報は、設定の同期を自分で選んだときだけ端末を離れる、と書いています。一方、Data Privacy & Security FAQは、ブックマークや履歴のクラウド同期は「将来のバージョンで」、オプトインで、いつでも切れる、と書いています。2つの記述が、同じ時点のものか、僕らには分かりません。今の同期の機能の有無は、確認できていません。
- サーバー側の記録。 Incognitoでも、AI機能を使えば、依頼と必要な文脈はPerplexityのサーバーに送られる、とあります。セキュリティ関連の記録や不正検知の信号などは、Incognitoかどうかに関係なく残る、とも書かれています。
- 診断データ。 クラッシュのログや性能のデータは、識別情報を取り除いて送られ、任意です。Settings → Privacy and security → Help improve Comet で切り替えられる、とあります。
日常のプライバシー設定(Browsing Privacy & Safety)
| 項目 | 公式の説明 | 場所(公式の表記) |
|---|---|---|
| 広告と追跡のスクリプト | 広告のスクリプト、フィンガープリント、不要なサードパーティのスクリプトを自動でブロック。月ごとの数は新しいタブのウィジェットで見られる | New Tab Page |
| サードパーティのクッキー | 既定では互換性のために許可。許可、ブロック、Incognitoのみブロック、サイトを閉じたあとにブロック、から選べる | Settings → Privacy and security → Third-party cookies |
| サイトの権限 | カメラ、マイク、位置情報、通知などを、全体またはサイトごとに、Allow、Block、Ask every timeから選ぶ | Settings → Privacy and security → Site settings |
| パスワードとオートフィル | OSの本人確認(Touch ID、Face ID、Windows Hello)のあとに、端末の中で復号される | Settings → Autofill and passwords |
| 安全な閲覧 | 既知の悪意あるサイト、危険なダウンロード、フィッシングについて警告する。個人の閲覧内容は外部に送らない、とある | 自動 |
| アシスタントを止める、サイトで止める | アシスタントを無効にする、特定のサイトで使わせない | Settings → Privacy and security → Comet Assistant |
プランと価格
Perplexityの料金ページの表示(確認日 2026-10-23)
| プラン | 表示された価格 | 備考 |
|---|---|---|
| Free | $0/月 | 「/month」の表示のみ |
| Pro | $17/月 | 「年払いのとき」と表示 |
| Max | $167/月 | 「年払いのとき」と表示 |
通貨の表示はありませんでした。料金ページに、価格の適用日は書かれていませんでした(フッターに「©2026」のみ)。Enterpriseの価格は、このページには出ていませんでした。金額は変わることがあるので、実際の契約の前に、公式の料金ページを見てください。
Cometに関わる部分(公式の説明)
- Comet本体。 2025年10月2日の公式ブログは、ブラウザを無料で公開したと書いています。
- 料金ページの比較表。 「Comet」の下の「Comet Assistant」の行に「Advanced models powering Comet Assistant」とあります。どのプランが含むかは、読み取れませんでした。
-
Comet Plus。 2025年8月25日の公式ブログは、報道機関のコンテンツに触れられる有料の層で、単体では5ドル(月額かどうかは書かれていません)、ProとMaxには含まれる、と書いています。ブログの日付時点の記述で、今の価格は、料金ページには出てこないため確認できていません。
-
Background Assistants。 公式の更新情報(changelog。ページの日付表示は2025年10月2日で、ページのアドレスには「october-3rd」とあります)は、Maxの購読者は、Cometの中で多くのエージェント的な作業を並行して動かし、確認や続きの依頼を1つのページで管理できる、と書いています。同じ更新情報は、Cometを世界中の人が無料でダウンロードできるようになったことも書いています。料金ページの表には、この機能の行は出ていませんでした。
- Enterprise。 「Comet for Enterprise」は、Enterprise Maxの顧客には、推論モデルを使う「Comet Max Assistant」もある、と書いています。監査ログは、Enterprise Proの席が50以上、またはEnterprise Maxの席が1つ以上、が条件と書かれています。
やめるときの手順
1. アシスタントの履歴とメモリを見直す
- メモリ。 新しいタブのページ → Account → Preferences → Memory で、Reference search library(過去の検索を使う)と Reference saved memories(保存されたメモリを使う)をオフにできます。Edit your saved memories で、保存された内容を見直して削除できます。オフにしても、Comet自体は使える、とあります。
- スレッド。 perplexity.ai/library の右上の「…」→ Delete all threads(元に戻せない)。1つずつ消すこともできます。
- Temporary threads。 期限の表示を外すか、ライブラリで削除できます。
- アップロードしたファイルは、既定で30日保管され、消すには、そのファイルが入ったスレッドごと削除する、とあります(Self-Serve Data Deletion)。
2. 端末のデータを消す
- Settings → Privacy and security → Delete browsing data で、期間とデータの種類を選んで確定します。端末のデータだけが消え、Perplexityのアカウントや同期した設定には影響しません。
- 消したあとも残るもの:自分で保存したダウンロードのファイル、OSの保管庫のパスワード(別に削除)、同期した設定(手動で削除しない限り)。
- パスワードは、Settings → Autofill and passwords で管理します。全部まとめて消すには「Delete all Password Manager Data」という操作がある、と公式のLocal Data & Device Storageに書かれています。上の「Delete browsing data」では、パスワードは消えません。
3. 購読を解約する(有料プランの人)
- 公式のSelf-Serve Data Deletionは、アカウントを消す前に、購読を解約して、削除後の請求を避けるよう書いています。解約の画面の手順は、僕らは読んでいません(Perplexity本体のヘルプにあるはずですが、読んだ範囲には出てきませんでした)。
4. アカウントを消す(Perplexityのアカウント)
- 自分で行う方法:perplexity.ai/account/details(または左下から「my account」)を開き、一番下の「Learn more」を押して、ポップアップで確認する。
- 申請による方法:Data Privacy Requestのフォームで「Erase my personal data」を選ぶ。
- 経過:アカウントは停止され、削除の予定になります。30日たつと、アカウントと個人データは完全に消え、元に戻せません。30日以内に同じメールでサインインすれば、削除を止められます。30日後に同じメールでサインインすると、空の新しいアカウントが作られます。
5. アンインストールする
- Windows。 Settings(Windowsキー + I)→ Apps → Installed apps(版によってはApps & Features)で、CometのUninstallを選ぶ。出てこないときは、Control Panelの「Programs > Uninstall a program」。
- macOS。 FinderのApplicationsから、CometをTrashにドラッグし、Trashを空にする。
- 残りうるもの:設定やキャッシュの一部が残る場合がある、と公式は書いています。完全に消したいときは、Windowsでは
%localappdata%か%appdata%にあるCometのフォルダ、macOSでは~/Library/Application Support/のCometのフォルダを、自分で削除できる、とあります。ほかのブラウザやアプリには影響しない、とも書かれています。
書き出し(エクスポート)について
- ブックマーク、履歴、パスワードを「取り込む」手順は公式にあります(1本目)。ほかのブラウザへ「書き出す」手順は、読んだ範囲では見つかりませんでした。
- アシスタントとの会話の記録は、Perplexityのライブラリに残ります。書き出しの機能については、読んだ範囲では見つかりませんでした。
確認できていない点
- モデルの学習への利用(個人向け)。Privacy & Data Useには書かれていません。
- クラウド同期の現状(上の「同期」を参照)。
- 保存期間の全体像。わかったのは、Temporary threadsの最長30日、アップロードしたファイルの既定30日、アカウント削除後の30日だけです。
- Perplexity本体のプライバシーの通知と利用規約。この記事では読んでいません。本体のガイドを見てください。
気をつけること
- この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はCometを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。手順は公式の記載を写したもので、動作確認はしていません。
- 削除の操作には、元に戻せないものがあります(スレッドの全削除、アカウントの完全削除)。書き出したいものは、先に確かめてください。
- 同じ「Settings」でも、端末のデータ、アシスタントの設定、アカウントのメモリは、場所が別です。消した気になって、片方が残ることがあります。
- 僕らの見立てです。Cometに慣れないうちは、アシスタントの権限を絞り(特に、メールや銀行のサイトを止める)、Incognitoと通常の画面の違いを公式のヘルプで確かめてから、使う範囲を広げるのが安全寄りだと思います。公式がそう勧めているわけではありません。
- 仕事用のデータを入れる前に、所属先のルールを確認してください。規約や法律の解釈は、専門家に確認してください。
出典
- Local Data & Device Storage(Comet Browser Help Center、確認日 2026-10-23)
- Browsing Privacy & Safety(Comet Browser Help Center、確認日 2026-10-23)
- Comet Assistant Privacy & Data Use(Perplexity Help Center、確認日 2026-10-23)
- Control what Comet Assistant can use(Perplexity Help Center、確認日 2026-10-23)
- Comet memory(Comet Browser Help Center、確認日 2026-10-23)
- Self-Serve Data Deletion(Comet Browser Help Center、確認日 2026-10-23)
- Uninstalling Comet(Comet Browser Help Center、確認日 2026-10-23)
- Comet Data Privacy & Security FAQ's(Comet Resource Hub、確認日 2026-10-23)
- Perplexity Pricing(Perplexity、確認日 2026-10-23)
- Introducing Comet Plus(Perplexity公式ブログ、2025年8月25日、確認日 2026-10-23)
- The Internet is Better on Comet(Perplexity公式ブログ、2025年10月2日、確認日 2026-10-23)
- Comet for Enterprise(Perplexity Help Center、確認日 2026-10-23)