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頼んだ仕事を、AIが手順を考えて進めてくれるツールが増えています。ただ、専用のクラウド環境で動くもの、自分のブラウザを操作するもの、ミニアプリを組み立てるものなど、同じ「任せる」でも中身が違います。ここでは4つを、日本語、無料、実行場所、ブラウザ操作、実行前の確認、外部連携、自動実行、成果物、学習、法人プランの10項目で、公式の記載だけをもとに並べます。優劣ではなく、自分の条件に合うかを見るための表です。なお、Opalは公式が2026年11月17日のサービス終了を案内しています。
これは「公式がどう書いているか」を同じ物差しで並べたものです。出来の良し悪しや順位ではありません。公式に書かれていない項目は「?」のまま残しています(できない、という意味ではありません)。
2. 一覧で見る4つ・10項目・2026-10-23 時点
◎ 公式に書かれている / △ 条件つき / × できない・対象外と書かれている / ? 公式の資料では確認できていない
| | 日本語 | 無料で開始 | クラウド実行 | 自分のブラウザ | 実行前の確認 | 外部連携 | 自動実行 | 成果物づくり | 学習への利用 | 法人プラン |
|---|
| Manus | △ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | △ | ◎ |
|---|
| Comet | ? | ◎ | ? | ◎ | ◎ | ◎ | ? | △ | △ | ◎ |
|---|
| Genspark | ◎ | ◎ | △ | ◎ | △ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
|---|
| Opal | ? | ? | △ | ? | ? | △ | ? | ◎ | ◎ | ? |
|---|
公式の記載から見える、実質的な違い
- 動く場所の書き方が分かれる。ManusとGenspark(Super Agent New)は専用の仮想環境(サンドボックス)を公式に挙げ、CometはChromiumベースのブラウザと説明している。Opalは実行環境の記載を確認できなかった。
- 自分のブラウザを操作させる手段は、Manus(拡張機能のBrowser Operator)、Comet(ブラウザ本体)、Genspark(Chrome拡張)が公式に書いている。Opalは確認できなかった。
- 実行前の確認の書き方が違う。Cometは送信・予定変更・最終的な購入の前の確認を書き、ManusはMy Computerで各コマンドの許可(今回のみ/常に)を書く。Gensparkはチャットアプリ(iMessage・WhatsApp・LINEなど)経由の操作の前に確認するよう指示していると書く(拡張機能は組み込みの承認の記載がなく、機微な操作では利用者が意図を確認するよう促す)。
- 時刻や出来事での自動実行は、ManusのAutomationsとGensparkのWorkflowsが公式に書いている。CometとOpalは確認できなかった。
- 入力を学習に使わないと書く範囲が違う。OpalはFAQに記載(アカウント種別の区別は書かれていない)。Manusはチーム向けページに「モデルの学習に使わせない」と書き(プラン別の明記はなし)、GensparkはTeamとEnterprise、CometはEnterprise向けで書く。3社とも個人向けは読んだ範囲で確認できなかった。
- Opalだけが、2026年11月17日にサービスが終了すると公式が案内している。Manusは2025年12月29日付の公式ブログでMetaへの参加、2026年9月1日付の公式ブログで独立運営の再開を書いている。
- 無料の書き方は、Manusが毎日300クレジット、Gensparkが1日100クレジット(生涯上限つき)、Cometはブラウザ本体を無料で公開と書く。Opalは料金の記載を確認できなかった。
こういう条件なら、まずここから(僕らの見立て)
公式の記載を根拠にした目安で、他の観点(使い心地、出力の好みなど)は含みません。
- 自分のパソコンを使わずに、調査や資料づくりをまとめて任せたい → Manus、Genspark
項目「クラウド実行」で、Manusは仮想コンピューター、Gensparkは Super Agent の New が専用サンドボックスと公式に書く。Gensparkは Classic には専用のクラウド機械がないので条件つき。見立てなので、実際の使い心地は別に確かめるとよい。 - ログイン済みのサイトの作業を、自分のブラウザで任せたい → Manus、Comet、Genspark
項目「自分のブラウザ」で、Manusは拡張機能、Cometはブラウザ本体、GensparkはChrome拡張を公式に書く。自分の権限で動くので、許可の範囲は各ヘルプで確かめたい。 - メールの送信や購入の前に、確認を挟んでほしい → Manus、Comet、Genspark
項目「実行前の確認」。Cometは送信・予定変更・最終購入の前の確認、ManusはMy Computerの各コマンドの許可を書く。Gensparkはチャットアプリ経由が対象で、拡張機能には組み込みの承認の記載がないため条件つき。 - 毎日・毎週の作業を、時刻や新着メールで自動で始めたい → Manus、Genspark
項目「自動実行」で、ManusのAutomations(Advancedはベータ)とGensparkのWorkflows(時刻か新着メール)が公式に書かれている。Workflowsのプラン条件は公式に記載なし。 - 入力が学習に使われないという記載があるものを重視したい → Opal
項目「学習への利用」で、Opalは入力を学習に使わないとFAQに記載(アカウント種別の区別は書かれていない)。ただしOpalは2026年11月17日に終了予定。ほかはEnterpriseやTeamの条件つきで、個人向けは確認できなかったので、各社の規約で確かめたい。 - 小さなAIミニアプリを、手順の図を見ながら作って共有したい → Opal
項目「成果物づくり」と Overview の説明に基づく見立て。公式が2026年11月17日の終了を案内しているので、使う前に日程を確かめたい。 - チームで席や権限を管理しながら使いたい → Manus、Genspark、Comet
項目「法人プラン」。ManusはTeam、GensparkはTeamとEnterprise、CometはComet for Enterpriseのヘルプに管理者の権限設定やポリシーが書かれている(Comet for Enterpriseは、Comet全体の利用にEnterprise Proが要るとはヘルプに書かれていない)。価格は各公式ページの表示で確かめたい。 - 日本語で使えるかを、公式の記載で先に確かめたい → Genspark、Manus
項目「日本語」。Gensparkは言語メニューと拡張機能のヘルプ、Manusはサイトの言語一覧に日本語(AIの出力言語は確認できていないので条件つき)。CometとOpalは対応言語を確認できなかった(OpalのFAQは日本を提供国に挙げ、Gemini内の入口は英語のみ)。
3. ひとつずつ詳しく
Manus
公式は、仮想のコンピューター(サンドボックス)の中で、調べる・作る・動かすといった作業を自分で進める自律型の汎用AIエージェントと説明しています。スライドやウェブサイトの制作、自動実行、外部サービスとの連携などを機能として挙げています。
公式の記載(項目ごと)
- 日本語:△ Teamページの言語選択に日本語あり。ドキュメントに日本語の索引あり。トップのフッターは英語のみ。AIの出力言語の説明は確認できていない 出典
- 無料で開始:◎ ヘルプにFreeは$0/month、毎日300クレジットと表示(確認日2026-10-23) 出典
- クラウド実行:◎ 公式ドキュメントが、インターネット接続のある仮想コンピューター上で動くと説明 出典
- 自分のブラウザ:◎ 拡張機能のBrowser Operatorで、既存のログイン状態のままブラウザを操作。Chrome・Edge推奨 出典
- 実行前の確認:◎ ブラウザ操作はセッションごとに許可。My Computerは各コマンドを今回のみ/常に許可で承認 出典
- 外部連携:◎ Gmail、Googleカレンダー、Drive、Notion、GitHubなどにOAuthでつなぐ。書き込みは限定的 出典
- 自動実行:◎ Automationsで時刻(Schedule)や出来事(Triggered)から開始。Advanced automationはBeta 出典
- 成果物づくり:◎ Slidesはpptx・PDF・Web Slidesで書き出し。Website builderでアプリやサイトの制作・公開も説明 出典
- 学習への利用:△ チーム向けページに「モデルの学習に使わせない」旨の記載あり(プラン別の明記はなし)。ヘルプは集計・匿名化データを改善に使うと記載。個人向けの学習は確認できず 出典
- 法人プラン:◎ Teamは1席あたり月$20から(ヘルプ表示)。公式のTeamページは管理者画面(利用状況・アクセス管理)、SSO、監査ログを挙げる 出典
公式の説明から、候補になる場面
- 調べものから資料やウェブサイトまでを、仮想のコンピューター上でまとめて任せたいとき(公式ドキュメントの説明)
- 毎日・毎週の作業を、時刻や出来事をきっかけに自動で始めたいとき(Automations)
- 自分のブラウザやパソコンのフォルダを、許可しながら使わせたいとき(Browser Operator、My Computer)
公式が書く制約・向かない場面
- 個人向けの学習への利用は、読んだ範囲では明言を確認できなかった
Manus の使い方ガイドを読む →
Comet
公式は、Perplexityが配るChromiumベースのAIブラウザで、横にあるComet Assistantがページの質問・要約やクリック・入力などのブラウザ操作を代行すると説明しています。ブラウザ本体は無料で公開したと2025年10月2日の公式ブログに書かれています。
公式の記載(項目ごと)
- 日本語:? 公式の資料では確認できていない 出典
- 無料で開始:◎ 公式ブログに「releasing the Comet browser to the world, for free」とある(2025-10-02) 出典
- クラウド実行:? Background Assistantsは公式がMax向けと書くが、実行場所は読んだ範囲で確認できず 出典
- 自分のブラウザ:◎ アシスタントはユーザー自身の認証情報・権限でサイトを操作すると公式ブログが記載。認証情報は端末内に保存。サイトごとにアシスタントを止める設定もある 出典
- 実行前の確認:◎ 送信・予定変更・最終的な購入の前に確認すると公式ブログが記載。ヘルプは高度な自動化の初回に許可を求めると記載 出典
- 外部連携:◎ Gmailコネクタでメールと予定について質問できる。Chrome拡張機能も追加可 出典
- 自動実行:? 公式の資料では確認できていない 出典
- 成果物づくり:△ 公式ページにウェブサイトを作る依頼の例はあるが、成果物の形式の説明は読んだ範囲で確認できず 出典
- 学習への利用:△ Enterprise向けは「学習に使わない」と記載。個人向けの学習の扱いは確認できていない 出典
- 法人プラン:◎ Comet for EnterpriseがmacOSとWindows向けにあり、管理者が権限やポリシーを設定できる 出典
公式の説明から、候補になる場面
- いま開いているページの要約や、複数タブの整理を、ブラウザの横で頼みたいとき(公式ヘルプ)
- Gmailやカレンダーにつなぎ、確認を挟みながら返信の下書きや日程の調整を任せたいとき
- アシスタントを使うサイトを管理者や自分が絞りたいとき(設定とEnterpriseの権限)
公式が書く制約・向かない場面
- 公式は、ページに隠した命令でAIをだます攻撃は業界で未解決の問題と書いている
- Androidのヘルプは、自動操作はアプリを開いている間だけで、バックグラウンドの作業は未対応と書く
- 日本語対応と個人向けの学習の扱いは、読んだ範囲では確認できなかった
Comet の使い方ガイドを読む →
Genspark
公式は、スライド、文書、画像、コードなどを1か所で進めるAIワークスペースと説明しています。中心のSuper Agentは、依頼を手順に分けて完成品まで進めると書かれています。
公式の記載(項目ごと)
- 日本語:◎ Chrome拡張のヘルプが、英語・日本語・韓国語などに対応と記載 出典
- 無料で開始:◎ ヘルプにFreeは$0、1日100クレジット(無料クレジットの生涯上限つき)と表示 出典
- クラウド実行:△ Super Agentの「New」は専用サンドボックスで動き、「Classic」は専用のクラウド機械なしと記載 出典
- 自分のブラウザ:◎ Chrome拡張が、ページのボタン・リンク・入力欄を直接操作すると説明。Chromeウェブストアから導入 出典
- 実行前の確認:△ チャットアプリ(iMessage・WhatsApp・LINEなど)経由では、まず確認するよう指示していると記載。拡張機能は組み込みの承認の記載なし 出典
- 外部連携:◎ Gmail、Slack、Notion、GitHub、Jiraなどのコネクタ。MCP方式のものもある 出典
- 自動実行:◎ Workflowsは時刻(スケジュール)か新着メール(Gmail・Outlook)で開始。Test Runあり 出典
- 成果物づくり:◎ AI SlidesはPDF・PPTX・Google Slidesで書き出し。書き出しは有料プランが必要 出典
- 学習への利用:◎ 公式の料金ページ(Business向け)のFAQが、Freeを含む全プランでモデルの学習にデータを使わないと記載。Team・Enterpriseはヘルプにも自動除外と記載 出典
- 法人プラン:◎ Teamは2〜150席で1席あたり月$40。SAML SSOと管理者の画面がある 出典
公式の説明から、候補になる場面
- 調査・資料づくり・メールの下書きのような手順の多い仕事を、専用サンドボックスのSuper Agent(New)に任せたいとき
- 時刻や新着メールをきっかけに、同じ作業を自動で繰り返したいとき(Workflows)
- ページ上のボタン・リンク・入力欄の操作やフォーム入力を、Chrome拡張で頼みたいとき
公式が書く制約・向かない場面
- AI Slidesの書き出しは有料プランが必要で、無料はブラウザでの表示とリンク共有までと公式が書く
- 一度実行された操作をまとめて元に戻す仕組みはないと公式ヘルプが書く
- 公式の料金ページは今回読めず、価格はヘルプ「Membership Plans」の表示。特典は2027年6月30日までと書かれている
Genspark の使い方ガイドを読む →
Opal
公式は、コードを書かずに文章で説明するだけでAIミニアプリを作って共有できる、Google Labsの実験的なツールと説明しています。公式は2026年11月17日にサービスが終了すると案内しています。
公式の記載(項目ごと)
- 日本語:? 公式の資料では確認できていない。FAQは日本を提供国に挙げる。説明ページの言語選択に日本語はあるが製品の対応言語の記載ではない。Gemini内の入口は英語のみ 出典
- 無料で開始:? 公式の資料では確認できていない(FAQに料金の記載なし) 出典
- クラウド実行:△ Googleがアプリをホストし、バックエンドで実行すると記載。PCを閉じても動くかは確認できず 出典
- 自分のブラウザ:? 公式の資料では確認できていない 出典
- 実行前の確認:? 公式の資料では確認できていない(実行前の確認の記載なし) 出典
- 外部連携:△ ツールはウェブ検索・地図・天気。出力にDriveのスプレッドシート。他社サービスは確認できず 出典
- 自動実行:? 公式の資料では確認できていない(定期実行の記載なし) 出典
- 成果物づくり:◎ ミニアプリを作り、出力は動的なWebページかDriveのスプレッドシート。共有もできる 出典
- 学習への利用:◎ プロンプトと生成物をGoogleの生成AIの学習に使わないとFAQに記載。人が一部を見ることはある 出典
- 法人プラン:? 公式の資料では確認できていない。Gemini内の入口は仕事用・学校用アカウント対象外と記載 出典
公式の説明から、候補になる場面
- 小さなAIミニアプリを、手順の流れを見ながら文章で作って共有したいとき(Overview)
- 作ったものをGoogleドライブに残し、終了前にプロンプトを控えたいとき(FAQ)
- 入力内容を学習に使わないという記載を確かめたいとき(FAQ)
公式が書く制約・向かない場面
- 公式は2026年11月17日にサービスが終了し、実行中のワークフローは動かなくなると書く
- Opalのワークフローは自動で移行されず、残したいものは作り直す必要があるとFAQに書かれている
- Gemini内の入口は18歳以上・個人アカウント・英語のみ・パソコンのみと公式が書く
Opal の使い方ガイドを読む →
確認できていない点
- Cometの日本語対応、定期的な自動実行、クラウド上での実行の有無は、公式の資料では確認できなかった。
- Cometと Manus、Gensparkの個人向けの学習への利用は、読んだ範囲では公式の明記を確認できなかった。
- Opalは料金・自動実行・ブラウザ操作・実行前の確認・法人向けの記載を、公式の資料では確認できなかった。
- Manusの料金ページ(manus.im/pricing)とGensparkの料金ページ(genspark.ai/pricing)は読めず、価格はヘルプの表示による。
- Manusの現在の所有関係は、公式ブログの記載から断定できなかった。2026年9月の「独立運営を再開」という公式の表現のみ確認した。
- GensparkのAI Data Retention設定の中身と、Comet Assistantの個人向けデータ保持の詳細は確認できなかった。
- Opalの対応言語は、FAQに記載がなく確認できなかった。
このコーナーの文章は、公式の資料を読んでまとめたもので、実際に使って確かめた記録ではありません。画面名・機能・料金は変わるので、使う前に各ページの出典(公式)で確かめてください。事実と「見立て」は分けて書いています。