3行でいうと
- 公式の料金ページの表示(2026年10月23日に確認、米ドル、月額、税別)は、Free が $0、Plus が $8、Premium が $30、Super が $100、Ultra が $200、Teams が $30+/user、Enterprise が Custom です。年払いの金額は、公式ドキュメントの「Plans」に書かれています。
- 以前のプラン(Hobby、Pro、Pro+、旧Ultra、Teams Standard/Premium など)は、公式の「Legacy Cursor plans」のページで「旧プランをまだ使っている人向け」と説明され、新しい顧客は「The X Subscription」から始まります。新プランへの切り替えは、公式が「任意で、元に戻せない」と書いています。
- プライバシーモードが有効なら、Cursor はお客様のデータを学習に使わない、と公式は書いています。コード自体を保存する必要があるのは Cloud Agents だけ、とも書かれています。
- 解約は、旧プランなら cursor.com/dashboard/billing の「Manage in Stripe」から、The X Subscription なら grok.com/dashboard/billing から行います。アカウントの削除は「Advanced Account Settings」の「Delete Account」で、公式は「self-serve and permanent」(自分で行い、元に戻せない)と書いています。
この記事は、公式の資料を2026年10月23日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はCursorを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。価格は公式の表示のとおりに写し、日付をつけています。公式ページは要約の形で取得したため、読み切れていない所は「確認できていない」と書いています。
先に結論
- コードはまず手元にあり、AIを使うと一部が送られる。 チェックポイントは手元に保存され、Gitとは別です。AIへのプロンプトとコードの文脈は、モデルの提供元に送られます。
- プライバシーモードは「学習に使わない」ための設定。 有効なら学習に使われず、無効なら使われることがある、と公式は書いています。標準がどちらかは、個人のアカウントについては読んだ範囲では確認できていません。
- 料金は、旧プランと新プランが並んでいる。 金額の表は後半にあります。新規は新プラン、既存は旧プランを続けられます。
- やめるときは、先に解約、そのあとで必要ならアカウント削除。 公式は、削除の前に有効な契約を解約するよう書いています。削除すると、チャットの履歴や設定を含む、アカウントと関連するデータが消えます。手元のプロジェクトのファイルは消えません。
前提:用語をそろえる
- ゼロデータ保持(ZDR):モデルの提供元が、送られた内容を保存しない、学習に使わない、という取り決めです。
- 利用枠(usage pool):プランに含まれる、AIを使える量のまとまりです。新プランは週ごとに更新されます。
- トップアップ(top-up)/前払いクレジット:利用枠を超えたとき、または第三者のモデルを使うときに、前払いで足す支払いです。
- オンデマンド利用(on-demand usage):旧プランで、利用枠を超えた分を後払いで使う仕組みです。
- The X Subscription:公式のヘルプでは、Cursor、Grok、Grok Bot、X Premium をまとめたプランです。
- Stripe:旧プランの請求の管理に使われる決済の仕組みです。
たとえ話:下宿の鍵と、荷物の置き場所
Cursor を下宿にたとえると、プライバシーモードは「大家さんに、荷物を見せない・写真に撮らせない」と約束してもらう設定です。ただし、郵便屋さん(モデルの提供元)には、届ける間だけ荷物を渡します。Cloud Agents は、荷物を貸し倉庫に預けて作業してもらう方法で、作業が終わったら倉庫から片づけます。やめるときは、解約(部屋を借りるのをやめる)と、退会(住民の記録を消す)が別の手続きです。これは僕らのたとえで、公式の表現ではありません。
保存と同期:何がどこにあるか
| 対象 | 公式に書かれていること |
|---|---|
| チェックポイント | エージェントが大きな変更をする前に自動で作られるスナップショット。ローカルに保存され、Gitとは別。復元で戻るのはファイルだけで、チャットは戻らない |
| コード検索の索引 | 検索(Instant Grep)の索引は手元のパソコンで作られ、コードのパスや中身を、このためにアップロードすることはない。Cursor は検索のためにコードベースの埋め込み(embeddings)を保存しない、と書かれている |
| ファイルの中身の一時的なキャッシュ | 遅延を減らすため一時的にキャッシュする。クライアントが作った鍵で暗号化され、リクエストの間だけサーバー側に鍵がある。恒久的には保存されない、と書かれている |
| Cloud Agents のコード | 認可したリポジトリをクラウドのVMにクローンする。VMのスナップショットは暗号化されたディスクのコピーで、使われないまま30日で期限が切れる。エージェントの会話の状態は、既定では無期限に保持され、「Delete Agent API」で削除できる。スナップショットはオンデマンドでは削除できない |
| スキル | ~/.cursor/skills/ の個人のスキルは、「Sync Skills for Cloud Agents」を有効にしない限り手元にとどまる |
| 設定、拡張機能、キーバインドの同期 | 公式の資料では、同期の仕組みの説明は確認できていない(VS Codeからの取り込みと、プロファイルの書き出しと読み込みは説明がある) |
公式の「Privacy and Data Governance」は、「Cloud Agents are the only feature that requires Cursor to store code」(Cursor がコードを保存する必要がある機能は Cloud Agents だけ)と書き、Cloud Agents は任意で、有効にしなければコードの保存は避けられる、としています。一方、手元で使うときの会話の履歴がどこに保存されるかは、読んだ範囲では確認できていません。
プライバシーモード
「Data Use & Privacy Overview」(2026年9月3日更新)から、読めた範囲を整理します。
| 状態 | 公式の説明 |
|---|---|
| 有効 | 「Customer Data will not be used for training by Cursor.」。すべての提供元とゼロデータ保持の契約がある。提供元は不正利用の検出のため分類器を動かすことがあり、検出に引っかかると、調査のために保存され、その後は提供元の保持の規則で削除されることがある。ZDRでないモデルは、その旨が表示されるか、管理者が有効化を承認する必要がある |
| 無効 | Cursor は、コードベースのデータ、プロンプト、編集の操作、コードの断片を、AI機能の改善やモデルの学習に保存して使うことがある。一部の推論の提供元は、入出力を一時的に保存することがある(使用後に削除) |
- 標準の設定。 「Data Use & Privacy Overview」には、標準がどちらかは書かれていません。「Privacy and Data Governance」には、「Privacy Mode is on by default for Enterprise teams」と、Enterpriseのチームについての記載があります。公式ヘルプ「Privacy and data」は、チームでは全員で標準で有効、とも書いています。個人のアカウントの標準は、読んだ範囲では確認できていません。
- 例外のモデル。 「Privacy and Data Governance」は、ほとんどのモデルはZDRのもとで動くが、「Claude Fable 5.1」と「Claude Fable 5」は例外で、Anthropicが入出力を、被害の防止のための確認のために保存する、と書いています。管理者がそのチームについて保持の方針を承認するまで、これらへのリクエストは失敗する、とも書かれています。
- チームの強制。 Teams と Enterprise の管理者は、ダッシュボードの「Settings」でプライバシーモードを有効にでき、メンバーが無効にできないよう強制できます。さらに「Allowed Team IDs」のMDMポリシーで、会社の端末から個人アカウントへのログインを止められます。
- Cloud Agents。 公式のセキュリティの資料は、Cloud Agents はプライバシーモードで動き、アクセスするコードとプロンプトと応答を Cursor は学習に使わない、と書いています。旧「Privacy Mode (Legacy)」は、Cloud Agents では使えません。
- 認証と体制。 公式ブログとトップページのフッターに、SOC 2、ISO 27001、ISO 42001、AIUC-1 の表示があります(認証の中身は読めていません)。サブプロセッサー(再委託先)の一覧は trust.cursor.com/subprocessors にある、と書かれています(このページ自体は読めていません)。
- データの所在地。 Enterprise の対象のチームは、米国内に限るデータの所在地を選べます(対象のモデルの料金に10%の上乗せ)。SSO、BYOK、独自モデル、MCPと外部のコネクタ、Bugbot、共有リンクなどは、地域内に収まる保証がない、と書かれています。
プランの違いと価格の表示
現在の料金(公式の料金ページ、確認日2026-10-23)
| プラン | 月額の表示(米ドル、税別) | 年額(公式ドキュメント「Plans」) | 利用量(公式の表記) |
|---|---|---|---|
| Free | $0 | 記載なし | Limited |
| Plus | $8/month | $80/yr | Base |
| Premium | $30/month | $300/yr | Plus の4倍 |
| Super | $100/month | $1,000/yr | Plus の15倍 |
| Ultra | $200/month | $2,000/yr | Plus の50倍 |
| Teams | $30+/user/month(ドキュメントでは席ごとに $30、$100、$200) | 記載なし | 4〜50倍(料金ページ) |
| Enterprise | Custom | 記載なし | Pooled |
- 料金ページには、「Prices shown do not include applicable taxes or fees (e.g. VAT)」「Prices subject to change」と書かれています。
- 利用枠は週ごとに更新されます。公式は「One heavy day doesn't use up your month」(重い1日で1か月分を使い切らない)という趣旨を書いています。利用枠に含まれるのは、モデル表の提供元が「Cursor」のもの(Grok 4.7、4.6、4.5、Composer 2.5)です。
- 利用枠を使い切ったときは、更新を待つ、前払いクレジットを使う、プランを上げる、のどれかです。公式は、リクエストの品質や速度は落とされない、と書いています。
- 第三者のモデル(Claude、GPT、Gemini など)は利用枠に含まれず、各社のAPI料金のまま、前払いクレジットから支払います。自動のトップアップと、月ごとの追加利用の上限も設定できます。管理は grok.com/dashboard/billing の「Additional usage credits」です。
- 料金ページとドキュメントには、学生向けの割引の記載は、読んだ範囲では見つかりませんでした。
- 料金ページのFreeとPlusの欄に、Cursor の機能とは別のものに見える文言があることは、01で書いたとおりです。意味は確認できていません。
旧プラン(公式の「Legacy Cursor plans」、確認日2026-10-23)
| 旧プラン | 月額の表示 | 対応する新プラン(公式の表) |
|---|---|---|
| Hobby | Free | Free |
| Start(インドのみ) | 649ルピー/月(税込) | Plus($8/月) |
| Pro | $20/月 | Premium($30/月) |
| Pro+ | $60/月 | Super($100/月) |
| Ultra | $200/月 | Ultra($200/月) |
| Teams Standard | $40/user/月 | Teams の Premium 席($30/user/月) |
| Teams Premium | $120/user/月 | Teams の Super 席($100/user/月) |
- 公式は、旧プランは「そのまま使える」「新規の顧客は The X Subscription から」と書いています。
- 旧プランには、2つの月ごとの利用枠(Cursor Models と Other Models)があり、月の請求周期でリセットされます。オンデマンド利用は、Pro、Pro+、旧Ultra では既定でオフ(「Spending」で月の上限を決めて有効にする)、Teams では既定でオン、と書かれています。
- 新プランへの切り替え。 公式は「Switching to The X Subscription is optional and permanent.」と書いています。切り替えの際、対象のCursorとGrokの契約はチェックアウトでキャンセルされ、未使用分は日割りで返金されます。請求していないオンデマンド利用は最終の請求書にまとめられ、支払うまで切り替えは待ちます。利用枠は、2つの月ごとの枠から、Grokと共有する週ごとの1つの枠になります。第三者のモデルは含まれなくなり、Premium 以上で前払いクレジットから使えます。請求は grok.com/dashboard/billing に移ります。
- 公式のコミュニティフォーラムに載った、チームの名前での投稿(2026年10月12日付)は、新しい Ultra は以前の Cursor Ultra と同じではなく、以前のものは新規の申し込みを受け付けない、現在のプランの第三者モデルの利用は切り替えるまで続く、と書いています。この投稿は、チームの名前での書き込みという位置づけで読みましたが、ドキュメントや料金ページほど固い資料ではありません。年払いや、旧Ultraの更新の可否は、投稿では触れられていませんでした。
運営の変更について
公式ブログ「Cursor is now a part of SpaceX」(2026年8月14日付)は、「Cursor has officially been acquired by SpaceX.」と書き、4月に発表した SpaceXAI との提携の流れの上にある、としています。同じ記事は、名前や製品名の変更、データやプライバシー、既存のプランや請求については書いていません。ページの下部には、「SpaceXSI Subscription Terms」と「Grok Bot Terms」の表示があり、著作権の表示は Anysphere, Inc. のままです。これらの関係は、公式の記事では説明されていません。買収によってデータの扱いが変わるかどうかは、読んだ範囲では確認できていません。個人のデータの扱いの最新の内容は、公式のプライバシーポリシー(今回は読めていません)と「Data Use & Privacy Overview」を、直接確かめてください。
解約、ダウングレード、返金
公式のヘルプ「Cancel your subscription」より(確認日2026-10-23)。
- 旧プラン: cursor.com/dashboard/billing を開き、「Manage in Stripe」、「Cancel Subscription」の順に進み、確認します。個人のプランでは、解約の代わりにダウングレードを予約することもできます。
- The X Subscription: grok.com/dashboard/billing で、「Current plan」カードのオプションから解約を選びます。
- アプリストア経由: iOS は Apple が管理するので、Apple 側で解約します。Android は、Grok Bot のアプリの購読が Google Play の管理で、Google Play から解約します。
- 解約後: 「Keep access until your billing period ends.」(請求期間の終わりまでは使える)。その後は再び課金されず、アカウントは Free(旧アカウントでは Hobby)に戻ります。アカウントとローカルのプロジェクトのファイルは消えません。再度契約したときの設定の扱いは、読んだ範囲では書かれていません。
- Teams と Enterprise: 管理者が同じ請求ページで解約します。メンバーには請求の項目が見えず、管理者に頼みます。
- 解約の項目が出ないとき: 未払いの請求書、すでに失効している、管理者の権限がない、アプリ内課金、などが挙げられています。
公式のヘルプ「Refunds」より。
- 自動更新は、更新日の前に解約しないと続きます。解約は将来の請求を止めますが、処理済みの請求の返金はしません。
- cursor.com で請求される個人プラン(旧プランの Pro、Pro+、Ultra を含む)では、直近の支払いが過去14日以内で、その請求期間にサブスクリプションを使っていない場合、返金の対象になることがあります。審査のうえ、5〜10営業日で元の支払い方法に返金される、と書かれています。範囲外や、使用後は、原則として返金されません。
- オンデマンドや高速リクエストの使用料、The X Subscription で使い切った前払いクレジットは、返金されません。
- 不正な請求は、チャージバックの前にサポートへ連絡するよう、公式は求めています。
- 同じページに、「この方針は消費者保護の法律上の権利を制限しない」という趣旨の記載があります。
書き出す、削除する
- 書き出し。 チャットの履歴や設定などをまとめて書き出す公式の機能は、読んだ範囲では見つかりませんでした。確認できていません。コードは手元のファイルとして残ります。VS Code向けに、プロファイルの書き出しと読み込みの手順が説明されています。
- アカウントの削除。 公式のヘルプ「Delete your account」より、次の流れです。
- 有効な契約があれば、先に解約する(「Manage in Stripe」→「Cancel Subscription」)。
- cursor.com/dashboard を開く。
- 「Advanced Account Settings」の「Delete Account」を選び、確認する。
- 削除されるのは、チャット履歴と設定を含む、アカウントと関連するすべてのデータです。Grok Bot も、Cursor のアカウントの上で動くため、あわせて削除されます。手元のプロジェクトのファイルと、Cursor で書いたコードは、あなたのパソコンに残ります。データの削除は30日以内に完了する、と書かれています。
- チームやEnterpriseのアカウントの削除は、このページには書かれていません。確認できていません。
- 契約を解約せずに削除した場合の請求の扱いも、書かれていません。
今日からできること
- 設定でプライバシーモードの状態を確かめる(仕事のコードを扱うなら、有効にして、管理者がいれば強制の有無を確認する)。
- 自動実行の範囲(Run Modes)を確かめる(02参照)。
- いま使っているプランが旧プランか新プランかを、請求の画面で確かめる。
- 試しに使うだけなら、料金ページの「Free」から。有料にするなら、月払いか年払いかを、公式のページで確かめてから決める。
- やめる日が決まっているなら、更新日の少なくとも24時間前までに解約する(料金ページの注意書き)。
気をつけること
- この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はCursorを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。公式の資料を要約の形で読んだ範囲です。
- プランの体系と運営の体制は、2026年に変わっています。公式の資料の間でも、旧プランと新プランの名前が混ざっていることがあります。最新の内容は、公式の料金ページと、請求の画面で確かめてください。
- 金額は変わることがあります。ここに書いたのは2026年10月23日の表示で、米ドル(旧Startのみ現地通貨)です。日本円の表示や消費税の扱いは、確認できていません。
- 個人のアカウントでプライバシーモードが標準かどうか、プライバシーポリシーの全文、利用規約、サブプロセッサーの一覧は、読めていません。
- 返金や解約の条件は、契約や購入の経路(アプリストア経由かどうか)で変わります。迷ったら、公式のサポートに確認してください。
- 契約やデータの扱いの解釈は、必要なら専門家や公式に確認してください。この記事は法律の助言ではありません。
出典
- Cursor Pricing(Cursor、確認日 2026-10-23)
- Plans(Cursor Docs、確認日 2026-10-23)
- Legacy Cursor plans(Cursor Docs、確認日 2026-10-23)
- Models & Pricing(Cursor Docs、確認日 2026-10-23)
- Data Use & Privacy Overview(Cursor、2026-09-03更新、確認日 2026-10-23)
- Privacy and Data Governance(Cursor Docs、確認日 2026-10-23)
- Security overview(Cloud Agents、Cursor Docs、確認日 2026-10-23)
- Codebase search(Cursor Docs、確認日 2026-10-23)
- Security and Privacy Hardening(Cursor Docs、確認日 2026-10-23)
- Agent overview(Cursor Docs、確認日 2026-10-23)
- Agent Skills(Cursor Docs、確認日 2026-10-23)
- Cancel your subscription(Cursor Help、確認日 2026-10-23)
- Refunds(Cursor Help、確認日 2026-10-23)
- Delete your account(Cursor Help、確認日 2026-10-23)
- Cursor is now a part of SpaceX(Cursor Blog、2026-08-14、確認日 2026-10-23)
- Introducing The X Subscription(Cursor Community Forum、チームの名前での投稿、2026-10-12、確認日 2026-10-23)