3行でいうと

  • パソコンでは、ChromeやEdgeなどChromium系ブラウザで公式の入口(labs.google/fx/tools/flow)を開き、Googleアカウントでサインインします。OSごとのインストーラーや、OSごとの手順は、公式のヘルプに書かれていません。
  • スマホには「Google Flow」というアプリがあります(Google Playの掲載ページを読みました)。公式ブログ(2026年5月19日)は、Androidはベータ、iOSは近日、と書いています。iOS版の配布ページは、この記事では確認できていません。
  • 最初の設定は、プロジェクトの「+ New project」、プロンプトボックスの設定アイコン(モデルごとのクレジット)、プロフィール画像のメニュー(残りクレジット、「Visible watermarking」)、「More」の「Help improve Google Flow」、Agentの「Confirm before generating」が中心です。
  • 日本から使う人に関係する記載として、公式のヘルプは「AI credits are currently unavailable in Japan」(AIクレジットは現在、日本では使えない)と書いています。毎日の50クレジットと、購読で付くGoogle Flow creditsとは別の話です(くわしくは「前提」の用語と、つまずきの表)。

この記事は、公式の資料を2026年10月25日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はGoogle Flowを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。手順は「公式の手順を順に並べたもの」で、画面の表記は公式のヘルプの表記を写しています。画面の表記は変わることがあるので、手元の画面と照らして読んでください。公式の文章は要約の形で取得したため、長い引用はせず、言い換えています。読めなかったページは、「気をつけること」に書きました。

先に結論

前提:用語をそろえる

たとえ話:映画館ではなく、貸しスタジオに入る

Flowは、映画館のように「席に座って観る」場所ではなく、「予約して中で作る」貸しスタジオに近いものです。入口で会員証(Googleアカウント)を見せ、入ったら最初に自分の作業机(プロジェクト)を1つ用意し、机の横の掲示(設定)で料金の目安と、作業の記録の扱いを確かめます。これは僕らのたとえで、公式の表現ではありません。

手順0:始める前に、3つの条件を確かめる

公式の「Get started with Google Flow」と「Where you can use Google Flow」が、使える条件として書いていることです。くわしい扱いは01を参照してください。

確かめること 公式に書かれていること 手元で見る所
年齢 18歳以上。年齢を確認する(ヘルプ「Get started」は「Make sure your age is verified」と書く) Flowのヘルプには、年齢を確認する画面は書かれていない
地域 対応地域にいること。一覧は「Where you can use Google Flow」。日本、米国、カナダ、ブラジル、インド、オーストラリアなどが載っている。VPNでは対応外の地域では使えない 公式の一覧ページ
プラン Google AI Plus、Pro、Ultra。Workspaceは、対象の版で追加料金なし・毎日50クレジット Googleの購読ページ、または管理者
言語 多くの言語に対応し、英語で書くと結果がよい、と公式は書く(「we recommend using English prompts」)。表示言語はGoogleアカウントの設定で変える、とある Googleアカウントの設定

手順1:パソコンで使う準備(Windows、macOS、Linux、ChromeOS 共通)

1-1. OSごとの違いについて

公式のヘルプには、Windows、macOS、Linuxなど、OSごとのインストール手順は書かれていません。公式が書くのは、次の1点です。

項目 公式の記載
ブラウザ パソコンのChromium系(Google Chrome、Edgeなど)が「recommended」(公式の表記)。ほかのブラウザやモバイルは、まだ十分に最適化されておらず、不具合や想定外の動きが出ることがある
入口のURL 「Go to Google Flow (labs.google/fx/tools/flow)」。公式サイトは flow.google.com(ページ題は「Google Flow - AI Creative Studio for Video, Images & Custom Tools」)
ダウンロードするもの パソコン用のインストーラー、拡張機能、アプリは、読んだページには書かれていない

手順:ブラウザで入口を開く(公式の手順を順に並べたもの)

  1. パソコンで、Google ChromeかEdgeなど、Chromium系のブラウザを開く。
  2. アドレス欄に labs.google/fx/tools/flow を入れて開く(ヘルプ「Get started」が示す入口)。
  3. 期待される状態:Flowのページが開く。flow.google.com を開いても、同じ製品のページ(題名「Google Flow」)です。flow.google.com の本文は、この記事では読めず(表題などの情報だけが読めた)、画面の中身は書けません。
  4. 続いて手順2(サインイン)へ。

手順2:サインイン

2-1. 公式に書かれている範囲

手順:サインインする

  1. Flowのページで、「Sign in」を押す。
  2. Googleアカウントのログイン画面で、Flowで使うアカウントを選ぶか、メールアドレスとパスワードを入れる。
  3. 期待される状態:Flowのページに戻り、プロフィール画像またはイニシャルが右上に出る。プロフィール画像(またはイニシャル)を押すと、残りの Google Flow credits が、プロフィール情報の下に出る、と「Manage your Google Flow credits」にあります。
  4. 公式で確認できていないこと:サインイン後に利用規約や年齢の確認の画面が出るか、出るならどんな順番か。出た場合は、画面の表示に従ってください。

  5. 入れないとき:対応地域にいるのに自分のアカウントでFlowに入れない場合は、Google Oneのサポートに連絡する(ヘルプ「Get started」)。

手順3:ホームで、最初のプロジェクトを作る

手順:「+ New project」

  1. サインインした先のホームで、「+ New project」を押す。公式のヘルプ「Manage your Google Flow projects, assets & collections」は、「Go to Google Flow and click “+ New project.”」と書いています。
  2. 期待される状態:新しいプロジェクトが開き、画面の下にプロンプトボックスが出る。ヘルプ「Create videos in Google Flow」と「Create & edit images in Google Flow」は、プロンプトボックスのモデル名のボタンと、既定のモデルが「Nano Banana Pro」であることを書いています(上の「Manage your Google Flow projects…」のページには、既定のモデルの記載はありません)。一方、モデルのヘルプは、画像の既定は購読の段階で違う(Ultraは Nano Banana Pro、購読なしは Nano Banana 2 Lite)と書き、PlusとProの既定は書いていません(06)。
  3. 名前を変えるとき:プロジェクトの下の「Edit project」アイコンを押し、新しい名前を入れ、チェックのアイコンを押す。
  4. 消すとき:プロジェクトの下の「Delete project」アイコン。確認の画面があるかは、このページには書かれていません。
  5. プロジェクトの書き出し:プロジェクトを開き、右上の「More」から「Download project」。

  6. 複製(Duplicate)の手順は、読んだページには書かれていません。

手順4:最初の設定(画面ごとに)

公式の記載を、画面ごとに並べます。「公式で確認できていない」と書いたところは、画面を見て確かめてください。

4-1. プロフィール画像のメニュー(右上)

項目 公式の記載
残りのクレジット プロフィール画像またはイニシャルを押すと、残りの Google Flow credits が出る
「Visible watermarking」 プロフィール画像の下のドロップダウンメニューにある切り替え(Get started)。インド、韓国、ベトナムでは、Google One AI Ultra 20xプランでない場合、見える透かしが自動でつく
「Create avatar」「Manage avatar」 自分の姿と声を使う「アバター」の作成と管理。EEA、英国、スイスでは使えない。作成には、スマホまたはタブレットが必要(06で扱う)

4-2. プロンプトボックスの設定アイコン(モデルごとのクレジット)

  1. プロジェクトを開く。
  2. プロンプトボックスの右上にある、設定(Settings)のアイコンを押す。ヘルプ「Get started」は、モデルのコストとクレジットの使用量は、プロンプトボックスの右上のSettingsアイコンで見られる、と書いています。
  3. 期待される状態:選ぶモデルごとの消費クレジットが表示される。公式は、モデルのコストは変わるので、選ぶときに画面で確認する、と書いています。

参考:公式のクレジットのヘルプに載っていた数字を、確認日 2026-10-25 時点で写します。ページには更新日の記載がなく、「いつでも変わりうる」と書かれています。

モデル・内容 1回の消費(公式の表)
Gemini Omni Flash(720p)4秒/6秒/8秒/10秒(編集を除く) 7/10/12/15
Gemini Omni Flash(360p)4秒/6秒/8秒/10秒(編集を除く) 4/5/6/7
Gemini Omni Flashでの動画の編集 40(どの長さ・解像度でも)
Veo 3.1 - Lite Ultra以外 10、Ultra 5
Veo 3.1 - Fast Ultra以外 20、Ultra 10
Veo 3.1 - Quality(8秒) 100

画像の消費量は、読んだクレジットのヘルプには載っていませんでした。画像のヘルプも、クレジットの量は別のヘルプにある、と書くだけです。

4-3. 「More」(上のメニュー):「Help improve Google Flow」

  1. Flowのページで、上の「More」を押す。
  2. 「Help improve Google Flow」を切る。ヘルプ「Manage your data in Google Flow」は、「labs.google/fx/flow」の上の「More」で、この設定をオフにする、と書いています。
  3. 公式のプライバシー通知は、同じ設定を「main menu > “Help improve Flow”」(メインメニューの「Help improve Flow」)と書いています。名前が少し違うので、画面の表記と照らしてください。
  4. 公式で確認できていないこと:既定でオンかオフか、オフにしたあと、またオンにする手順。ヘルプは、オフにする手順だけを書いています。
  5. 設定の意味:Googleは、Flowでのやり取り、ツールの出力、アップロード、生成物、フィードバックを集め、製品と機械学習の技術の改善に使う、と書いています。人が確認したやり取りは、アカウントとは別に最長18か月残る、とヘルプとプライバシー通知にあり、通知は、設定をオフにしても、その分は消えない、と書いています(くわしくは04)。

4-4. プロジェクトの「Settings」(右上)

プロジェクトを開き、右上の「Settings」を押すと、次の項目があります(「Manage your Google Flow projects, assets & collections」)。

項目 公式の説明
View mode 「Grid mode」(タイルを格子状に並べる)か「Batch mode」(生成を順に並べ、詳細を出す)
Grid size 素材の表示の大きさ
Sound on hover 素材にカーソルを載せたとき、音を出すか
Return silent videos すべての動画の生成を、無音にする
Show tile details タイルに素材の種類とプロンプトを出す
Clear prompt on submit 生成のたびに、プロンプトボックスの文字と参考素材を消す

4-5. Agentの初期設定

Agentは、「Use the Google Flow Agent」によると、パソコンのウェブだけで使えます。

  1. プロジェクトを開き、プロンプトボックスの「Agent」を押して、オンにする。
  2. 「Expand」を押すと、側面のパネルが広がる。
  3. もう一度「Agent」を押すと、オフになり、標準のプロンプトボックスに戻る。
  4. 設定を開くには、Agentがオンのとき、プロンプトボックスの下の「Settings」を押す。
  5. 「Confirm before generating」で、「Always」か「Never」を選ぶ。公式は、既定ではクレジットを使う前に許可を求める、と書き、「Never」にすると、確認なしで生成し、クレジットを使う、と書いています。
  6. 同じ所で、画像の既定(比率、出力数、モデル)と、動画の既定(向き、出力数、モデル)を決められる。
  7. 「Agent Instructions」:プロンプトボックスの下の「Agent Instructions」から「Add instruction」を押し、参考画像と指示を入れて「Done」を押す。プロジェクト全体に効く、と書かれています。
  8. 費用:Agentに生成させた素材はクレジットを使う。Agentへの質問は、いまのところクレジットを使わず、1日あたりの質問数の上限がある(上限の数は書かれていない)。

4-6. 困ったときの窓口(先に場所だけ)

手順5:スマホのアプリを入れる(Android)

5-1. 公式に書かれていること

項目 読んだ範囲
アプリ名・提供元 「Google Flow」。Google Playの掲載では、開発元は Google Labs
Android 公式ブログ(2026年5月19日)は、ベータと書く。Google Playのページには「Initial listing for the Flow app」(最初の掲載)という更新の説明があり、最終更新は2026年10月19日と表示されていた
iOS 公式ブログ(2026年5月19日)は「coming soon」と書く。その後の状況と配布ページは、この記事では確認できていない
年齢 18歳以上(公式ブログ)。Google Playの年齢区分の表示は「Teen」(10代)で、公式ブログの「18歳以上」と表記が違う
説明(Google Play) 写真フォルダやカメラからの入力、パソコン版と同期するライブラリ、バックグラウンドでの生成と完了の通知、ダウンロードと共有ができる、と書かれている
データセーフティ(Google Play) 開発元の申告として「収集するデータなし」「第三者との共有なし」と表示されていた。一方、Flowのプライバシー通知は、やり取り、アップロード、生成物を集める、と書く。2つの書き方の関係は、読んだ範囲では分からない
対応するAndroidのバージョン 掲載のページには書かれていない
使える地域 「Where you can use Google Flow」が、対応地域でアプリをダウンロードできる、と書く
パッケージ名 Google Playのページの識別子に「whisk」という文字列が入っている。ページには、その理由は書かれていない

手順:Androidに入れる(Google Playのページを読んで、順に並べたもの)

  1. Androidの端末で、Google Playを開く。
  2. 「Google Flow」(開発元 Google Labs)を探して、開く。ページのアドレスは play.google.com/store/apps/details?id=com.google.android.apps.labs.whisk です。同じ名前に見える別のアプリに注意し、開発元の表示を見てください。
  3. 「インストール」(画面の表記は、手元の画面と照らす)を押す。
  4. 開いて、パソコンと同じGoogleアカウントでサインインする。
  5. 期待される状態:パソコンで作ったライブラリが、同期されて見える(Google Playの説明にある機能。この記事では動作を確かめていません)。

  6. 公式で確認できていないこと:アプリ内のメニューの階層、ボタンの表記。公式のヘルプで、アプリの画面の手順が書かれていたのは、プロジェクトをすべて消す手順だけです(プロフィール画像、「My library」、「More」、「Delete all projects」、「Delete All」)。

  7. アバターを作る手順は、パソコンで始めて、スマホで仕上げる形です(06)。

手順6:入ったあとの動作の確かめ方

公式が書いている画面の動きを元にした、確認の順番です。「この記事の案」で、公式の手順ではありません。

順 確かめること 期待される状態(公式の記載から)
1 サインインできている 右上のプロフィール画像から、残りの Google Flow credits が見える
2 プロジェクトが作れる 「+ New project」で、プロンプトボックスのある画面が開く
3 設定アイコンが見える プロンプトボックスの右上のSettingsで、モデルごとのクレジットが見える
4 生成が1回通る 生成後、素材が「All media」などのタブに入る。出てこなければ、Flowを更新(リロード)する、とヘルプにある
5 失敗したとき 失敗した生成では、クレジットは引かれない。誤って引かれたときは、Google Oneのサポートへ、とヘルプにある

手順7:職場や学校のアカウントで使うとき(管理者の側)

「Access Google Labs tools in Google Workspace」(Workspaceの管理者向けのページ)に書かれている範囲です。

項目 記載
状態 Flowは、すべてのユーザーで既定でオン。管理者は、ユーザー、グループ、組織部門ごとに管理できる
対象の版 Business(Continuity、Continuity Plus、Starter、Standard、Plus)、Enterprise(Starter、Standard、Plus)、G Suite Legacy Free Edition、Education(Standard、Plus)、Google AI Pro for Education。追加料金なしで、毎日50のクレジットが付く
教育機関 小中高の教育機関では、既定でオフ。年齢別の管理のページを案内している
設定の場所 ページは「Manage access to services that aren't controlled individually」を案内するだけで、管理コンソールのメニューの階層は、読んだページには書かれていない
データ Flowは、独自の利用規約をもつ追加サービス。「このツールとのやり取りは、モデルの学習に使われることがある」と書かれている

つまずきと直し方

公式のヘルプ「Get started」と「Where you can use Google Flow」に書かれている、症状と案内です。

症状 公式の案内
自分の国で使えない 一覧にない国では使えない。VPNでは使えるようにならない。購読する前に、対応地域の一覧を見る。対応地域にいるのに入れないときは、Google Oneのサポートへ
「You're requesting generations too quickly」 回数の制限(rate limit)に達した。1日にたくさん生成すると、制限が厳しくなることがある。クレジットを使わないモデルでとくに起きやすい
「Audio Generation Failed」 質の低い音声で起きることがある。クレジットは戻る。もう一度試すか、別のプロンプトにする
「Pending」やエラーのカードが消えない 右上のシステム通知を見る。ポリシーやクレジットの上限による失敗では、手動でやり直すか、カードを消す必要がある
「We noticed some unusual activity」 数分あとにやり直す。VPNやプロキシを切る
生成したのに出てこない Flowを更新する
使いたい機能がモデルで対応していない Flowが、対応するモデルに切り替える(またはその旨を知らせる)。FastとQualityの段階がある
夕方に動画が作れない 購読していない人は、おおよそ UTC の14時から17時のピーク時間帯に、動画が作れないことがある。画像とAgentは使える。購読すれば、すぐ使える(「Manage your Google Flow credits」)
クレジットが足りない 毎日のクレジットは、翌日に持ち越せない。購読者は、AIクレジットを買える(日本を除く)
生成が止められた 有害、違法、不適切な内容は生成されないことがある。意図しない遮断は、フィードバックで知らせる
画面の表記が公式と違う 画面は変わる。手元の画面と照らす

気をつけること

出典