3行でいうと

  • 入力の扱いは入口で違います。個人向けは、利用規約が、サービスの提供と改善のために使う広い許諾を会社に与える形で、個人データに当たらない内容を、機械学習とAIの開発と改善に使うことも含みます。APIの利用者は、明示の同意がない限り、改善に使わないと書かれています。Team Plan は、既定で学習から外される、と書かれています。
  • 返金はありません。公式の複数のページが、購入後は返金されない、と書いています。解約の期限は、ページによって「24時間前」と「3日前」で書き方が分かれています。
  • Coding Plan は、5時間ごとの枠と、週ごとの枠の2つがあります。層は Lite、Pro、Max で、「18 USD per month」から、と公式にあります。平日の14:00から18:00(シンガポール時間)は、消費が増える時間帯です。
  • API の料金は100万トークンあたりの米ドル表示で、公式の料金ページには日付がありません。無料と表示されたモデルが3つあります。
  • オープンウェイトのライセンスは、モデルごとに違います。GLM-5.3 は、独自のライセンスで、大きなモデルサービス事業者に条件があります。

この記事は、公式の資料を2026年10月23日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はGLMを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。公式ページは要約の形で取得したため、読み切れていない所は「公式の資料では確認できていない」と書いています。規約の解釈や、法律にかかわる判断は、専門家に確認してください。僕らは助言をしません。

先に結論

前提:用語をそろえる

たとえ話:ホテルの連泊とシェアオフィスの月会費

API は、使った分だけ払うシェアオフィスの時間貸しです。Coding Plan は、月会費で、1日あたりと1週間あたりの使える時間が決まっている会員券です。会員券は、他人に貸せず、払い戻しもありません。これは僕らのたとえで、公式の表現ではありません。

データの扱い:入口ごとに違う

入口 公式に書かれていること 確かさ
個人向け(チャットなど) 利用規約は、ユーザーが、入力と、依頼して得た出力への権利を保つ、と書く(ただし「法令で認められる最大限の範囲で」で、他の利用者向けの出力には権利が及ばないことがある、とも書く)。一方で、会社は、サービスの提供、維持、改善のために、ユーザーのコンテンツを使え、その許諾は「永続的、世界中、取り消し不可」などの広い言葉で書かれている 文書に書かれている
API の利用者 利用規約は、明示の同意がない限り、エンドユーザーのコンテンツを、サービスの開発や改善に使わない、と書く。プライバシーポリシーのAPI顧客の項は、顧客とそのエンドユーザーが提供した内容を保存しない、と書く(その他のデータは一時的に保存し、契約の終了後に削除する、とある) 文書に書かれている
Coding Plan の Team Plan 「Data is excluded from model training by default」(Team Plan の文書。個人向けの Individual Plan について同じ文は、読んだ範囲では見つからなかった) 文書に書かれている(Team Plan のみ)
学習の可否(個人向け) プライバシーポリシーは、モデルの学習と改善を、利用目的の1つとして挙げる。一方、利用規約(IV.3(a))は、個人の利用者について、個人データに当たらないユーザーコンテンツを、機械学習とAI技術の開発と改善のために使い、保存できる、と書く。やめる方法は、読んだ範囲では見つからなかった。条文の細部は原文で確かめてください 文書に書かれている(規約。プライバシーポリシーだけでは、入力が学習に使われるかは書かれていない)
公開の情報 公開されているインターネットの情報を、モデルの学習とサービスに使う、と書かれている 文書に書かれている

注意点:個人向けの規約の許諾は、とても広い言葉です。会社の秘密や、他人の個人情報を入れる前に、読んでください。API の利用者向けの条件は、別の追加条件(Additional Terms)の中にあります。

保存と同期。 公式のプライバシーポリシーは、個人の利用者について、アカウントがある間は個人データを保持する、と書かれています(入力そのものの保存期間とは書かれていません)。一方で、入力は「リアルタイムで処理される」とも書かれていて、この2つの関係は、文書の中で整理されていません。保存期間の具体的な日数は、読んだ範囲では見つかりませんでした。サービスは基本的にシンガポールで処理される、と書かれています。

キャッシュ。 FAQ は、キャッシュの保存は現在は無料で、キャッシュが当たると、元の約5分の1の料金になる、と書いています。ただし、どう当たるか、いつまで保たれるかは、公表されていないと書かれています。

プランと価格:公式の表示のまま(2026年10月23日に確認)

API(Z.ai Open Platform)の料金

公式の料金ページの表示です(100万トークンあたり、米ドル)。ページに日付の記載はありません。

モデル 入力 キャッシュされた入力 出力 確かさ
GLM-5.3 $1.4 $0.26 $4.4 文書に書かれている
GLM-5.3-Flash $0.15 $0.03 $0.50 文書に書かれている
GLM-5.3-FlashX $0.37 $0.075 $1.25 文書に書かれている

| GLM-5.3-FlashX-Legal | $0.37 | $0.075 | $1.25 | 文書に書かれている | | GLM-5.2 | $1.4 | $0.26 | $4.4 | 文書に書かれている |

| GLM-5.1 | $1.4 | $0.26 | $4.4 | 文書に書かれている | | GLM-5 | $1 | $0.2 | $3.2 | 文書に書かれている |

| GLM-4.7、GLM-4.6 | $0.6 | $0.11 | $2.2 | 文書に書かれている | | GLM-4.7-Flash、GLM-4.5-Flash、GLM-4.6V-Flash | Free | Free | Free | 文書に書かれている |

そのほか、ウェブ検索は「$0.01 / use」、画像生成の GLM-Image は「$0.015」(1枚)、スライドのエージェントは「$0.7 / MTok」、翻訳は「$3 / MTok」と、料金ページにあります。キャッシュの保存料は、多くのモデルで「Limited-time Free」と表示されています。この料金ページは、税の扱いや、日本円の表示を説明していません(読んだ範囲では見つかりませんでした)。

残高の足し方。 公式のFAQは、課金のページ(z.ai/manage-apikey/billing)で足せる、と書いています。クレジットカードは、3Dセキュア(3DS)の確認が有効だと失敗する、と書かれています。残高の反映が遅れること、利用履歴は前日分までであることも、FAQにあります。残高の有効期限は、公式の資料では確認できていません。

GLM Coding Plan の枠

公式の概要ページには、層(Lite、Pro、Max)と、枠の数字があります。価格は「at just 18 USD per month」から、とだけ書かれ、Pro と Max の価格は、読んだページに載っていませんでした。

層 5時間ごとの枠(credits) 週ごとの枠(credits) 確かさ
Lite 2,000 10,000 文書に書かれている
Pro 12,000 60,000 文書に書かれている
Max 28,000 140,000 文書に書かれている

Team Plan

使い方の決まり(Usage Policy)

解約、返金、プランの変更

項目 公式に書かれていること 確かさ
解約の期限 サブスクリプションの条件とCoding PlanのFAQは「24 hours before」。Usage Policy のページは「at least 3 days」 文書に書かれている(ページ間で食い違い)
解約後 契約期間の終わりまでは使える 文書に書かれている
自動更新 サブスクリプションの条件は、有効にした場合にだけ自動で請求される、と書く。Usage Policy のページは、各期間の終わりに自動で更新される、と書く 文書に書かれている(ページ間で表現が違う)
更新の価格 更新時の表示価格が適用され、最初に購入したときの価格ではない 文書に書かれている
返金 返金されない。使わなかった分も同じ。法令で必要な場合や、条件で明示された場合を除く 文書に書かれている
同じ層での変更 期間が後ろに足される(例:Lite の月払いから年払いで13か月)。新しく買ったプランはすぐには始まらず、今のプランが切れてから始まる 文書に書かれている(Coding Plan の FAQ。購入条件のページには書かれていない)
層をまたぐ変更 上位の層への変更(アップグレード)は即時に有効。元のプランの残りの価値が、比例配分の計算で残高に換算される。請求周期(月払いなど)の変更は、今の周期が終わってから有効 文書に書かれている(Coding Plan の FAQ。購入条件のページには書かれていない。ダウングレードは FAQ に記載なし)
料金の変更 変更の前に通知される。同意しない場合は、更新の前に自動更新を切れる 文書に書かれている

過去の変更。 公式は、2026年4月21日に、週ごとの上限がない旧プランをやめる告知を出し、2026年7月30日に、credits の仕組みへ移る告知を出しています。旧プランの利用者には、現在の層の2か月分の無料と、割引の窓が案内されています。

キーの管理の変更(2026年10月16日から)。 通常のAPIのキーとCoding Planのキーが、別々に管理されます。既存のキーは、自動で分類され、値は変わりません。プランの期限が切れた後、互換のキーは、従量課金に自動で切り替わらない、と書かれています。新しく Standard API Key を作って、ツールのキーを入れ替える必要があります。

やめるとき:消す、抜ける、書き出す

オープンウェイトのライセンス:版ごとに違う

対象 公式の表示 読めたこと 確かさ
GLM-5(GitHub のリポジトリ) 「Apache-2.0 license」 全文は読めていない。重みのファイルにも同じ条件か、リポジトリのページだけからは分からない 文書に書かれている(部分)
GLM-5.2(Hugging Face) 「License: mit」 モデルのページには「MIT open-source license」との短い説明。全文は読めていない 文書に書かれている(部分)
GLM-5.3(Hugging Face) 「License: glm-5.3」 LICENSE ファイルは、利用、複製、改変、配布、販売などを許す(著作権表示とライセンス文を残すことと、法令の順守が条件)。ただし、「Model as a Service」の事業を営み、関連会社を含む収益が12か月で100億米ドルを超える場合は、商用利用の前に Z.AI のセキュリティ審査(security review)に通る必要がある。質問先は glmlicense@z.ai 文書に書かれている
GLM-5.3-Flash など 読めていない 公式の組織ページの一覧で名前を確認しただけ 確認できず

GLM-5.3 のライセンスの「Model as a Service」は、第三者に、入力、パラメータ、学習データなどを実質的に操作できるAPI型の推論や微調整を提供する形、と定義されています。最終ユーザー向けの製品に機能として組み込む場合や、他者のモデルへのリクエストを中継するだけの場合は含まれない、と書かれています。細かい条件は、原文で確認してください。

食い違いの注意:Z.ai の利用規約は、会社のモデルの「パラメータ、アルゴリズム、コード、構造」は会社に帰属する、と書き、オープンソースのライセンスには触れていません。サービスの規約と、公開されたモデルのライセンスは、別の文書です。どちらがどの場面で適用されるかを、公式が整理しているかは、読んだ範囲では確認できていません。

利用規約から、気をつけたい点(要約)

今日からできること、避けたいこと

気をつけること

出典