3行でいうと

  • 公式に手順がある連携は、Xの「@bot」、X Chat、Xのプラグイン、Connect apps(Gmail、Calendar、Sheets、Slack、Notionなど)、SlackのTeam Botです。ほかの連携(メール、webhookなど)は08にあります。
  • つないだアプリの権限は「認可したアカウントができる範囲まで」です。アプリの外し方は、1Password以外は専用の手順が見つかりません。公式が書くのは、Approvals記事の一般則(コネクタを削除し、元のサービスでも認可を取り消す。Grok Botで削除するだけでは足りない)です。Xの連携の外し方は、記載が見つかりませんでした。
  • 他社のAI(ChatGPTやClaudeなど)からGrok Botを呼ぶ専用の仕組みは、読んだ範囲の公式ページに記載が見つかりませんでした(08で扱います)。
  • 渡るものは連携で違います。@botはあなたの投稿と、返信先・引用先の投稿を読み、Xには短い確認だけを書きます。

この記事は、公式の資料を2026年10月25日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はGrok Botを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。手順は「公式の手順を順に並べたもの」で、設定例のうち公式にないものは「この記事の案(動作は確かめていません)」と書き分けます。公式のページは要約の形で取得したため、書かれていないことは「記載が見つからない」と書いています。画面の表記は変わるので、手元の画面と照らしてください。 導入は05、使い方は06を先に見てください。

先に結論

前提:用語をそろえる

連携の全体表

連携 設定する場所 何が渡るか(公式の記載) 外し方(公式の記載)
Xの「@bot」 grok.com「Settings → Account」で「𝕏 Account」の「Connect」 自分の投稿、返信先、引用先(静止画を含む)をBotが読む。Xには短い確認の返信だけ 記載が見つからない
X Chat X Chat(Xのアプリ、x.com)。Grokのアカウントとの紐づけ X Chatでメッセージする相手として、同じBotを使う 記載が見つからない(Grok Botのアカウントの削除はGrok Botの設定)
Xプラグイン/X検索 「Connect apps」の「X」。非公開のデータ用 公開のX検索はアカウント不要。DM、ブックマーク、ホームのタイムライン、いいねは、自分のX開発者アカウントのクレジットで動く 記載が見つからない(一般則はApprovals記事:コネクタを削除し、サービス側でも取り消す)
Connect apps(Gmailなど) サイドバーの「Connect apps」 そのアカウントができる範囲の読み書き。トークンはCursorの裏側 1Passwordは「Disconnect」。ほかは専用の手順が見つからない(「Remove」は再接続の手順の中)。サービス側でも取り消す(Approvals記事)
Bot専用メール 「Connect apps」の「Email」 受信・送信・転送。誰でもそのアドレスにメールできる アドレスは1つで、変更も削除もできない。アカウント削除で消える
SlackのTeam Bot Botの詳細の「Bring to your team's Slack」 チャンネルでのやり取り。Botは持ち主のアプリだけを使う 「Unpublish」は持ち主のみ(Slackの接続の外し方は記載が見つからない)
トリガー(Slack、メール、webhook) ルーティンの詳細 来たメッセージやリクエストの内容がルーティンに渡る ルーティンを「Pause」「Delete routine」
Bot同士 「New chat」で2〜6のBot 会話の文字だけ(グループへの受け渡し) 会話を閉じる/Botを隠す・消す
自分のパソコン 「Settings → Computer → Your computer」 コマンドの実行、ウェブ通信の経由 スイッチをオフ
xAIのAPI console.x.ai Grok Botとは別。APIキーとクレジット キーの削除は、読んだ範囲では未確認

表のうち、Bot専用メール、トリガー(Slack、メール、webhook)、Bot同士、自分のパソコン、xAIのAPIの行は、08(その2)で手順を書きます。

連携1:Xの「@bot」(投稿から依頼する)

出典は docs.x.ai の「Tag @bot on X」です。

設定する

  1. grok.com を開き、「Settings → Account」の「𝕏 Account」の横の「Connect」を選びます。
  2. 同じGrokのアカウントで、Grok Botが使えるようにします(x.ai/bot。SuperGrokで入るなら、05のリンクの手順)。
  3. 自分のBotを少なくとも1つ作ります。共有されたBotは、@botの依頼を受けられません。
  4. Xのアカウントが、対応する地域であることを確かめます。

使う

  1. Xで、依頼したい投稿に返信し、本文に「@bot」と指示を書きます。公式の例は次の文です(原文のまま、英語です)。
@bot summarize this thread and send the key points to my Slack
  1. @botが、Xに短い確認の返信を付けます。
  2. 作業と結果は、Grok Botのアプリの、そのBotの会話に出ます。進み具合も、アプリで見ます。

渡るデータ・権限

返信の意味と、返信が付かないとき

返信 意味 すること
依頼をBotに送った、という短い返信 Botが依頼を持っている Grok Botを開いて経過と結果を見る
「Sign up for Grok Bot: https://x.ai/bot」 その投稿者のXアカウントに、つながったGrokのアカウントがない grok.comでXを接続し、Grok Botを用意して、もう一度タグを付ける
「Grok Bot isn't set up yet. Open https://x.ai/bot」 アカウントは接続済みだが、Botがない Botを作ってから、もう一度タグを付ける

返信が付かない原因(公式の一覧):未対応の地域(オーストラリア、イギリス、EU、アイスランド、リヒテンシュタイン、ノルウェー)、すでに@botがいるスレッドに返信し、自分で@botを付けなかった、同じ投稿で@grokも付けた、投稿・返信先・引用先に動画かGIFがある、内部のモデレーションに通らない、Grok BotがGrokのアカウントにつながっていない、または週ごとの使用量を使い切った。国は、Xに登録されている国で決まり、居場所やVPNは関係せず、地域名しかない、または国がない場合は未対応、とあります。日本が対応かどうかは、日本の名前がページに出てこないので、読んだ範囲では確認できていません。

外し方

読んだ範囲の公式ページに、Xの接続を解除する手順は見つかりませんでした。

連携2:X Chatの中でGrok Botを使う

出典は、Cursorのヘルプ「Grok Bot in X Chat」と、Xのヘルプ(About Grok)です。

条件

違うアカウントにつながったとき(公式の手順)

「別のBotが見える」またはエラーが出るときの手順です。

  1. ブラウザで accounts.x.ai に、Grok Botに使うGrokのアカウントでサインインします。
  2. 同じブラウザで、x.com にXのアカウントでサインインします。
  3. x.com/i/jf/grok/entry を開き、別のアカウントをつなぐ選択をして、Grokのアカウントにアクセスを許します。
  4. Xのアプリを閉じて開き直す(x.comは再読み込み)。Botをもう一度開きます。

別のXのアカウントにすでにつながっているGrokのアカウントでは、この手順は効かず、サポートに連絡、とあります。

渡るデータ

Xのヘルプは、X Chatで連絡先のようにGrok Botに送れ、Botは選んだツールにサインインして、頼んだ作業をする、と書きます。利用はCursorのプライバシーポリシーの対象で、X上の活動にはXのプライバシーポリシーも及びます。データはGrok Botのアカウントがある間保存され、Grok Botの設定で削除できる、とあります。

同じXのヘルプには、別の話として、X Chatの会話に「@Grok」を加えると、加えた時点から外すまで、XとSpaceXAIがその間の全部のメッセージにアクセスできる、という注意があります。これは「Grok Bot」ではなく「@Grok」についての文です。両者の関係は、公式のページで説明が見つかりませんでした。

連携3:Xの検索とXプラグイン

連携4:Connect apps(Gmail、Calendar、Sheets、Slack、Notionなど)

出典は、Cursorのヘルプ「Connect apps」、docs.x.aiの「Use the computer and apps」、ヘルプのHow Tosです。

つなぐ手順(デスクトップ)

  1. サイドバーの「Connect apps」を開く(会話に出る「Connect」カードでも)。
  2. アプリを探して「Add」。
  3. ブラウザで提供元のログインを終える(「Authorize」または「Authenticate」)。サインインが止まったら、アプリの「Reconnect」か、カードの「Reopen」。10分ほどで終える、とあります。
  4. 「Installed」に出ていることを確かめる。
  5. 会話で @ を打って、アプリを指定して頼む。

スマホは、左上のアバターから「Connect apps」を開き、追加して「Authorize」を押します。

状態の表示

「Installed」=アカウントに追加された。「Added」=入れたが、サインインは終わっていないことがある。「Needs auth」「Disconnected」=「Authenticate」(スマホは「Authorize」)。「Disabled by team admin」=Cursorのチーム管理者が有効にする必要がある。「Connected」ならもう一度頼む。

公式のページに名前があるアプリと、書かれた注意

アプリ 公式に書かれたこと
Gmail 同時に1つのメールボックス。検索、読み取り、下書き、送信、ラベル付け。別のメールボックスにするには、今のものを切り離してから認可する
Google Calendar 見える予定表を読み、予定の作成・更新、空き時間の確認、招待への返信。Google Meetの設定変更や、GoogleのアドオンによるZoomのリンクの追加はできない(ZoomのリンクをBotに頼んで場所や説明に入れる、という助言は、読み直しで確認できていません)
Google Sheets 編集できるスプレッドシートのセルの読み書き。閲覧だけの共有は閲覧のみ。ファイルを探して開くにはGoogle Drive
Google Drive/Docs/Slides 名前が出ている(Driveはファイルを探す役)
Slack つないだSlackユーザーとして、そのユーザーが投稿できるチャンネルにだけ投稿。別のワークスペースは別に接続
X 自分のX開発者アカウントのクレジットが必要(連携3)
Notion 同じアプリの2つ目のアカウントを足せる
Zoom、SharePoint 名前が出ている。既知の不具合は下
1Password 段階的に提供。個人とFamilyのアカウント、1Password 8.12.42以降。デスクトップは「Connect 1Password」を選び、ブラウザでGrok Botを承認する。Botが見るのは自分が承認したログインだけで、値は見えない。出るのはPersonal(FamilyはPrivate)の保管庫のログインだけ。「支払いカードは入力しない」という点は、読み直しで確認できていません
Email Bot専用のメールアドレス(既存のメールをつなぐものではない)。その2(08)の連携6

更新履歴には、GitHub、Outlook、Figma、Canva、QuickBooks Online、Zoho CRM、Glean、Salesforceなども出てきます。全部の一覧は、読んだ範囲では見つかりませんでした。

権限

2つ目のアカウントを足す

  1. 「Connect apps」でアプリを開く。
  2. 「Accounts」の下の「Add Another Account」を選ぶ。
  3. ラベル(例:work、personal)を付ける。
  4. 「Authorize」して、サインインする。
  5. スマホは、アプリを開いて「Add account」。Botに頼むときは「仕事のNotionを使って」のように名前で指定します(公式の書き方の趣旨)。

外し方

確認点

連携5:SlackのTeam Bot

出典は、Cursorのヘルプ「Team Bots」です。Cursorのチームのメンバー向けです。プランの階層はヘルプに名前がなく、「Grok Botを持つCursorチームのメンバー」とあります(01・03で触れた9月28日の発表ページの記載とは、この記事では突き合わせていません)。

作って公開する

  1. コマンドパレット(Cmd+K、WindowsとLinuxはCtrl+K)から「Create new Team Bot」。「New Team Bot」ができます。
  2. チームが必要としていることをBotに伝え、アプリ、秘密、スキル、ファイルの設定の案内に従います。
  3. Botの名前を押し、名前を変え、「About」で説明を書きます。それまでは「Draft · Only you can see it」です。
  4. 準備のカードの「Publish to team」。そのあと「Copy link」。

Slackにつなぐ

  1. 持ち主か「Manager」が、公開したあとに、Botの名前を押します。
  2. 「Bring to your team's Slack」の「Connect」。公開の前は「Connect after publishing」と出ます。
  3. 「Awaiting admin approval」なら、Slackのワークスペースの管理者が、アプリを承認する必要があります。
  4. 「Connected」になると、チームメンバーが直接メッセージするか、チャンネルでメンションできます。
  5. 各メンバーは、「Settings → General → Team Bots」の「Link」で、自分のSlackのアカウントをつなぎます。

このBotのSlackアプリには専用のハンドルがありますが、チャンネルへの招待の手順は、ページに書かれていませんでした。

権限・渡るもの

外し方

気をつけること

この続き

メール、ルーティンのトリガー(webhook)、Bot同士、MCP、他社のAIとの関係、xAIのAPIは、08「ほかのAIとのつなぎ方(手順)その2」に書きました。

出典