3行でいうと
- 公式のユーザーガイドは、モデルごと(Kling 4.0、3.0、O1、2.6)と、機能ごと(Motion Control、Elements、Start and End Frames、Lip sync など)に分かれています。
- Kling 4.0 は、1回で3〜30秒の動画をつくれ、参考素材は最大15個、キーフレームは最大10個、と公式ガイドが書いています。
- 「同じ人物を何度も出す」はElements、「他の動画の動きを写す」はMotion Control、「連作の画像」はImage 3.0 Omniが受け持つ、と公式ガイドは説明しています。
- 古い書き方のガイドと、新しいガイドでは、長さや比率の数字が違います。必ず、そのモデルのガイドの数字を使ってください。
この記事は、公式の資料を2026年10月23日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はKlingを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。画面名やボタン名は公式の表記を写しています。公式のページは要約の形で取得したため、読み切れなかった所は「公式の資料では確認できていない」と書いています。
先に結論
- Klingは「入れるもの」で機能が分かれる。 文章だけ、画像1枚、最初と最後の画像、人物の登録資料、動きの見本の動画、というように、渡すものを変えると、できることが変わります。
- 初心者は、まず画像1枚から動かす「Image to Video」を試すのが入りやすい(僕らの見立て)。 公式ガイドも、基本の手順として、画像を入れて「主語+動き」を書く、と説明しています。
- 最新の4.0では、入口が2つ。 参考素材をまとめて使う「Omni Reference」(既定)と、画像だけを時間の順に並べる「Keyframes」です。同じ依頼で両方は使えない、と公式ガイドは書いています。
- お金はクレジットで動く。 機能ごとの消費は、ガイドに書かれているものと、書かれていないものがあります。
前提:用語をそろえる
- Image to Video / Text to Video:画像から、または文章だけから、動画をつくる機能です。
- Omni Reference:画像・動画・音声・エレメントを、まとめて「参考」として渡す入口です(Kling 4.0の既定)。
- Keyframes(キーフレーム):動画の途中の「ここはこの絵」という指定です。4.0では最大10個、と公式ガイドは書いています。
- Elements(エレメント):人物、動物、小物、衣装、場面、効果などの参照資料です。何度も同じ見た目で出すために使います。
- Motion Control:動画の動きと表情を、別の人物の画像に写す機能です。
- Standard Mode / Professional Mode:画質と速さの切り替えです。Standard は速く、Professional は見た目が強化される、と古い公式ガイドは書いています。
- クレジット:生成のたびに減る使用量です(01、04で扱います)。
機能の一覧と、公式の書き方
| 機能 | 公式が書いていること | 公式のどこに書かれているか |
|---|---|---|
| Kling 4.0 の動画生成 | 1回で3〜30秒(1秒きざみ、既定は10秒)。出力は720p、1080p、4K。画面比は21:9、16:9、1:1、9:16、Auto(既定) | Kling 4.0 User Guide |
| Omni Reference | 参考素材は最大15個(画像10枚、動画5本で合計30秒、エレメント7個など)。文章は最大8,000トークン(トークンは、AIが文章を数える単位) | Kling 4.0 User Guide、公式ブログ |
| 動画の編集 | 最大5本のクリップ(うち1本が主となる動画)。「Edit @Video1」と書くと編集、「Reference @Video1」と書くと参考にした新規生成 | Kling 4.0 User Guide |
| 動画の延長(4.0) | 最大2分。「coming soon」(近日対応)の表示 | Kling 4.0 User Guide |
| 音声 | 2チャンネルのステレオ。口の動きの合わせ方(リップシンク)の改善。声の登録は1回の依頼で最大3個、各5〜30秒。対応する言語に日本語が入っている(中国語、英語、日本語、韓国語、スペイン語、ポルトガル語、ドイツ語、フランス語、ヒンディー語など) | Kling 4.0 User Guide |
| Motion Control | 動きと表情を、画像の人物に移す。入力は人物の画像と、動きの動画(またはMotion Library) | Kling Motion Control User Guide |
| Elements | 2〜4枚の画像、または3〜8秒の動画で、登録する。登録は無料 | Kling Element Library User Guide |
| Image 3.0 Omni | 「Image Series Mode」で、関連する画像のセットをまとめてつくる。2K・4K対応 | Kling IMAGE 3.0 Omni User Guide |
| Start and End Frames | 最初と最後の2枚の画像をつなぐ | Kling AI Video Start & End Frames Guide |
| Canvas/Agent | ノードで素材と結果をつなぐ作業場/言葉で頼むとツールを使って進める | 公式ブログ「Introducing Kling 4.0」 |
- 4.0の10-bit HDR(明るさと色の幅を広くとる映像の規格)の出力は、概要で「coming soon」と書かれています(読んだ範囲)。提供状況は、画面で確かめてください。
使い方の場面(公式が紹介しているもの)
場面1:1枚の写真を、動かす
- たとえ話。 写真に「命令書」を1行添えて、短い映画にしてもらうイメージです。
- 公式の手順。 古いガイド「Image to Video」は、入力の画像を選び、「主語+動き」の形で書き(例:「手でサングラスをかける」のように具体的に)、モードと画面比と長さを選んで生成する、と書いています。
- 注意。 このガイドの数字(画面比は16:9・9:16・1:1、長さは5秒か10秒、Standard/Professional)は古い書き方です。4.0のガイドの数字(3〜30秒、21:9を含む)とは違います。
- どこに書かれているか。 公式の「Kling AI Image to Video Guide」。ボタン名の記載は、読んだ範囲ではありませんでした。
場面2:最初の絵と最後の絵を決めて、間をつくってもらう
- 公式の手順。 「Image to Video」の機能を開き、右上の「Add End Frame」をクリックし、2枚の画像を入れて生成します。
- 公式の注意。 画像は2枚だけ、変化は5秒以内がおすすめ、差が大きいと別のカットに切り替わることがある、と書かれています。同じ主題で似た内容の2枚を選ぶ、とも書かれています。
- どこに書かれているか。 「Kling AI Video Start & End Frames Guide」。どのモデルで使えるかは、読んだ範囲では書かれていません。
場面3:同じ人物や小物を、何度も同じ姿で出す(Elements)
- たとえ話。 登場人物の「設定資料」を先に渡しておくイメージです。
- 公式の手順。 Omni では入力欄の「Create Element」から、または「Assets」ページの「Elements」から登録します。「Add Images」で正面の主画像を入れ、補助の画像、名前、説明を書いて「Generate」で保存します。説明は「AI Auto-Description」で自動でも書けます。使うときは「@」で呼び出します。
- 上限。 画像のエレメントは2〜4枚、動画のキャラクターは約3〜8秒、声は約5〜30秒(単独の話者)。保存できる数は、会員でない人30、Standard 50、Pro・Premier 150、Ultra 500です。
- お金。 エレメントの登録は無料。ただし、複数の角度を補う「AI multi-view completion」は、会員は1日3回まで無料、その後は1回5クレジット。会員でない人は1回5クレジットです。
- 共有。 エレメントは、いまのところ「Explore」に共有できません。エレメントを使ってつくった動画は、共有できて、他の人がワンクリックで再現できます、と書かれています。
- どこに書かれているか。 「Kling Element Library User Guide」。
場面4:他の動画の動きを、自分のキャラクターに写す(Motion Control)
- 公式の手順(2.6)。 動きの動画(アップロード、または「Motion Library」)と、人物の画像を入れ、向きの設定(「Character Orientation Matches Video」が既定、または「Character Orientation Matches Image」でカメラの動きに対応)を選び、背景などを文章で書いて生成します。
- 公式の手順(3.0)。 動画と画像を入れたあと、「Bind Facial Element to Enhance Facial Consistency」で、顔のエレメントを結びつけます。
- 条件。 2.6では、解像度は短辺340px以上・長辺3850px以下、長さは3〜30秒。動きの動画は、カットやカメラの動きがない1つの連続したショットで、人物は1人、体と頭が隠れないこと、と書かれています。
- お金。 VIDEO 3.0は、Professionalが毎秒12クレジット、Standardが毎秒9。VIDEO 2.6は、Professionalが毎秒8、Standardが毎秒5。長さは最も近い整数の秒に丸めて計算されます(例:Standardで3.4秒は3秒で15クレジット)。元の動きの参照より出力が短くなっても、3秒以上の連続した動きが取り出せて動画が作られた場合は、使ったクレジットは返りません。
- どこに書かれているか。 「Kling Motion Control User Guide」。
場面5:絵コンテや連作の画像をつくる(Image 3.0 Omni)
- 公式の説明。 映画の絵コンテ、コンセプトアート、事前の画づくり、場面設計に向く、と書かれています。
- 公式の手順。 「Image Generation」のモードにして、必要なら「Image Series Mode」をオンにし、枚数を「Auto」か固定数で選び、高い解像度が欲しければ「4K」を選び、文章と参考画像を入れます。
- 上限。 読めた範囲で、Image Series Modeの最小の枚数は2です。他の上限は、ページが長く、読み切れていません。
- どこに書かれているか。 「Kling IMAGE 3.0 Omni User Guide」。
場面6:参考素材を組み合わせて、長めの動画をつくる/編集する(Kling 4.0)
- 公式の手順。 入口を「Omni Reference」か「Keyframes」から選び、素材を入れると、アップロード順に「@Image1」「@Video1」のように番号がつきます。各素材の役割(何を守り、何を除くか)を書き、時間の順に出来事を書き、音も書きます。編集するときは「Edit @Video1」と書き、変えたい所を書き、「Keep everything else unchanged」で、他を変えないよう頼みます。
- コツ(公式)。 抽象的な言葉を避け、具体的な見た目で書く。否定の指示は、字幕とBGMを除く場合を除いて避ける。
- どこに書かれているか。 「Kling 4.0 User Guide」。クレジットの消費は、このガイドの読めた範囲には書かれていませんでした。
場面7:口の動きを音声に合わせる(Lip Sync)
- 公式の手順。 顔が全部見える動画をつくり、「Lip Sync」を押し、「Text to Speech」で読み上げをつくるか、自分の音声を入れます。
- 条件。 この古いガイドは、Kling 1.0と1.5でつくった動画だけが対象、人間のキャラクターは可、動物は不可、5秒の動画で5クレジット、と書いています。4.0では、リップシンクの改善が別に書かれています。
- どこに書かれているか。 「Kling AI Lip Sync Guide」(古い書き方)と、Kling 4.0 User Guide。
場面8:キャンバスとエージェントで、複数回の作業を進める
- 公式の説明。 Canvas は、ノードをつくり、内容をつなぎ、作業場を自由に並べられる。Agent は、つくりたいものを説明すると、依頼を解釈し、ツールを使って作業を進める。新しい制作画面は、入力欄がひとつに集まり、グリッド表示とリスト表示、ひとつの時間軸があります。
- 提供の状況。 ブログは、これらの提供の日付や対象プランを書いていません(読んだ範囲)。Kling 4.0 Flash は、Ultra Yearly の購読者向けに9月28日から、と書かれています。
- どこに書かれているか。 公式ブログ「Introducing Kling 4.0」、ホームページ。
初心者向けの進め方(僕らの見立て)
- 画像1枚を動かす(場面1)。短く、具体的に。
- 気に入った登場人物ができたら、エレメントに登録する(場面3)。
- 動きを指定したくなったら、Motion Control(場面4)。
- 複数素材をまとめたいときだけ、Kling 4.0 の Omni Reference(場面6)。
これは僕らの見立てで、公式の推奨ではありません。
気をつけること
- この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はKlingを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。公式のガイドを読んだ範囲です。
- ガイドごとに書かれた時期が違います。画像から動画の古いガイド(5秒か10秒、16:9・9:16・1:1)と、Kling 4.0 のガイド(3〜30秒)は、別のモデルの話です。
- Lip Syncの古いガイドは、Kling 1.0と1.5が対象です。いまのモデルで同じ手順が使えるかは、公式の資料では確認できていません。
- 4.0の一部の機能(動画の延長、HDR)は「coming soon」の表示です。使えるかどうかは、画面で確かめてください。
- 他人の顔や声を素材にするときは、利用規約を読んでください(04)。
- クレジットの消費量は、機能とモデルで違い、変わります。生成の前に、画面の表示を見てください。
出典
- Kling AI User Guide 一覧(Kling AI、確認日 2026-10-23)
- Kling 4.0 User Guide(Kling AI、確認日 2026-10-23)
- Kling Motion Control User Guide(Kling AI、確認日 2026-10-23)
- Kling Element Library User Guide(Kling AI、確認日 2026-10-23)
- Kling IMAGE 3.0 Omni User Guide(Kling AI、確認日 2026-10-23)
- Kling AI Image to Video Guide(Kling AI、確認日 2026-10-23)
- Kling AI Video Start & End Frames Guide(Kling AI、確認日 2026-10-23)
- Kling AI Lip Sync Guide(Kling AI、確認日 2026-10-23)
- Introducing Kling 4.0(Kling AI ブログ、確認日 2026-10-23)
- Inside Kling 4.0: A Complete Guide to AI Video Creation(Kling AI ブログ、確認日 2026-10-23)
- Kling AI ホームページ(Kling AI、確認日 2026-10-23)