3行でいうと
- 公式のデータのページは、2026年9月9日から、FreeとProのデータ(プロンプト、コード、プロジェクトのファイル、出力など)がAIモデルの学習と改良に使われうると書いています。BusinessとEnterpriseは、既定で対象外です。止めるには Account settings → Preferences → AI model training です。
- 利用規約は、アプリを含む顧客のデータはユーザーのもの、AIの出力もユーザーのもの(第三者の権利を除く)と書いています。同時にLovableが、顧客のデータを事業のために使える広いライセンスを受けるとも書いています。
- 料金は、公式ドキュメントでは、Proが月25ドルから、Businessが月50ドルからです(100クレジット、月払い、2026-10-23に確認)。公式の料金ページ本体は、取得した本文にプランが入っておらず、読めていません。
- バックアップの方法は複数あります。Git同期、ZIPのダウンロード(有料プラン)、データベースのエクスポート。バージョン履歴で戻せるのは、コードだけです。
- 解約はWorkspace settings → Plans & credit usage → Manage → Downgrade to free。現在の期間は返金されず、未使用のクレジットは凍結されます。
この記事は、公式の資料を2026年10月23日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。価格と上限は、公式の表示のとおり写し、変わりうるものです。契約や権利の解釈は、公式や専門家に確認してください。法律の助言ではありません。
先に結論
- 学習への利用は、プランで違う。 Free、Proは対象になりうる(オプトアウトできる)。Business、Enterpriseは既定で対象外。
- 持ち出す道は用意されている。 コードはGit同期かZIP、データベースはエクスポート。ただし、保存したファイル、エッジ関数のコード、秘密の値はデータベースのエクスポートに入らない、と書かれています。
- やめても、すぐには消えない。 プロジェクトの削除には60日、アカウントの削除には30日の猶予が、公式に書かれています。
- セキュリティの責任は、使う側にもある。 公式は、スキャンは完全な安全を保証しないので、機密性の高いアプリは専門家の確認も考えるよう書いています。
前提:用語をそろえる
- Customer Data(顧客のデータ):利用規約の用語で、作ったアプリを含む、ユーザーが入れた内容です。
- AI Output(AIの出力):Lovableが生成して返したものです。
- オプトアウト:学習への利用を、自分の分について止める設定です。
- クレジットのロールオーバー:使い切らなかった月ごとのクレジットを、次の期間に持ち越すことです。
- RLS(行レベルセキュリティ):データベースの行ごとに、誰が読み書きできるかを決める設定です。
データはどこにあり、何に使われるか
保存の場所
- プロジェクトと公開したアプリ:Lovableがホスティングします(01参照)。
- 組み込みのバックエンド(Cloud)のデータ:Americas、Europe、Asia Pacificから、有効にしたときに決まり、あとから変えられません。国ごとの地域(例として日本が挙がっています)は、Enterpriseで要望に応じて、空き状況しだいで使えます(Lovable Cloudのページ)。
- 処理される国:プライバシーポリシーは、主たる拠点をスウェーデンのストックホルムとし、データは米国を含む複数の国で処理されると書いています。
- 第三者の事業者:ホスティング、決済、サポート、分析、AIの基盤の提供元が、Lovableの指示で動きます。現在の一覧は trust.lovable.dev に載る、とあります。
- 集められるデータ:氏名、メール、ログイン方法、支払い情報(決済はStripe)、顧客の内容(プロンプト、コード、プロジェクトのファイル、ホストされたアプリ、生成物)、IPアドレスなどの自動的な情報、連携先のデータ(付与した権限の範囲)。
学習への利用
| 項目 | 公式に書かれていること(確認日 2026-10-23) |
|---|---|
| 開始日 | 2026年9月9日(データのページ) |
| 対象になりうる | FreeとProの顧客のデータ。プロンプト(添付の画像やファイルを含む)、コード、プロジェクトのファイル、ホストされたアプリ、設定、生成物、利用データ |
| 対象外 | アプリの利用者のデータ、アカウントと請求の情報、BusinessとEnterpriseのワークスペースのデータ |
| 止め方 | Account settings → Preferences → AI model training で「Use my Lovable content for model training」をオフ |
| 効く範囲 | これからの分。すでにまとめられたデータセットや、学習済みのモデルからは消えない |
| 補足 | 共有のプロジェクトでは、メンバーがそれぞれ自分の設定を持つ。入っているワークスペースがすべてBusinessかEnterpriseなら、スイッチは無効に見える。ログインできない場合は privacy@lovable.dev へのメールも案内されている |
- プライバシーポリシーは、内容の品質確認のため、一部の担当者が内容を見ることがあるとも書いています。
- 広告については、仮名化された識別子(プロジェクトの中身ではない)が、MetaやGoogleなどの広告事業者に共有されうると書かれています。EEA、英国、スイス、ブラジルでは同意が要ります。
- Slack連携の会話は学習に使わないと、Slackのページに書かれています。Chatsの内容と音声の文字起こしは、学習データの方針の対象です。音声はOpenAIが保存せずに処理し、Lovableが文字起こしを保存する、とあります(Chatsのページ)。
権利(利用規約)
利用規約(発効日2026年8月15日、最終更新2026年8月28日と表示)の要点です。
- 所有:作ったアプリを含む顧客のデータはユーザーのものです。AIの出力も、第三者の権利を除いて、ユーザーのものとされています。サービス自体と利用データは、Lovableのものです。
- ライセンス:ユーザーは、Lovableに、顧客のデータを使う広い権利(世界的、永続的、無償)を認めます。規約は、顧客のデータから、個人が分からない形(匿名化や集計)のデータを作って、期限なく保持できるとも書いています。目的は、サービスの運営と改善、分析、その他の適法な事業目的を含みます。
- 学習:Lovableは顧客のデータをAIの学習に使えますが、将来分についてはいつでも無料でオプトアウトでき、すでに使われた分には及びません。
- 責任:ユーザーは、自分のデータと、作るアプリに責任を持ちます。HIPAAの対象となる医療情報やカード情報など、機微なデータは、別の合意がない限り原則禁止、とあります。公式のFAQも、HIPAAには対応せず、BAA(事業提携の契約)は結ばない、と書いています。
- AIの出力:誤りがありうる、独立した確認とテストなしに頼らない、医療・法律・金融の判断に使うなら安全策を、と書かれています。
- 年齢:18歳以上(またはその地域の成年年齢)。未成年は保護者などの許可が要ります。
プランと価格
公式の「Subscription plans」のページ(日付の表示なし、確認日 2026-10-23)から写します。通貨は米ドルです。
| プラン | 金額(ページの表示) | クレジットなど |
|---|---|---|
| Free | ページには金額の欄がない | 毎日5つのビルド用クレジット(月30まで)、毎日のチャット枠、月ごとの枠(Cloud 20、AI 4、コネクタ 1) |
| Pro | 月払い 25ドル/月(100クレジット)、年払い 250ドル/年(月あたり21ドル) | 月のクレジットは100から最大10,000まで(ページの表示では、200で月払い50ドル、10,000で月払い2,250ドル、年払い22,500ドル)。ビルド用クレジットの月の上限なし。ロールオーバー、追加購入(top-up)、自動追加購入 |
| Business | 月払い 50ドル/月(100クレジット)、年払い 500ドル/年(月あたり42ドル) | Proと同じクレジットの仕組み(ページの表示では、200で月払い100ドル、10,000で月払い4,300ドル、年払い43,000ドル)。プレビューリンクのパスワード、SSO、セキュリティセンターなど |
| Enterprise | ページには金額なし。営業に問い合わせ | 契約でクレジットを決める。日々のビルド用クレジットとチャット枠、月ごとのCloudとAIの枠はなし(ロールオーバーの扱いは、読んだ範囲では書かれていません)。監査ログ、SCIM、EUの推論など |
- 年払いは、月払いより2か月分お得、と書かれています。年払いでも、月のクレジットは毎月付与されます。
- 公式の学生・教員向けの割引は、Proの100クレジット、月払い、最大12か月の50%引きで、lovable.dev/students で確認します。公式の説明では、Freeのプランのワークスペースだけが対象で、1人1回、解約後は再び受けられません。
- 公式の料金ページ(lovable.dev/pricing)は、取得した本文にプランの欄が入っておらず、読めていません。上の金額は、公式ドキュメントのページのものです。税や日本円での表示は確認できていません。
- チャットの価格について。 公式は、チャットの料金は2026年10月31日までの一時的な価格と書いています。この記事の確認日(10月23日)から、あまり日がありません。
- 追加購入したクレジットは購入から12か月、月ごとのプランのクレジットは発行から2か月(年払いは年の期間が終わって1か月後)まで有効です。残高がゼロになると、ビルドは止まり、公開したアプリのAI機能も止まり、Cloudのアプリは一時停止します(Credits and usageのページ)。
バックアップと持ち出し
| 方法 | 公式に書かれていること |
|---|---|
| バージョン履歴 | 変更のたびに自動で版が残る。戻すのはコードとエッジ関数で、データベースの中身は戻らない。使ったクレジットも戻らない |
| Git同期 | GitHub、GitLab、Bitbucketへ。全プランで使える。書き出し方向のみで、既存のリポジトリの取り込みはできない。データベースの中身は同期されない |
| Download codebase(ZIP) | 有料プラン。編集権限があれば、Project settings → Git などから。Enterpriseでは管理者に限定できる |
| データベースのエクスポート | More → Database → Manage → Settings。保存したファイル、エッジ関数のコード、秘密の値は入らない |
| Remix | 独立した写しを作る。データベースの中身、秘密の値、独自ドメイン、公開状態、コネクタなどは引き継がれない |
- 自分のSupabaseへ移す場合は、データベースをエクスポートして復元し、ストレージのファイルとコードを移し、認証、秘密の値、外部サービスを設定し直します(Lovable Cloudのページ)。
- 保存した秘密の値は、あとから読み返せません(Secretsのページ)。持ち出すときは、別に控えが要ります。
解約、削除、公開をやめる
| やりたいこと | 公式に書かれていること |
|---|---|
| 有料プランをやめる | Workspace settings → Plans & credit usage で、プランのカードの Manage → Downgrade to free。サポートへの連絡は不要。期間の終わりに反映される。終わる前なら Cancel downgrade で取り消せる |
| 返金 | 解約で今後の請求は止まるが、今の期間の分は返金されない。未使用のクレジットは凍結される。誤請求だと思うときはサポートへ。利用規約は、法律で必要な場合を除き、料金は返金されないと書く |
| 未使用のクレジット | 無料に戻ると、月のクレジットとロールオーバー分は凍結。期限前に再契約すると、また使える。追加購入分とボーナスは期限まで使える |
| スマホから | モバイルアプリには解約の機能がない。lovable.dev から。iOSのApp Storeでの購入は自動更新されず、Managed by App Store と表示される |
| 公開をやめる | Project settings → Publishing → Unpublish project。プロジェクトはエディタに残る |
| プロジェクトの削除 | Project settings → Danger zone → Delete project。公開されたアプリは約1分でオフライン。コードや履歴は60日保持され、Workspace settings → Workspace の Recently deleted projects から Restore できる。60日後は完全に消え、サポートでも戻せない |
| ワークスペースの削除 | 所有者のみ。メンバーはすぐ入れなくなり、60日後に完全に削除。FreeとProとBusinessの所有者は、その間 Recently deleted workspaces から戻せる |
| アカウントの削除 | Account settings → Account → Danger zone。30日の猶予があり、その間にログインすれば取り消せる。以後は完全 |
- Freeで長期間使わないと。 公式は、独自ドメインがなく、訪問も所有者のログインも12か月ない場合、プロジェクトが公開停止になることがあると書いています。プロジェクトとデータは残り、組み込みのバックエンドは一時停止します。
- データの削除と学習。 プライバシーポリシーは、アカウントの終了や削除の要請の後、データは削除または匿名化されるが、すでにまとめられた学習用のデータセットやモデルからは消えない、と書いています。
- ダウングレードの影響。 一部の機能が止まります(独自ドメインの新規接続は有料プラン、ワークスペース全体向けの公開の権限が次の公開で外れる、など)。公開したアプリは残ります。
セキュリティ上の注意(公式が書くもの)
- スキャン。 Quick scan(データベースの確認、依存関係の監査、MCPサーバーの確認)は公開のたびに自動で走り、Deep scan(コード全体の確認)は基本的に手動です(ログインなしのMCP連携を許すアプリを公開すると裏でも動く、と書かれています)。どちらも実行は無料で、所要は数秒、およそ3〜13分とされます。公式は「完全な安全は保証できない」と書いています。
- 指摘の重さ。 Critical、Warning、Info。公式は、公開前にCriticalを解決するよう書いています。管理者は「Block publishing with critical issues」で、重大な指摘が残る間の公開を止められます。
- 秘密の値。 コードに書かず Secrets へ。
VITE_で始まる変数は、ブラウザに送られるコードに入るので、サービスのロールキーは入れてはいけない、とGit同期のページが書いています。 - RLS。 設定の誤りはデータ漏えいの一般的な原因なので、公開前と認証・スキーマの変更後に見直す、と書かれています。場所は More → Database → Manage → Policies です。
- 認証の判断はサーバー側で。 ブラウザ側の確認は迂回できる、と書かれています。
- Trust center。 公開したアプリの
/.well-known/trust.htmlに、確認できた事実だけを載せる機能で、認証や監査ではない、と書かれています。既定でオフです。 - Lovable自体の認証。 FAQは、SOC 2 Type II、ISO 27001:2022、AIUC-1を挙げ、詳細は trust.lovable.dev と書いています。僕らは証明書本体を読んでいません。
気をつけること
- この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。公式のドキュメント、利用規約、プライバシーポリシーを読んだ範囲です。
- 料金は変わりうる。 公式の料金ページを読めていないため、ドキュメントの金額と、いま画面に出る金額が違う可能性があります。契約の前に、画面で確かめてください。
- 規約は新しい。 利用規約の発効日は2026年8月15日、プライバシーポリシーは2026年9月15日と表示されています。学習の方針は2026年9月9日に始まったものです。読み直す価値があります。
- 機微なデータ。 HIPAAの対象の情報、カード情報、本人確認の情報は、標準の規約では扱えないと公式のFAQが書いています。そうしたデータを扱うアプリは、作る前に営業へ相談するよう書かれています。
- ワークスペースの削除、プロジェクトの削除、秘密の値の削除は、元に戻せない部分があります。実行の前に、書き出しを済ませてください。
- 規約の解釈、権利、個人情報の扱いは、公式や専門家に確認してください。この記事は助言ではありません。
出典
- Subscription plans(Lovable Documentation、Lovable、確認日 2026-10-23)
- Credits and usage(Lovable Documentation、Lovable、確認日 2026-10-23)
- Change or cancel your subscription(Lovable Documentation、Lovable、確認日 2026-10-23)
- Pricing(Lovable、確認日 2026-10-23)
- Data opt-out(Lovable Documentation、Lovable、確認日 2026-10-23)
- Terms of Service(Lovable、発効 2026-08-15、確認日 2026-10-23)
- Privacy Policy(Lovable、2026-09-15、確認日 2026-10-23)
- FAQ(Lovable Documentation、Lovable、確認日 2026-10-23)
- Lovable Cloud(Lovable Documentation、Lovable、確認日 2026-10-23)
- Version history(Lovable Documentation、Lovable、確認日 2026-10-23)
- Git sync(Lovable Documentation、Lovable、確認日 2026-10-23)
- Code view(Lovable Documentation、Lovable、確認日 2026-10-23)
- Remix a project(Lovable Documentation、Lovable、確認日 2026-10-23)
- Publish(Lovable Documentation、Lovable、確認日 2026-10-23)
- Delete a project(Lovable Documentation、Lovable、確認日 2026-10-23)
- Lovable workspace(Lovable Documentation、Lovable、確認日 2026-10-23)
- Create an account(Lovable Documentation、Lovable、確認日 2026-10-23)
- Lovable for Slack(Lovable Documentation、Lovable、確認日 2026-10-23)
- Chats(Lovable Documentation、Lovable、確認日 2026-10-23)
- Lovable mobile app(Lovable Documentation、Lovable、確認日 2026-10-23)
- Security(Lovable Documentation、Lovable、確認日 2026-10-23)
- Project security view(Lovable Documentation、Lovable、確認日 2026-10-23)
- Security best practices(Lovable Documentation、Lovable、確認日 2026-10-23)
- Secrets(Lovable Documentation、Lovable、確認日 2026-10-23)
- Trust center(Lovable Documentation、Lovable、確認日 2026-10-23)
- Privacy & security settings(Lovable Documentation、Lovable、確認日 2026-10-23)