3行でいうと
- 公式の製品ページは、機能を「強化と調整」「画質」「生成AI」「風景」「人物」「写真の合成」「クリエイティブ」などに分けて並べています。
- 生成AIの機能は3つです。GenErase(不要物を消す)、GenExpand(画面を広げる)、GenSwap(物を置き換える)。公式のヘルプには、使い方の手順が書かれています。
- 「AI Assistant」は、文章で依頼すると編集案を出す機能です。使うにはインターネット接続が要る、とサポートの記事(support.skylum.com)と製品ページ(skylum.com/luminar/ai-assistant)が書いています。有効なサブスクリプション等の条件や対応言語は、サポートの記事ではなく製品ページに書かれています。
- 他の編集ソフトの中から呼ぶ「プラグイン」などの形では、使えない機能がある、と公式は書いています(Lightroom Classicでは生成ツールとAI Assistant、Photoshopでは「Extra tools」など)。
この記事は、公式の資料を2026年10月23日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はLuminarを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。機能名やメニュー名は公式の表記を写しています。公式ページは要約の形で取得したため、機能の細かい動きや結果の品質は確認できていません。
先に結論
- 全体像。 公式の製品ページが挙げる機能は、「写真を整える」「写り込みを直す」「人物を整える」「風景を印象的にする」「複数枚を1枚にする」「文章で相談する」の6つの使い方に整理できます(この整理は僕らのもので、公式の分類ではありません)。
- 最初に触るなら。 公式のヘルプの順番では、左にカタログ、右に「Presets」「Tools」「Edits」「Extra」「Info」が並んでいます。まずPresets(用意された仕上がり)から試す流れです。
- 注意。 生成AIとAI Assistantは、パソコン内で完結する機能とは限りません。AI Assistantはインターネット接続が要る、とサポートの記事と製品ページが書いています。生成AIの機能は、インターネットの要否が、読んだサポートの記事には書かれていませんでした。データの扱いは別で、プライバシーポリシーは、AI写真編集の機能は選んだ写真と入力を外部の生成AI事業者へ送る、AI Assistantは外部へデータを送らない、と分けて書いています(第03回)。
前提:用語をそろえる
- プリセット(Presets):すでに作られた仕上がりの設定です。押すと、色や明るさがまとめて変わります。
- ツール(Tools):明るさ、構図、人物、風景などの調整を、1つずつ細かく動かす部品です。
- マスク(Masking):写真の一部だけに調整を効かせるための、範囲の指定です。
- 生成AI:文章や周りの絵から、新しい絵を作る仕組みです。ここでは GenErase、GenExpand、GenSwap の3つを指します。
- カタログ:写真の一覧です。左側のパネルにあります。
たとえ話:自動運転つきの暗室
昔の暗室では、露出や色を試行錯誤しました。Luminar Neoは、その暗室に「おまかせボタン」(AI)がたくさん付いたようなものです。おまかせで仕上げて、気に入らなければスライダーで少し戻す。それでも消したい物があれば、特別な機械(生成AI)に頼む。ただし、特別な機械は、写真を外に預けて仕上げてもらう場合があります。これは僕らのたとえで、公式の表現ではありません。
画面の見取り図
公式のウォークスルーによると、画面は次のように分かれています(確認日2026-10-23)。
| 場所 | 公式の説明 |
|---|---|
| 左のパネル | 「Catalog」(フォルダ、アルバム、写真)。下に「Tutorials」「Learn Photography」「Creative Library」がある |
| 右のパネル | 「Presets」「Tools」「Edits」「Extra」「Info」を切り替える |
| 左下 | 自分のプロフィール。アカウントやライセンスの設定 |
| Presets | 用意された仕上がりを適用する |
| Edits | かけた調整を見て、直す |
| Extra | 生成(GenErase、GenSwap、GenExpand)、強化(Upscale、Restoration)、合成(HDR Merge、Focus Stacking、Panorama Stitching) |
| Info | 写真の詳細とメタデータ |
-
2026年8月5日付の更新履歴(Luminar 1.28.0)は、CatalogとEditを1つの空間にまとめ、ナビゲーションと右のサイドバーを作り直した、と書いています。画面の配置は更新で変わる可能性があります。
-
公式ニュースルームの2026年8月11日付の発表は、8月5日の更新を第1段階と位置づけ、第2段階(今秋)として、Crop、Atmosphere(Fog)、AI Assistantの強化、Enhanceの改良、Web Editorを挙げています。今後も画面や機能が変わる前提で読んでください。
使い方の場面ごとに
場面1:とにかく1枚きれいにしたい
- 公式の製品ページが挙げる機能: AIによる画像強化(スライダー1本)、Enhance、Structure、Supercontrast、Composition、Color、Dodge & burn。
- 公式のどこに: skylum.com/luminar の「Main AI features」にあたる一覧。サポートの「Editing Tools」には、Essential Tools、Landscape Tools、Creative Tools、Portrait Tools、Professional Tools、Image Quality Tools、Masking Options、Layersなどのページ名が並んでいます。
- 見立て(僕らの): 最初は、プリセットを押してから、「Edits」に出る調整を少し戻す、という使い方が分かりやすそうです。公式がこの順番をすすめている、という文章は確認できていません。
場面2:写り込んだ余計なものを消す
- 公式の説明: サポートの「Generative Tools」の記事によると、GenEraseは不要な物を消す機能です。カタログで写真を選び、「GenErase」を開き、「Select Brush」で消したい物をなぞり、「Erase」を押して「Save」します。保存先は「Generative Creations」フォルダです。
- 公式のどこに: support.skylum.com の「Generative Tools in Luminar Neo」の記事。
- 注意: この記事には、インターネットの要否、解像度の上限、回数の上限、どのプランで使えるか、処理がどこで行われるか、は書かれていませんでした。一方、プライバシーポリシーには、AI写真編集の機能は選んだ写真と入力を外部の生成AI事業者へ送る、と書かれています。ポリシーは例として「object removal」「background expansion」を挙げており、読んだ範囲では、GenErase・GenExpand・GenSwapという製品名は書かれていませんでした(第03回)。どの製品が当たるかは、公式で確認できていません。
場面3:写真の外側を広げる、物を置き換える
- GenExpand: 画像の縁を広げます。画像を開いて「GenExpand」を押し、枠を外へドラッグし、必要なら文字の指示を足し、「Expand」を押して「Save」します。公式には「1回あたり最大25%まで広げられる」という趣旨の記載があります。
- GenSwap: 範囲をなぞって、短い名詞の指示(プロンプト)を入れ、「Swap」を押します。公式は英語の指示をすすめています。
- 公式のどこに: 同じ「Generative Tools」の記事。結果にはばらつきがあるので何度か試すとよい、という趣旨の注記があります。
場面4:人物を整える
- 公式の製品ページが挙げる機能: 肌のなめらか化(Skin AI)、顔の補正、体の形の補正、ボケ(Bokeh AI)、背景の置き換え、スタジオ風の照明。
- 公式のどこに: skylum.com/luminar の機能一覧。更新履歴の2026年4月9日付(1.27.0)は、Bokeh AI、Skin AIの強化、Face AIのくま取り(dark circle removal)、Mask Featherを挙げています。
- 見立て: 人物の写真は、肌や顔の補正を強くかけすぎると不自然になりやすいです。強さのスライダーを、少しずつ上げる使い方が安全そうです。公式の文章ではなく、僕らの見立てです。
場面5:風景を印象的にする
- 公式の製品ページが挙げる機能: 空の置き換え、ゴールデンアワー、霧や空気感、かすみ除去、光の筋(Sunrays)、Twilight Enhancer、Water Enhancer。
- 公式のどこに: skylum.com/luminar の機能一覧。
場面6:複数枚を1枚にする
- 公式の説明: サポートの「Extra tools」と製品ページが、HDR Merge(明るさの違う写真を合成)、Panorama Stitching(パノラマ)、Focus Stacking(ピントの違う写真を合成)を挙げています。「Upscale AI」は、画質を落とさず拡大する、という趣旨の説明です。
- 公式のどこに: support.skylum.com の「Extra Tools」。各ツールの詳細ページへのリンクが付いています。
場面7:文章で相談しながら編集する(AI Assistant)
- サポートの「AI Assistant」の記事が書くこと: 右下のアイコン、またはCmd+K(macOS)/Ctrl+K(Windows)で開きます。「Presets」と「Edit」のタブにあり、カタログの表示では使えません。インターネット接続が必要で、プラグインモードでは使えません。開くと「several suggestions」が出て、自分で質問を入力することもできます(数は記事に書かれていません)。提案のサムネイルを押して適用すると、それまでの編集内容が置き換わり、1つの編集が1つのプリセットとして残ります。
- サポートの記事に書かれていなかったこと: サブスクリプションやライセンスの条件、対応言語、編集案の最大数、非対応のツール。これらは、サポートの記事ではなく、製品ページ(skylum.com/luminar/ai-assistant)に書かれています。
- 製品ページ(skylum.com/luminar/ai-assistant)が書くこと: 1回の依頼につき最大3つの編集案が出ます(「up to three」)。編集タブのツールは自動では適用せず、カタログのGenerative、Merge、Enhancementのツールには対応していない、という趣旨です。利用には、有効なLuminar Neoのサブスクリプション、またはUpgrade Pass付きのLuminar Neoライセンスが必要です。質問は、Luminar Neoが対応するすべての言語でできるとされ、日本語も一覧に載っています(対応言語は17、とも書かれています)。質問の回数に上限はない、チャットの履歴は今の写真に対してだけ残り、Luminar Neoを閉じるか写真を切り替えると消える、とも書かれています。
- プラグインモードについて: Lightroom Classic向けのサポート記事は、生成ツール、Restoration、AI Assistantのツールは「Lightroom plugin mode」で使えない、と書いています(第03回)。
- 公式のどこに: 更新履歴(skylum.com/whats-new/luminar-neo)の2025年12月23日付(1.26.0)が、PresetsとEditのタブへのAI Assistantの追加を挙げています。
- データの扱い(プライバシーポリシー): AI Assistantに送った質問は、品質確認・機能改善・安全分析のために記録される、と書かれています(第04回)。同じ節は、AI Assistantを社内(in-house)の機能として書き、処理の間に外部のサービスへデータを送らない、とも書いています。ポリシーが挙げる処理対象は、写真の自動生成のテキスト説明、質問、応答、評価で、写真そのものを送るとは書いていません。インターネット接続が要る点との関係(通信先)は、公式で確認できていません。
- この節の確認日: AI Assistantの出典と帰属は、2026年10月25日に上記の公式ページを読み直して確認しました。
場面8:Lightroomから乗り換える、写真を一括で整える
- Lightroom Classicのカタログを取り込む: サポートの記事に、Luminar for Desktopで「File > Catalog > Import Lightroom Catalog」を選ぶ手順があります。フォルダ、コレクション、メタデータ、基本の調整は移りますが、キーワード、スマートコレクション、マスク、生成AIの調整などは移らない、と書かれています。更新履歴(2026年6月17日付 1.27.1)は、この機能を「Lightroom Migration (BETA)」と表記しています。一方、サポート記事にはベータの記載が見つかりませんでした。
- まとめて編集: 公式の製品ページは「Edit a whole photoshoot in one click」という見出しを掲げています。細かい手順は、読んだ範囲では確認できていません。
気をつけること
- 公式の機能一覧は、宣伝を兼ねたページです。「どれだけうまくいくか」は、写真によって違うはずなので、無料体験(第01回)で自分の写真を試すのが確実です。
- AI Assistantは、インターネット接続が必要です。生成AIの機能は、インターネットの要否が、読んだサポートの記事には書かれていません。AI写真編集の機能は、プライバシーポリシーでは、写真や入力が外部へ送られる場合があると書かれています。AI Assistantは、プライバシーポリシーでは外部へデータを送らないと書かれています(第03回)。
- プラグインとして使うときは、使えない機能があります。Lightroom Classicでは、生成ツール、Restoration、AI Assistantが使えません。Photoshopでは、CropAIが表示されません(第03回)。
- ベータや新機能の区別。更新履歴で「BETA」と明記されていたのは、読んだ範囲ではLightroom Migrationだけでした。
- 画面の配置や機能名は、更新で変わります(2026年8月の1.28.0で画面構成が変わりました)。
出典
- Luminar - Easy Photo Editor(Skylum、確認日 2026-10-23)
- Luminar Neo - Easy Photo Editor(Skylum、確認日 2026-10-23)
- Discover the Latest Luminar Features: Whats New(Skylum、確認日 2026-10-25)
- Luminar for Desktop walkthrough(Luminar Knowledge Hub、Skylum、確認日 2026-10-23)
- Editing Tools(Luminar Knowledge Hub、Skylum、確認日 2026-10-23)
- Extra Tools(Luminar Knowledge Hub、Skylum、確認日 2026-10-23)
- AI Assistant(Luminar Knowledge Hub、Skylum、確認日 2026-10-25)
- Generative Tools in Luminar Neo: Everything You Need to Know(Luminar Knowledge Hub、Skylum、確認日 2026-10-23)
- Lightroom Classic Catalog Migration(Luminar Knowledge Hub、Skylum、確認日 2026-10-23)
- Luminar for Desktop with Adobe Lightroom Classic(Luminar Knowledge Hub、Skylum、確認日 2026-10-25)
- Privacy Policy(Skylum、Effective Date 2026-05-06、確認日 2026-10-25)
- Luminar AI Assistant(Skylum、確認日 2026-10-25)
- Luminar Introduces One of Its Biggest Updates Yet(Skylum Newsroom、2026-08-11、確認日 2026-10-23)