3行でいうと

  • 公式のサポートサイトが挙げるホストは、Adobe Photoshop、Adobe Lightroom Classic、macOSの「写真」の3つです。どれも、Luminar の画面で編集した画像が、呼び出した側へ戻る形です。
  • プラグインでは使えない機能があります。生成ツール(GenErase、GenSwap、GenExpand)は、Lightroom Classicと macOS「写真」で使えず、AI Assistant はプラグインのモードで使えません(公式)。
  • Lightroom Classicのカタログ移行は、Lightroom Classic 15.0以上が必要で、キーワード、スマートコレクション、マスク、生成AIの調整などは移りません。
  • スマホ版との引き継ぎは、同じ Skylum アカウントで行い、公式の記事は、Mobile から Desktop への転送を書いています。
  • 設定ファイル(JSONなど)に書く連携は、公式のサポート記事には見つかりませんでした。この記事に設定ファイルの例はありません。

この記事は、公式の資料を2026年10月25日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者は Luminar を入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。手順は「公式の手順を順に並べたもの」で、画面名やボタン名は公式の表記を写しています。「この記事の案」と書いた所は、公式の記述から組んだもので、動作は確かめていません。手元の画面と照らして読んでください。

先に結論

前提:用語をそろえる

全体の地図

連携 呼ぶ側/戻る先 公式の記事 使えない機能(公式)
Photoshop Photoshop の Filter メニューから開く。Apply で Photoshop へ戻る Luminar for Desktop with Adobe Photoshop CropAIは非表示。Extra toolsは使えない(ただし別の記事と書き方が違う。下の節)
Lightroom Classic 右クリックの Edit In/Export から開く。保存すると Catalog > All Photographs に戻る Luminar for Desktop with Adobe Lightroom Classic 生成ツール、Restoration、AI Assistant
macOS「写真」 Edit Photo > Extensions から開く。Save Changes で戻る Luminar for Desktop as a Photos for macOS Extension GenErase、GenExpand、GenSwap。Catalog のツール
Lightroom Classic カタログ移行 File > Catalog > Import Lightroom Catalog Lightroom Classic Catalog Migration 移らない項目あり(下の節)
Luminar Mobile 同じ Skylum アカウント。Desktop で Luminar Mobile のフォルダを開き、Space Imports で編集 Cross-Device Editing、Fix Sync Issues… 記載が見つからない
Spaces(共有) 写真を選んで書き出し、ブラウザで整えて、公開リンクで共有 Spaces 1つの Space に写真は200枚まで(公式)

連携0:プラグインを入れる(共通の手順)

公式の「Installing Plug-ins」の順です(第05回の手順5と同じ内容です)。

  1. 入れたい相手のアプリ(ホスト)を終了する。
  2. Luminar for Desktop を開いたままにする。
  3. メニューを開く。macOS は Luminar for Desktop > Install Plugins、Windows は Luminar for Desktop > File > Install Plugins。
  4. ダイアログで、Luminar を動かしたいホストにチェックを入れる。
  5. 選んだアプリごとに Install/Uninstall を押す。

  6. 権限: macOS は管理者のパスワードを求められる場合がある。Windows は Luminar を管理者として起動する(アイコンを右クリックして「Run as administrator」)。

  7. 最初のインストール時: 検出したソフトにプラグインを入れるか聞かれる、と公式にあります。あとからも入れられます。
  8. 対象の範囲(公式): デスクトップ版の Adobe Photoshop CC と Lightroom Classic。Adobe のクラウド編集は対象外。古い版(Photoshop CS、Lightroom Classic 6.14)は、動作の保証がない、と書かれています。公式は、Photoshop と Lightroom Classic を最新にしておくこと、と書いています。
  9. 更新したら: Luminar を更新したあと、PhotoshopやPhotosなどのプラグインも更新する、と更新の記事にあります(具体的な操作は、読んだ範囲ではありません)。
  10. 外し方: 同じ画面の Install/Uninstall が、取り外しの操作に当たる可能性がありますが、公式のページは取り外しの手順を確認できる形で書いていません。公式で確認できていません。
  11. うまくいかないときの確認点: ホストを終了してから入れたか。Windowsで管理者として起動したか。Luminar とホストが、公式の対象の範囲か。第05回のウイルス対策ソフトの節(有効化・ログインの問題の話)も参照してください。

連携1:Adobe Photoshop

手順(公式の順)

  1. Photoshop を開く。
  2. 編集したい画像を開く。
  3. Filter > Skylum Software > Luminar Neo を選ぶ。Luminar が動いていることを示すダイアログが出ます。
  4. Luminar for Desktop が、画像を自動で開く。開かないときは、Dock(macOS)またはタスクバー(Windows)の Luminar のアイコンを押す。
  5. Luminar で編集する。
  6. Apply を押して、調整した画像を Photoshop へ送り返す。

Smart Filter として使う(公式)

  1. Photoshop のレイヤーを Smart Object に変換する。
  2. 通常どおりプラグインを起動して編集する。
  3. あとで直すときは、Photoshop でそのレイヤーをダブルクリックすると、前の編集が残ったまま、Luminar に戻る。

渡るデータと、使えない機能

項目 公式の記載
渡る画像 Photoshop から呼ぶと、Luminar のプラグインでは、RAWではなくTIFFが扱われる(「Extra tools in the Plugin mode」の記事)
CropAI 非表示。Photoshop は、同じ形・同じピクセル数で画像を返すことをプラグインに求めるため。Photoshop側で、プラグインの前後に切り抜きや傾き補正ができる
Extra tools Photoshop の記事は「使えない」と書き、名前は挙げていない
Edit と Presets のタブのツール 「Extra tools in the Plugin mode」の記事は、Photoshop のプラグインでも、すべて使える、と書いている
対応するPhotoshopの版 具体的な版の一覧は書かれていない。古い版の動作は保証がない

うまくいかないときの確認点

連携2:Adobe Lightroom Classic

手順(公式の順)

  1. Lightroom Classic を開く。
  2. Library または Develop のモジュールで、画像を選ぶ。
  3. 方法1か方法2で、画像を Luminar へ送る。
  4. Luminar で編集する。
  5. 保存する。編集した写真は、Lightroom の Catalog > All Photographs に出ます。

方法1:Edit In

方法2:Export

渡るデータと、使えない機能

項目 公式の記載
「Edit a Copy」で開くもの 「Extra tools in the Plugin mode」の記事は、「Edit a Copy」を選ぶとプラグインにTIFFが開く、と書く。「Edit a Copy with Lightroom Adjustments」がこれに当たるかは、公式で確認できていない
RAWを Luminar で直接編集したいとき 「Extra tools in the Plugin mode」の記事は、写真を右クリックして「Export Original」を選ぶ、または RAW を単体(スタンドアロン)のモードで開く、と書く。Lightroom Classic の記事では、Export > Luminar for Desktop の選択肢は「Open Source Files」と「Edit a Copy with Lightroom Adjustments」で、「Export Original」という名前は出てこない。2つの記事で名前が違うので、手元のメニューで確かめてください
使えない機能 生成ツール(GenErase、GenSwap、GenExpand)、Restoration、AI Assistant
使える機能 Edit と Presets のタブのツール。HDR Merge、Focus Stacking、Upscale AI(「Extra tools in the Plugin mode」の記事)

うまくいかないときの確認点

連携3:macOS の「写真」(Photos for macOS Extension)

有効にする(公式)

  1. System Settings(macOS 13.0より前は System Preferences)を開く。
  2. Extensions を選ぶ。
  3. Photos を選ぶ。
  4. Luminar for Desktop Extension を選ぶ(チェックを入れる、という趣旨)。

写真から Luminar へ送る(公式の順)

  1. Applications フォルダから Photos を開く。
  2. 写真ライブラリで、編集する画像を選ぶ。
  3. Edit Photo のボタンを押す。
  4. Extensions のボタンを押し、Luminar for Desktop を選ぶ。
  5. Luminar で編集する。
  6. 終わったら Save Changes を押して、調整した画像を Photos へ戻す。

渡るデータと、使えない機能

連携4:Lightroom Classic のカタログを取り込む(移行)

プラグインとは違い、カタログを丸ごと取り込む機能です。

手順(公式の順)

  1. Lightroom Classic を完全に閉じる。必要な版は、15.0以上です。
  2. Luminar for Desktop を開く。
  3. File > Catalog > Import Lightroom Catalog を選ぶ。
  4. 開いたウィンドウで Continue を押す。
  5. Luminar が、Pictures フォルダの中の Lightroom のカタログ(.lrcat のファイル)を探す。
  6. 一覧からカタログを選ぶ。別の場所(外付けドライブなど)にあるときは Browse で探す。
  7. Start Import を押す。
  8. 終わるまで待つ。かかる時間は、カタログの大きさと写真の数で変わり、具体的な時間は書かれていません。
  9. 期待される結果:取り込んだフォルダが Folders、コレクションが Albums に出る。「Luminar Neo Catalog Imported」という名前の新しいカタログができる。
  10. 写真を選び、Edit タブの Edits で、移った調整を見る。

渡るデータ

区分 公式の記載
移る フォルダ、コレクション(アルバムとして)、メタデータ、基本的な編集の多く
移らない キーワード、スマートコレクション、マスク、生成AIの調整、白黒の変換、カラープロファイル、Luminarに相当するものがないLightroomの調整

連携5:Luminar Mobile と編集を引き継ぐ(Cross-Device Editing)

手順(公式の順)

  1. Luminar Mobile で編集する。取り込んだ写真、編集、調整は、Skylum アカウントを通じて自動で同期される、と公式にあります。
  2. Luminar for Desktop で、Luminar Mobile のフォルダを開く。
  3. 写真を選び、上のパネルの取り込みのボタンを押す。ボタンの名前は、公式のページには書かれていません。これを飛ばすと、Presets、Tools、Edits のタブが灰色になることがある、と公式にあります。
  4. 写真は Space Imports フォルダに出る。そこで編集できる。
  5. Edits タブで、Luminar Mobile で使ったツールを見て、選んで設定を変える。

渡るデータ、条件

項目 公式の記載
必要なもの Skylum アカウント、Luminar Mobile、Luminar for Desktop
向き このページは、Luminar Mobile から Luminar for Desktop への転送を書いている。デスクトップ同士でカタログを移すときは、別の記事(How to transfer the Catalog to another device?)がある
同期される内容 取り込んだ写真、編集、調整(フォトライブラリを含む、と公式にあります)
プラン、インターネットの条件、同期を切る方法 このページには書かれていない

うまくいかないときの確認点(公式の「Fix Sync Issues Between Luminar Mobile and Luminar for Desktop」の順)

  1. アカウント。 2つのアプリが、同じ Skylum アカウントか。違うときは Merge Accounts(公式が動画の説明を載せている)。
  2. 設定。 Luminar Mobile で、写真を開き、More(三点)→ Luminar Space → Sync Across Devices を開き、Sync Across Devices のトグルがオンか。
  3. インターネット。 両方の端末がつながっているか。モバイル通信で同期するなら、Luminar Mobile の設定で Use Cellular to Sync をオンにする。
  4. 再起動。 デスクトップは終了して開き直す。モバイルは、Luminar Space の画面で下へスワイプして、手動で再同期する。
  5. セキュリティソフト。 デスクトップで、ウイルス対策ソフトやファイアウォールを一時的に無効にして、同期が戻るか確かめる(公式は一時的な確認としていて、再び有効にする記載はないので、確かめ終わったら元に戻してください)。
  6. サポート。 それでも直らなければ、skylum.com/support/contact へ。問題の説明、Luminar Space の設定のスクリーンショット、2つのアプリが同じアカウントである確認を添える。

連携6:Spaces(公開リンクで共有する)

デスクトップ版の「Spaces」の記事に書かれた流れです。

手順(公式の順)

  1. Luminar for Desktop で、写真を選ぶ。
  2. 個人用の仮想のアルバムへ書き出す。このアルバムは、Skylum アカウントと自動で同期される、と公式にあります。書き出しのメニューの名前は、記事には書かれていません。
  3. アルバムをブラウザで開く。そこで、アルバムのタイトルの追加、写真の並べ替え、1枚表示、メタデータの表示の設定、ダウンロードの権限の設定、写真1枚またはアルバム全体の削除ができる。
  4. 整えたら、公開して、固有の公開リンクで共有する。

渡るデータ、権限、外し方

項目 公式の記載
場所 左のディレクトリのパネルの、フォルダとアルバムの一覧の下に出る
クラウドに置かれるもの 書き出した仮想アルバムが、Skylum アカウントに同期される。ほかの内容は、記事に書かれていない
見られる人 固有の公開リンクを知る人に共有する形。リンクを知る人以外に見えるかの記載は、このページにはない(第01回・第04回に書いた別ページには、検索エンジンには出ない、という記載)
ダウンロードの権限 ブラウザの画面で設定できる
上限 1つの Space に写真は200枚まで
削除 Luminar for Desktop で Space を右クリックし、削除を選ぶ(選択肢の名前は、記事には書かれていない)
公開をやめて、削除はしない方法 記事に書かれていない
必要な条件(版、サブスクリプション、アカウントの種類) 記事に書かれていない

Luminar内のAIと、連携の関係

機能 単体のアプリ プラグインのモード 出典
AI Assistant 使える(Presets と Edit のタブ。Catalog では使えない。インターネット接続が必要。利用には有効なサブスクリプションか Upgrade Pass 付きライセンスが必要、と公式サイトのAI Assistantのページにある) 使えない AI Assistant
GenErase/GenSwap/GenExpand 使える(GenExpand はインターネット接続が必要と明記) Lightroom Classic と macOS「写真」で使えない。Photoshop の記事は、Extra tools は使えないと書く Lightroom Classic、Photos、Photoshop の各記事
Restoration 使える Lightroom Classic で使えない Lightroom Classic の記事
Enhance AI、Presets などの Edit と Presets のタブのツール 使える 使える(「Extra tools in the Plugin mode」の記事) 同記事
HDR Merge、Focus Stacking、Upscale AI 使える Lightroom Classic では使える(Export のメニュー) Lightroom Classic の記事

外部のAIとの連携:公式に見つからなかったこと

連携ごとの「何が渡るか」のまとめ

連携 相手に渡るもの 相手から戻るもの
Photoshop 開いている画像(プラグインではTIFFを扱う) Apply で、編集した画像
Lightroom Classic 選んだ画像(Edit a Copy ならコピー。「Edit a Copy」はTIFFで開く、と公式にある) 保存した画像が、Catalog > All Photographs に出る
macOS「写真」 選んだ画像 Save Changes で、編集した画像
カタログ移行 Lightroom のカタログ(.lrcat)の内容 新しいカタログ(Luminar Neo Catalog Imported)
Luminar Mobile 写真、編集、調整(Skylum アカウント経由) Desktop の Space Imports フォルダに出る
Spaces 選んだ写真(書き出した仮想アルバム)が、Skylum アカウントに同期され、公開リンクで見られる ブラウザで整えたアルバム

気をつけること

出典