3行でいうと
- 公式のQuick Startが挙げる入口は、ページ上のチャット(Monica Chat)、読む(Read)、調べる(Search)、書く(Write)、翻訳(Translate)、画像(Art)、選択した文字のツールバー(Quick Action)、入力欄の文章支援(Quick Compose)、検索結果の補強(Search Enhance)、動画の要約(Video Summary)です。
- ショートカットは、ヘルプのQuick Startに「Ctrl+M(Windows)、Cmd+M(Mac)」、Quick Askの記事に「Command/Ctrl+J」と、別々に書かれています。どちらが今の既定かは、確認できていません。
- ファイルとの対話(Chat with Files)は、1回のセッションで最大20ファイル、1ファイル20MBまで、内容は10万文字まで、と書かれています(10万文字が、ファイルごとか、全体の合計かは、ページに書かれていません)。
- Monica Agentは、Deep Research、Browser Operator、Create Slidesの3つをまとめた機能で、ヘルプの更新履歴では「Monica 9.0.0」に当たります。
- 公式のヘルプには、GPT-4やClaude 3.5 Sonnetなど古いモデル名で書かれた記事が残っています。画面名やボタンは、今のアプリで確かめてください。
この記事は、公式の資料を2026年10月23日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はMonicaを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。機能名やメニュー名は公式の英語表記を写しています。公式ページは要約の形で取得したため、読めていない部分は「確認できていない」と書き、長い引用はせず言い換えています。「こう使うと有意義」という部分は、公式が紹介する場面を並べたもので、出来栄えをこの記事は、確かめたものではありません。僕らの見立てには「見立て」と添えています。
先に結論
- まず触るなら、「読む」と「訳す」。 公式のQuick Startが最初のほうに挙げるのは、ページ上のチャット、Read(ページやPDF、画像、スクリーンショットの要約)、Translate(元の文を残したままの翻訳)です。すでに見ているページに対して使うので、始めやすい入口です(これは僕らの見立てです)。
- 「書く」は、入力欄の中で使う。 Write(ComposeとReply)と、入力欄に出るQuick Composeがあります。
- ファイルは、チャット欄から入れて話せる。 どの入口で使えるかは、読んだ範囲では書かれていません。対応の形式は、PDF、Word、Excel、CSV、画像、テキスト、音声など、公式の一覧があります。
- 自動化は、後から。 Bots、Memo、Monica Agentは、使い方を覚えてから足すもの、と整理できます(見立て)。
- 公式が書く内容は、ページごとに新旧が混ざっている。 機能の説明は参考にして、実際の挙動と上限は、画面で確かめてください。
前提:用語をそろえる
- サイドバー(sidebar)。 ブラウザの横に出る、Monicaの操作画面です。公式のヘルプ「Get Monica across all your devices」は、拡張を入れてサインインしたあと、どのページでもサイドバーを開ける、と書いています。
- スマートツールバー(Smart Toolbar)。 文字を選んだり、画像の上にカーソルを置いたりすると出る、操作の小さなバーです。
- Quick Action / Quick Ask。 前者は選んだ文字に出る操作、後者は短い入力で質問、調べもの、サイトを開く操作を行う入口です。
- Bots。 自分用のAIの「役割付きの助手」を、コードを書かずに作る機能です。
- Memo。 ウェブページ、チャットの記録、画像、PDFなどを保存して、それを相手に質問できる、個人の知識の置き場です。
- Monica Agent。 調べもの、ブラウザ操作、スライド作りを、まとめて任せる機能です。
- クレジット。 上位の機能に使う、サービス内の通貨です(第4本で詳しく)。
たとえ話:ツール箱を、作業の流れで分ける
Monicaの機能は、台所にたとえると分かりやすいです(これは僕らのたとえです)。
- 読む・訳す。 まな板の上の素材を、切って味見する作業です。今見ているページを要約したり、翻訳したり、分からない言葉を説明してもらったりします。
- 書く。 調味して盛りつける作業です。メールの返信や、文章のトーンを整えます。
- ファイルと話す。 冷蔵庫の中身を全部見せて、「これで何が作れる?」と聞く作業です。
- Memo・Bots。 台所に常備する、自分用の食材棚とレシピ帳です。
- Agent。 料理の段取りを任せる助手です。任せる分、あとで中身を確かめます。
主な機能
公式のQuick Start(ヘルプ)と、公式サイトのトップ、各ヘルプ記事から写した機能です。
| 機能 | 公式の説明(要約) | 確かさ |
|---|---|---|
| Monica Chat | 「Assistant on Any Webpage」。ポップアップのチャット窓を開く。Ctrl+M(Windows)、Cmd+M(Mac)で呼び出す、と書かれている | 文書に書かれている(Quick Start) |
| Read | ウェブページ、URL、画像、PDF、スクリーンショットのテキストを要約する | 文書に書かれている(Quick Start) |
| Search | 質問に、出典つきの答えを返す | 文書に書かれている(Quick Start) |
| Write | 「Compose」と「Reply」で文章を下書きする | 文書に書かれている(Quick Start) |
| Translate | 「Parallel Translation」。元の文を残したまま、ページを訳す | 文書に書かれている(Quick Start) |
| Art | 文章の説明から画像を作る | 文書に書かれている(Quick Start) |
| Quick Action | 文字を選ぶと出る「Quick Actions」のツールバー | 文書に書かれている(Quick Start) |
| Quick Compose | 入力欄に出る書くアイコンで、トーンや文体を整える | 文書に書かれている(Quick Start) |
| Search Enhance | 検索結果を要約し、続きの質問を示す | 文書に書かれている(Quick Start) |
| Video Summary | YouTubeに「Summarize」ボタンを足し、時間つきの要点を出す | 文書に書かれている(Quick Start) |
| Smart Toolbar | 文字の選択と画像へのカーソルで出る。「Settings > Pop-Up Settings」で出し方を、「Settings > Smart Toolbar > Add New Action」で自分用の操作を足せる | 文書に書かれている(Beginner's Guide) |
| Quick Ask | 「Command/Ctrl+J」で呼ぶ。「Ask AI」「AI Search」「Instant Open」の3つのモード。矢印の上下で切り替える | 文書に書かれている(Beginner's Guide) |
| Web Translate | ページ全体か、選んだ文字を、元の文の隣または字幕のように表示する | 文書に書かれている(Beginner's Guide) |
| Chat with Files | 後述 | 文書に書かれている(ヘルプ) |
| Memo / Bots / Toolkit / Artifacts | 後述 | 文書に書かれている(ヘルプ) |
ファイルと話す(Chat with Files)
公式のヘルプの記載です。
- 対応の形式。 Office系はPDF、Word(.docx)、Excel(.xlsx)、CSV。開発・設定用のファイルは多数の形式(C/C++、Python、JavaScript、TypeScript、JSON、YAML、XML、Jupyter Notebookなど。ページは、全体で50以上の形式と書いています)。画像はJPEG、PNG、WebP、GIF、BMP、SVG、ICO。テキストはTXT、Markdown、LaTeX。音声はWAV、MP3、FLAC、M4A、MPGAです。
- 上限。 1回のセッションで最大20ファイル、1ファイル20MB、内容の合計は10万文字まで。ページ数の上限は書かれていません。
- 手順。 チャット欄のファイルのアイコンを押し、20個までのファイルを選び、アップロードとAIの処理を待ってから、会話を始めます。
- 確認できていないこと。 どのモデルで使えるか、どのプランで使えるかは、この記事には書かれていませんでした。ページは「Upgrade Subscription」の案内にリンクしています。
Memo、Bots、Toolkit、Artifacts
- Memo。 ヘルプには、ウェブページ、AIとのチャットの記録、画像、PDFを保存して、それに質問する個人の知識の置き場、と書かれています。YouTube、PDF、ウェブの要約は、自動でメモ帳に保存されます(設定で変更できます)。スクリーンショット、Quick Action、Search Enhanceで得た知識は、手で保存します。「Continue Chat」で1つの項目に絞って質問し、「Chat with Memo」で全体に質問します。同期、上限、書き出しは、このページには書かれていませんでした。
- Bots。 ヘルプは「no-code AI bot platform」として説明します。30種類以上のBuilt-in Skills、OpenAPI形式でつなぐCustom Skills、ファイルを置くKnowledge、Persistent Memoryがあります。作る手順は、Bots Plazaで「+ Create Bot」を押し、名前、説明、アバターを入れ、プロンプトを書き、スキルを足し、プレビューで試し、公開範囲(Just Me、Link Sharing Only、Everyone)を選ぶ、という流れです。Knowledgeは1つのナレッジベースに20ファイルまで、1ファイル50MBまで、と書かれています。ただし、この記事の上限や「GPT-4のみ」という書き方は古い可能性があります。
- Toolkit。 ヘルプには、ChatPDF(出典つきで答える。PDFを翻訳し、原文と並べる)、AI Content Detector(文章がAIによるものか推定する)、PDF Toolkit(PDFとの対話、履歴書の添削、請求書のスキャン、PDFの変換)、Image Toolkit(要素の削除、背景の変更、ぼけた画像の補正)が載っています。上限は書かれていません。
- Artifacts。 ヘルプの「Chat to Craft Artifacts」は、会話だけで、対話できるサイト、アプリ、ゲームを作る機能と書いています。Monica Webappで「Craft Artifact」のタブを選び、考えを書くか、スクリーンショットやファイルを添え、プレビューを見ながら直し、1クリックで公開してリンクを得ます。ページは、作例として、ドラムマシン、MBTIのテストゲーム、自己紹介ページ、学習用のフラッシュカード、報告用の資料などを挙げています。
Monica Agent
公式のヘルプ「Monica Agent」と更新履歴(Monica 9.0.0)の説明です。
- Deep Research。 調べたい目標を、小さな問いに分け、ウェブを調べ、結果をまとめて、構造のある分析にします。
- Browser Operator。 サイトを開き、検索し、ページを移り、データを取り出し、フォームを埋めるなど、ウェブの作業を自動化します。
- Create Slides。 調べた内容や素材を、発表向けのスライドにします。
- 使い方の例。 業界調査と競合の分析、価格や商品のデータ集めと競合サイトの監視、事業の提案資料や学術の発表、と書かれています。
- 確認できていないこと。 始め方、上限、必要なプラン。この記事には書かれていません。ヘルプのこのページにも更新履歴にもManusへの言及は見つからず、公式トップは「AI Agent Toolkit」の入口のリンク先を manus.im(別のドメイン)にしています。Monica Agentとの関係は、読んだ範囲では書かれていません。ヘルプの「Advanced Credit Rules」には、エージェントの1回あたりの平均の消費量として、Deep Researchが138、Create Slidesが187、Browser Operatorが150、と載っています(ページに2026年1月2日施行の表示)。
複数の場所で使う:拡張、アプリ、チャット
- メールとウェブ。 ヘルプの「Multi-Platform Integration」には、Gmail・Outlookで開いたメールの要点、タスクや日付の検出、返信と翻訳の作成。YouTubeでの要約と質問。Twitter、Facebook、LinkedIn、Redditでの投稿の作成やコメントの感情分析。Google検索結果の要約と広告の除外、が書かれています。
- デスクトップアプリ。 公式のヘルプは、選んだ文字の翻訳・要約・書き直しのホットキー、Officeなど他のアプリと使うサイドバーのモード、スクリーンショットの分析を挙げています。デスクトップ2.8.0の更新記事には、AI Art Studio、Video Creation Hub、50以上の形式のファイル処理、チャットで予定を作り、メールで知らせるSmart Calendarなどが書かれています(日付の表示なし)。
- モバイル。 ヘルプには、音声のチャットとスクリーンショットの分析、と書かれています。
- Monica Code。 コードを書く人向けです。コード補完、プロンプトで選んだコードの編集、アクティブなファイルや索引化したコードベースとのチャット、複数ファイルの変更を頼むComposerがあります。20以上の言語に対応、と書かれています。
場面から選ぶ:公式が紹介する使い方
| 場面 | 使う機能 | 公式のどこにそう書かれているか | 確かさ |
|---|---|---|---|
| 英語の技術文書で、分からない言葉を調べる | Smart Toolbarの「Explain」 | ヘルプ Beginner's Guide の Smart Toolbar(Monica Botsの文書の例) | 文書に書かれている |
| 外国語のサイトを、元の文を見ながら読む | Translate(Parallel Translation)、Web Translate | Quick Start、Beginner's Guide の Web Translate | 文書に書かれている |
| 長い記事を、まず要点だけ知る | Read(Read this page)、その後に質問 | Beginner's Guide の Web Summary | 文書に書かれている |
| YouTubeの動画の要点を、時間つきで知る | Video Summary | Quick Start、Multi-Platform Integration | 文書に書かれている |
| 旅行や調べものを、短く聞く | Quick Ask(Ask AI、AI Search) | Beginner's Guide の Quick Ask(東京の桜の旅の例) | 文書に書かれている |
| メールの返信を作る | Gmail・Outlookの支援、Write(Reply) | Multi-Platform Integration、Quick Start | 文書に書かれている |
| 複数のファイルをまとめて読んで質問する | Chat with Files | ヘルプ Chat with Files | 文書に書かれている |
| 見た記事や動画を、あとで質問できる形で貯める | Memo | ヘルプ Memo | 文書に書かれている |
| 自分用の「役割付きの助手」を作って共有する | Bots | ヘルプ Bots の Introduction | 文書に書かれている |
| 業界調査、競合の調べものを任せる | Monica AgentのDeep Research | ヘルプ Monica Agent | 文書に書かれている |
| 発表の資料の下書きを作る | Create Slides | ヘルプ Monica Agent | 文書に書かれている |
| PDFの翻訳や、請求書、履歴書の処理 | Toolkit(ChatPDF、PDF Toolkit) | ヘルプ Toolkit | 文書に書かれている |
| 簡単なツールやゲームを作る | Artifacts | ヘルプ Chat to Craft Artifacts | 文書に書かれている |
| 1つの質問を、複数のモデルで比べる | Model Response Comparison | ヘルプ Chat の Model Response Comparison | 文書に書かれている(古いモデル名) |
はじめの使い方(見立て)
ここからは僕らの見立てです。公式が推奨する順番ではありません。
- 1つのページで、「読む」から。 英語の記事を開いて、Readで要点を見て、Translateで元の文を並べる。公式の記載の範囲で、いちばん分かりやすく試せます。
- 次に、「書く」。 メールの返信など、入力欄の中で使う機能を1つ試す。個人情報や機密は入れない。
- それから、ファイル。 公開してよい資料1つで、Chat with Filesを試す。上限(20MB、10万文字)を意識する。
- 最後に、Memo、Bots、Agent。 自動で保存されるもの、自動で動くものは、何が保存されるか、何がクレジットを使うかを先に確認してから使う。
気をつけること
- この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はMonicaを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。出来栄えや精度は確かめていません。
- ヘルプのChat、Model Response Comparison、一部のFAQは、GPT-4、Bard、Claude 3.5 Sonnet、Llama 3.1 405B、Grok Betaなど、古いモデル名で書かれています。今の画面と違う可能性があります。
- ショートカットが記事によって違います(Ctrl/Cmd+MとCtrl/Cmd+J)。拡張の設定画面で、いまの割り当てを確かめてください。
- エージェントや画像・動画の生成は、1回あたりのクレジットの消費が大きいと、公式のヘルプの表から読み取れます(第4本)。使う前に、消費の見積りを確かめてください。
- Chat with Files、Memo、Bots、Artifactsなどで入れた内容は、第1本・第4本に書いたとおり、AIモデルの提供会社にも渡る前提で扱ってください。
- 公式のトップページは、機能名やモデル名の並びが場所によって一致しません。どれが今使えるかは、アプリの中で確かめてください。
公式の資料では確認できていない点
- 機能ごとの、使えるプラン、使えるモデル、日ごとの上限(Chat with Files、Memo、Bots、Toolkit、Artifactsの多く)。
- Memoの同期、上限、書き出し。
- Monica Agentの始め方と、Browser Operatorの権限の範囲。
- ヘルプの各記事の日付(更新履歴の記事は日付の表示がない)。
- 公式トップページにあるAI Art、動画生成のモデルごとの最新の仕様。
- 日本語での精度や、日本語のサイトでの動作。
出典
- Quick Start(Monicaヘルプ、確認日 2026-10-23)
- Smart Toolbar(Monicaヘルプ Beginner's Guide、確認日 2026-10-23)
- Web Summary(Monicaヘルプ Beginner's Guide、確認日 2026-10-23)
- Web Translate(Monicaヘルプ Beginner's Guide、確認日 2026-10-23)
- Quick Ask(Monicaヘルプ Beginner's Guide、確認日 2026-10-23)
- Chat(Monicaヘルプ、確認日 2026-10-23)
- Chat with Files(Monicaヘルプ、確認日 2026-10-23)
- Chat to Craft Artifacts(Monicaヘルプ、確認日 2026-10-23)
- Model Response Comparison(Monicaヘルプ、確認日 2026-10-23)
- Introduction(Monicaヘルプ Bots、確認日 2026-10-23)
- Memo(Monicaヘルプ、確認日 2026-10-23)
- Toolkit(Monicaヘルプ、確認日 2026-10-23)
- Monica Agent(Monicaヘルプ、確認日 2026-10-23)
- Changelog(Monicaヘルプ、日付の表示なし、確認日 2026-10-23)
- Multi-Platform Integration(Monicaヘルプ、確認日 2026-10-23)
- Get Monica across all your devices(Monicaヘルプ、確認日 2026-10-23)
- Monica Desktop 2.8.0 Update(Monicaヘルプ、日付の表示なし、確認日 2026-10-23)
- Advanced Credit Rules(Monicaヘルプ、2026年1月2日施行の表示、確認日 2026-10-23)
- Monica Code(Monica公式サイト、確認日 2026-10-23)
- Monica - All-in-One AI Assistant for Chat, Writing & Research(Monica公式サイト、確認日 2026-10-23)