3行でいうと

  • 学習への使われ方:公式は、ノートブックの内容は、フィードバックを送らない限り、基盤モデルの直接の学習には使われない、と書いています。フィードバックを送ると、人の目で確認されることがあり、確認された内容は最長3年保存される、とも書かれています。
  • 仕事・学校(Workspace)のアカウントでは、アップロード、質問、答えが、人の目で確認されず、AIモデルの学習にも使われない、と書かれています。ただし、これは「企業レベルのセキュリティ」がつく版の話で、標準の版は個人と同じ書き方です(本文で整理します)。
  • プランは、無料の「Standard」と、有料の「Plus」「Pro」「Ultra」です。公式の表では、ノートブックは100〜500個、ソースは1ノートブックあたり50〜600個です。これとは別に、「使った量」の上限があり、無料を基準に、Plusは2倍、Proは4倍、と書かれています。
  • 料金は、公式のGeminiの購読ページの表示で、Plusが月4.99ドル、Proが月19.99ドル、Ultraは月99.99ドルから(米国、ドル建て)でした。個人の価格は国によって違う可能性があり、この記事は米国の表示を写しています。
  • 消したデータを戻せない場合があります。メモは、削除すると元に戻す方法がない、と公式のFAQに書かれています。やめるときの手順(購読の解約、データの一括書き出し)は、読んだ範囲では十分に確認できていません。

この記事は、公式の資料を2026年10月23日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はGemini Notebook(旧 NotebookLM)を入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。価格と上限は、公式の表示のまま写しています(変わりうる、と公式が書いています)。公式ページは要約の形で取得したため、読めていない箇所は「確認できていない」と書いています。

先に結論

前提:用語をそろえる

たとえ話:資料を預ける貸金庫

資料を預ける場所を、貸金庫にたとえてみます。無料は「小さな金庫と、決まった回数の出し入れ」、有料は「大きな金庫と、多めの出し入れ」です。金庫の中身は、あなたが「感想カード(フィードバック)」を出さない限り、基盤モデルの直接の学習には使われない、と公式は書いています。ただし、感想カードを出すと、そのとき一緒に挟んだ中身を、係の人が見ることがあります。仕事用の金庫(Workspace)には、係の人が見ない約束が、書かれています。これは僕らのたとえで、公式の表現ではありません。

データの扱い(公式の記載)

項目 公式に書かれていること 出どころ
学習への利用 内容は、フィードバックを送らない限り、基盤モデルの直接の学習には使われない 「Privacy and Terms of Use in Gemini Notebook」
ノートブックの中身 基盤モデルの直接の学習には、フィードバックを選んだときを除き使われない。ファイル、出力、チャットの履歴は、あなたの知識の土台と作業のために使われる 「Privacy and Terms of Use in Gemini Notebook」
フィードバックを送ったとき 質問、カスタマイズ、ソース、アップロード、出力(チャット、音声・動画の概要、レポート、マインドマップなど)が集められる。Geminiの履歴をオフにしていても、ノートブックの文脈に入ったGeminiのチャットは含まれる、と書かれている 同上
人の確認 専門のチームが確認する。確認の前に、Googleアカウントとは切り離される。機密や慎重に扱うべき情報は入れないように、と書かれている 同上
保存期間 確認されたフィードバックと、含まれた内容は、アカウントから切り離したうえで、最長3年 同上
不正などの対策 不正、悪用、技術的な問題を防ぐために、データが処理されることがある 「Learn about Gemini Notebook」
Workspace、Workspace for Education アップロード、質問、答えは、人の目で確認されず、AIモデルの学習にも使われない。親指の評価を押した場合も同じ、と書かれている 「Privacy and Terms of Use」、「Use Gemini Notebook with a work or school Google account」
規約 個人の利用はGoogleの利用規約。仕事のアカウントはGoogle Cloudの利用規約、学校はWorkspace for Educationの利用規約。企業のGoogle CloudはGoogle Cloud Platformの規約 「Privacy and Terms of Use」
共有 公式のFAQは、あなたのデータはGemini Notebookが他に共有することはない、と書いている FAQ

Workspaceの版による違いも、公式の「Use Gemini Notebook with a work or school Google account」に書かれています。「標準のアクセス」の版(Business Baseなど)では、個人と同じく、フィードバックを送ると人の目で確認される、と書かれています。「企業レベルのセキュリティとプライバシー」がつく版(Business Starter、Enterprise Essentials、Education Fundamentalsなど)では、人の確認も学習の利用もない、という書き方です。自分の組織がどれに当たるかは、公式のページに挙がっている版名と、自分の契約を照らして確認してください。

保存場所については、個人向けでは、公式のヘルプで、データがどの国に置かれるかは、読んだ範囲では書かれていませんでした。企業向けのGoogle Cloudの資料には、個人向けはユーザーが場所を指定できず、企業向けはお客様のGoogle Cloudのプロジェクトの中(米国またはEUのマルチリージョン)に置かれる、と書かれています。

プランと上限

公式のプランの表

「Learn about Gemini Notebook's plans」の表(確認日 2026-10-23)です。

項目 Standard Plus Pro Ultra(20 TB) Ultra(30 TB)
ノートブック 1人100個 1人200個 1人500個 1人500個 1人500個
ソース 1ノートブックに50個 100個 300個 500個 600個
早期のアクセス Standard Early Priority Priority Priority
透かしの削除 なし なし あり あり あり

「使った量」の上限

「Manage your Gemini Notebook usage limits」によると、次のとおりです。

プラン 公式の書き方
プランなし 標準の上限
AI Plus 標準の2倍
AI Pro 標準の4倍
AI Ultra AI Proの5倍、または20倍(契約による)

Workspaceの例(公式の例示)

公式の「Use Gemini Notebook with a work or school Google account」に、「例(変わりうる)」として、チャットは1日50回(標準)から5,000回(最高)、Audio Overviewは1日3回(標準)から200回(最高)、Deep Researchは月10回(標準)などが挙がっています。個人のプランの上限とは別の数字です。

企業向け(Google Cloud)

Gemini Notebook Enterpriseの資料では、ノートブック500個(1人あたり)、ソース300個(1ノートブック)、ソース1つは500MBまたは50万語、質問は1人1日500回、音声・動画の概要は各1日20回、スライドとインフォグラフィックは各1日15回、クイズとフラッシュカードは各1日100回、と書かれています。個人向けのソース1つの上限(200MB)より大きい点に注意してください。

資料の間で食い違って見える点

料金(公式の表示、2026年10月23日に取得)

Geminiの公式の購読ページ(gemini.google/subscriptions)の、米国向け、ドル建ての表示を、取得した要約のまま写します。

プラン 表示された価格 請求 Gemini Notebookについての書き方
Free $0 Googleアカウントで 「Research and writing assistant」と15 GBの保存容量
Google AI Plus $4.99 月ごと 音声概要とノートブックが増える。400 GBの保存容量
Google AI Pro $19.99 月ごと 音声概要とノートブックが5倍。無料の4倍の使用量
Google AI Ultra $99.99から 月ごと 最高の上限と、最良のモデルの機能。$199.99の段階は、AI Proの20倍の上限

削除と書き出し

やりたいこと 公式に書かれていること 読んだ深さ
ノートブックの削除 Geminiアプリのページに、Gemini Notebookでノートブックを消すと、ノートブックとソースが消える、とある。Geminiの会話は、Geminiの通常のチャット一覧に戻る 結果だけ。操作の手順は読めていない
チャット履歴の削除 チャットの三点メニューから「Delete Chat History」 読んだ
メモの削除 消したメモを元に戻す方法は、今はない(FAQ) 読んだ
公開をやめる 「Notebook Access」を「Restricted」に戻すと、新しい訪問者は入れなくなる。ノートブックを消す、非公開にする、公開をやめると、古いリンクは使えなくなる 読んだ
音声・動画の削除 消すと、既存の共有リンクが切れる。生成と削除には編集権限が要る 読んだ
書き出し メモは「Export to Docs」。音声、動画、マインドマップはダウンロードできる。ノートブックの全部を一度に書き出す機能は、読んだ範囲では見つからなかった 読んだ
元のファイル Googleドライブから入れたソースを、Gemini Notebookが消したり、編集したりすることはない 読んだ
ソースの削除、ノートブックの名前の変更の手順 Geminiアプリ内のノートブックのヘルプには、名前の変更は「All notebooks」から「More」→「Rename」(モバイルではノートブックをタップしてから)、削除は「More」→「Delete」(追加したソースとチャットも消える)、と書かれている。ソースの削除は、ボタンの手順は書かれず、チャットで「@Gemini Notebook」を付けて頼む方法が挙がっている。Gemini Notebook本体のヘルプには、読んだ範囲で手順が見つからなかった Geminiアプリ側は読んだ。本体側は確認できていない
企業向け ノートブックを消すとデータも消える。プロジェクトを消すと、すべてのデータが消える 読んだ
コピー コピーされるのはソースとStudioの内容で、チャットの履歴とメモは含まれない 読んだ

「Privacy and Terms of Use」のページには、データの削除の手続きは書かれていない、という趣旨の記述がありました。アカウントのデータの削除やダウンロードの全体像は、Googleアカウント側の公式の案内を、別に確認する必要があります。今回は読めていません。

やめるとき

気をつけること

出典