3行でいうと

  • AIコネクタは、Notionのワークスペースのオーナーが「Settings」→「Notion AI」で設定します。外のアプリ側でも管理者の権限が要り、BusinessかEnterpriseが条件です(個人のGmailのコネクタだけは全プランで無料、と公式にあります)。
  • 外す手順は、コネクタごとに書かれています。Slack、Gmail、Googleカレンダーは、設定の歯車(⚙️)から「Disconnect」です。公式は、切ると検索できなくなり、保存されたデータは1日以内に削除される、と書いています。
  • API・コネクションは、「内部のコネクション」「公開のコネクション」「個人のアクセストークン(PAT)」の3種類。公式のクイックスタートは、PATでの最初のリクエストを例にしています。
  • ZapierとMakeは、読めた範囲のNotionの公式ページ(連携ディレクトリの最初の1ページ分)には出てきませんでした。ZapierとMake自身のページに、Notion用のトリガーとアクションの名前が挙がっているのを読みました。つなぐ画面の手順は、読んだページには書かれていません。
  • 外部エージェント(Claude agents、Cursor)は、beta で、公式が、Notionのzero data retentionの約束は及ばない、と書いています。

この記事は、公式の資料を2026年10月25日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はNotionを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。設定例は、「公式の例の写し」か「この記事の案(動作は確かめていません)」と区別します。公式ページは要約の形で取得したため、コマンドや設定は、写す前に原文で確かめてください。

先に結論

前提:用語をそろえる

地図

組み合わせ 向き 設定する画面・ファイル 認証 節
Notionの外部エージェント(Claude agents、Cursor) Notion→外 サイドバーの「Agents」 Claude:不要。Cursor:APIキー 1
Notion AI × Slack、Gmail、Googleカレンダー、Google Driveなど 外→Notion AI(検索) 「Settings」→「Notion AI」 外のアプリの管理者の承認 2
自作のプログラム、AIエージェント × Notion API 双方向 「Settings」→「Connections」、Developerのポータル トークン、OAuth 3
Notion → 外のURL(Webhook) Notion→外 接続の「Webhooks」タブ、データベースの⚡ 検証トークン、署名 4
Notion × Zapier、Make 双方向 ZapierとMakeの画面 ― 5

1 外部エージェントを使う(Claude agents、Cursor。どちらもbeta)

公式のヘルプ「Use Claude agents in Notion (beta)」「Use Cursor in Notion (beta)」と、ガイド「How to set up Claude agents on your team's Notion task board」の順です。

Claude agents in Notion

  1. 条件: BusinessとEnterprise。段階的に提供中。EnterpriseとHIPAAのワークスペースでは既定でオフで、オーナーが「Settings」→「Notion AI」→「Agent」→「Manage external agents」でオンにする。タスクボードのガイドは、既定でオフなのは「HIPAAのワークスペースと、Anthropicのモデルの制限があるワークスペース」と書いており、ヘルプと書き方が違います。手元の画面で確かめてください。
  2. 作る: サイドバーの「Agents」→「New Agent」→「Claude」。「Start with a default template」(コーディング向けなど。GitHubへ個人のアクセストークンでつなぐものもある)、または「Start from scratch」。
  3. 使う: Notionの中でチャットする。共有されたドキュメントやタスクボードから仕事を割り当てる。編集の権限があれば、内容を作り、更新できる。実行中に、ウェブを見ること、ほかのエージェントを呼ぶことはできない。実行は「Agent Activity」と、実行したページやタスクに出る。
  4. 権限: エージェントごとに設定され、実行を始めた人から引き継がれない。見えるのは共有されたものだけ。段階は、can view and interact、can edit、full access。
  5. データ: Anthropicの基盤の上でホストされ、Notionのzero data retentionの約束は及ばない。状態を持つ仕組みなので、Anthropicがリクエストの間のセッションのデータを保存する、と書かれています。
  6. 費用: 実行ごとにNotion credits。AnthropicのアカウントもAPIキーも要らず、自分のアカウントは使えない。
  7. 止める: ワークスペース全体なら、管理者が「Settings」→「Notion AI」→「Agents」→「Manage external agents」。個別のエージェントの削除手順は、このヘルプには書かれていません。管理者の道は「Agent」と「Agents」の2つの書き方があるので、手元の画面で探してください。

Cursor in Notion

  1. サイドバーの「Agents」→「New Agent」→「Cursor」。テンプレート(Code Q&A、Bug Triageなど)か「Start from scratch」。
  2. 促されたら、Cursorの個人のAPIキー(Cursorのアカウントの設定にある)を入れ、トリガーとスケジュールを決める。
  3. 権限: 個人のAPIキーに結びつき、Cursor側の動きは本人のアカウントに紐づく。リポジトリ、環境、接続は、Cursorのダッシュボードで設定する。各エージェントは共有されたものだけを見られる。
  4. データ: セッションはCursorの基盤で完結。zero data retentionの約束は及ばず、Cursorのデータ方針に従う。チャットは、Notionのエージェントの画面と、Cursorのダッシュボード(Filter → Source → API)に出る。
  5. 費用: betaの間は、BusinessとEnterpriseに追加料金なしで含まれる。使用分はCursorが本人に請求し、Notion creditsは使わない。
  6. 止める: 管理者が「Settings」→「Notion AI」→「Agents」→「Manage external agents」でオフにする。ユーザーが自分のエージェントやAPIキーを外す手順は、書かれていません(Cursorのダッシュボードか、Notionのエージェントの画面で確かめる、とされている)。
  7. 対応環境: 公式のヘルプに「Cursor in Notion is available on desktop only」と書かれています。

タスクボードに置く(公式ガイドの要点)

前提は、BusinessかEnterprise、外部エージェントの有効化、GitHubの個人のアクセストークン、Notion creditsです。「Agents」→「+ New Agent」→「Claude」→「Coding task board」を選び、「Tools and access」でGitHubをつなぎます。トークンは、ContentsとPull Requestsに読みと書きの権限が要り、Pull Requestsがないとコードは読めてもPRは開けません。カードを「Ready for Agent」の列に動かす、コメントでClaudeを「@」する、などで動き、進み具合は「Claude is working」から開くライブのセッションで見ます。成果物のプルリクエストについて、公式は、チームの誰かが差分を見てマージを承認するよう書いています。渡るデータは、GitHubのトークンに許した範囲と、共有したNotionのページです。

2 AIコネクタをつなぐ(Notion AIが外のアプリを読む)

公式の「Notion AI Connectors」と、各コネクタのヘルプの順です。

共通

項目 公式の記載
条件 外のアプリをつなぐにはBusinessかEnterprise。個人のGmailのコネクタは全プランで無料
設定する人 Notionのワークスペースのオーナー。つなぐ外のアプリ側でも管理者の権限が要る
設定する場所 「Settings」→「Notion AI」。つなぐと一覧に出る。未接続のアプリの横の「+」で設定を始め、接続済みの横の歯車(⚙️)で調整か切断
対応するアプリ チャット:Slack、Microsoft Teams。知識:Google Drive、Microsoft SharePointとOneDrive。プロジェクト:Jira(beta)、GitHub、Linear。メールと予定:Gmail、Microsoft Outlook、Google Calendar
権限 Notionの既存の権限を守り、本人がアクセスできない内容に基づく答えは出ない。コネクタはワークスペースに対して入り、入れたオーナー個人には結びつかない
時間 最初の取り込みは最大36時間。新しい内容が検索に出るまで最大3時間(量が多いと長引く)。おおむね設定日の1年前までの内容
学習 データはNotionのモデルの学習に使わない
切断 オーナーが退いても、コネクタは動き続ける。切れるのは、オーナーが外のアプリ側でアンインストールするか、「Notion AI」の設定で切ったとき(Google Driveは、Notionが権限のある別のオーナーを探して、接続を張り直す、と書かれている)。切ったあと、内容は検索できなくなり(コネクタによって最大1時間)、1日以内に削除される
検索する場所 Notion AIのチャット、サイドバーのNotion AI、サイドバーの検索

Slack(公式「Connect Slack to Notion AI」)

  1. 条件:SlackのワークスペースのオーナーであるとともにNotionのオーナーであること。Slackで外部アプリを承認する権限がなければ、権限のある人の承認が要る。NotionはBusinessかEnterpriseで、メンバーが2人以上。Slack Enterprise Gridは、正しいワークスペースにいるか確かめる。Enterpriseは営業担当に連絡。
  2. Notionで「Settings」→「Notion AI」→「Slack」の横の「+」。Slack側から始めるとうまくいかない、と書かれています。
  3. 正しいSlackのワークスペースか確かめ、設定が終わるまでNotionを閉じない(公式は「Don't close Notion during the setup process!」と書く)。
  4. Slackのオーナーが、「All public channels」か、特定の公開チャンネルを選ぶ。今後できる公開チャンネルを含めることもできる。Slack Connectのチャンネルは除外される。オーナーでない人は、承認の依頼を送る。
  5. Notion AIが選んだチャンネルに入る。Slackの参加メッセージの設定によっては、お知らせが出る。外部ユーザーがいるチャンネルには出ない。
  6. そのあと、Notionの個々のメンバーが、自分の非公開チャンネルとDMをつなぐ。

渡るデータ:選んだ公開チャンネルが索引にされる。非公開チャンネルとDMは、各メンバーが自分でつないだ分だけ(本人が見られる範囲)。CanvasとListsは索引にされない。ゲストは使えない。索引は、数値表現としてTurbopufferなどのベクトルデータベースに保存。編集と削除はWebhookでほぼ即時に反映。Slack Connectのチャンネルは索引から除かれるが、質問時のリアルタイムの検索では、本人が開ける内容が出ることがあり、それを除く方法は今はない、と書かれています。公式は、SlackのOAuthの権限(スコープ)の一覧は書いていません。

外す:「Settings」→「Notion AI」→Slackの横の「⚙️」→「Settings」→「Disconnect」。Slackの内容はすぐ検索できなくなり、保存データは1日以内に削除。

Gmail(公式「Gmail AI Connector (Business & Enterprise)」)

  1. 条件:Googleの管理者であり、Notionのワークスペースのオーナーであること。NotionはBusinessかEnterprise。有料のGoogle Workspaceが要る。個人のGmailは別のコネクタ。
  2. 「Settings」→「Notion AI」→「AI connectors」のタブ→「Gmail」。
  3. 画面の案内に従い、Notionを開いたままにする。
  4. 開いた新しいタブのGoogle Marketplaceのアプリで「Install」。
  5. 「All users in my organization」(公式は recommended と書く)を選び、「Confirm connection」。
  6. ページを再読み込みし、Notion AIの範囲のピッカーにGmailのアイコンが出るか確かめる。

渡るデータ:Notion AIは、選んだGoogle Workspaceの組織のメールを読める。各ユーザーの検索は、自分の受信箱だけ(メールアドレスの完全一致で結びつけ)。受信箱全体が、設定の直後から検索でき、新しいメールは到着後0〜30分で検索に出る。添付ファイルは読めない。Gmailのデータは、ベクトルデータベースには保存されないが、速くするために一時的にキャッシュされることがある。

外す:オーナーが「Settings」→「Notion AI」→Gmailの歯車→「Disconnect」。Google Workspaceの管理者は、Google MarketplaceからGmailのアプリも削除する、とされている。内容はすぐ検索できなくなり、データは24時間以内に削除。

Googleカレンダー(公式「Google Calendar AI Connector」)

  1. 条件:Googleの管理者かつNotionのオーナー。BusinessかEnterprise。
  2. 「Settings」→「Notion AI」→「Google Calendar」の横の「+」。
  3. 新しいタブのNotion AI for Google Marketplaceのアプリで「Install」(Notionを開いたままに)。
  4. 「All users in my organization」(公式のrecommended)を選び、「Confirm connection」。
  5. 「All sources」にGoogle Calendarが出なければ、再読み込み。

データ:選んだ組織のカレンダーを読める。検索は各ユーザー自身のカレンダーだけ。Googleの権限の変更は即時に反映。切断:「Settings」→「Notion AI」→歯車→「Settings」→「Disconnect」。予定は検索できなくなり、データは24時間以内に削除。この記事で読んだ公式ページは、切断の説明の中に「Google Drive」という表記が混ざっていました。画面でカレンダーの項目から行ってください。

Google Drive

公式のガイド「Use AI connectors to access more of your team's knowledge」は、Notion AIのチャットを開き、右上の三点のメニューから、Google Driveにつなぐ、と書いています。詳しい手順は別の記事を見るよう書かれていますが、その記事(Google Drive)は取得できませんでした。そのため、承認の画面、スコープ、管理者の条件は、この記事には書けません。ガイドは、Docs、Slides、Sheetsの中身、Notionへ移していない古いDocsなどを探す使い方を挙げています。

そのほかのコネクタ

Microsoft Teams、Microsoft Outlook、Jira、GitHub、Linear、SharePoint、OneDriveのヘルプは、記事の題名をカテゴリのページで確認しただけで、中身は読んでいません。つなぐときは、各コネクタの公式ヘルプで確かめてください。

つないだあとの使い方(公式)

Notion AIのチャットで「All sources」を押して源(Slackなど)を絞れます。Homeの検索では、「Web search」をオフにするとウェブを含めず、「Apps and integrations」をオフにするとワークスペースとつないだアプリを含めません。Notion AgentはSlackに本人として投稿、返信ができ、Gmailの送信などは本人の確認が要り、カレンダーは自分が主催していない予定の編集と取り消しができません。

3 API・コネクションでつなぐ(自作のプログラム、AIエージェントから)

公式の開発者向け資料(Getting started、Quickstart、Authorization、Request limits)と、ヘルプの順です。

3種類の認証

種類 公式の記載
内部のコネクション 1つのワークスペース専用。内部のAPIトークンで認証
公開のコネクション OAuth 2.0。どのワークスペースにも、選んだワークスペースだけにも入れる
PAT 作った本人として動く固定のトークン。本人の権限に基づく

手順3-1:PATで、最初のリクエストを送る(公式のクイックスタート)

  1. 開発者のポータルの「Personal access tokens」で「New token」を押し、名前を入れ、「Notion API」の権限(capability)を選び、「Create token」。トークンは、作った直後に写す。あとから見られない、と書かれています。BusinessとEnterpriseでは、ワークスペースのオーナーが、「Settings」→「Connections」でPATの作成を有効にする必要がある場合がある、とされています。
  2. ターミナルに、環境変数として入れる(そのセッションの間だけ有効)。公式の例の写しです。
export NOTION_API_KEY=ntn_***

Windows(PowerShell)は $env:NOTION_API_KEY = "ntn_***"。

  1. 次のリクエストを送る。公式の例から、markdown の本文だけをこの記事で短くしたものです(取得した要約を元にしています。原文で確かめてください)。
curl -X POST https://api.notion.com/v1/pages \
  -H "Authorization: Bearer $NOTION_API_KEY" \
  -H "Notion-Version: 2026-03-11" \
  -H "Content-Type: application/json" \
  -d '{
    "icon": { "emoji": "🚀" },
    "markdown": "# Hello from the API\n\n## Welcome\n\nThis page was created with the Notion API."
  }'

公式の例では、markdown の本文はもっと長く、リンクも含みます。ヘッダー3つ(Authorization、Notion-Version、Content-Type)とURLは、公式の記載のとおりです。

  1. 期待される結果:成功すると、ページのオブジェクトが返り、その url で新しいページが開く。作られたページは、非公開で、サイドバーの「Private」に出る。unauthorized なら、トークンを確かめる。validation_error なら、リクエストの本体が、ページ作成のリファレンスと合っていない。

手順3-2:内部のコネクションを作る(公式のヘルプ)

  1. サイドバーの「Settings」→「Connections」のタブ。
  2. 「Developer Mode」をオンにし、開発者向けの項目からポータルを開く(ヘルプの記載)。
  3. 「+ New connection」を押す。
  4. 「Name」を入れる(「Logo」は任意)。
  5. 「Associated workspace」のドロップダウンでワークスペースを選ぶ。Webのセッションが、デスクトップで使っているのと同じアカウントでログインしているか確かめる。
  6. 「Settings」→「Connections」に、作ったものが出る。トークンは、その横の「•••」から取る。開発者向け資料は、ポータルの「Configuration」タブにある、と書いています(2つの資料で道が違う)。

条件:コネクションを作れるのは、ワークスペースのオーナーだけ。新しく作るものは、すべて内部から始まる。公開にするには、内部で作ってから、認可の手順に進む。内部のコネクションは1つのワークスペースに結びつく。変えるには、作り直す。

手順3-3:ページに追加する・外す(公式「Add & manage connections」)

追加:

  1. ページの右上「•••」→「More」。
  2. 「Connections」の項の「Add connections」。
  3. ポップアップで、コネクションを探して選ぶ。このワークスペースに入れたものだけが出る。
  4. 「•••」のメニューに、そのコネクションが出る。

外す:コネクションの名前にマウスを重ね、「Disconnect」を押す。

ほかに公式が書いていること:開発者向け資料は、内部のコネクションのオーナーが、ポータルの「Content access」のタブでページを足す、とも書いています。PATは、共有の操作が要らず、作った本人が見られるページすべてに届きます。公開のコネクションは、利用者がOAuthのページピッカーでページを選びます。

Enterpriseのみ(「Manage page access」):「Settings」→「Connections」→「Manage」のタブ→コネクションの横の「•••」→「Manage page access」→「Select pages」でページを選び、「Who can manage page access」で「Connection owners & workspace members」か「Connection owners only」を選ぶ。

ワークスペース全体の管理:オーナーは、「Settings」→「Connections」で、全部のコネクションを、アプリごとの一覧で見られ、設定、権限、切断ができる。「•••」から、内部のAPIトークンの取得、利用者の確認、切断ができる。Enterpriseでは、オーナーが、メンバーが入れられるコネクションを制限できる。

権限(capabilities)

作る人がコネクションに付ける権限は、内容が「Read content」「Write content」「Insert content」、ユーザー情報が「No user information」「Read user info (without email)」「Read user info (including email)」から選ぶ。公式は、入れる人が、入れるときと、ページの「Share」メニューで、この権限を見られる、と書いています。

制限(Request limits)

公開のコネクションのOAuth(流れだけ)

公式の「Authorization」は、利用者を https://api.notion.com/v1/oauth/authorize に送り、戻ってきた code を https://api.notion.com/v1/oauth/token で access_token と refresh_token に替える流れを書いています(パラメータの全部は原文で確認)。シークレットは、環境変数に入れ、ソースやバージョン管理に入れない、と書かれています。

旧版のローカルMCPサーバー(notion-mcp-server)

公式のGitHubのREADMEは、このローカルのサーバーは、もう積極的に保守されず、サポートもされない、「best experience」には公式の遠隔のNotion MCPを使う、とも書いています。使う場合は、内部のコネクションのトークンを NOTION_TOKEN に入れ、npx -y @notionhq/notion-mcp-server をMCPクライアントの設定から起動する、と書かれています。ページへのアクセスは、コネクションの「Access」タブか、ページの三点メニューの「Connect to integration」で渡します。設定の全文はREADMEで確かめてください。

4 WebhookとNotionの自動化

APIのWebhook(公式「Webhooks」)

  1. コネクションの設定の「Webhooks」のタブ→「+ Create a subscription」。
  2. 公開のHTTPSのURL(localhostは使えない)を入れ、イベントの種類を選んで作る。URLは、検証の前だけ変えられる。イベントの種類はいつでも変えられる。
  3. 作ると、Notionがそのアドレスへ、1回だけ、verification_token を含むJSONをPOSTする。それを保存し、「Webhooks」のタブに戻って「Verify」を押し、トークンを貼って送る。届かなければ「Resend token」。検証されると有効になる。
  4. 主なイベントの名前:page.content_updated(まとめて送られ、届くまで1〜2分かかることがある)、comment.created(コメントを読む権限が要る)、page.locked(まとめない。試しやすい)、data_source.schema_updated。
  5. 署名:各リクエストの X-Notion-Signature ヘッダーは sha256= と16進の値。検証は、本文を、verification_token を鍵にしたHMAC-SHA256で計算して、ヘッダーと定数時間で比べる。JavaScriptのSDKに verifyWebhookSignature() がある(@notionhq/client v5.23.0以降)。本文は、再整形せずそのまま使う。

渡るデータ:公式は、ペイロードに、ページのID、イベントの種類、時刻などのメタデータが入る、と書いています。最新の内容(更新後のタイトルなど)は、受け側がIDでAPIを呼んで取る、と書かれています。対象は、ページやデータベースが変わったときです。コネクションがアクセスできない非公開ページの中にページができても、イベントは起きない、と公式にあります。ユーザーの変更やワークスペースの設定の変更が対象になるかは、公式で確認できていません。

データベースの自動化で「Send webhook」(公式)

  1. データベース上部の「⚡」→「New automation」。トリガーを「New trigger」から決め、「New action」→「Send webhook」。
  2. URLを入れる。任意の「Add custom header」で、Key と Value。
  3. 送るデータベースのプロパティを選ぶ。

仕様:POSTだけ。認証はなし。送れるのは、ページのプロパティで、ページの中身ではない。1つの自動化に、Webhookのアクションは5つまで。Webhookの失敗で、自動化は止まり、手動で再開が要る。有料プランが要る。Enterpriseのオーナーは、「Settings」→「Connections」の「Allow webhooks in automations」をオフにできる。ほかに、「Send mail to」(連携したGmailから送る)、「Send Slack notification to」の動作もあります。公式のページ同士で、Slackの通知をFreeでも作れるかの書き方が違うので、プランの表示で確かめてください。

5 ZapierとMake

Notionの公式の連携ディレクトリ(notion.com/integrations)は、取得できた最初の1ページ分には、ZapierもMakeも出てきませんでした(ほかのページにあるかは、公式で確認できていません)。ディレクトリのページは、Notionは掲載された連携を保証も認証もしない、不具合は連携の開発者へ、と書いています。次は、ZapierとMake自身のページから読んだ範囲です。

サービス そのページに書かれていたNotion用の部品
Zapier トリガー:New Comment、Updated Content in Data Source Item、Updated Content in Page、New Data Source Item、Updated Properties in Data Source Item、Updated Properties on a Page。アクション:Create Page、Add Block to Page、Add Comment、Update Data Source Item、Find Page (By Title)、Query Data Source (Advanced)、API Request (Beta) など。ページは、AIアシスタント向けのZapier MCPにも触れ、「一度認証し、いつでもアクセスを取り消せる」と書く
Make トリガー:Watch Data Source Items、Watch Events、Watch Objects、Watch Page Contents。アクション:Append a Data Source Item Content、Append a Page Content、Create a Data Source、Create a Data Source Item、Create a Database など(一覧は途中までしか読めていない)

読めなかったこと。 ZapierとMakeのどちらのページにも、Notionアカウントを接続する画面の手順は書かれていませんでした。Zapierは、手順のヘルプ「How to get started with Notion on Zapier」を挙げ、Makeは、ドキュメントのリンクを挙げていますが、中身は読んでいません。Notion側で何を許可するか(どのページに渡るか)、渡るデータの範囲も、読んだ範囲では確認できていません。

そのため、この記事は、この2つの画面の手順を書きません。つなぐ前に、各サービスの公式のドキュメントで、Notionへ渡す権限の範囲と、解除の方法を確かめてください。Notionの側では、手順3-3の「Settings」→「Connections」から、入っているコネクションを見て、「Disconnect」できます(公式の記載は、コネクション全般についてのもので、ZapierやMakeがここに出るかは、読んだ範囲では確認できていません)。

AI同士の組み合わせの案(この記事の案)

公式がこの組み合わせを示しているわけではありません。ここまでの公式の部品を、並べ替えた案です。動作は確かめていません。

目的 使う部品 渡るもの 外し方
コーディング用AIから、仕様書のページを読む 07の手順A〜D(Notion MCP) 本人が見られるNotionの内容 AIアプリ側の設定を消す。管理者は「Disconnect All Users」
Notionのタスクボードから、Claudeに実装を頼む 本節1の外部エージェント(Claude)とGitHubのトークン GitHubのトークンの範囲、共有したページ 管理者が「Manage external agents」でオフ
Slackの議論を、Notion AIで検索する 本節2のSlackのコネクタ 選んだ公開チャンネル、本人がつないだ非公開 「Disconnect」
Notionの更新を、自作の受け口へ送る 本節4のWebhook、または自動化の「Send webhook」 イベントのID、または選んだプロパティ 購読を削除、自動化を止める
自作のAIエージェントが、Notionの特定ページだけを読み書きする 本節3の内部のコネクションと、ページへの「Add connections」 追加したページだけ ページで「Disconnect」、コネクションの切断

うまくいかないとき

症状 確認点(公式の記載に基づく)
コネクタの「+」が出ない ワークスペースのオーナーか、プランがBusinessかEnterpriseか。Slackはメンバーが2人以上
外のアプリの内容が、検索に出ない 最初の取り込みは最大36時間、新しい内容は最大3時間。Slackは非公開チャンネルをメンバーが自分でつなぐ必要がある。Gmailは添付ファイルを読めない
Gmailなどで、Google側の承認が進まない Googleの管理者が必要。有料のGoogle Workspaceが要る(個人のGmailは別のコネクタ)
APIが unauthorized トークンを確かめる
APIで、ページが見つからない 内部のコネクションは、ページに追加したものだけ。「Add connections」を確かめる
429が返る Retry-After の秒数を待つ。ばらつきを付けて再試行。別の理由(public_api_request_blocked)は、再試行しないでNotionのサポートへ
Webhookの検証が通らない URLは公開のHTTPSか。「Resend token」。検証前ならURLは変えられる
自動化のWebhookが止まった 失敗で自動化は止まり、手動で再開する。プランと、「Allow webhooks in automations」を確かめる
外部エージェントがメニューに出ない betaで段階的に提供。EnterpriseとHIPAAは既定でオフ(オーナーがオン。ガイドは書き方が違う。節1を参照)。BusinessかEnterprise

気をつけること

出典