3行でいうと
- アカウント設定に「Get Persistent API Token」があり、公式ドキュメントは「NovelAI APIのトークン」と説明しています。ただし、APIの仕様書(エンドポイントや使い方)は、僕らが読んだ範囲では取得できていません。
- 「ユーザースクリプト」は、TypeScriptで書く拡張機能で、文章生成の画面を拡張する仕組みです。公式ドキュメントの一覧には、画像生成のAPIは載っていません。
- 画像モデルは、NovelAIが自社で作ったもの(V4以降は「一から作った」と公式が書いている)です。ほかの会社の画像モデルを選べる、という記載は見つかりませんでした。文章生成のほうには、他社のモデルをもとにしたもの(GLM-4.6、Llama 3の系統など)が並んでいます。
- 画像は保存されませんが、画像のメタデータ、履歴のZIP、物語の書き出しなど、手元に残す方法があります。
- MCP、外部のAIアシスタント向けのプラグイン、公式のインポート機能は、読んだ範囲では見つかりませんでした。
この記事は、公式の資料を2026年10月24日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。公式ページは要約の形で取得したため、読めていない部分は「公式の資料では確認できていない」「読んだ範囲では見つからなかった」と書きます。APIの文書として開いたページ(api.novelai.net/docs)は、取得した内容が「Swagger UI」という題名だけで、中身を読めませんでした。
先に結論
- 公式が運営しているもの。 アカウント設定の「Get Persistent API Token」(公式ドキュメントのAccountのページ)、ユーザースクリプト機能(公式ドキュメントの「Scripting」)、Explore(公式の投稿の場)、画像のメタデータです。GitHubの組織ページ(NovelAI)は、公式かどうかの確認が取れていないため、ここには含めません(後の表を参照)。
- 他社由来のモデル。 画像では、読んだ範囲で見つかりませんでした。文章生成では、公式の「Models」ページが、ZhipuAIのGLM-4.6を調整した「Xialong」、調整していない「GLM-4.6」、Llama 3 70Bをもとにした「Erato」などを並べています。
- 第三者・コミュニティのもの。 公式ドキュメントが案内するDiscord、Reddit、X(旧Twitter)のコミュニティの場があります。第三者が作ったツールや連携は、公式の資料では確認できていません。僕らも読んでいません。
- データの行き先。 公式のプライバシーポリシーは、サービスの運営に使う外部の事業者(ホスティング、決済、分析など)の一覧を載せています。プロンプトや生成物は、これらの事業者には渡らない、と書かれています(回線を通る通信を除く)。
前提:用語をそろえる
- API:ほかのプログラムからサービスを呼び出すための窓口です。
- トークン:呼び出す人を確かめるための、パスワードのような文字列です。
- ユーザースクリプト:利用者が書いて、NovelAIの画面の中で動かす小さなプログラムです。
- MCP:AIエージェントを外部の道具につなぐ規格です。
- メタデータ:画像ファイルに一緒に入っている情報です。NovelAIでは、生成の設定(プロンプトなど)が含まれると、公式は説明しています。
- PWA:Webサイトをアプリのように置いて使う仕組みです(01で扱いました)。
- Explore:NovelAIの中の、作った画像の投稿・閲覧の場所です。
公式が運営するもの
| 名前 | 何をするものか(公式の説明) | 条件・注意(公式の表記) | 確かさ |
|---|---|---|---|
| Get Persistent API Token | アカウント設定(Account)の中のボタン。NovelAI APIのトークンを作る。新しく作ると、前のものは使えなくなる。表示は1回だけなので、閉じる前に写す | トークンの使い道や、APIの仕様は、読んだ範囲では見つからなかった | 公式ドキュメントに書かれている(機能の中身は未確認) |
| NovelAIのAPIの仕様書 | 公式FAQは、自分たちのAPIを運営していて、訓練し調整したモデルはCoreWeaveのマシンで動いている、と説明している。FAQにAPIの使い方の項目は見つからなかった | api.novelai.net/docs は「Swagger UI」とだけ取得でき、内容は読めなかった | 確認できていない |
| ユーザースクリプト(User Scripting) | TypeScriptで、画面の部品、生成のタイミングに割り込む処理(フック)、文書の操作を足す。文書、文章生成、コンテキスト構築、ストーリー設定、ロアブック、読み上げ、UIなどのAPIがある。画像生成のAPIは一覧にない | 分離された環境(Web Worker)で動き、任意の通信や、ほとんどのアカウント情報にはアクセスできない。「ベータ」かどうかは、読んだ範囲では書かれていなかった | 公式ドキュメントに書かれている |
| スクリプトの例 | 公式ドキュメントが、GitHubの「novelai/novelai-script-examples」を案内している。例として、Smart Summarizer、Bookmarks、Find & Replace、Retry Harderなどのファイル名が挙がっている | 僕らは、このリポジトリのページ自体は開いていない | 公式ドキュメントが案内しているが、中身は未確認 |
| Explore | 画像を投稿して、ほかの人のプロンプトと設定を「Use Prompt」で写して使える場。いいねや作者での絞り込みもある | 投稿は自分で選んだときだけ(opt-in)。すべて人の目で確認される。投稿した画像には、プロンプトを含む生成設定が付いて公開される(プライバシーポリシー) | 公式ドキュメントとプライバシーポリシーに書かれている |
| 画像のメタデータ | 画像の保存アイコンで保存すると、メタデータが残る。右クリック保存やクリップボードへの書き出しでは付かない。保存した画像は、サイトにドラッグ&ドロップすると、プロンプトと設定が戻る | 保存形式(.png / .webp)は、アカウント設定の画像生成の項目で選ぶ | 公式FAQとチュートリアルに書かれている |
| Vibeの書き出し・読み込み | 「Export Bundle」「Export as Encodings」などで、Vibe Transferの情報を書き出せる。「.naiv4vibe」というファイルが使える | V4以上の機能 | 公式ドキュメントに書かれている |
| GitHubの組織ページ(NovelAI) | 49のリポジトリがあると表示される。読めた範囲では、画像メタデータを取り出すスクリプト(MIT)、トークナイザー、アスペクト比のバケット化、他者のプロジェクトのフォークなど | 組織ページに、公式の認証表示や、サイトからのリンクは見えなかった。ただし、公式ドキュメントが案内するスクリプトの例は、この組織名のリポジトリ | 組織名は一致するが、公式かどうかの確認は取れていない |
| MCP、外部AI向けのプラグイン | 公式サイト、公式ドキュメントの目次、プライバシーポリシーに、記載は見つからなかった | - | 公式の資料では確認できていない |
Persistent API Tokenを扱うときの注意
公式ドキュメントが書いているのは、「生成し直すと古いものが無効になる」「表示は1回だけ」という2点です。トークンの権限の範囲は、読んだ範囲では書かれていませんでした。僕らの見立て(公式の説明ではありません)として、パスワードと同じように扱い、他人に見せたり、公開リポジトリに書いたりしないのが安全だと考えます。
ユーザースクリプトの基本(公式ドキュメントから読めたこと)
- 開き方は、左のサイドバーのガチョウのアイコン、物語を選んだときの右サイドバーのAdvancedタブ、またはAlt+Xです。
- 「Account scripts」(どの物語でも読み込まれる)と、「Story scripts」(その物語のファイルに保存され、その物語でだけ読み込まれる)の2つがあります。
- 共有は、スクリプトのファイルを読み込む形です。
- 困ったとき、URLの末尾に「?noscript=true」を付けて読み込み直すと、すべてのスクリプトが止まる、と書かれています。
- 画像生成を呼ぶAPIは一覧になく、画像生成の自動化に使えるかどうかは、公式の資料では確認できていません。
NovelAIの中で選べる、他社由来のモデル
分けて読むのが大切です。画像と文章で、状況が違います。
| 種類 | 名前(公式の表示) | 公式が書いている出自 | 補足 |
|---|---|---|---|
| 画像 | NovelAI Diffusion V4、V4.5、V5(FullとCurated) | 「V4以降は、公開されている土台モデルを使わず、NovelAIが一から作った」と読める説明。V5は「completely original(完全に独自)」と書かれている | 他社の画像モデルを選べる、という記載は、読んだ範囲では見つからなかった |
| 画像 | NovelAI Diffusion Anime V3 | 「SDXLをもとに、NovelAI独自の技術を加えた」と書かれている | SDXLの提供元の会社名は、取得した要約では確認できていない |
| 文章 | Xialong | ZhipuAIのGLM-4.6を、物語のデータで調整したもの。355Bパラメーター(公式の「Models」ページ) | 公式トップページにも、物語生成が「POWERED BY GLM 4.6」と表示されている |
| 文章 | GLM-4.6 | 公式ドキュメントは、オープンソースのMixture of Experts(専門家の混合)の指示用モデルで、調整していないものと説明 | 提供元は、取得した要約ではZhipuAIとだけ読めた |
| 文章 | Erato | Llama 3 70Bのベースモデルに、追加の学習と物語向けの調整を加えたもの | Llamaの提供元の会社名は、取得した要約には書かれていなかった |
| 文章 | Kayra | 社内で、約1.6兆トークンで学習した13Bのモデル、と公式は説明している | 自社のモデル |
文章生成の「Opus」プランは、公式ドキュメントのSubscriptionページによると、Xialong、Llama 3 Eratoなどの利用が含まれます。どのプランでどのモデルが選べるかは、04で扱います。画像と文章のモデルの提供元が、NovelAIと他社で分かれている点に注意してください。文章生成では、他社のオープンなモデル(GLM-4.6)が、調整なしで「現行」のモデルとして並んでいます。そのほかに、他社のモデルをもとに調整したもの(Xialong、Erato)と、NovelAIが自社で作ったもの(Kayra)があります。画像のモデルは、他社のものを選べる記載は見つかりませんでした。
書き出し・手元に残す方法
| 何を | 方法(公式の表記) | 書かれている場所 |
|---|---|---|
| 画像1枚 | 画像の下の保存アイコンで、メタデータ付きで保存。画像の「Download」でも保存できる | FAQ、Intro to Image Generation |
| 画像のまとめ | 履歴(History)の下の「Download ZIP」。現在のセッションの画像を、1つのZIPにする | History、FAQ |
| 画像の形式 | .png または .webp。アカウント設定の画像生成の項目で選ぶ | FAQ |
| Canvasの作業 | 「Download File」で、Canvasのファイルを書き出す。あとで読み込める | Canvas |
| 物語 | アカウント設定の「Download All Stories」で、すべてをZIPにする。1つずつの書き出しもある。「Export as a Scenario」もある | Account、FAQ |
| 解約・終了後の書き出し | 利用規約の第5.11条は、購読が終わったら、45日以内に書き出す必要がある、と書いている | 利用規約 |
第三者・コミュニティ製
- 公式ドキュメントが案内するコミュニティの場。 DiscordのNovelAIのサーバー、RedditのNovelAiのコミュニティ、X(旧Twitter)の「novelaiofficial」です。公式ドキュメントのトップが案内しています。コミュニティの場の中身は、僕らは読んでいません。
- 第三者が作った連携ツール・非公式のAPIクライアント・自動化の道具。 公式の資料の範囲では確認できていません。使う場合は、公式の利用規約の第9.1.6条が、サービスの制限を守らないボットや自動化の仕組みを、第5.3条と第9.1.3条が、アカウントの共有や、第三者への遠隔アクセス、貸し出しなどを禁じている、と取得した要約が書いていることを、原文で確かめてください。
- 第三者の道具に、メールアドレスやパスワード、APIトークンを渡すのは、データが公式の外へ出ることになります。公式の資料では、第三者の道具の安全性は確認できていません。
データはどこへ流れるか
| 何が | どこへ | 公式の書き方(要約) | 書かれている場所 |
|---|---|---|---|
| 画像生成のプロンプト | NovelAIのサーバーで処理 | 「プロンプトは保存しない」。処理のためだけに使う。通信は暗号化される | プライバシーポリシー、FAQ |
| Image2Imageなどの入力画像(参考画像、マスク、元の画像) | 一時的な暗号化されたキャッシュ | プライバシーポリシーは、最長1時間と書いている。利用規約の第6.10条は、一定期間のあとに自動で消える、と書いている(期間は取得した要約に書かれていない) | プライバシーポリシー、利用規約 |
| 生成した画像 | 保存されない | セッションの間だけ。更新や退出で消える | FAQ |
| 物語(文章) | NovelAIのサーバー(既定) | ブラウザで暗号化して保存。NovelAIは読めない、と書かれている。パスワードを失うと、復元できない | FAQ、プライバシーポリシー、利用規約 |
| 文章生成の要求 | NovelAIのサーバー | 物語のうち、AIが動くために必要な暗号化されていない部分が送られる。保存・記録はされず、HTTPSで送られる、と書かれている | FAQ |
| Exploreに投稿した画像 | 公開 | プロンプトを含む設定が、画像と一緒に公開される。削除するまで残る | プライバシーポリシー |
| 運営に使う外部事業者 | ホスティング、決済、メール、分析などの事業者 | 一覧がある。ホスティングと保存に、CoreWeave、Cloudflare、Google Cloud。決済に、Chargebee。分析に、PostHog、Plausible、Google Tag Manager。セキュリティに、reCAPTCHAなど。プロンプトと生成物は、これらには渡らない(回線を通る通信を除く)と書かれている | プライバシーポリシー |
| Googleでのサインイン | Googleのアカウント情報(識別子、メール、確認の状態など) | NovelAIは、Googleのユーザーデータを、広告や、AIモデルの開発・訓練には使わない、と書いている | プライバシーポリシー |
プライバシーポリシーの更新日は「September 10th, 2026」、利用規約は「December 8th, 2025」と表示されています。2つの書き方が細かい点で違う所(たとえば、入力画像のキャッシュの期間)がありました。どちらが優先されるかは、公式の資料では確認できていません。
気をつけること
- この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。公式ドキュメントの要約を読んだ範囲です。
- 公式の料金ページ(novelai.net/pricing)と、APIとして開いたページ(api.novelai.net/docs)は、中身を読めていません。「書かれていない」のではなく「僕らが読めていない」です。
- 「公開のAPIがある」とは、僕らは書けません。公式の資料で読めたのは、トークンを作るボタンと、公式FAQの「自分のAPIを運営している」という文だけです。どう呼ぶのか、利用の規則は何か、読めていません。
- MCP、外部AI向けのプラグイン、公式のインポート機能が「ない」とも、僕らは断定しません。読んだ範囲で見つからなかった、という意味です。
- 文章生成のモデルの出自(GLM-4.6、Llama 3など)は、公式の「Models」ページの要約から書いています。提供元の会社名は、読んだ範囲で確認できたものだけを書きました。
- 規約は変わります。使う前に、公式で最新を読んでください。この記事は法律の助言ではありません。
出典
- NovelAI(トップページ、Anlatan、確認日 2026-10-24)
- NovelAI Privacy Policy(NovelAI、Effective: September 10th, 2026、確認日 2026-10-24)
- Terms of Service(NovelAI、Effective: December 8th, 2025、確認日 2026-10-24)
- NovelAI Documentation(トップ、NovelAI、確認日 2026-10-24)
- Account(NovelAI Documentation、確認日 2026-10-24)
- User Scripting: Introduction(NovelAI Documentation、確認日 2026-10-24)
- FAQ(NovelAI Documentation、確認日 2026-10-24)
- Image Models(NovelAI Documentation、確認日 2026-10-24)
- Text Generation Models(NovelAI Documentation、確認日 2026-10-24)
- Subscription(NovelAI Documentation、確認日 2026-10-24)
- Explore(NovelAI Documentation、確認日 2026-10-24)
- Vibe Transfer(NovelAI Documentation、確認日 2026-10-24)
- History(NovelAI Documentation、確認日 2026-10-24)
- Canvas(NovelAI Documentation、確認日 2026-10-24)
- Tutorial: Intro to Image Generation(NovelAI Documentation、確認日 2026-10-24)
- NovelAI(GitHubの組織ページ、確認日 2026-10-24)