3行でいうと

  • どの場面も、流れは「アプリを開く → 素材(参照)を添える → 文章で書く → 作る → 結果を見て直す」です。公式のページが具体的に書いているのは、素材の数、長さ、解像度などの上限で、ボタンの名前はほとんど書かれていません。
  • Video Studioは、最大50件の素材(人物・商品・場所・画風)を添えて、プロンプトの中で「@」で呼びます。Image Studioは、最大16件の参照です。
  • 動画を作る前に、料金ページで1回あたりのクレジットを見ておく順番をこの記事は案として挙げます。公式のページ(ChatGPTとMCPの例)にも、「作る前に価格を見せて」と頼む文があります。
  • 例の文章(プロンプト)は、公式の例を除いて、すべて「この記事の例」です。日本語で書いてよいかは、公式の資料では確認できていないので、例は英語で書き、意味を添えました。

この記事は、公式の資料を2026年10月25日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。公式ページは要約の形で取得したため、読めていない部分は「公式の資料では確認できていない」と書きます。画面の表記は変わります。手元の画面と照らして読んでください。入れ方とサインインは05、アプリの種類と上限の全体像は02、料金とデータの扱いは04、ほかのAIとのつなぎ方は07と08を見てください。

先に結論

前提:用語をそろえる

画面の見取り図(公式に書かれている範囲)

場所 公式の表示 書かれていないこと
アプリ一覧(create.pika.art/apps) 上部に「Apps」「Projects」「Library」「Jobs」「Discover」「Account」。タブは「Explore」「Video」「Image」「Audio」「All Apps」。検索欄は「Search apps, models…」。 各項目の中の画面
アプリのページ アプリ名、「Apps > (アプリ名)」の表示、「Try Free」(ログイン前の表示)、「Explore related apps」 ログイン後の入力欄・ボタン
結果のカード(ChatGPTの例) 「Details」(プロンプト、設定、入力が見える)、「Open in Pika」 Webの作る画面の結果カード

つまり、ログイン後の入力画面のくわしい作りは、公式のページからは読めていません。この記事の手順で「画面を見て決める」と書いた所は、この意味です。

手順の読み方

各場面は、次の形で書きます。「公式の手順」は、公式ページに書かれていることを順に並べたものです。「この記事の例」と「この記事の案」は、公式に書かれていない、この記事で組んだものです(動作は確かめていません)。

場面1:短い動画を作る(Video Studio)

公式のVideo Studioのページ(create.pika.art/apps/create-video)の説明です。「Attach up to 50 characters, products, settings, and styles」と書かれ、短いクリップから最大30秒の複数ショットの動画を、音つきで作る、と紹介されています。

公式の手順(書かれている範囲)

  1. アプリ一覧から 「Video Studio」 を選びます(ログイン後)。
  2. 素材を添えます。 人物(キャラクター)、商品、場所(設定)、画風(スタイル)を、合計最大50件まで。添え方の画面(ボタンの名前、画像のアップロードの方法)は、書かれていません。
  3. プロンプトに「@」で素材を呼び、どう使うかを書きます。 公式の言い方は、素材を@mentionして、それぞれをどう使うかを伝える、です。
  4. 何が起こるかを書きます。 公式は「describe what should happen」と書いています。
  5. 作ります。 作るボタンの名前、長さ・解像度・縦横比・モデルを選ぶ欄は、このページには書かれていません。

期待される結果

短いクリップから、最大30秒の複数ショットの動画が、音つきで返る、と公式は書いています。結果の保存先は、書かれていません。

この記事の例

次の例は、公式の例ではなく、この記事で組んだものです。素材を2つ添えたあとの書き方の形です(「Video1」ではなく、手元の画面に出る素材の名前を使ってください)。

@Character walks along a rainy neon street at night, holding @Product in one hand. Slow tracking shot from behind, then a close-up of the product. Calm, cinematic mood.

意味:「@Character(添えた人物)が、夜の雨のネオン街を歩く。片手に@Product(添えた商品)を持つ。後ろからゆっくり追うショット、次に商品のアップ。落ち着いた映画の調子」。

途中で決めること(この記事の案)

場面2:モデルを指定して動画を作る(Seedance 2.5)

公式のSeedance 2.5のページ(create.pika.art/apps/seedance-2-5)が書いている上限です。画面での選び方は、このページには書かれていません。

項目 公式のページの表示
素材(参照)の数 合計最大50件:画像30枚、動画10本、音声10本
動画・音声の長さ 1本あたり2〜30秒。それぞれの種類の合計が30秒まで
参照の種類の例 顔、商品、衣装、場所、画風のフレーム
1回の長さ 最大30秒(連続した1回の生成)。音声は動画と一緒に生成される
解像度 480p、720p、1080p。4Kは未対応と明記
縦横比 9:16、16:9、21:9、1:1、4:3、3:4、Auto(モデルが決める)。静止画を動かす場合や、動画を編集する場合は、元の形になる
編集 「Edit input」。入れた動画は「@Video1」と呼ばれ、元の長さと形のまま。変えたい点を文章で書くと、その部分だけ描き直す

公式の手順(書かれている範囲)

  1. Seedance 2.5を選びます。アプリ一覧の「Featured Models」の中に「Seedance 2.5」があり、ページは create.pika.art/apps/seedance-2-5 です。ブログ(2026年9月17日付)は、使うモデルを自分で選べる、と書いています(Video Studioのページ自体には、モデルの選び方は書かれていません。ヘルプの質問一覧に「Can I choose the model myself?」がありますが、答えは読めていません)。選ぶ欄の名前は、読んだページには書かれていません。
  2. 参照を添えます(上の表の上限の範囲で)。
  3. 文章で、起こることを書きます。
  4. 長さ(最大30秒)、解像度、縦横比を決めます。入力欄の名前は、このページには書かれていません。
  5. 作ります。クレジットの量は、このページには書かれていません(料金ページに、720p・5秒の例だけがあります)。

動画の一部を直す(公式の説明)

動画を「Edit input」に入れると、「@Video1」と呼ばれ、元の長さと形が保たれます。「ラベルを替える」「背景を片づける」「衣装を変える」のように、変えたい点を文章で書くと、その部分だけが描き直される、と公式は紹介しています。

この記事の例:

In @Video1, change the jacket color to dark green. Keep everything else the same.

意味:「@Video1の上着の色を濃い緑にする。ほかはそのまま」。

場面3:写真から画像を作る・直す(Image Studio)

公式のImage Studioのページ(create.pika.art/apps/create-image)の説明です。「Craft an original image with maximum creative control.」と書かれ、最大16件の参照を添えられ、それをプロンプトで@mentionする、画像モデルは切り替えられる、とあります。

公式の手順(書かれている範囲)

  1. アプリ一覧から 「Image Studio」 を選びます。
  2. 参照を添えます(最大16枚)。被写体、場所、画風、商品を決めるために使う、と書かれています。
  3. プロンプトで@mentionして、それぞれをどう使うかを書きます。
  4. 好きな画像モデルがあれば、切り替えます。選べるモデルの名前は、このページには書かれていません。一覧のページでは、画像のモデルとして、GPT Image 2.5、Nano Banana 2.1、Ideogram 4.5などが並んでいます。
  5. 作ります。作るボタンの名前、枚数、サイズ、クレジットは、書かれていません。

料金ページの例では、GPT Image 2.5の1Kの画像1枚が2クレジット、Nano Banana 2の1Kの画像1枚が8クレジットです。同じ1枚でも、モデルでクレジットが違います。

この記事の例:

A small ceramic cup from @Reference1 on a wooden table by a window, soft morning light, shallow depth of field, in the style of @Reference2.

意味:「@Reference1の小さな陶器のカップが、窓辺の木のテーブルにある。やわらかい朝の光、浅いピント。画風は@Reference2」。

関連するアプリ

場面4:2〜5枚の静止画をつなぐ(Pikaframes)

公式のPikaframesのページ(create.pika.art/apps/pikaframes)の説明です。

項目 公式のページの表示
入力 静止画2〜5枚。置いた順に使われる
切り替え 隣り合う2枚が1つの切り替え。1つの切り替えは1〜5秒。キーフレームがちょうど2枚のときは、10秒も選べる
プロンプト 任意。「guides the overall motion between your images」と書かれている。切り替えごとに分けて書けるかは書かれていない
解像度 4枚までは720pか1080p。5枚のときは720pのみ

公式の手順(書かれている範囲)

  1. 静止画を、使いたい順に2〜5枚用意します。
  2. Pikaframesに順番どおりに並べます。並べる画面の作りは、書かれていません。
  3. 必要なら、全体の動きを整える文章を1つ書きます。
  4. 解像度を決めます。1080pにしたいなら、4枚までにします。10秒の切り替えにしたいなら、ちょうど2枚にします。
  5. 作ります。クレジットとボタンの名前は、このページには書かれていません。

この記事の例(プロンプト):

Smooth camera drift from the first frame to the last, the light slowly changes from dawn to noon.

意味:「最初のフレームから最後まで、カメラがなめらかに流れ、光が夜明けから昼へゆっくり変わる」。

場面5:動画に音楽・効果音・ナレーションをつける(Pika Soundtrack)

公式のPika Soundtrackのページ(create.pika.art/apps/pika-soundtrack)の説明です。映像と長さは変えず、音だけを入れ替えます。

項目 公式のページの表示
入れる動画 H.264またはHEVC。入れ物(コンテナ)の種類は問わない
長さの上限 1,200秒(20分)
ファイルの上限 2GB
処理時間の目安 映像1秒あたり約0.6秒
小さい映像 約576×320(16:9)より小さいと、拡大してから処理される。音は付くが、読み取る絵が少ない
指示(ブリーフ) 任意の文章。何も書かなければ、映像だけから自然な音づくりをする。書いた文は、そのままモデルに渡される。楽器、雰囲気、入れたくないものも書ける
出力 映像と音を1つにした動画。音だけの別ファイルは「Not yet」

公式の手順(書かれている範囲)

  1. 条件に合う動画を用意します。
  2. 必要なら、ブリーフに、欲しい音と、画面の動きにどう合わせるかを書きます。
  3. 実行して待ちます。
  4. 映像はそのまま、音が入れ替わった1つのファイルが返ります。

アップロードの方法、画面のラベル、クレジットは、このページには書かれていません。

この記事の例(ブリーフ):

Warm acoustic guitar that follows the pace of the walking, quiet street ambience, no vocals.

意味:「歩く速さに合わせた、あたたかいアコースティックギター。静かな街の環境音。歌は入れない」。

関連:Pika 2.5のページは、無音で出てくるので、あとでPika Soundtrackをつける、と案内している、と02で書きました。

場面6:オリジナルの曲を作る(Music Studio)

公式のMusic Studioのページ(create.pika.art/apps/music-studio)の説明です。

入力 公式のページの説明
スタイル 全体の雰囲気、ジャンル、テンポを言葉で書く
歌詞 歌入りの曲のときに、自分で書いた歌詞を渡す
声 歌入りの曲のときに、歌声の特徴を言葉で書く
長さ 曲の長さを選ぶ

入力欄の名前、長さの上限、歌詞の長さの制限、書き出しの形式、クレジットは、このページには書かれていません。ブログ(2026年8月14日付、02で扱った)は、Pika Musicで曲は最長6分と書いていますが、Music Studioの画面の上限とは書かれていません。

この記事の例(スタイルの欄に書く文章):

Gentle lo-fi hip hop, slow tempo around 70 BPM, warm piano and soft vinyl noise, instrumental.

意味:「やさしいローファイ・ヒップホップ。遅いテンポで70拍くらい。あたたかいピアノと、レコードのノイズ。歌なし」。

歌詞は、自分で書いた、または権利のあるものだけを入れてください。既存の曲の歌詞をそのまま入れる使い方は、規約や著作権の面で注意が必要です(規約の読み取りは04)。

場面7:ChatGPTの中で作る

公式ブログ(2026年10月16日付)と、公式のChatGPT専用ページ(pika.art/mcp/chatgpt)の説明です。入れ方は07の手順を見てください。

公式の手順(書かれている範囲)

  1. ChatGPT(デスクトップまたはWeb)のチャットで、「@Pika」 と書いて始めます。
  2. 作りたいものを、ふだんの文章で書きます。公式の例は「Create a product film for my product.」と、「Film an old man hiking a mountain with carrots on his back」です。公式の一覧のカタログには、各アプリを呼ぶ文が、「Use Pika's (アプリ名) app.」で始まり、入力を選ぶ手伝いと、作る前の価格の表示を頼む形で並んでいます(アプリ名の所に Video Studio などが入る。文の全文は、15語を超えるため、公式ページで確認)。
  3. チャットの中に、ツールの選択肢、見本(プリセット)、結果が出ます(inline panels)。確かめながら、そのまま直せます。
  4. 結果のカードには、「Video Studio」の表示と、「Details」(プロンプト、設定、入力)、「Open in Pika」があります。続けて、「Extend」「Upscale」「Add soundtrack」「Relight」を選べます。
  5. 広い画面で作りたいときは、Pikaのプラグインのウィンドウ(サイドパネル)を開きます。ブログは、具体的なボタンの名前は書いていません。
  6. 既存の素材を使いたいときは、自分のPikaのライブラリから素材を呼び出します。
  7. 編集のタイムラインを出したいときは、ChatGPTに、タイムラインを出して、と頼みます。タイムラインでは、トリム、1本ずつの作り直し、切り替えや効果の追加、動きに合った効果音や音楽の追加ができる、と書かれています。ページには「Trim」「Edit via timeline」の表示があります。

期待される結果

公式の例では、「Create a product film for my product.」に対して、Seedance 2.5のVideo Studioで作った10秒・16:9・1080pの動画が出ています。もう1つの例は、Kling 3.0の5秒・16:9のクリップです。作ったものは、会話に表示され、Pikaのライブラリにも保存される、と書かれています。

この記事の例

@Pika Make a 10-second 16:9 video of a tea shop opening in the morning. Show me the price before generating.

意味:「@Pika お茶屋が朝に開店する10秒・16:9の動画を作って。作る前に価格を見せて」。最後の一文は、公式のカタログの例にならって加えた、この記事の例です。

最初のプラグインの生成のあと、250クレジットのボーナスが付く、と公式は書いています(誰に付くかの条件は、読んだ範囲では書かれていません)。

場面8:作ったものを見返す・探す

やりたいこと 公式に書かれていること 書かれていないこと
作ったものの場所 作る画面の上部に「Library」「Projects」「Jobs」。ChatGPTで作ったものは、会話とPikaのライブラリに残る。有料の人の過去の作品は「OG Pika」というプロジェクトに入る(ブログ) 各画面の見え方
ダウンロード ヘルプが、アカウントを消す前にダウンロードしておくよう書く。ダウンロードの画面の経路、形式は、書かれていない 経路、形式
作ったものの設定を見る ChatGPTの例のカードに「Details」。Webの作る画面の同じ機能は、書かれていない Web側の画面
作った動画を消す ヘルプが、自分の動画はいつでも消せる、と書く 消す画面の経路
失敗してクレジットが減った ヘルプ:いつ頃、何を作っていたかを伝える。Pika側の失敗なら、戻せる 戻るまでの日数

最初の1時間の順番(この記事の案)

公式の手順ではなく、この記事で組んだ並びです。公式のページに書かれている上限とクレジットの例から組みました。

時間の目安 やること 根拠となる公式の記述
0〜10分 05の手順で、アカウントを作る。どの方法で入ったかをメモする 05、ヘルプのGoogle/Appleの別アカウント
10〜15分 料金ページを開き、Freeのクレジットが0であること、1回あたりのクレジットの例を見る。購入するなら金額を決める 料金ページ
15〜25分 アプリ一覧で、「Video」「Image」「Audio」のタブを順に開き、気になるアプリのページを2〜3つ読む。上限(長さ・枚数・解像度)をメモする 各アプリのページ
25〜40分 画像(Image Studio)を1回作る。1枚あたりのクレジットが小さいモデルから 料金ページの画像の例
40〜55分 作った画像(または手持ちの画像)を使い、動画(Video Studio、または2枚でPikaframes)を、短く1回作る 場面1と場面4
55〜60分 結果を見返す。Library、Jobsを開き、減ったクレジットを確かめる。ヘルプの「Stuck generation」「Bug / error」の読み方を確かめる 場面8、05のつまずき表

クレジットが小さいモデルから始める、というのは、この記事の案です。モデルによって、どの画像が好みに合うかは、公式の資料では書かれていません。

たとえ話(短く)

プロンプトは、撮影現場に渡す「香盤表のひとこと」のようなものです。誰が(@で呼ぶ素材)、どこで、どう動き、どんなカメラで撮るかを、短く具体的に書くほど、現場(モデル)は迷いません。ただし、公式のページに、日本語でも同じように伝わるとは書かれていないので、例は英語にしました。

気をつけること

出典