3行でいうと
- Replit から外へつなぐ入口は、公式の「Agent Integrations」で4種類に分かれています。Replit managed、Connectors(サインインして使う)、External integrations(自分でAPIキーを用意する)、Agent services(キーは不要で、料金は Replit のクレジットから引かれる)です。
- MCP サーバーは、キュレーション済みの34個から「Add to Replit」などで足す方法と、自分で HTTPS の URL を入れて足す方法があります。通信は Replit のセキュリティスキャナを通る、と公式は書いています。公式は、信頼できるサーバーだけ足すよう書いています。
- アプリの中でAIを使うには、「Replit AI Integrations」(Replit が認証情報を管理)か、自分のAPIキー(Secrets に入れる)を使います。Agent 自身のモデルは、これとは別です。
- GitHub は、「Tools」→「Git」の画面から使います。取り込みは replit.com/import からです。Git の認証情報を Secrets に入れる方法は、公式が「Replit のアプリにアクセスできる人は、認証情報に触れうる」と注意しています。
この記事は、公式の資料を2026年10月25日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。以下の手順は、公式の手順を順に並べたものです。コマンドと設定のキーは公式の記載の写しですが、文の長い設定例は崩れて読めた所があり、そこは要点だけを書いて「原文で確認」としています。この記事で組んだ案は、そう書いた節だけで、動作は確かめていません。画面の表記は変わることがあるので、手元の画面と照らして読んでください。
先に結論
- 入口の名前が3種類あります。 公式のページでは、同じ「外のサービスにつなぐ」話が、Connectors、Integrations、MCP と、場面ごとに別の名前で出てきます。この記事では、公式の表記を使い分けます。
- 公式のページ同士で、画面の入口が違って書かれています。 たとえば Connectors は、「Agent Integrations」では Project Editor のサイドバーの「Connectors」、「Manage connectors」では「Settings」の「Integrations」、「Connect via MCP」では replit.com/integrations と書かれています。この記事は、どれかに決めず、併記します。
- 外し方は、書かれた所と書かれていない所があります。 最後の表にまとめました。
- 渡るデータは、つなぐ先ごとに違います。 特に Slack は、公式が具体的に書いています(下の Connectors の節)。
前提:用語をそろえる
- Connector(コネクタ):Replit が first-party として支える外部サービスとの接続です。一度サインインすると、Agent がチャットからそのサービスを読み書きできる、と公式は書いています。
- MCP サーバー:外のサービスが、AIのツールに道具とデータを渡すための窓口です。Replit の Agent が使う側になります。
- curated server(キュレーション済み):公式の一覧に載っている MCP サーバーです。
- Secrets:アプリに持たせる、APIキーなどの秘密の値の置き場所です(Replit の画面の名前)。
- スキル(Agent Skills):Agent への指示と補助の資料をまとめた、
SKILL.mdを含むフォルダです。 - Git、GitHub:ファイルの変更の履歴を残す仕組みと、その置き場所のサービスです。
- OAuth:パスワードを渡さずに、サービス側の画面で許可を出してつなぐ方式です。
全体像の表
| 入口 | 向き | 設定する場所(公式の表記) | 手順の節 |
|---|---|---|---|
| Connectors | Replit が外のサービスを使う | 「Connectors」→「Add new integration」→「Connect」など | 1 |
| MCP サーバー(curated/custom) | Replit が外の MCP サーバーを使う | 「Integrations」、「MCP Servers」の画面 | 2 |
| Replit AI Integrations | 作ったアプリが外のAIモデルを使う | Agent への指示と「Approve」「Dismiss」 | 3 |
| 自分のAPIキー | 作ったアプリが外のAIなどを使う | Secrets | 3 |
| Agent Skills | 外の手順書を Agent が使う | 「Settings」→「Customization」→「Skills」、「+」→「Use a skill」 | 4 |
| Git、GitHub | コードの保存と共同作業 | 「Tools」→「Setup」の下の「Git」 | 5 |
| インポート | 外のサービスのコードを取り込む | replit.com/import | 6 |
1. Connectors:外部サービスにサインインしてつなぐ
公式の表(4種類)
| 種類 | 公式の説明 |
|---|---|
| Replit managed | Replit Database、App Storage、Replit Auth、Replit Domains など。設定なしで動く |
| Connectors | first-party の統合。一度サインインすると、Agent がチャットからそのサービスを読み書きできる |
| External integrations | OpenAI、Anthropic、Perplexity、Discord などの第三者のサービス。APIキーを自分で用意する |
| Agent services | Brave Image Search、ElevenLabs など、有料の第三者のAPI。Agent がキーなしで使い、料金は Replit のクレジットから引かれる |
手順(公式の手順を順に並べたもの)
つなぎ方は、公式の資料に3通り書かれています。
A:プロンプトで
- サービス名や、したいことを、依頼の中に書く。
- Agent が設定する。提供元を決めずに機能だけを頼むと、Agent が合う Connector の一覧を出す、と書かれています。
この記事の例は次のとおりです(動作は確かめていません)。
(この記事の例)作ったアプリの問い合わせを、メールで自分に通知する仕組みを足したいです。使えるサービスの候補を挙げてください。
B:Project Editor から(「Agent Integrations」の記述)
- Project Editor のサイドバーで「Connectors」を選ぶ。
- 「Add new integration」を選ぶ。
- つなぎたいサービスの横の「Connect」を選ぶ。
- そのサービスのサインインの画面に移る。サインインして、権限を許可する。
C:Settings から(「Manage connectors」の記述)
- 「Settings」→「Integrations」へ進み、「All integrations」を選ぶ。
- サービスを検索するか、カテゴリから探す。
- 「Sign in」を選ぶ(別の設定が要るサービスは「Enable」)。Slack は「Continue to Slack」。
- サービス側のサインインと許可を済ませる。公式は、つなぐ先のワークスペースが意図したものか確かめ、権限を読んでから承認するよう書いています。
渡るデータ、権限(公式の記載)
- Connectors は OAuth でつなぎ、サインインのときに許可した範囲だけ Replit が使えます。
- つなぎは、自分の Replit アカウントにひもづき、「すべてのアプリで続く」と書かれています。
- Slack を足したとき: 許可すると、Agent は、自分が入っている非公開のチャンネル、DM、グループDMを読み、スレッドの返信を全部読み、自分の名前でメッセージを送り、キャンバスを作成、読み、更新できます。Agent が触れるのは、つないだ Slack のアカウントが触れる範囲だけ、と書かれています。
- トークンやAPIキーは、Connectors では自分で管理しません。Enterprise では、自分の OAuth アプリのクライアントシークレットを、Replit が安全に預かる、と書かれています。
- External integrations のAPIキーは、アプリの Secrets に保存されます。Agent が、必要になったときにキーを足すよう促します。
つないだものを確かめる、権限の範囲(「Manage connectors」の記述)
「Your integrations」を開くと、つなぎごとに、「Default permission」「Scope」「Connected apps」「Connection status」が見られます。Scope の値は次のとおりです。
| Scope の値 | 公式の説明 |
|---|---|
| Personal | 1人のメンバーが持つつなぎ |
| Workspace | ワークスペースが持つつなぎ。ワークスペースのアクセス制御で、使える人を限れる |
| Workspace / Personal | どちらの種類のつなぎもある |
| Project | 1つのプロジェクトにひもづく |
| Replit-managed | ワークスペースやメンバーのつなぎなしに、Replit が用意する |
管理者の設定、プラン
- Core と Pro:アカウントの管理者が、共同作業のワークスペースの接続を設定、管理します。作る人は、そのワークスペースのアプリで使います。
- Enterprise:管理者が、組織全体のコネクタを設定します。使える人を限るには、有効にしたあと「Manage」を選び、特定のグループに許可します。
- 自分の OAuth アプリを持ち込めるのは Enterprise で、クライアントID、クライアントシークレット、スコープが必要です。プロバイダ側に登録するリダイレクト URL は、公式のページに書かれています(
https://replit.com/connectors/oauth/callback)。Replit 側では、「Connectors」のページで「Add new integration」を選び、認証情報を入れ、「Configure」を選びます。 - 独自の接続(custom connectors)は、「Agent Integrations」では Pro と Enterprise と書かれています。「Manage connectors」は「Add custom connector」を挙げ、プランの限定は明記していません(2ページの書き方が違うため、併記します)。
- ほとんどのコネクタは Core、Pro、Enterprise が必要で、一部は無料のプランでも使えます。ワークスペースのカタログが、今のプランで使えるものを示す、と書かれています。数字や条件は04と公式の画面で確かめてください。
外し方(公式の記載)
- 「Connectors」のパネルで、つないだサービスの横の「Manage」を選びます(「Agent Integrations」の記述)。
- 「Manage connectors」は、コネクタを削除すると、そのワークスペース(Core/Pro)か組織(Enterprise)の、すべての作る人に対して取り除かれる、と書いています。個別のつなぎだけを外す手順は、そのページには書かれていません。
- つなぎが切れたとき(期限切れ、権限の変更など)は、Project Editor に出る再接続のアラートを選びます。「Manage connectors」は、再接続の手順を書いていません。
- サービス側(Slack や Google)で許可を取り消す方法は、読んだ公式ページには書かれていません。「Manage connectors」には「Centralized revocation and rotation without code changes」という語句がありますが、その手順は書かれていません。
つまずきと確認点
| 症状 | 公式に書かれた確認 |
|---|---|
| つなぎが動かなくなった | Project Editor の再接続のアラートを選ぶ |
| 使いたいコネクタが出ない | ワークスペースのカタログで、今のプランで使えるものか確かめる |
| 組織で使えない | Enterprise では、「Manage」で、自分のグループに許可されているか確かめる |
2. MCP:Replit が外の MCP サーバーを使う
この節は、Replit の Agent が外の MCP サーバーのツールを使う向きです。Replit 自身を MCP サーバーとして使う向きは、07にあります。
キュレーション済みのサーバーを足す
公式のページに、手順が2通り書かれています。
「MCP list」の記述:
- 使いたいサーバーの横の「Add to Replit」を選ぶ。
- Project Editor で、求められた認可を許可する。
- Agent が、そのサーバーのツールを自動で読み込み、必要なときに使う。
「Connect via MCP」の記述:
- replit.com/integrations へ進む。ワークスペースの「Integrations」の設定が開く。「Discover integrations」を選び、「All types」のメニューから「MCP」を選ぶ。
- Stripe、Linear、Notion、Sentry などのサービスを選ぶ。
- サーバーの横の「Sign in」を選び、そのサービスの OAuth を済ませる。接続の状態が更新される。
2つのページで、入口の表記が違います。手元の画面と照らして、近いほうに従ってください。
公式が挙げる34個は次のとおりです(一覧は増えるので、最新は replit.com/integrations で)。Airtable、Airwallex Developer、Amplitude、Apollo、Atlassian、Black Forest Labs、Braintrust、Cal.com、Calendly、ClickHouse、Doola、Figma(組み込み済み。インストールせず、チャットに Figma のリンクを貼る)、Google Maps Platform、Granola、Lazyweb、Linear、Mercury、Miro、Mixpanel、Mobbin、Notion、PostHog、Razorpay、Rootly Docs、Sanity、Sentry、Squidler、Statsig、Stripe、Supabase、Twilio、Wistia、You.com、Zapier。
自分のサーバー(custom)を足す(「Connect via MCP」の記述)
- 「MCP Servers」の設定の画面で、「+ Add MCP server」を選ぶ。
- 項目を入れる。「Display name」(チャットのログで Agent がそのサーバーを呼ぶ名前)と、「MCP Server URL」(サーバーの HTTPS のエンドポイント)。
- 認証が要るなら、「Advanced settings」を開き、
X-API-Keyのようなカスタムの見出し(headers)を足す。 - 「Test & save」を選ぶ。Replit が接続を試し、必要な OAuth の手順に進む。成功すると、「MCP Servers」の下に、状態つきで出る。
「MCP list」のページは、同じ内容を、サーバーの URL(インストールのリンクでは baseUrl)と、任意の見出し(見出しの名前と値の組。例は X-API-Key、Replit が MCP の要求のたびに送る)として書いています。
認証
| サーバーの種類 | 公式の資料に書かれた認証 |
|---|---|
| curated | 「Sign in」で、サービスの OAuth を行う。ほとんどのキュレーション済みサーバーが、OAuth の動的クライアント登録を使う |
| custom | サーバーが対応していれば、「Test & save」の中で OAuth を行う。静的なトークンを使うサーバーは、「Advanced settings」の見出しで渡す |
使い方(公式の説明)
サーバーを足すと、Agent がツールの一覧を自動で取り、プロジェクトをまたいで使えるようにします。使うには、チャットでサーバーを名指しします。公式の例は、「Use the Notion MCP server to find the most recent meeting notes.」です。ツールによっては、実行前に確認が出ます。この記事の例は次のとおりです(動作は確かめていません)。
(この記事の例)Linear の MCP サーバーを使って、自分に割り当てられた未完了の課題を一覧してください。
個人用とワークスペース用(「Manage connectors」の記述)
「Your integrations」の「Add custom」から、次を選べます。
- 「Add personal MCP server」:自分だけが使う。
- 「Add workspace MCP server」(管理者):ワークスペースで共有する。1つの共有の接続にするか、メンバーごとのサインインにするかを選べる。
- 「Add custom connector」:サービスのAPIを設定する。
安全に関する公式の記載
- すべての MCP の通信は、Replit のスキャナを通り、ツールの定義と実行の予定が検査されます。疑わしい、または安全でないツールは、実行の前に止められ、止められたら Agent が知らせます。
- 「Connect via MCP」と「Connect through MCP」の2ページに、信頼できる MCP サーバーだけつなぐよう書かれています(公式の表記は「Only connect to MCP servers you trust」などで、ページごとに少し違います。「MCP list」のページには、この文は確認できていません)。つないだサーバーは、Agent に道具とデータを渡せる、と書かれています。
自分のサーバーの「インストールのリンク」を共有する
「Connect via MCP」のページには、「Display name」と「Base URL」を入れるフォームがあり、「Install link」(Replit のインテグレーションのページが、サーバーの情報が入った状態で開くリンク)と、バッジ、バッジの Markdown が作られる、と書かれています。「MCP list」のページは、リンクを自分で組む方法として、JSON を base64 で符号化して、https://replit.com/integrations?mcp= の後ろに付ける、と書いています。JSON の項目は次の3つです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
displayName |
インストールの途中に表示される名前 |
baseUrl |
サーバーの HTTPS のエンドポイント |
headers(任意) |
認証の見出し |
この記事で組んだ、項目の例(動作は確かめていません。値は仮のものです):
{ "displayName": "Example Server", "baseUrl": "https://example.com/mcp" }
(ここから先は僕らの見立てで、公式の記述ではありません)リンクを開いた人が、headers に入った認証の値を、そのまま受け取る形になると考えられます。headers に秘密の値を入れたリンクは、共有しないでください。
外し方
「MCP list」のページと「Connect via MCP」のページは、サーバーの削除の手順、細かい権限、プランの条件、トラブルシューティングを、書いていません(どちらのページにも「記載が見つからない」)。個人用とワークスペース用のサーバーの削除については、「Manage connectors」が、コネクタの削除の説明を書いていますが、MCP サーバーについての削除の説明は、読んだ範囲では確認できていません。
3. アプリの中でAIを使う:Replit AI Integrations と自分のAPIキー
これは、Replit で作るアプリが、OpenAI、Anthropic、Google などのモデルを呼ぶための設定です。Agent 自身が使うモデルを選ぶ設定ではありません(Agent 自身のモデルについては03を参照。この記事で読んだ公式ページには、その記述はありません)。
手順(公式の手順を順に並べたもの)
- Agent への依頼に、AI や提供元の名前を書く。Agent は、初期設定で Replit AI Integrations を使う。Agent の返事に「OpenAI (Replit managed)」のような表示が出れば、それが使われている。
- 新しいアプリ: Agent が自動で合う統合を選び、Replit の認証情報で作り始める。
- 既存のアプリ: Agent が Project Editor で、Replit AI Integrations を使いたいと言い、確認のダイアログが出る。「Approve」で Replit が管理する認証情報を使い、「Dismiss」で自分のキーを使う。
- 自分のキーを使う場合: 依頼に「自分の OpenAI のAPIキーを使う」と書くか、既存のアプリで「Dismiss」を選ぶ。Agent は最初のチェックポイントまで作り、そこで止まってキーを求める。キーは Secrets に入れる、と FAQ に書かれています。
この記事の例は次のとおりです(動作は確かめていません)。
(この記事の例)このアプリに、入力した文章を要約する機能を足してください。AIは、Replit が管理するものを使ってください。
公式のページには、コードの例や、環境変数の名前は書かれていません。
対応と範囲(公式の記載、2026年10月25日に確認)
| 項目 | 公式の資料に書かれていること |
|---|---|
| 提供元 | OpenAI、Anthropic、Google(Gemini)、Grok、OpenRouter。モデルの名前の例が、ページに並ぶ。一覧は定期的に更新される |
| 出力 | 文章、画像、音声。動画は対応していない |
| Starter | 無効。自分のAPIキーを使う |
| Core | Replit が管理する認証情報で使える |
| Pro、Enterprise | 初期は無効。組織の管理者が、組織の設定の「Replit AI Integrations」の項目で有効にする。使った分は組織に請求される |
| 料金の基準 | 提供元の公開のAPI料金で、Replit のクレジットから引かれる。自分のキーを使った分は、提供元から直接請求される |
| 使用量の確認 | 使用量のページが、使った分を「Existing Replit App」ごとに分けて示す |
渡るデータ
- OpenRouter(セルフサーブの初期設定): 有料の接続先は、データで学習しない。無料の接続先は、プロンプトと応答を学習に使い、公開することがある。入出力のログとアナリティクスのクッキーは無効、と書かれています。
- Enterprise: ゼロデータリテンション(ZDR)の接続先だけを使うため、選べるモデルが少なくなる、と書かれています。
- OpenAI、Anthropic、Google の直接の接続について、このページに、データの扱いの記述は見つかりませんでした。
外し方
「Approve」「Dismiss」のあとで、あとから切り替える手順は、読んだページには書かれていません。Pro と Enterprise の有効化を戻す手順も、記載が見つかりませんでした。
4. Agent Skills:外の手順書を取り込む
手順(公式の手順を順に並べたもの)
GitHub から取り込む
- Agent で「+」を選び、「Use a skill」を選ぶ。「Workspace Skills」が開く。
- 公開の GitHub のリポジトリ、フォルダ、ファイルの URL を貼り、「Preview skills」を選ぶ。プレビューは、ファイルの構造だけを調べる。
- 取り込むスキルを選び、「Import」を選ぶ(ボタンには件数が出る。公式の例は「Import 36 skills」)。
取り込めるのは、1回につき、50スキル、3,500ファイル、200 MiB まで、と書かれています。非公開のリポジトリは使えません。取り込んだリポジトリは、「Skills」タブの「GitHub」の絞り込みに出ます。
自分で書く
- 「Settings」→「Customization」→「Skills」へ進む。
- 「Add」→「Write a skill」を選ぶ。
- 「Name」、「Description」(Agent がいつ使うか)、「Instructions」を入れる。
- 「Sharing」の「Members in workspace」で、見られる範囲を決める。新しいスキルは「Private」から始まる。
- 「Create skill」を選ぶ。
置き場所
- プロジェクト単位:プロジェクトの
/.agents/skillsのフォルダ。ファイルといっしょに履歴に残ります。 - ワークスペース単位:ワークスペースの設定で一括して管理します。
形式は、公式の「Agent Skills」の仕様に沿う、と書かれています(SKILL.md の必須の項目は、このページには書かれていません)。
渡るデータ、外し方
- 取り込んだスキルは、Agent への指示として働きます。取り込む前に、内容と出どころを、自分の目で確かめてください(これは僕らの見立てで、公式の記述ではありません)。
- ワークスペースのスキルの共有の方針は、「Required」(常にオン)、「Available」(任意で、初期はオフ)、「No access」(メンバーには見えない)の3つ、と書かれています。
- スキルの削除や無効化の手順は、読んだ「Agent Skills」のページには書かれていません。
5. GitHub と Git
Git の画面を開く(公式の手順)
- Project Editor で「Tools」を選ぶ。
- 「Setup」の下の「Git」を選ぶ。
- プロジェクトに Git のリポジトリがなければ、「Initialize Git Repository」を選ぶ。
- バックアップと共同作業のために、Git のプロバイダにつなぐ。ただし、GitHub につなぐ画面ごとの手順は、読んだページに書かれていません。GitHub Enterprise Server、GitLab Self-Managed、Bitbucket Data Center は Enterprise プランで、設定は営業に連絡、と書かれています。
コミットとプッシュ、プル(公式の手順)
- ファイルを変える。
- 「Tools」→「Git」を開き、「Review Changes」の欄を見る。
- 含めるファイルをステージする。
- コミットメッセージを入れる。Replit AI がメッセージを作る手伝いをする、と書かれています。
- コミットする。
- プッシュで、リモートに送る。
- プルで、共同作業者の更新を取り込む。
Shell でも同じことができます。公式は、git status、git add <filename> か git add .、git commit -m "your commit message"、git push origin <branch-name>、git pull origin <branch-name> を挙げています。
ブランチ、衝突の解消
- ブランチ:Git の画面で、ブランチ名の横のドロップダウンから、新しいブランチを作るか、既存のものを選びます。Git のプロバイダへブランチを公開することもできます。
- 衝突:プルのときに衝突があると、Git の画面が衝突のあるファイルを強調します。各ファイルを開いて解決し、衝突の印の行を消し、保存し、「Pull」を選んで完了します。
認証(Shell を使う場合)
公式は、GitHub.com では、パスワードではなくパーソナルアクセストークンを使うよう書いています。毎回の入力を避ける方法として、GIT_URL という名前の Secret を作り、ユーザー名、トークン、リポジトリを含む URL を値に入れる方法を書いています。値の正確な形と、その後のコマンドは、公式の「Using the Git pane」のページの原文を見て、そのとおりに入力してください(この記事では、組み直しを避けるため、書き写しません)。
公式は、この方法について、「Replit のアプリにアクセスできる人は、あなたの Git の認証情報にアクセスできる可能性がある」と注意しています。共同作業者を招くアプリでは、特に注意してください。
Replit から外す方法
Git の画面から、リモートやリポジトリとの接続を外す手順は、読んだページには書かれていません。Shell で git remote add origin <url-to-repository> を使ってリモートを足す例は書かれていますが、外す例は書かれていません。
Agent のチェックポイント
Agent は、区切りのよいところで、チェックポイントを作ります。Git に保存され、「History」で見られ、1回の操作で戻せます(06の場面4)。
6. 取り込み(インポート)
手順(公式の手順を順に並べたもの)
- replit.com/import を開く。
- 元のサービスを選ぶ。選べるのは、GitHub、Bitbucket、Vercel、Figma、Claude、Bolt、Lovable、Base44、ZIP、Spreadsheet、Previous Agent export、Empty です。Replit は、取り込みの前に、互換性を確認します。
| 元 | 公式に書かれた手順 |
|---|---|
| GitHub(公開リポジトリ・速い方法) | https://replit.com/github.com/<owner>/<repo> を開く |
| GitHub(公開・非公開、案内つき) | 「GitHub」を選び、GitHub のアカウントをつなぎ、リポジトリを選び、「Import」を選ぶ |
| Lovable、Base44、Bolt | 先に、そのプロジェクトを GitHub に書き出す。そのあと、replit.com/import で元のサービスを選び、GitHub をつなぎ、書き出したリポジトリを選び、「Import」。Bolt は、Vite と React のアプリだけ対応 |
| Vercel | 「Vercel」を選び、GitHub をつなぎ、Vercel のプロジェクトの元のリポジトリを選び、求められたシークレットと環境変数を足し、「Import」 |
| ZIP | 「ZIP」を選び、ファイルをアップロードし、求められたシークレットを足し、「Import」。200 MB 以下。node_modules、.venv、build のフォルダは、ZIP にする前に除く |
| Bitbucket | リポジトリの URL を貼るか、アカウントをつないで探す。Agent の対応は、GitHub より限られることがある |
| Spreadsheet | .xlsx か .csv をアップロードするか、公開の Google スプレッドシートの URL を貼る。Agent が、初期データ入りのデータベースと、記録を見る、探す、管理する画面を持つアプリを作る |
| Figma、Claude | Replit Design のガイドに従う。Figma はフレームの URL、Claude は Claude から送ったデザイン(07) |
| Empty | Agent も足場もない、空のプロジェクト |
GitHub のリポジトリが見えないとき(公式の記載)
取り込みの画面は、「Account」→「Connected Services」とは別の、自前の GitHub のつなぎを使う、と書かれています。
- アカウントの設定の「Git Providers」で、GitHub を切って、つなぎ直す。
- 組織のリポジトリは、GitHub の第三者アプリの設定で、Replit の OAuth アプリにアクセスを許可する。組織の管理者が必要なこともある。
- 取り込みをもう一度試す。
取り込まれるもの、取り込まれないもの
- 取り込まれる:コード、デザインとスタイル、素材、バックエンドの処理、データベースのスキーマ(ある場合)。ZIP、GitHub、Vercel では、プロジェクトのファイル、ディレクトリの構成、依存関係のファイル、実行とビルドの初期設定。
- 取り込まれない:シークレットと環境変数の値(足し直す)、Supabase や既存のデータベースのデータ、独自ドメイン、Vercel のエッジやミドルウェアの動きと、外部の分析や監視、プラットフォーム固有のサービスと、第三者のコネクタの設定。
取り込んだあと
Project Editor の次の道具を使います。「Agent」(機能の改良、デバッグ、足りない機能の作り直し、データの作り直し)、「Secrets」(APIキーと環境変数)、「Workflows」(「Run」コマンドの設定)。Agent の移行の作業が要る取り込みでは、複雑さに応じてクレジットを使うことがある、と書かれています。
この記事の組み合わせ案(公式に書かれた機能の範囲で組んだ案)
以下は、この記事で組んだ案です。動作は確かめていません。
| 組み合わせ | 流れ | 公式の根拠 | 確かめる所 |
|---|---|---|---|
| Notion の MCP と Replit の Agent | キュレーション済みの Notion のサーバーを足し、チャットで「Notion の MCP サーバーを使って」と書いて、議事録などを読ませ、アプリの材料にする | MCP の手順と使い方 | Notion 側で渡る範囲。確認の表示 |
| GitHub と Replit | 既存のリポジトリを replit.com/import で取り込み、Secrets を足し直し、Git の画面で変更をプッシュする | 取り込みと Git の手順 | 取り込まれない物(シークレットの値、データ) |
| Replit AI Integrations と自分のキー | 試作は Replit が管理する認証情報で作り、データの扱いの条件を確かめたあと、自分のキーに切り替える | AI Integrations の「Dismiss」と Secrets | 切り替えの手順(記載が見つからない) |
| Slack の Connector と Agent | Slack を足し、Agent に、自分が入っているチャンネルのスレッドを読ませて、要約のアプリを作る | Connectors の Slack の記述 | Agent が読める範囲の広さ(非公開のチャンネルとDMを含む) |
外し方のまとめ
| つなぎ | 公式のページに書かれた外し方 |
|---|---|
| Connectors | 「Manage」。ただし、削除は、ワークスペース(Core/Pro)か組織(Enterprise)の全員に対して取り除く。個別に外す手順は記載が見つからない。サービス側の取り消しも記載が見つからない |
| MCP サーバー(curated/custom) | 記載が見つからない |
| Replit AI Integrations | 記載が見つからない(「Dismiss」で自分のキーに切り替える選択はある) |
| Agent Skills | 記載が見つからない |
| GitHub のつなぎ | Git の画面からの切断は記載が見つからない。取り込み用のつなぎは、「Git Providers」で切って、つなぎ直す |
| 取り込み | 該当なし |
気をつけること
- この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。公式の資料を読んだ範囲です。
- つなぐと、Agent が外のサービスの情報を読み、自分の名前で書き込めることがあります(たとえば Slack)。許可の画面を読んでから進めてください。
- 公式は、信頼できる MCP サーバーだけ足すよう書いています。MCP の通信は Replit のスキャナを通るとも書かれていますが、足すかどうかの判断は、自分で行うものです。
- 取り込んだスキル、つないだ外部サービスの文書やメッセージの中に、AIへの指示のような文が混ざることがあります。つないだ先の内容は、データとして扱ってください(これは僕らの見立てです)。今回読んだ公式ページの中には、そのような文は見つかりませんでした。
- Git の認証情報を Secrets に入れる方法は、公式が、アプリにアクセスできる人が認証情報に触れうると注意しています。
- 公式のページ同士で、画面の入口の表記が違う所があります(Connectors、MCP)。手元の画面と照らしてください。
- 公式は頻繁に更新されます。コネクタの一覧、MCP サーバーの一覧、モデルの一覧は増減します。
出典
- Agent Integrations(Replit Docs、確認日 2026-10-25)
- Manage connectors(Replit Docs、確認日 2026-10-25)
- MCP list(Replit Docs、確認日 2026-10-25)
- Connect via MCP(Replit Docs、確認日 2026-10-25)
- Connect through MCP(Replit Docs、確認日 2026-10-25)
- Replit AI Integrations(Replit Docs、確認日 2026-10-25)
- Agent Skills(Replit Docs、確認日 2026-10-25)
- Version control(Replit Docs、確認日 2026-10-25)
- Using the Git pane(Replit Docs、確認日 2026-10-25)
- Import from a provider(Replit Docs、確認日 2026-10-25)
- Import Claude designs into Replit Design(Replit Docs、確認日 2026-10-25)
- Replit Docs 索引 llms.txt(Replit Docs、確認日 2026-10-25)