3行でいうと
- 公式サイト(日本語)のタイトルは「著作権フリーのAI作曲」で、学習データは自社の制作チームが作った曲だけ、とされています。「著作権フリー」は権利がないという意味ではなく、ライセンスの範囲で使えるという意味で、生成音源の隣接権はSOUNDRAWが持つとFAQは説明しています(04)。読んだ範囲では、改名や提供終了の告知は見つかりませんでした。
- 公式FAQによると、曲づくりは無料で、アカウントなしでも試せます。ただし保存には無料アカウントが要り、曲をダウンロードして使うライセンスは有料プランの人に付きます。
- 有料プランは Creator、Artist Starter、Artist Pro、Artist Unlimited、Enterprise の5つです(料金ページ)。Creator と Artist は社員が10人未満の個人・会社向けで、10人以上は Enterprise と書かれています。
- 歌・歌詞を入れる機能は、公式FAQでは「ない」と読めます。伴奏のみで、歌は自分でほかのソフトで足す形です。文章で曲を頼む機能は、ウェブ版については公式ブログ(2025年2月)が「まだ」ないと書いています(その後の変更は読めていません。別アプリのGridには、言葉で説明してループを出す機能があると2026年8月のリリースに書かれています)。
- 個人情報について、プライバシーポリシーは、登録時に氏名、生年月日、住所、電話番号、メール、カード番号などを集めると書いています。保存場所と保存期間は、読んだ範囲では書かれていません。
この記事は、公式の資料を2026年10月23日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。画面名やボタン名は公式の説明を写したもので、実際の画面と違うことがあります。公式のページは要約の形で取得したため、「書かれていない」と言い切らず、「読んだ範囲では見つからなかった」と書いています。
先に結論
- まず公式が言っていること。 SOUNDRAWは、ムード、ジャンル、長さなどを選ぶと、AIが曲のリストを出し、ブラウザ上で編集して、MP3・WAV・ステム(パート別の音)で書き出せる、とされています(公式サイト、FAQ)。
- 無料の範囲。 曲を作って聴くこと、アカウントを作って曲を保存し、お気に入りに入れることは、無料です(FAQ)。曲を書き出して使うライセンスは、有料プランの人に付く、とFAQは説明しています。
- 最初に決めること。 ①曲の使い道(動画のBGMか、配信用の楽曲か)、②自分や会社の規模(社員10人未満か)、③欲しいファイル形式(ステムはArtist Pro以上)、④歌がいるか(このサービスは伴奏中心)の4つです。
- 注意点。 利用規約とFAQ・料金ページで、プラン名が少し違います(規約はCreator、Artist、Corporate、Education、料金ページはEnterprise)。最新の規約を自分で読んでください。
前提:用語をそろえる
- タグ:ムード、ジャンル、テーマ、楽器などの選択肢です。公式ブログは、SOUNDRAWはこのタグから曲の候補を作ると説明しています。
- 曲リスト(song list):タグを選ぶと出る、曲の候補の一覧です(FAQ「How do I get started with SOUNDRAW?」)。
- ステム(stem):ドラム、ベース、メロディなど、パートごとに分けた音のファイルです。
- インストゥルメンタル:歌のない、伴奏だけの曲です。
- ロイヤリティフリー:公式の言い方では、決められた条件の範囲で、曲の使用ごとの追加料金が要らないことです。条件は「ライセンス」のページに書かれています。
- 隣接権:FAQは、AIが生成した音源についてSOUNDRAWが持つ権利を、この言葉で説明しています。
たとえ話:「注文は文章ではなく、メニューの○印で出す定食屋」
SOUNDRAWを、メニュー表に○印を付けて注文する定食屋にたとえてみます。「雰囲気は落ち着いた感じ、ジャンルはローファイ」と○を付けると、厨房が何皿か候補を出してくれます。そこから好みの皿を選び、塩加減(テンポや楽器)を調整して持ち帰ります。持ち帰り(ダウンロード)にはお店の会員(有料プラン)が必要で、持ち帰った料理をどこで食べていいかは、壁の貼り紙(ライセンス)に書かれています。これは僕らのたとえで、公式の表現ではありません。
どこで使えるか
| 入口 | 公式の資料に書かれていること | 確かさ |
|---|---|---|
| ウェブ(soundraw.io) | 曲づくりの入口は「Generate Music」のページ。英語と日本語の表示を切り替えられる | 書かれている |
| オフライン | FAQは「ウェブのサービスで、インターネット接続が要る」と説明。ダウンロードした曲はオフラインで使える | 書かれている |
| 対応するブラウザ・端末 | FAQの記事「What browsers or devices work best with SOUNDRAW?」は、最新のGoogle ChromeかMicrosoft Edge(Chromium版)と、デスクトップかノートPCを勧める。対応OSの名前は挙げず、OSやブラウザの制限で一部の音声機能が十分に動かないことがある、とだけ書く。スマホやタブレットについては、読んだ範囲では触れていない | 書かれている(スマホは確認できず) |
| SOUNDRAW Grid(アプリ) | 2026年8月4日のプレスリリースによると、iPhoneとMac向けの別のアプリ(ビートづくり)で、基本機能は無料、追加機能は有料プランと書かれている。Gridの公式ページ(soundraw.io/grid)は、iPhone、Mac、ウェブブラウザで使えると書き、無料(月8回のダウンロード、プロジェクト3つまで)、Pro(初年度99.99ドル、2年目から年149.99ドル)、Unlimited(初年度199.99ドル、2年目から年249.99ドル)を挙げる。同じ公式サイトのGridのライセンスページは、有料の機能は「近いうちに」出す予定と書いており、ページ同士で書き方がそろっていない | 書かれている(別製品。表示は2026-10-23時点) |
| API(開発者・企業向け) | soundraw.io/api で提供。個人のウェブ版とは別の契約(03で扱います) | 書かれている |
| Space Music(店舗・施設向けBGM) | ジム、ホテル、店舗など向けのBGM。2026年6月のプレスリリース(見出しは「Space Music for Physical Spaces」)に「1か所あたり月15ドルから」とある。この記事の範囲外 | 書かれている(別製品) |
Android向けのアプリについて、読んだ範囲の公式の資料には記述が見つかりませんでした。
アカウントと、最初の一歩
- アカウントなしでも試せる。 FAQ「How do I get started with SOUNDRAW?」によると、アカウントなしでも曲リストを作れますが、保存はされません。無料アカウントがあると、曲を保存し、見返し、整理できます。
- 最初の流れ(FAQの説明を言い換えたもの)。 ①「Generate Music」を開く、②画面上部で曲の長さとBPM(テンポ)を決める、③ムード、ジャンル、テーマのどれかを選ぶと曲リストができる、④上部に出るタグを足したり外したりすると、リストが更新される、⑤使う楽器・使わない楽器を絞る(任意)、⑥曲をクリックして聴き、開いて構成を編集する。
- 「試してから買う」はできるか。 FAQ「Can I preview music before subscribing?」は「Creating songs on SOUNDRAW is free!」と書いています。一方、FAQ「What is the difference between a paid and a free account?」は、ライセンスの無料お試しはなく、無料アカウントでは機能を試したり曲をお気に入りにしたりできる、と説明しています。
- 登録に使う情報。 プライバシーポリシーは、登録時に氏名、生年月日、住所、電話番号、メール、支払いカードの番号を集める、と書いています(要約での確認)。使う場面ごとに、検索語、IPアドレス、クッキー、位置情報、端末IDなども集める、とあります。
無料と有料の線引き
| 項目 | 公式の説明 | どこに書かれているか |
|---|---|---|
| 曲を作る・聴く | 無料 | FAQ(How To Use) |
| 曲の保存・お気に入り | 無料アカウントで可能 | FAQ(How do I get started) |
| 曲をダウンロードして使う | 有料プランの人にライセンスが付く | FAQ(Account Help) |
| 有料プランと価格 | 料金ページに表示(04で表を載せます) | 料金ページ |
| 無料アカウントの続け方 | 解約しても無料プランは使い続けられる、とFAQにある | FAQ(Account Help) |
年齢と会社について
- 運営会社。 規約とプライバシーポリシーでは SOUNDRAW Inc.(SOUNDRAW株式会社)です。FAQは、本社が東京にあると説明しています。日本語の「特定商取引法に基づく表示」のページでは、所在地は東京都渋谷区と書かれています。
- 年齢。 規約(2025年6月12日版の表示)には、最低年齢の記載は見つかりませんでした。未成年が登録するときは、法定代理人の同意が要る、と読めます(3条5項)。同意がない場合、会社は登録を断れる、とあります(3条6項)。
- 会社の規模。 料金ページは、Creator と Artist 系のプランを「社員が10人未満の個人・会社」向け、Enterprise を「社員10人以上の会社」向けとしています。
最初に決めておくこと
- 曲の使い道。 YouTubeなどのBGMなら Creator、ビートから楽曲を作って配信するなら Artist 系、というのが料金ページとFAQの区分です(詳しくは04)。
- ファイル形式。 MP3だけで足りるか、WAVやステムが要るか。FAQは、ステムのダウンロードがArtist ProとArtist Unlimitedに付く、と書いています。
- 歌が要るか。 FAQ「Can I generate songs with vocals or lyrics?」は、SOUNDRAWは伴奏の曲づくりに特化していて、歌や歌詞は自分でDAW(曲づくりのソフト)で足す、と説明しています。
- 曲の長さ。 1曲の最大は5分です(FAQ)。それより長くしたいときは、区間をつなぐ方法がFAQに載っています(02で扱います)。
気をつけること
- 規約と料金ページで、プラン名がそろっていません。 規約は「Creator、Artist、Corporate、Education」、料金ページとFAQは「Enterprise」「Academic」です。読んだ範囲では、対応関係は確かめられていません。
- 価格は料金ページで2つの数字が並びます。 年払いの切り替えがあり、FAQは「年払いのほうが安い」と書いています。どちらが月払いの価格かは、必ず自分の画面で確かめてください(04に表があります)。
- 保存場所が読めていません。 プライバシーポリシーとGDPR向けのポリシーには、データの保存場所が書かれていません(読んだ範囲)。
- 日付のないページがあります。 プライバシーポリシー、ライセンス、料金ページ、FAQには更新日の記載が見つかりませんでした。
- 契約や権利の判断は、専門家にご相談ください。この記事は助言ではありません。
出典
- SOUNDRAW 公式サイト(SOUNDRAW、確認日 2026-10-23)
- SOUNDRAW 日本語トップ(SOUNDRAW、確認日 2026-10-23)
- Generate Music(SOUNDRAW、確認日 2026-10-23)
- Pricing(SOUNDRAW、確認日 2026-10-23)
- License(SOUNDRAW、確認日 2026-10-23)
- Terms of Service(SOUNDRAW、2025-06-12の表示、確認日 2026-10-23)
- Privacy Policy(SOUNDRAW、確認日 2026-10-23)
- GDPR Privacy Policy(SOUNDRAW、確認日 2026-10-23)
- 特定商取引法に基づく表示(SOUNDRAW、確認日 2026-10-23)
- SOUNDRAW FAQ(SOUNDRAW、確認日 2026-10-23)
- FAQ:How To Use SOUNDRAW(SOUNDRAW、確認日 2026-10-23)
- FAQ:How do I get started with SOUNDRAW?(SOUNDRAW、確認日 2026-10-23)
- FAQ:Features(SOUNDRAW、確認日 2026-10-23)
- FAQ:Account Help(SOUNDRAW、確認日 2026-10-23)
- FAQ:About(SOUNDRAW、確認日 2026-10-23)
- Press(SOUNDRAW、確認日 2026-10-23)
- New Beatmaking App SOUNDRAW Grid(SOUNDRAW、2026-08-04、確認日 2026-10-23)