3行でいうと
- 連携は、公式の資料では、①整形のAI(言語モデル)の選択とAPIキー、②ローカルモデルのダウンロード、③コーディングエージェントのプラグイン、④CLI、⑤MCPサーバー、⑥会議の共有、⑦AIによる設定の整え、⑧ディープリンク、に分けて読めます。この記事(その1)は①〜④、08(その2)は⑤〜⑧です。
- ③〜⑦は、macOSのみです。Windowsには、コーディングエージェント連携とCLIがまだない、と公式にあります。
- AIに読ませた内容が、そのAIの提供元に渡るのは、MCPと会議の連携です(08)。
- 外し方は、連携ごとに公式の書き方が違います。Claude Codeは
/plugin、OpenCodeは設定ファイルから削除、などです(MCPは08)。書かれていないものは、「記載が見つからない」と書きます。 - APIキーの入力欄の細かい画面は、公式の言語モデルのページには書かれていませんでした。キーの実値は、この記事では書かず、
<YOUR_API_KEY>のようなひな形で表します。
この記事は、公式の資料を2026年10月25日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。画面名・コマンド名は公式の表記を写しています。画面の表記は版によって変わることがあるので、手元の画面と照らして読んでください。公式のページは要約の形で取得したため、「書かれていない」と言い切らず「読んだ範囲では見つからなかった」と書きます。公式の例の写しと、この記事で組んだ案(動作は確かめていません)は、そのつど区別して書きます。
先に結論
- まず「どこへ何が渡るか」を決めてから、つなぐ。 声のモデルと整形のモデルを両方ローカルにすれば、音声も文字も端末にとどまる、と公式にあります(01、03)。クラウドのモデル、MCP、コーディングエージェント、共有は、それぞれ別の渡り方をします。
- コマンドをそのまま実行する前に、原文を公式のページで見て、書き写す。 インストールのコマンドは、システムに設定やプラグインを書き込みます。この記事の写しは取得した要約の記述で、全文と最新の内容は公式のページで確かめてください。
- AIに読ませる連携(MCP、会議)は、渡る先を先に決める。 手順と公式の記述は、「その2」(08)にあります。
- エージェントに声で承認を返す連携は、操作の内容を画面でも確かめられるようにしておく。(この記事の見立て)
前提:用語をそろえる
- 言語モデル:文字になった文章を整えるAI。モードごとに選びます。
- APIキー(BYOK):自分で取得した、AIの提供元のキー。ここでは、実際の値は書かず、
<YOUR_API_KEY>と表します。 - ローカルモデル:端末の中で動くモデル。一度ダウンロードすれば、オフラインで使えます。
- コーディングエージェント:Claude Code、Codexのように、ターミナルなどでコードを書くAI。
- プラグイン:エージェントに足す拡張。Superwhisperでは、エージェントが聞いてきたときにSuperwhisperを出す役目です。
- CLI:コマンドラインのツール。ここでは
superwhisperというコマンドです。 - MCP(Model Context Protocol):AIアシスタントが、外のツールやデータを呼び出すための決まり。
superwhisper mcpは、標準入出力でそれを話すサーバーとして動きます。 - ディープリンク:
superwhisper://recordのような、アプリの操作を呼ぶリンク。 - PATH:シェルがコマンドを探す場所の一覧。
連携の全体表(番号は、その1とその2を通した番号)
| 連携 | 設定する場所 | 対応OS | 渡るもの(公式の記述) | 外し方(公式の記述) |
|---|---|---|---|---|
| ①言語モデル(クラウド) | モードの「Language Model」 | 全入口(モデルにより異なる) | 整形に使うAIへ、文字(と、文脈を使うモードでは文脈)。扱いは01、03 | モードのモデルを変える |
| ①自分のAPIキー | Settings → Models library →「Bring your own key」 | 記載が見つからない | キーの提供元へ、リクエスト(03で確認した範囲) | 記載が見つからない |
| ②ローカルモデル | Settings → Models library | Mac、Windows(モデルにより異なる) | 端末の外へ出ない | モデルの削除はModels libraryで(細かい手順は記載が見つからない) |
| ③コーディングエージェント | Settings → Configuration → Advanced settings → Agent Plugins、またはコマンド | macOSのみ | このページには、データの記述が見つからなかった | エージェントごとに異なる(下記) |
| ④CLI | ターミナル | macOSのみ | 端末の中のデータベースを読む。コマンドは端末の上で動く | 記載が見つからない |
| ⑤MCPサーバー(08) | superwhisper mcp install <app>、またはアプリの設定 |
macOSのみ | AIが問い合わせた文字起こしが、そのAIへ渡る | superwhisper mcp uninstall(全アプリから) |
| ⑤会議のAI連携(08) | Meetingsのタブの歯車 → Agents | macOSのみ | 会議の内容が、そのAIの提供元へ渡る | 公式のページに記載が見つからない |
| ⑥会議の共有(08) | 会議のツールバーの「Share」 | macOSのみ | リンクの場合、要約の文、題名、日付がアップロードされる | リンクは30日で期限が切れる |
| ⑦AIによる設定の整え(08) | コーディングエージェント+CLI | macOSのみ | エージェントが履歴を読む | 変更前の settings.json のバックアップで戻す |
| ⑧ディープリンク(08) | リンク、他のアプリ | macOS(Windowsの記載が見つからない) | アプリの操作のみ | 記載が見つからない |
連携1:整形のAI(言語モデル)を選ぶ
公式の「Language models」に書かれている内容です。
手順
- 設定の「Modes」で、モードを開きます(作る手順は05、06)。
- 整形のあるモードでは、「Language Model」のドロップダウンで、モデルを選びます(整形のないVoice to Textには、この項目がありません)。
公式の一覧(要点)
- ローカル:S1-mini(462MB、Pro)。英語のみで、MessageモードとMailモードだけで動き、Super、Note、Meeting、Customのモードと会議の要約は動かせない、と公式にあります。macOSとWindowsで動き、Windows ARMではクラウドのモデルが要ります。
- クラウド:Superwhisper(S1-Language)、Anthropic(Sonnet 5、Sonnet 4.6、Sonnet 4.5、Haiku 4.5)、OpenAI(GPT-5.6 Luna、GPT-5.4 mini、GPT-5.4 nano、GPT-5.2、GPT-5.1、GPT-5、GPT-5 mini、GPT-5 nano)、Google(Gemini 3.7 Flash、Gemini 3.5 Flash Lite、Gemini 3.0 Flash)、Groq(Llama 3.1 8B)。すべてPro。
- 公式は、これらのモデルについて「no API keys needed」と書き、ライセンスが利用をカバーする、と書いています。
- 古いモデル(GPT-4.1系、GPT-4o系、Sonnet 4など)は、アプリが「deprecated」と表示する、と公式にあります。
- アプリは、クラウドのモデルの一覧をサーバーから更新するので、新しいモデルが、このページより先に出ることがある、と公式にあります。
- 「Show experimental models」は、「Advanced settings」の「AI Models」にあり、実験的なモデルを選択肢に加えます。一方、「Language models」のページには、実験的と書かれたモデルは見つかりませんでした(ページ同士で、書き方が違います)。
自分のAPIキー(BYOK)を使う
公式の「Language models」に書かれている手順は次の2行です。
- 「Settings → Models library」を開き、上のバーの「Bring your own key」(鍵のボタン)をクリックする。
-
Proの機能で、組織がクラウドモデルをオフにしている場合は、表示されない。
-
キーを入れる欄の名前、対応する提供元の一覧、キーを入れたあとの画面は、公式の「Language models」のページに、書かれていませんでした。手元の画面で確かめてください。
- キーの値は、他人に見せない、記事やチャットに貼らない、という一般的な扱いが前提です(これは一般的な注意で、公式の記述ではありません)。この記事では、
<YOUR_API_KEY>のひな形でだけ書きます。 - 渡るデータ:03で読んだプライバシーポリシーには、自分のキーを使うと、リクエストは直接その提供元へ行き、Superwhisperは内容を見ない、とあります。そのデータの扱いは、キーの提供元との契約が決めます(01、03)。今日あらためて読んだページには、この点の記述は見つかりませんでした。
企業向け
Enterpriseでは、管理者が組織のモデルを登録できます(Azure OpenAI、OpenAI互換のエンドポイント、Amazon Bedrockなど)。詳しくは03を参照してください。この記事では、Enterpriseの設定ページは読んでいません。
連携2:ローカルモデルを使う
公式の「Choose a model」と「Voice models」にある内容です。
手順
- 「Settings → Models library」を開きます。ここで、モデルの閲覧、ダウンロード、削除ができます。
- モードで、「Voice Model」と「Language Model」にローカルのモデルを選びます。たとえば、「Cohere Transcribe」と「S1-mini」の組み合わせです。
- 初回の利用で、モデルがダウンロードされます。Cohere Transcribeは1.3GBです。
公式の記述
- 公式の対比表:ローカルは、1回のダウンロード(75MBから3GB)、音声は端末にとどまる、オフラインで使える、現代的なハードウェアで速い。
- 「処理中」から進まないときは、ローカルのモデルのダウンロードが終わっているかを、「Models library」で確かめる、と公式の「困ったとき」にあります。
- 「Backing up settings」には、
modelsフォルダに「追加した自分のモデルの設定ファイル」が入る、とあります。自分でモデルを追加する手順は、読んだ範囲では見つかりませんでした。 - 「Voice models」のページには、自分のAPIキーやモデルの追加に関する記述は、見つかりませんでした。
連携3:コーディングエージェントと声でやりとりする(macOSのみ)
公式の「Coding agents」の内容です。Windowsにはまだない、と公式にあります。
できること(公式)
- エージェントが質問してきたとき、Superwhisperが出て、答えを話して入れられる。
- エージェントが1ターンを終えたとき、最後のメッセージを表示する。
- 許可が要るツールの呼び出しを、話して承認・拒否できる。
- 連携は、次にそのエージェントを起動したときに効きます。
手順A:アプリの中から入れる
- 「Settings → Configuration」を開く。
- 下の「Advanced settings」をクリックする。
- 「Agent Plugins」までスクロールする。
-
検出されたエージェントの横の「Install」を押す。
-
「Agent Plugins」は、対応するエージェントがMacに入っているときだけ表示される、と公式の「Advanced settings」にあります。
- 公式の「Advanced settings」は、対応するエージェントとしてClaude Code、Codex、DeepSeekの3つを「like」を使って挙げ、「Coding agents」のページは7つ(Claude Code、OpenCode、Codex、Cursor、Pi、Grok、DeepSeek)を挙げています。3つは例示の書き方に見えますが、全部の一覧かどうかは、公式の記述だけでは断定できません。どちらかに決めず、併記します。
手順B:ターミナルから入れる(公式の記述)
入れたあと、エージェントを再起動します。以下は、取得した要約で壊れずに読めたコマンドの写しです。システムにプラグインを入れる操作なので、実行の前に、公式のページの原文と見比べ、スクリプトを実行する場合は、中身を自分で確かめてください。
各エージェントのコマンドです(表の中では縦線の記号が崩れやすいので、コードブロックで並べます)。
Claude Code
curl -fsSL https://superwhisper.com/install-claude-code.sh | bash
または、次の2行(公式の記述)。
claude plugin marketplace add superultrainc/superwhisper-claude-code
claude plugin install superwhisper
OpenCode(opencode のCLIが必要)
curl -fsSL https://superwhisper.com/install-opencode.sh | bash
Codex
curl -fsSL https://superwhisper.com/install-codex.sh | bash
または、次の2行(公式の記述)。
codex plugin marketplace add superultrainc/superwhisper-codex
codex plugin add superwhisper@superwhisper
Pi
pi install npm:@superwhisper/pi
Grok(Grok CLI 0.2.112以降が必要)
curl -fsSL https://superwhisper.com/install-grok.sh | bash
DeepSeek
curl -fsSL https://superwhisper.com/install-deep-seek.sh | bash
Cursor:手動のコマンドはなく、「Agent Plugins」のペインから入れる。
何が入るか(公式)
- Claude Code:
superwhisperというプラグインと、superwhisperというMCPサーバー(表示はsuperwhisper@superwhisper)。 - OpenCode:
@superwhisper/opencodeのプラグイン。~/.config/opencodeにグローバルに入る。 - Codex:Superwhisperのプラグイン(中身の詳細は、ページに書かれていない)。
- Pi:npmの拡張。Grok:Grok CLIへのフック。DeepSeek:DeepSeek Harness(
dsh)のウェブのプロファイルに入るプラグイン。 - Cursor:Agent Pluginsのペインから入る(中身は書かれていない)。
- ソースは、GitHubの
superultraincの各リポジトリにリンクされています(superwhisper-claude-code、opencode-superwhisper、superwhisper-codex、pi-superwhisper、superwhisper-grok、superwhisper-dsh)。
外し方(公式)
- Claude Code:Claude Codeの中で
/pluginを実行し、有効化、無効化、削除をする。 - OpenCode:
~/.config/opencode/opencode.jsonから@superwhisper/opencodeを外す。 - Codex、Cursor、Pi、Grok、DeepSeek:外す手順は、ページに書かれていません。各エージェントの設定で管理する、と公式にあります。
- 外しても、Superwhisperのアプリには影響しません。つなぎ直すと、プラグインがまた入ります。
うまくいかないとき(公式)
- エージェントがSuperwhisperを出さない:エージェントを再起動する。プラグインは起動時に読み込まれます。
- Claude Codeにプラグインが出ない:
/pluginでsuperwhisper@superwhisperが入っていて有効かを見る。 - それでも駄目:support@superwhisper.com に、エージェント名とバージョンを添えて連絡する。
渡るデータ
- 公式のこのページに、データの扱い、プライバシー、保持の記述は、見つかりませんでした。エージェントとの会話の扱いは、そのエージェントの提供元の規約に従うものと考えられますが、これは公式の記述ではありません。
連携4:CLIを入れて、ターミナルから使う(macOSのみ)
公式の「CLI and MCP server」の内容です。
手順:入れる
- ターミナルで、次のコマンドを実行します(公式の記述。実行前に、原文を確かめてください)。
curl -fsSL https://superwhisper.com/install-cli.sh | bash
- このスクリプトは、最新版を
/usr/local/binに入れ、書き込めなければ~/.local/binに入れる、と公式にあります。 - シェルが
superwhisperを見つけられないときは、~/.local/binをPATHに足します。 - バイナリとチェックサムは、GitHubの superultrainc/superwhisper-cli-release にある、と公式にあります。
主なコマンド(公式の表から)
| コマンド | 何をするか |
|---|---|
superwhisper search <query> |
履歴の全文検索(FTS5の構文:AND、OR、NOT、"phrase"、prefix*) |
superwhisper history |
最近の文字起こしを一覧(--mode、--since、--before) |
superwhisper read [ID] |
1件を表示。IDなしで最新。--raw でAI処理の前の出力 |
superwhisper meetings / meetings search <query> / meetings read [ID] |
会議の一覧、検索、読み取り。--transcript で全文の文字起こしも |
superwhisper stats、modes |
統計、使ったモードと回数 |
superwhisper export -f jsonl または -f markdown |
全部を古い順に書き出す |
superwhisper vocab、vocab add <term>、vocab remove <term> |
語彙の一覧、追加、削除 |
superwhisper snippets、snippets set <from> <to>、snippets remove <from> |
置き換えの一覧、設定、削除(Settings → Vocabulary と同じ組) |
superwhisper record / start / stop |
録音の切り替え、開始、停止(アプリが開いている必要がある) |
superwhisper switch [mode] |
名前かkeyでモードを切り替える。引数なしで一覧 |
superwhisper transcribe <file> |
音声ファイルの文字起こしをアプリに頼む(Pro) |
superwhisper settings、doctor、completions |
設定を開く、データベースの診断、シェル補完 |
superwhisper mcp |
MCPサーバーとして動く |
- 共通のフラグ:
--json(機械が読める出力)、--db <path>または環境変数SUPERWHISPER_DB、--settings <path>またはSUPERWHISPER_SETTINGS。 - アプリが開いている必要があるのは、
record、start、stop、switch、settings、transcribe。Proが必要なのはtranscribeです。 - 渡るデータ:CLIは、アプリと同じ端末内のデータベースを読み、コマンドは端末の上で完結する、と公式にあります。
- 外し方:CLIをアンインストールする手順は、公式のページに記載が見つかりませんでした。
気をつけること
- この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。公式のドキュメントを要約の形で読んだ範囲です。コマンドの写しは、取得した要約に壊れずに読めたものだけを写しました。システムに書き込む操作の前には、公式のページの原文を見てください。
- 公式のページ同士で、書き方が違う所があります。エージェント連携の対応は、「Coding agents」が7種、「Advanced settings」が3つの例(「like」付き)。実験的なモデルは、「Advanced settings」にある設定と、「Language models」のページに見つからない記述。
- APIキーを入れる画面の詳細、自分でモデルを足す手順、CLIの外し方、Codex、Cursor、Pi、Grok、DeepSeekの外し方は、読んだ範囲では確認できていません。
- 取得したページの中に、読み手のAIへ何かを指示するような文は、読んだ範囲では見つかりませんでした。
- 音声や文字を第三者のAIへ渡す場合の各社の規約・保持の扱いは、各社の資料で確認してください。この記事は法律の助言ではありません。
- 続きは「その2」(08)です。
出典
- Language models(Superwhisper、確認日 2026-10-25)
- Voice models(Superwhisper、確認日 2026-10-25)
- Choose a model and create your first mode(Superwhisper、確認日 2026-10-25)
- Coding agents(Superwhisper、確認日 2026-10-25)
- CLI and MCP server(Superwhisper、確認日 2026-10-25)
- Advanced settings(Superwhisper、確認日 2026-10-25)
- Backing up settings(Superwhisper、確認日 2026-10-25)
- Superwhisper on Windows(Superwhisper、確認日 2026-10-25)
- "No voice found" or stuck processing(Superwhisper、確認日 2026-10-25)
- Documentation index(llms.txt)(Superwhisper、確認日 2026-10-25)