3行でいうと
- 土台は、入力欄をクリックして、Push to talk のキーを押している間だけ話し、離すこと。整えた文字が、その時点で選ばれている入力欄に入ります(公式の「Starting your first dictation」)。
- 「えーと」や言い直しを消す機能は「Backtrack」、句読点や大文字小文字を整える機能は「Smart Formatting」。どれくらい手を入れるかは、Auto Cleanup の「None」「Light」「Medium」で選びます(Mac と Windows)。
- Dictionary は変な綴りを直し、Snippets は決まった文章を、決めた言葉で呼び出します。辞書は Mac、Windows、iOS、Android で、スニペットも同じ4つで使えます。
- Command Mode は、既定でオフで、Settings → Experimental でオンにします。Free と期限切れのアカウントには、ショートカットを押しても反応しない、と公式は書いています。
- Styles は英語のみ、Command Mode を呼ぶ話し言葉のきっかけも英語のみ、と公式は書いています。日本語で使うときの動きは、公式で確認できていません。
この記事は、公式の資料を2026年10月25日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。
手順は、公式の手順を順に並べたものです。「この記事の例」と書いた文は、公式の例ではなく、この記事で組んだ例です(動作は確かめていません)。画面の表記は更新で変わることがあるので、手元の画面と照らしてください。
先に結論
- 最初の1時間の順番は、「基本 → 整え方 → 辞書 → スニペット」。 Command Mode、Transforms、Scratchpad は、そのあとに足せる機能です。順番は、この記事の案です(公式が決めた順ではありません)。
- 文字が入る場所は、キーを離した瞬間に選ばれている入力欄。 話している間に別のウィンドウへ移ると、別の場所に入ったり、貼り付けが失敗したりすることがあります(公式の Outlook の記事)。
- 整えすぎが気になったら、Auto Cleanup を下げる。 「None」は、言い直しや「えーと」も含めた生の文字をそのまま貼る設定です(公式)。
- 入力に失敗したら、直前の文字を呼び戻せる。 Mac は Cmd+Ctrl+V(貼る)か Cmd+Ctrl+C(コピー)、Windows は Shift+Alt+Z か Shift+Alt+X が初期です。
- 画面の内容や入力欄の文字が機能に使われる場面がある。 Command Mode や Transforms は、入力欄の文字や選んだ文字を送ります。くわしくは「気をつけること」にあります。
前提:用語をそろえる
- Hub:Mac と Windows のアプリの管理画面。Home(履歴)、Dictionary、Snippets、Style、Transforms、Scratchpad などのページがあります。
- Smart Formatting:言い淀みの削除、文法、句読点、大文字小文字の整えを自動で行う機能。既定でオンです(公式)。
- Backtrack:言い直しを拾い、直した側だけを残す機能。
- Auto Cleanup:話したあとに、どれくらい文字へ手を入れるかを決める設定(Beta、Mac と Windows)。
- Styles:アプリの種類(Personal、Work、Email、Other)ごとに、大文字小文字と句読点の整え方を決める設定。
- Command Mode:話して、入力欄の文章を直したり、返信を作ったり、検索を開いたりする機能(Mac と Windows)。
- Transforms:選んだ文章を、ショートカットで書き換える機能(Mac、Windows、iOS。デスクトップは Beta)。
- スニペットのトリガーと展開(Expansion):話す合図の言葉と、そこに入る保存済みの文章です。
たとえ話:口述筆記の秘書に、メモと符丁を渡す
秘書(Flow)に話すのが基本の使い方です。「えーと」を取り除くのは秘書の標準の仕事、取り除く程度は設定(Auto Cleanup)で変えます。辞書は「この人の名前はこう綴る」という名簿、スニペットは「『署名』と言われたらこの文面を書く」という符丁の表です。Command Mode は、書いた文章を見せて「これを丁寧に直して」と頼むことにあたります。これは僕らのたとえで、公式の表現ではありません。
最初の1時間の順番(この記事の案)
| 順番 | やること | 使う手順 |
|---|---|---|
| 1 | 05・06の設定を終え、メモ帳などで短い一文を話す | 場面1 |
| 2 | 数字や「新しい段落」などの合図を試す | 場面2 |
| 3 | Auto Cleanup を「Light」か「Medium」に切り替えて、違いを見る(Mac・Windows) | 場面3 |
| 4 | 認識を外しやすい名前を、辞書に1つ入れる | 場面4 |
| 5 | 署名など、よく打つ文面をスニペットに1つ入れる | 場面5 |
| 6 | 余裕があれば、Command Mode か Transforms をオンにする | 場面6、場面7 |
場面1:基本の音声入力(Mac・Windows)
公式ヘルプ「Starting your first dictation」の順です。
手順:押して話して離す(Push to talk)
- 書きたいアプリを開き、入力欄をクリックして、カーソルが見える状態にします。
- Push to talk のショートカットを押し続けて、話します(Mac は fn、Fn がない Mac は Ctrl+Opt、Windows は Ctrl+Win が初期。06の手順8の表を参照)。
- キーを離します。整えた文字が、その時点で選ばれている入力欄に入ります。
- 入った文字を読み、直してから送ります。
この記事の例(話す文):「明日の打ち合わせは三時からでお願いします」。日本語で整えられる程度は、公式で確認できていません。
- 0.5秒より短い押下は、貼り付けません。Flow は短く待ってから取り消します。
- 取り消すには Esc(または設定した取り消しのショートカット)を押します。
- 録音できる時間は、19分で警告、20分で止まります。止まったあと「Recover text」を押すと、取れていた文字が入ります。
手順:ハンズフリー
公式ヘルプ「Use Flow hands-free」の順です。
- 入力欄にカーソルを置きます。
- Hands-free のショートカットを押し(Mac は fn+Space、Windows は Ctrl+Win+Space)、音が鳴ってから話します。Push to talk を0.5秒以内に2回押す、または Flow Bar をクリックする方法でも始められます。
- もう一度同じショートカットを押すか、Flow Bar の停止(■)を押します。文字が入ります。
- 取り消すときは、X か Esc。取り消しの通知の「Undo」で、直前の文字を再試行できます。
始めて0.5秒以内にもう一度押すと、貼らずに取り消されます。処理中や再試行中は、ショートカットは無視されます。
場面1の続き:iPhone と Android
iPhone
- メモやメッセージの入力欄を開き、地球儀の長押しで Flow keyboard に切り替えます。
- マイクのボタン(か「Start」)を押して話し、チェックのボタンで終えます。X で取り消します。
- 整えた文字が入ります。「Start」は、Flow を開いてそこで録音する場合があります。
公式は、iPhone にはハンズフリー用のショートカットはなく、タップで操作する、と書いています。電話の着信や、ヘッドホン・Bluetooth の接続の変化で、録音は止まります。
アプリを開かずに始めたいときの、公式の「Flow Shortcuts」(Action Button、Back Tap、Control Center)の内容は、08で扱います。
Android
- 入力欄を押して、画面のキーボードを出します。
- 画面の端の Flow Bubble を押して話し、チェック(Done)を押します。入力は自動で行われます。
- 押し続けて話し、離して送る方法もあります。この方法では、録音中に取り消しの操作は出ません(公式)。
Android の1回の上限は、約3分59秒で振動して警告し、約4分59秒で止まって文字にします。
場面2:話し方の合図と、言い直し(Smart Formatting と Backtrack)
公式ヘルプ「How do I use Smart Formatting & Backtrack」の内容です。Mac、Windows、iOS、Android で書かれています。
手順:合図の言葉を使う
- いつもどおり、Push to talk で話し始めます。
- 句読点や改行を決めたいところで、次の言葉を話します(公式の表)。
| 入れたいもの | 話す言葉(公式の表記) |
|---|---|
| 句点 | "period" または "full stop" |
| そのほかの句読点 | "comma"、"question mark"、"exclamation point"、"colon"、"semicolon" |
| ダッシュ | "em-dash"、"em dash"、"emdash" |
| 改行 | "new line"、"next line"、"line break"、"skip a line" |
| 新しい段落 | "new paragraph"、"start a new paragraph" |
- リストにしたいときは、「one… two…」のような数字や、「first… second…」のような順序の言葉を話します。リストが自動で作られます。
公式は、句読点はほとんど自動で入り、ダッシュの名前は記号にならないことがある、改行と段落は自然な間のところで効きやすく、Smart Formatting の設定に関わらず動く、と書いています。これらの合図が日本語の話し言葉で動くかどうかは、公式で確認できていません。
手順:言い直し(Backtrack)の動き
- 話しながら、言い直しの言葉("actually"、"scratch that"、"never mind" など)を入れるか、言いたかったことをもう一度言います。
- 公式の例:「Let's do coffee at 2 actually 3.」は、「Let's do coffee at 3.」になります。
- 「I actually enjoyed the movie.」のように、言い直しではない文は残されます。
公式の別の記事(Starting your first dictation)は、「actually」だけの合図では足りず、あいまいな言い直し、途中で終わった断片、文中の「never mind」は残される、と書いています。入った文字は読んで確かめてください。
設定
- Smart Formatting は既定でオン。次の音声入力から変わります。場所は、Mac と Windows が Flow → Personalization → Style、iOS が Settings → Personalization の「Smart Formatting」、Android は常にオンで切り替えがありません(公式)。
- 末尾のピリオドを消す動き(デスクトップのみ)は、Style で変わります。Formal は消さず、Casual は10文まで、Very Casual は実質無制限、Excited や未設定は、メッセージ系のアプリで2文まで(公式)。
場面3:整えの程度と文体を選ぶ(Auto Cleanup と Styles)
手順:Auto Cleanup(Mac・Windows、Beta)
公式ヘルプ「Auto Cleanup: control how much Flow edits your dictation」の順です。
- Hub を開きます。
- 「Style → Auto Cleanup」へ進みます。
- 「None」「Light」「Medium」のカードのどれかを押します。カードの例で違いを見られます。
- 次の音声入力から変わります。再起動は要りません。
| レベル | 公式の説明 |
|---|---|
| None | 手を入れない。言い淀み、言い直し、言い間違いも含めた生の文字を貼る |
| Light | 言い淀みを消し、文法を直す。レベルが未設定のときの初期 |
| Medium | 意味を保ちながら、分かりやすさと短さのために言い換えることがある |
| High | 選べなくなった。選んでいた人には Medium と表示される |
戻したいとき:Home の最近の音声入力の「…」から「Undo AI edit」で、整える前の文字に戻せます。音声入力の直後なら、Cmd+Z(Mac)か Ctrl+Z(Windows)でも戻せます。Command Mode の音声入力と、認識されたAIアプリへの音声入力では、整えない仕様、とも書かれています(公式)。
手順:Styles(アプリの種類ごとの文体)
公式ヘルプ「How to setup Flow Styles」の順です。公式は、Styles は英語のみで効く、と書いています。
- Mac と Windows は、Hub の左の「Style」を開きます。Android は下のバーの「Style」、iOS は「Style」のタブです。
- 案内の帯が出たら、案内の設定を始め、「Personal messages」「Work messages」「Email」「Other」を「Next」で進みます。
- カテゴリのタブを選び、スタイルのカードを押します。Mac と Windows は押すとすぐ保存され、「Save」はありません。iOS と Android は「Save」を押します。
| スタイル | 効くカテゴリ | 公式の説明 |
|---|---|---|
| Formal. | すべて | 大文字小文字と句読点 |
| Casual | すべて | 大文字小文字あり、句読点は少なめ |
| very casual | Personal のみ | 大文字小文字なし、句読点は少なめ |
| Excited! | Work、Email、Other | 感嘆符が増える |
カテゴリは、音声入力したアプリで決まります。メールのアプリは「Email」で、挨拶や結びの文、改行が入ります。デスクトップでは、AIアシスタントとターミナルは、仕事・個人のメッセージアプリと認識されなければ、「Other」です(公式)。
場面4:辞書に単語を入れる(Dictionary)
公式ヘルプ「Teach Flow your words with the dictionary」の順です。Mac、Windows、iOS、Android で使えます。
手順:手で入れる
- 左のサイドバー(Mac と Windows)か、下のバー(iOS と Android)で「Dictionary」を開きます。iOS は、ほかのアプリで音声入力して Flow に戻るまで、開けません。
- 「Add new」(Mac と Windows)か「+」(iOS と Android)を押します。
- 単語やフレーズを入れ、「Add word」(Mac と Windows)、「Save」(iOS)、「Add」(Android)を押します。
- その単語を含む文を話して確かめます。違う綴りが返るなら、訂正を足します。
この記事の例:認識を外しやすい人名や製品名を1つ入れます。
手順:違う綴りの訂正を足す(Mac・Windows・iOS)
- 新しい項目を足すとき、「Correct a misspelling」をオンにします。
- Flow が出してしまう間違った綴りを入れます。
- 保存します。公式は、大文字小文字や言い方に関わらず、単語全体に一致して置き換わり、出力は保存した大文字小文字になる、と書いています。長いフレーズが優先され、個人の項目が共有の項目より優先されます。
決まり
- 自動で覚える機能(auto-learn)は Mac と Windows のみで、「auto-learn words」の設定がオンのときだけ働きます。直した文字から覚えますが、すべての直しが項目になるわけではありません。ファイル名、URL、コード、数字、日付、絵文字、ありふれた語や有名な名前、PDF のような一般的な略語は除かれる、と書かれています。
- 1項目は、Mac と Windows が60文字、iOS が59文字、Android が60文字まで。空欄や、記号だけの項目は保存できません。
- 取り込み(Import)は Mac と Windows のみ。3MBまで、1,000項目までです。
- 削除は、デスクトップでは元に戻せません。消した語は auto-learn で戻りません。
- チームで共有するには、Mac と Windows の「Share with team」。チームの有効な所属が要ります。iOS にも共有があり、組織の所属と Team か Business のプランが要る、と公式は書いています。Android には共有の項目がありません。
場面5:スニペットで決まった文面を呼ぶ(Snippets)
公式ヘルプ「Create and use snippets」の順です。個人のスニペットは、公式によると Basic を含むすべてのプランで使えます。
手順:作る
- サイドバーの「Snippets」(Mac と Windows)か、「Snippets」のタブ(iOS と Android)を開きます。
- 「Add new」か「+」を押します。
- 「Snippet」の欄に、話す合図の言葉を入れます。
- 「Expansion」の欄に、入れたい文面を入れます。
- 「Add snippet」(Mac と Windows)、「Save」(iOS)、「Add」(Android)を押します。
公式は、「my email signature」のような特徴のある合図がよく、「thanks」のようなありふれた語は避けるように、と書いています。
手順:使う
- いつもどおり、音声入力を始めます。
-
合図の言葉を、単独か文の中で話します。展開された文面に置き換わります。
-
合図は大文字小文字を区別せず、展開した文面は保存した大文字小文字のままです。個人とチームで合図が同じなら、個人が優先されます。
- デスクトップの展開は静的で、今日の日付のような変数は使えません。
- デスクトップでは、太字、斜体、箇条書き、番号つきの箇条書き、リンクが使えます。リンクは Cmd+K(Mac)か Ctrl+K(Windows)で入れます。
- 合図は60文字まで。展開は、デスクトップが4,000文字まで。取り込みは3MB、1,000項目まで。
- 展開しないときは、合図をはっきり全部話し、綴りの間違いを直し、Mac と Windows では Flow を再起動します(公式)。
- iOS で、個人のスニペットの編集に失敗すると、元の項目が消えることがある、と公式は書いています。編集の前に長押しして「Copy」で文面を控えてください。
場面6:Command Mode で文章を直す(Mac・Windows)
公式ヘルプ「How to use Command Mode」の順です。iOS は、話し言葉で検索は開けるが、文字をその場で直す動きは動かない、と書かれています。
手順:オンにする
- Settings → Experimental を開きます。
- Command Mode をオンにします。既定はオフです。
- 公式は、対象のアカウントは、有効または支払い遅延中の個人の購読、期限内の試用、有効・試用中・支払い遅延中の企業向けの購読、と書いています。Free と期限切れのアカウントは、ショートカットを押しても反応も通知もありません。プランの理由で断られると、「Flow commands only available on Flow Pro」と出ます(公式の記載)。
手順:使う
- 直したい文章のある入力欄にフォーカスを置き、直す範囲があれば選びます。
- Command Mode のショートカットを押し続けます(Mac は Fn+Ctrl、Fn がない Mac は Cmd+Ctrl+Option、Windows は Ctrl+Win+Alt が初期)。
- 指示を自然な言い方で話します。「Hey Flow」のような前置きや決まった言い回しは要りません。
- キーを離すと実行されます。
この記事の例(公式の例ではない。公式の記事には具体的な例文が載っていません):文章を選んで「もっと短くして」「丁寧な言い方に直して」。日本語の指示で動くかは、公式で確認できていません。ホットキーは、どの言語でも使えます。一方、話し言葉で呼び出すきっかけの言葉は、英語のみです。
返ってくるもの
- 直した文章や下書きは、そのまま貼られます(普通の音声入力の整えはかかりません)。
- 検索の指示は、Perplexity を開き、選んだ文字が検索の語に足されます。アプリを作る指示は、結果がブラウザで開きます。
- 文章を直す指示には、もとの文章が要ります。周りの文字も選択もないと、何も起きません。入力欄がないと、返った文字は通知に出ます。
- 取り消す操作として Esc か Backspace と書きましたが、この記事の再確認では確かめられず、公式で確認できていません。録音は20分で止まります。ダブル押し(500ミリ秒以内)で、ハンズフリーになります。
送られるもの
公式は、入力欄の中身と選んだ文字が、あなたの指示とともに送られる、と書いています。選択を直接読めないときは、コピーして読もうとする、とも書かれています。
うまくいかないとき
| 症状 | 公式の確認点 |
|---|---|
| 押しても何も起きない | アカウントの対象か、最初の設定が音声入力できる段階まで進んでいるか。マイクのテストの窓が開いていれば Esc で閉じる |
| 「Transcript currently processing」 | 前の処理が終わるのを待ってから押す |
| 貼られない | 既存の文字と、フォーカスされた入力欄があるか |
| 「Command Mode Servers Are Busy」 | サーバーが混んでいた。結果は返らず、何も貼られていない |
場面7:Transforms で選んだ文章を書き換える(Mac・Windows・iOS)
公式ヘルプ「Rewrite text with Transforms and custom prompts」の順です。公式は、デスクトップは Beta と書いています。組織の管理者だけがオフにできるという点は、この記事の再確認では確かめられず、公式で確認できていません。どのプランに含まれるかは、読んだ記事に記載が見つかりませんでした。
手順:オンにする
- Hub の「Transforms」のタブを開きます。
- 「Try it out」を押し、見本のメール文を選び、デモに出るショートカットを押します。
- 見本の文が置き換わると、「Turn on Transforms」が押せます。
Notetaker だけで最初の設定をした人は、この端末で音声入力の設定を終えないと、このタブは開きません。「Opt in」のスイッチで、ショートカットが働くかが決まります。
手順:使う
- ほかのアプリで、書き換えたい文を選びます。
- 書き換えのショートカットを押します。その場で置き換わります。
- 結果を見るには、Flow Bar の「Done. See changes」か、View Diff を使います。「Undo」で、直近の書き換えを戻せます。
| 動作 | Mac | Windows |
|---|---|---|
| Polish | Opt+1 | Win+Alt+1 |
| Prompt Engineer | Opt+2 | Win+Alt+2 |
| View Diff | Opt+O | Win+Alt+O |
選択がなければ、読める入力欄の中身が使われ、欄が空なら過去60秒の音声入力が使えます。デスクトップの入力は1〜3,000語、iOS の Polish は10〜3,000語です。「Prompt Engineer」は、バラバラに話した考えを、構造のあるAIへの指示文にします(公式)。
- 自分用の指示(custom prompts)は、全部で10枠(Polish、Prompt Engineer と、自作8つ)です。カードに名前、重ならないショートカット、「Customize prompt」の指示を入れます。保存ボタンはなく、自動で保存されます。
- 「Auto Apply After Dictation」をオンにすると、音声入力のあとに、選んだ書き換えが自動で働きます。失敗したときは、もとの音声入力がそのまま貼られます。
- 公式は、Markdown のリンクや HTML のアンカー、Slack の入れ子のリストは保たれないことがあるので、結果を見てから使うように、と書いています。
場面8:Scratchpad にメモする(Mac・Windows)
公式ヘルプ「Use and organize notes in Scratchpad」の順です。iPhone には、別の「Flow Notes」があります(この記事では読んでいません)。
- 開く:既定のショートカットは、Mac が Opt+S、Windows が Win+Alt+S。
- 新しいメモ:Scratchpad のページで「+」を押し、文を打つか、マイクか Push to talk のキーで話し、緑のチェックで入れます。X で取り消します。
- 並べ方:1つの窓に5タブまで。タブ名のダブルクリックで名前を変えます(100文字まで)。メモのカードにマウスを置くと、Edit、Pin/Unpin、Delete が出ます。
- 版の履歴:保存したメモの時計のボタンで、以前の版に戻せます(50版まで、確認なし)。
- 削除は、元に戻せません。
- 同期:サインインしていれば、自動で同期します。手で更新するには、Settings → Data and Privacy → Sync notes。
場面9:履歴を見る、やり直す
- Mac と Windows の Home に、日付ごとの音声入力の履歴があります。マウスを置くと、コピーとフラグが出ます。
- 保存の設定が許す間は、Recent activity か History に過去の音声入力が残ります。デスクトップは、14日より古い録音の音声を消す、とこの記事は読み取りましたが、14日の数字はこの記事の再確認では確かめられず、公式で確認できていません。「Never store」にすると保存されません(組織の方針で固定されることもある)。
- iPhone の Home は、項目を押すとコピー、失敗した項目を押すと再試行です。削除は、長押しして「Delete」です。Android は、サインアウトすると、その端末の履歴がすべて消えます。
気をつけること
- この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。公式の説明を読んだ範囲です。「この記事の例」の文は、公式の例ではありません。
- 日本語で使うときの動きは、公式で確認できていません。Styles は英語のみ、Command Mode を呼ぶ話し言葉は英語のみ、合図の言葉の表も英語です。実際の動きは、手元で確かめてください。
- 話した音声はクラウドで処理されます(01、04)。Command Mode は、入力欄の中身と選んだ文字を送り、検索では Perplexity が開きます。Transforms で、どの文字がどこに送られて書き換えられるかは、読んだ Transforms の記事に記載が見つかりませんでした。公式は、カスタムの指示と文体の見本は端末間で同期され、プライバシーモードやデータ共有のオプトアウトがあるとローカルに残る、と書いています。
- 自動で覚える辞書は、直した文字から単語を覚えます。覚えさせたくない語は、辞書から消せます(デスクトップでは元に戻せません)。
- 公式のヘルプの記事同士で、設定の場所の書き方が違う箇所があります(Command Mode の記事は、オンにする場所を「Settings → Experimental」、ショートカットを変える場所を「Settings → Shortcuts → Command Mode」と書き、ショートカットの記事は「Settings → General → Shortcuts」と書いています。Transforms の View Diff は「Settings → Keyboard shortcuts」)。手元の画面に従ってください。
- 次の細部は、この記事の再確認では確かめられず、公式で確認できていません。Transforms の「Done. See changes」の表示、「Opt in」のスイッチ、カードの自動保存、「Customize prompt」の欄名。Scratchpad のメモのカードに出る Edit・Pin/Unpin・Delete、版の履歴の時計のボタンと「確認なし」、自動同期。辞書が iOS で開けない条件、空欄や記号だけの項目が保存できないこと、置き換えの一致の仕方。Smart Formatting の改行と段落が設定に関わらず動くこと。公式のページを開いて確かめてください。
- 公式の価格、プランの範囲、語数の上限は変わりえます。この記事では、プランの表は書いていません(04を参照)。
- 公式のヘルプの記事に、AIへの指示のような文は見つかりませんでした。
出典
- Starting your first dictation(Help Center、Wispr、確認日 2026-10-25)
- Use Flow hands-free(Help Center、Wispr、確認日 2026-10-25)
- How do I use Smart Formatting & Backtrack(Help Center、Wispr、確認日 2026-10-25)
- Auto Cleanup: control how much Flow edits your dictation(Help Center、Wispr、確認日 2026-10-25)
- How to setup Flow Styles(Help Center、Wispr、確認日 2026-10-25)
- Teach Flow your words with the dictionary(Help Center、Wispr、確認日 2026-10-25)
- Create and use snippets(Help Center、Wispr、確認日 2026-10-25)
- How to use Command Mode(Help Center、Wispr、確認日 2026-10-25)
- Rewrite text with Transforms and custom prompts(Help Center、Wispr、確認日 2026-10-25)
- Use and organize notes in Scratchpad(Help Center、Wispr、確認日 2026-10-25)
- Navigating the Wispr Flow App: Desktop, iOS, and Android(Help Center、Wispr、確認日 2026-10-25)
- Dictate emails in Microsoft Outlook(Help Center、Wispr、確認日 2026-10-25)
- Customize keyboard and mouse shortcuts(Help Center、Wispr、確認日 2026-10-25)