この項目で混ざったもの
ハード側Google製TPUを最大100万個利用ソフト側ClaudeをTPUで動かしてきた経験
2025年10月23日、AnthropicはGoogle CloudのTPU(GoogleがAIの計算用に作った専用チップ)の利用を広げると発表しました。公式発表によると、最大100万個のTPUを使い、2026年に「1ギガワットをはるかに超える」規模の計算能力が稼働する予定です。ギガワットは電力の大きさを表す単位です。
AnthropicはClaudeを、AmazonのTrainium、GoogleのTPU、NVIDIAのGPUという複数の種類のチップで動かしています。今回の発表は、その中でTPUを大きく増やすものです。一方でAmazonは、引き続き主な学習のパートナーでありクラウドの提供元で、Project Rainierも続くと書かれています。Anthropicはこれを、複数のプラットフォームを使う計算資源の戦略と位置づけています。AIモデルの会社が、どのチップをどれだけ使うかを、自分の方針として決めて公表しています。
Anthropicは、増え続ける顧客の需要に応えるためと、より多くの試験や、安全性を保つための研究を行うためだと説明しています。発表によれば、Anthropicには30万を超える企業顧客がいます。最高財務責任者のKrishna Raoは、需要が指数関数的に伸びていることと、業界の最先端にとどまる必要を挙げています。Google Cloudの発表は、AnthropicがTPUを選んだのは価格あたりの性能と効率のためで、すでにTPUでモデルを学習し提供してきた経験があるからだと書いています。同じ発表で、Google CloudのCEOのThomas Kurianは第7世代のTPU「Ironwood」に触れています。
この動きは翌2026年4月の発表につながります。Anthropicは、Google・Broadcomとのあいだで、次世代TPUの容量をさらに広げる契約を発表しました。次の項目で扱います。
- 発表日
- 2025年10月23日
- TPUの数
- 最大100万個
- 稼働の見込み
- 2026年に1ギガワット超
- 企業顧客
- 30万超(Anthropic発表)
確認できていない点
- 金額は、Google Cloudの発表の副題には書かれていますが、この項目では扱っていません。
- TPUの世代(型番)が、今回の契約で何になるかは確認していません。
- Anthropicのこのページはメタ情報の更新日が2026年9月10日で、本文が初出時のままか更新後かは区別していない
出典
- Expanding our use of Google Cloud TPUs and services(Anthropic)
- Anthropic to Expand Use of Google Cloud TPUs and Services(Google Cloud Press Corner)
2026年10月18日に、上の出典(会社・研究機関の公式の資料と原著論文)を読んで確かめました。製品の仕様や提供状況は変わることがあります。この記事は、製品を試した記録ではありません。