この項目で混ざったもの

ハード側AWSがArm系のCPUを自社設計ソフト側Linux環境を整え作り直しを案内

2018年11月26日、AWSの公式ブログがEC2のA1インスタンスを発表しました。A1は、Armの設計を土台にしたAWS Gravitonプロセッサー(CPU)で動く仮想サーバーです。記事によると、Gravitonはカスタムのシリコン(半導体)を多用しており、AWSは2015年にAnnapurna Labsを買収したあと、コストを重視する「分散して動かす仕事」向けの独自CPUを作ることを考え始めたと書かれています。サイズはa1.mediumの1 vCPU・2 GiBから、a1.4xlargeの16 vCPU・32 GiBまでの5種類で、米国東部(バージニア北部)での1時間あたりの料金は0.0255ドルから0.4080ドルでした。

ハードとソフトの混ざり方は、2つの面で見えます。ハード側では、サーバーの頭脳であるCPUを、クラウド事業者が自分で設計する側に回りました。ソフト側では、その新しいCPUで動かすための環境が整えられました。A1向けにはAmazon Linux 2、RHEL、Ubuntuのイメージが用意され、スクリプト言語で書いたアプリはたいてい変更なしで動くと説明されています。一方、機械が直接実行できる形(ネイティブコード)に変換して作るアプリは、A1向けに作り直す必要があります。CPUの種類が変わると、ソフトの作り直しがついて回るということです。

理由として、記事は「大幅に低いコスト」を挙げ、仕事を小さなサーバー群に分けて動かすのに向いていると説明しています。コンテナを使った小さな機能の集まり、Webサーバー、開発環境、キャッシュ用のサーバー群などが例です。

その後について、2019年12月3日のAWS発表では、Graviton2を載せたM6g、C6g、R6gが示され、現行のx86系M5、R5、C5インスタンスより最大40%良い価格性能とされました(AWSの主張)。2026年10月時点のAWS公式ページには、192コアのGraviton5が載っています。

A1の発表
2018年11月26日
A1の提供リージョン(発表時)
米国東部(バージニア北部・オハイオ)、米国西部(オレゴン)、欧州(アイルランド)
Graviton2の価格性能(AWSの主張)
現行のx86系M5、R5、C5インスタンスより最大40%良い(2019年12月3日)
Graviton5(現行公式ページ)
192コア

確認できていない点

  • A1が業界で最初の例かどうかは、一次情報で確かめていないため書いていない
  • AWS公式サイトの発表ページ(What's New)は取得できず、ブログ記事を根拠にした

出典

2026年10月18日に、上の出典(会社・研究機関の公式の資料と原著論文)を読んで確かめました。製品の仕様や提供状況は変わることがあります。この記事は、製品を試した記録ではありません。

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