3行でいうと

  • 調べるのは出典つきで答えるPerplexity、貯めて整理するのはNotion、と役割を分ける使い方。
  • 答えはMarkdownなどで書き出してNotionに取り込める。取り込んだあと、出典のリンクが残るかは確認できていない。
  • PerplexityのNotion連携は、Notionの中身をPerplexityで調べる向き。答えをNotionに書き込む機能の記載は、読んだ範囲では見つからなかった。
  • Perplexityの検索データは、初期設定で学習に使われうる。Notion AIは、初期設定では学習に使わない。

調べものは、そのときは頭に入っています。でも、あとから探すと、見つかりません。ブラウザのタブは閉じてしまったし、スクリーンショットは写真の山に埋もれています。

そこで考えたいのが、調べる道具と、貯める道具を分ける使い方です。調べるのは、出典つきで答えを返してくれるAIの検索サービス「Perplexity(パープレキシティ)」。貯めるのは、メモやデータをまとめて置ける「Notion(ノーション)」。

この記事は、公式の文書やヘルプで確認できたことだけを事実として書いています。僕らの考えは「見立てです。」と分けました。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。手順は「文書から組み立てた想定」です。使ってみて分かったことは、あとで書き足します。

名前が変わっていました

先に、確認できた名前の変更を書きます。

Perplexityには、調べたことを入れておく「Spaces(スペース)」という機能がありました。Perplexityの公式ブログ(2026年7月30日付)によると、これは「Projects(プロジェクト)」という名前に変わっています。以前のSpacesは、中身ごと自動で移されたそうです。

Projectsには、検索の会話、ファイル、自分用の指示、つないだツールを、ひとまとめにして置けます。10月22日に読んだヘルプとブログでは、Perplexityの「Computer」(作業を任せる機能)と組み合わせた置き場として説明され、ブログは「Computerを使う人すべてに提供」と書いています。無料プランで使えるかどうかは、どちらにも書かれていませんでした。

この記事では「Projects(以前のSpaces)」と書きます。

2つの役割

まず、役割を分けます。

役割 向いていること 置いてあるもの
Perplexity 調べる。答えに出典の番号がつく 質問と答えの記録(Library=履歴)
Notion 置く、整理する、あとで探す 自分で選んだ答え、メモ、リンク

Perplexityの公式ヘルプには、答えには、元のページにつながる番号つきの引用がつく、と書かれています。引用をたどれば、自分で確かめられます。

Perplexityは、質問と答えを、自動で「Library(ライブラリ)」に残します。自分だけが見られる場所で、公式ヘルプによると、消さない限り残り続けます。

では、Perplexityだけで足りるのでは。そう思う人もいると思います。

見立てです。Libraryは「履歴」です。テーマごとに整理して持ち歩くには、Notionのような置き場が合っていると思います。

Notion側:貯めて、整理する

Notionの公式ヘルプによると、「データベース」は、ページの集まりです。1つ1つの項目が、1枚のページになります。

項目には「プロパティ」(タグ、日付、URLなど)をつけられます。表やボードなど、表示も切り替えられます。条件で絞り込む「フィルター」もあります。

「調べたこと」を1件1ページにして、タグをつけておけば、あとで「家電」だけを出せます。

つなぎ方:4つの方法

PerplexityからNotionへ移す方法を、公式の文書で確かめました。

方法 公式の文書での確認 向いている場面
① 書き出して取り込む 確認できた 答えを丸ごと残したい
② ウェブクリッパー Notion側は確認できた リンクだけ残したい
③ 連携(コネクタ) 確認できた(ただし向きに注意) Notionの中身を、Perplexityで調べたい
④ コピーして貼る 手順の記載は確認していない 一部だけ残したい

① 書き出して取り込む

Perplexityのヘルプによると、答えは「Export」ボタンから、PDF、Markdown、DOCX(Word形式)のどれかでダウンロードできます。

Notion側のヘルプによると、取り込める形式は、テキスト、Markdown(.md)、Word(.docx)、HTML、CSV、PDFなどです。設定の「Import」から、ファイルを選んで入れます。

つまり、Perplexityで「Markdown」を選んで書き出し、Notionの「Import」に入れる流れが、文書の上では成り立ちます。

ただ、Notionのヘルプには、複雑な装飾は取り込んだあとに直しが要ることがある、と書かれています。出典の番号がリンクとして残るかは、確認できていません。

サイズの上限は、ヘルプによると、Markdown・Word・HTML・CSVなら無料プランで1ファイル5MBまで、有料プランで50MBまでです。PDFは、無料プランで5MB、有料プランで20MBまでです(以前の版の記事では、無料のPDFを20MBと書いていましたが、10月22日に読んだページの表では無料は5MBでした)。

② ウェブクリッパー

Notionの「ウェブクリッパー」は、見ているページをNotionに保存する、ブラウザの拡張機能です。公式ヘルプによると、パソコンではChromeとSafariに対応し、スマホはiOS 13以降とAndroid 7以降で使えます。

使い方は、ツールバーのNotionのアイコンを押して、保存先のページやデータベースを選ぶだけです。データベースに保存すると、URLが自動で記録されます。タグは、保存したあとに足します。スマホでは、共有ボタンからNotionを選びます。

見立てです。Perplexityの答えを共有リンクにして、そのページをクリップすれば、「リンクだけ」を貯められそうです。ただ、クリップしたときに、答えの本文や引用がどこまで残るのかは、公式の文書では確認できていません。本文を確実に残したいなら、①のほうが安心だと思います。

③ 連携(コネクタ):向きに注意

Perplexityには、Notionとつなぐ「コネクタ」があります。ここで、ひとつ大事な点があります。

Perplexityのヘルプによると、これは「Notionのページやデータベースを、Perplexityが探して、要約して、ほかの情報と組み合わせる」ためのものです。Notionをその都度検索し、質問に必要な結果だけを取りに行く、と説明されています。

つまり、向きは「Notion→Perplexity」です。「Perplexityの答えをNotionに書き込む」ための機能とは、書かれていません。

10月22日にヘルプを読み直すと、「読み取り専用」という言葉は、読んだ範囲では見つかりませんでした。一方で、Notionの中身を探して要約する、という説明があるだけで、Notionに書き込む機能の記載も見つかりませんでした。権限の一覧には「あなたの代わりに操作する」という項目があり、何ができるかは書かれていません。ほかに、アプリをまたいだ検索にはNotion AIのプランが要る、という趣旨の記載もありました。

そして、ヘルプに書かれた対象のプランは、Perplexity Max、Enterprise Pro、Enterprise Maxです。無料やProは載っていませんでした。

Perplexityの料金のページは、10月7日の記事では、Proに「400以上のアプリのコネクタ」があると読めました。10月22日に読んだ版では、Proの項目に「ウェブ、ファイル、アプリを検索」とあり、同じ文言は読み取れませんでした。Projectsのブログには、Projectにつなげるツールが400以上、Notionも含む、と書かれています。ヘルプの対象プランとの関係は、僕らには確認できていません。使いたい人は、自分の画面で確かめてください。

④ コピーして貼る

答えの一部だけを、選んでNotionのページに貼る。いちばん手軽な方法です。

ただ、貼ったときに書式や引用がどう残るか、公式のヘルプでは確認できませんでした。

手順(文書から組み立てた想定)

次の順番で進めると、無料の範囲で試せる形になります。

  1. Perplexityで質問します。知りたいことを、具体的な文で書きます。公式のヘルプは、単語だけでなく、背景をつけた具体的な質問のほうが、よい答えになる、としています。
  2. 答えの引用(出典の番号)を、自分の目で見ます。大事な部分は、元のページを開いて確かめます。
  3. 残したい答えを、Markdownで書き出します。
  4. Notionで、「調べもの」用のデータベースを1つ作ります。
  5. 「Import」で、書き出したファイルを入れます。
  6. 項目に、タグ(例:家電、旅行)と、調べた日、元のURLをつけます。

「深掘りしたリサーチ」を作る視点

ここからが、この組み合わせの面白いところだと思っています。

Perplexityには「Deep Research(ディープ・リサーチ)」という調べ方があります。公式のヘルプによると、何十回も検索を重ねて、何百もの情報源を読み、2〜4分ほどで詳しい報告にまとめてくれます。無料で使えるのは、普通の検索と、1日に限られた回数のProサーチ、と説明されています。Deep Researchが無料でどこまで使えるかは、10月22日に読んだ料金ページにも書かれておらず、確認できていません(料金ページではProの機能の欄に載っていました)。

ここで、使い方の流れを3つに分けて考えます。

見立てです。この「溜める」の一手間が、調べものを「その場で終わるもの」から「育つもの」に変えると思います。ただ、一手間は、続かなければ意味がありません。すべてを移さず、「また見返しそうなものだけ」にしぼるのがいいと思います。

Notion AIとの違い

Notionにも、AIがあります。「Notion AIなら、これ1つでいいのでは」と思う人もいるでしょう。公式の説明で、違いを整理します。

Perplexity Notion AI
得意なこと ウェブを調べて、出典つきで答える Notionの中の作業(文章を直す、データベースを作る、探す)
無料での使える範囲 限られた1日あたりの利用 限られた数の「お試し」の返答
本格的に使うには Pro(年払いで月17ドルの表示。月払いの金額は読んだページに見当たらず) Businessプラン(月額20ドル)以上

Notionのヘルプによると、Notion AIは、ワークスペースを見ながら、文章の作成、データベースの作成、検索などをします。10月7日に読んだ版には「Research Mode」という複雑な調べものの機能の記載がありましたが、10月22日に読んだ版のFAQでは、この名前を見つけられませんでした。ウェブ検索は、ワークスペースの所有者が設定(AI Web Search)で切り替えられます。初期設定がオンかオフかは、読んだ範囲では書かれていませんでした。

ただ、答えに出典がつくのかどうかは、今回読んだNotionのヘルプの本文には詳しく書かれていませんでした。同じページの案内には、検索機能を「出典つきの答え」と説明する言葉がありました。Perplexityは、出典をつけることが売りです。Notion AIの出典の付き方は、僕らは確認できていません。

なお、Notion AIの使える範囲は、プランで違います。公式の料金ページによると、FreeとPlusでは「お試し」の範囲です。Businessで、Notion Agentなどの機能が使えるようになります。お試しの返答の回数は、ヘルプに具体的な数字がなく、確認できていません。

見立てです。「調べる」はPerplexity、「貯めて、整理して、中を探す」はNotion、という分担が、無料のままでも組みやすいと思います。

無料で、どこまでできるか

どちらも、公式の料金ページの記載です(2026年10月22日に読み直しました。通貨名は書かれておらず、「$」の表記です)。

サービス プラン 月額 公式の記載(抜粋)
Perplexity Free 0ドル 利用に限りがある(ページによって「1日」「週」と表記が分かれる)。出典つきの検索と、基本のAIモデル
Perplexity Pro 17ドル(年払い) ボーナスのクレジット4,000、Deep Research、モデルの選択、文書やアプリの作成など。月払いの金額は読んだページに表示なし
Perplexity Max 200ドル(月払い)/167ドル(年払いの月割り) Computerの利用が最大、毎月のクレジット10,000とボーナス35,000(公式の記載)
Notion Free 0ドル 個人なら、ページ数・ブロック数は無制限。ファイルは1つ5MBまで。ページ履歴は7日。AIはお試し
Notion Plus 10ドル ファイルのアップロードは無制限。履歴は30日。AIはお試し
Notion Business 20ドル 履歴は90日。Notion Agentが使える

Notionの金額は、月ごとの支払いの場合です。年ごとの支払いだと、最大20%安くなる、と書かれています。為替や税、地域で、実際の金額は変わることがあります。

つまり、この記事の使い方(調べる、書き出す、取り込む、整理する)は、公式の記載を読む限り、どちらも無料のプランの範囲で成り立ちます。ただし、Perplexityの無料の利用回数は、具体的な数字を確認できていません。

10月22日に読んだ料金ページの表示は、年払いで月17ドル(Pro)、月167ドル(Max)です。Maxは、公式のヘルプ(Perplexity Max)に「月200ドル、または年2,000ドル」と書かれており、167ドルは年払いの月割りの表示と分かります。Proの月払いの金額は、読んだヘルプに書かれておらず、確認できていません(以前の記事は月20ドルと書いていましたが、今回は裏づけを取れていません)。

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プライバシー:入力は学習に使われるのか

2つのサービスで、公式の説明が違います。ここは、分けて読んでください。

Perplexity。公式のヘルプによると、無料・Pro・Maxでは、検索のデータが、AIの改善と学習に使われることがあります。この設定は、初期状態でオンです。オフにするには、アカウント設定の「Preferences」にある、「AI data retention」のスイッチを切ります(10月22日に読んだヘルプの記載)。

ただ、ヘルプには注意が2つあります。

  • オフにしても、それ以前に集められたデータは、取り消せません。オフにした日以降のデータだけが対象です。
  • 設定の名前が、ヘルプのページによって違います(「AI Data Usage」「AI data retention」)。日本語の画面の表示は、確かめていません。

Enterpriseでは、データは学習に使われない、と書かれています。

Notion AI。公式のヘルプによると、初期設定では、Notionと、AIの処理を担当する提携先は、お客さんのデータをモデルの学習に使いません。契約で禁止している、と説明されています。

ただし、AIの提供元に、データが一時的に残ることがあります。10月22日に読んだ版では、Free・Plus・Businessは「30日以内に消される」とされています。Enterpriseは、多くのモデルで「残さない」が初期設定で、残る可能性があるモデルは初期設定でオフ、所有者がオンにしたときだけ使える、と書かれていました。

つまり、入口のPerplexityに入れる文章は、学習に使われる可能性がある。置き場のNotionに貯めた内容は、初期設定では学習に使われない。そう読めます。

見立てです。だとすると、使い方のルールは単純です。Perplexityには、自分の名前、住所、家族の事情など、個人の情報を書かない。「一般的な調べもの」だけを聞く。それを、Notionに貯める。これなら、設定をオフにしなくても、気持ちが楽だと思います。

もうひとつ。Perplexityの答えは、標準では自分だけが見られます。共有リンクにすると、リンクを知っている人なら誰でも見られます。

向いている使い方、向いていない使い方

見立てです。公式の説明から考えると、次のような場面に向いていると思います。

  • 旅行の下調べ。行き先ごとに、調べたことを貯める
  • 家電やガジェットの比較。調べた日付をつけて、値段や機能が変わったときに調べ直す
  • 手続きや制度の調べもの(引っ越し、保険、税金など)。出典のURLごと残す
  • 勉強や趣味。同じテーマの調べものを、時間をかけて積み上げる

逆に、向いていないのは次の場面です。

  • 個人情報が入るもの。Perplexityには入力しません
  • 正確さが特に大事なもの(医療、法律、お金の大きな判断)。AIの答えと出典を見たうえで、専門の窓口や、元の公式ページで確かめる必要があります

気をつけること

  • この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。この記事は、公式の文書を読んでまとめたものです。手順は、文書から組み立てた想定です。
  • Perplexityの答えをNotionに取り込んだとき、出典のリンクや書式がどこまで残るかは、確認できていません。
  • PerplexityのExport(書き出し)が、スマホのアプリでも使えるかどうかは、確認できていません。ヘルプの記載は、画面の「Export」ボタンの説明だけでした。
  • PerplexityのNotionコネクタは、ヘルプの記載では、Max・Enterprise向けで、Notionの中身を探して使う向きです(「読み取り専用」とは明記されていませんが、書き込みの記載も見つかりませんでした)。料金ページの記載との関係は、確認できていません。
  • Perplexityの無料の利用回数、Notion AIの無料のお試しの回数は、具体的な数字を確認できていません。
  • Perplexity Proの月払いの金額は、10月22日に読んだページに書かれておらず、確認できていません(年払いの表示だけ読めました)。Maxの月払い(200ドル)は、公式のヘルプで確認しました。
  • Notionで、貼り付けたMarkdownがどう変わるかは、確認できていません。この記事では、ファイルの取り込み(Import)だけを根拠にしました。
  • 名前や機能は、よく変わります。画面の表示が違っていたら、最新のヘルプを見てください。
  • 画面の項目名は、公式の英語のヘルプから訳したものです。日本語の画面では確かめていません。
  • AIの答えは、間違うことがあります。出典がついていても、内容が答えと合っているとは限りません。大事なことは、元のページで確かめてください。

出典

更新履歴

  • 2026年10月25日 書き方を直しました。

    • 前:運営者が使っていないと読める書き方 → いま:「この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません」。公式の資料を読んでまとめた記事で、使い心地は書いていない、という意味に直した
  • 2026年10月22日 公式の資料を読み直して、次の点を直しました。

    • 前:Notion連携は読み取り専用で、書き込む機能ではない → いま:「読み取り専用」の語も書き込みの記載も、読んだ範囲では見つからなかった
    • 前:無料プランのPDFは1ファイル20MBまで → いま:PDFは無料が5MB、有料が20MBまで
    • 前:PerplexityのProは月20ドル → いま:年払いで月17ドルの表示。月払いの金額は確認できていない
    • 前:Proに「400以上のアプリのコネクタ」と読めた → いま:同じ文言は読み取れず、Projectsのブログに「400以上のツール」とある
    • 前:Notion AIに「Research Mode」がある → いま:10月22日のFAQでは、この名前を見つけられなかった
    • 前:Notion AIのウェブ検索は初期設定で有効 → いま:初期設定がオンかオフかは、書かれていなかった