3行でいうと

  • AIコーディングツールは、エディタ型・ターミナル型・ブラウザで作る型の3つに分けると見やすい。
  • プログラムを書かない人が最初に見るのは、ブラウザで作る型(Replit、Lovable、Bolt、v0)。
  • 追加料金の仕組みは、買い足す型、時間で戻る枠、自分でAIの契約を持ち込む型の3種類。
  • 決める前に、無料で小さなものを1つ作り、ネットに公開するところまで進めてみてほしい。

先に、お断りです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。この記事は、各社の公式ページと公式の文書を読んでまとめたものです。僕らの考えは、段落の頭を「見立てです。」にして、事実と分けています。

先に結論

プログラムを書かない人が、ホームページや小さなアプリを作るなら、まず見る場所は「ブラウザで作る型」です。Replit、Lovable、Bolt、v0 の4つがこれにあたります。ブラウザ(ふだん使うインターネットの画面)を開いて、日本語で「こういうものを作って」と頼むだけで、動くものができて、そのままネットに公開するところまで、同じ画面で進められます。

エディタ型とターミナル型は、プログラムを読み書きする人が、仕事を速くするための道具です。無料や低価格で試せるものも多いのですが、最初の一歩としては、案内の量が多く、迷いやすいと思います。

3つの型

道具の名前を覚える前に、「どこで動くか」で分けると、地図が見やすくなります。

また、この記事には「エージェント」という言葉が出てきます。これは、指示を受けて、自分で手順を考え、ファイルを直し、確かめるところまで進めてくれるAIのことです。「トークン」は、AIが読み書きする文字の量を数える単位です。「MTok」は、100万トークンのことです。

エディタ型
名前 最新の特徴(公式) 個人の月額 追加料金の仕組み 使えるモデル(公式の記載)
Cursor 編集ソフトに加えて、エージェント、ターミナル版、Web、スマホがある。更新履歴には、2026年10月6日に「手元のパソコンで動くエージェントを、iPhoneのアプリから見て操作する」機能、9月10日に長い期間の仕事を任せる「Projects」 xAIの発表(2026年10月12日付)によると、新しく契約する人は、xAIの「The X Subscription」(Grok、Cursor、Xをまとめた定額)の形になった。開始日はxAIの発表にあり、Cursor側のページには書かれていない。Free 無料/Plus 8ドル/Premium 30ドル/Super 100ドル/Ultra 200ドル。既存の契約者は、切り替えなしで今のプランを続けられる(旧プランの表示は、Hobby 無料/Pro 20ドル/Pro+ 60ドル/Ultra 200ドル。10月7日と22日に読んで一致) 含まれる分は、Grokと共有する週ごとの枠。使い切ったら、待つか、前払いのクレジットで追加。Claude、GPTなど他社のモデルは、Premium以上で、最初から各社のAPI料金で前払いクレジットから引かれる。旧プランは、使い切ったあとの「オンデマンド」で、含まれる分と同じモデルごとの単価(他社モデルは各社の定価)で、月ごとにあとから請求(個人の旧プランは、自分で有効にするまでオフ) Claude(Fable 5.1、Opus 5.5、Sonnet 5.5、Haiku 5.5)、Gemini(4 Argon、3.1 Pro、3.8 Flash)、GPT-5.6(Luna、Sol、Terra)、Meta(Muse Wonder)、Grok 4.5〜4.7、自社のComposer 2.5。10月7日に書いたMuse Spark 1.3は、10月22日に読んだ一覧では確認できなかった(一覧は途中までの表示)
Devin Desktop(旧Windsurf) Windsurfの新しい名前。複数のエージェントをまとめて管理する画面(Agent Command Center)が中心。自社モデル「SWE-2」は、自分で申し込むプラン(セルフサーブ)では2026年10月15日まで無料と公式の文書にあった(10月22日の時点で、その期間は終わっている) Free 0ドル/Pro 20ドル/Max 200ドル 毎日・毎週戻る利用枠。超えたら、APIの料金で追加購入 Claude、GPT、Gemini、DeepSeek、GLM、Grokなど多数。自社のSWE-2、Adaptiveなど
Cline オープンソース(中身が公開されている)のエージェント。VS Code、JetBrains、ターミナル、デスクトップアプリで使える 本体は無料。任意で ClinePass 9.99ドル 自分でAIの利用契約(キー)を持ち込んで、使った分を各社に払う。またはClineの枠で払う Claude、GPT、Gemini、DeepSeek、手元で動かすOllamaなど。ClinePassは、公開されたモデル12種
Zed とても速い編集ソフト(オープンソース)。2026年9月16日、複数人とAIで一緒に作る環境「Delta」が公開ベータ Personal 無料/Pro 10ドル/Business 30ドル(1席) Proは5ドル分の利用枠つき。超えた分は、各社の料金の1.1倍 自社の枠でClaude、GPT、Geminiなど。自分のキーや、外部のエージェントも使える
JetBrains AI IntelliJ、PyCharmなどの中のAI。自社のエージェント「Junie」のほか、Claude Agent、Codexなども選べる AI Free 無料/AI Pro 10ドル/AI Ultimate 30ドル 「AIクレジット」(1クレジットが1ドル)。Proは10、Ultimateは35、Freeは3(30日ごと)。足りなければ追加購入(12か月有効) OpenAI、Google、Anthropic、xAI、自社のMellum、手元のモデル。自分のキーも可
GitHub Copilot 詳細は別の記事に。要点は、IDE(開発用の編集ソフト)、GitHub上、ターミナル、スマホに入っていて、課題を預けると自分で作業するクラウドのエージェントもある Free/Pro 10ドル/Pro+ 39ドル/Max 100ドル(学生は無料) 「GitHub AI Credits」。Proは1,500、Pro+は7,000、Maxは20,000。追加は1クレジット0.01ドル。補完(次の一行の提案)は消費しない Claude、GPT、Gemini、Grok、Kimi、MicrosoftのMAIなど。無料プランは自動選択のみ

見立てです。エディタ型は、「普段の編集ソフトに、AIを足す」道具です。すでにプログラムを書いている人には自然ですが、書かない人には、編集ソフトを入れて、作業用のフォルダを用意するところから始まります。

ターミナル型(と、その仲間)

名前は「ターミナル型」ですが、実際は、アプリやブラウザからも使えるものが多いです。

名前 最新の特徴(公式) 個人の月額 追加料金の仕組み 使えるモデル(公式の記載)
Claude Code(Anthropic) 詳細は別の記事に。要点は、ターミナル、VS Code、JetBrains、デスクトップアプリ(Codeタブ)、Web(claude.ai/code)、スマホのアプリで同じものが動く。スケジュール実行や、スマホからの操作もある Claudeの Pro(月払い20ドル。年払いは月あたり17ドル)に含まれる。Max 5倍が100ドル、20倍が200ドル。無料プランには含まれない 5時間ごとの枠と、週ごとの上限。超えたら、APIの料金で使える「追加の利用」を有効にできる 初期設定はOpus 5.5。Sonnet 5.5、Fable 5.1、Haikuにも切り替えられる
Codex(OpenAI) 詳細は別の記事に。要点は、ChatGPTのプランに含まれる。アプリ、ターミナル、編集ソフトの拡張、クラウド、iPhoneで使える ChatGPTの Free 無料/Go 8ドル/Plus 20ドル/Pro 100ドルから(100、200、500ドルの段階) プランの枠のほか、PlusとProは「ChatGPTクレジット」で追加できる GPT-6 Astra、GPT-6.1 Sol、GPT-6 Luna(旧GPT-5.5は2026年10月14日に終了)
Google Antigravity 詳細は別の記事に。要点は、デスクトップアプリ(2.0)、ターミナル版、編集ソフト版、開発キットがある。以前のGemini CLI(個人向け)は、2026年6月18日にAntigravity CLIに置き換わった 個人は無料から。Google AI Proは19.99ドル、Ultraは99.99ドルから 5時間ごとの枠と、週ごとの上限。ProとUltraは、AIクレジットを買って超えられる Gemini 3.1 Pro、3.8 Flashなど。Gemini 4 Argonは2026年10月13日からProとUltra向けに加わった。ほかの会社のモデルはUltraから

見立てです。この3つは、「プログラムの入った大きな作業フォルダを、まるごと任せる」使い方が中心です。ほかの道具と比べるより、すでに契約しているサービス(Claude、ChatGPT、Google)に含まれているかどうかが、選ぶときの大きな手がかりになると思います。

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ブラウザで作る型

プログラムを書かない人にとって、いちばん近い入口です。

名前 最新の特徴(公式) 個人の月額 追加料金の仕組み 使えるモデル(公式の記載)
Replit 「コードを書かなくていい」と案内。Webサイト、スマホアプリ、スライド、資料まで作れる。最新は Agent 4 Starter 無料/Core 20ドル(年払いは月18ドル)/Pro 100ドル(年払いは月90ドル) 作業の重さで決まる「エフォート制」の課金。無料枠の「Freeモード」と、有料の「Power」「Max」。有料のときは、実行前に確認が出る 具体的なモデル名は確認できていません(Maxは「最先端のモデル」との説明)
Lovable 話しかけてアプリを作る。裏側(データの保存や会員登録)も一緒に作る「Lovable Cloud」。GitHubとも連携。デスクトップとスマホのアプリもある Free 無料/Pro 25ドルから(100クレジット)/Business 50ドルから クレジット制。Proは50クレジットを15ドルで追加購入(12か月有効)。使い切れなかった分は繰り越し 利用者は選べず、Lovableが主要なモデルを自動で選ぶ
Bolt チャットでサイトやアプリを作る。ホスティング(置き場所)、データベース、独自のドメイン(自分のURL)まで同じ画面で。モデルは自動で振り分け Free 無料/Pro 25ドル/Teams 30ドル(1人) トークン制。Freeは1日30万・月100万。Proは月1,000万トークンから、使い切れなかった分は翌月に繰り越し 具体的なモデル名は確認できていません(自動で振り分け、と公式にある)
v0(Vercel) チャットで、画面づくりからアプリまで。ボタン1つで、Vercelでネットに公開。スマホアプリもある Free 無料(1日7メッセージ)/Plus 30ドル(1人)/Business 100ドル(1人) 先払いのクレジット制。Plusは月30ドル分と、ログインごとに2ドル分。追加購入もできる。使った文字の量で料金が変わる 使うモデルは選択画面で選ぶ形。具体的な名前は確認できていません

見立てです。この型の中でも、違いがあります。Lovable、Bolt、Replitは、会員登録やデータの保存といった「裏側」までまとめて作るつもりで案内されています。v0は、見た目を作る道具として始まり、いまは裏側も作れるようになった、と公式にあります。

追加料金の仕組みは、3種類に分かれる

表の「追加料金」を並べると、実は3つの考え方しかありません。

  1. 枠を使い切ると、追加で買う(クレジット制):Lovable、v0、JetBrains、GitHub Copilot、Zed。月に使える量が決まっていて、超えたら買い足します。
  2. 時間で戻る枠+上限(5時間・週ごと):Claude Code、Codex、Antigravity、Devin Desktop。使い切っても、待てば戻ります。さらに使いたいときだけ、APIの料金(AIを直接呼び出す口の料金)で追加します。
  3. 自分でAIの契約を持ち込む:Cline、Zed、JetBrainsなど。道具は無料でも、AIの利用料は自分で各社に払います。

どれも「安い月額」だけを見ると、見誤りやすい点があります。AIは、仕事が重いほど多くの量を使うので、毎日長く使う人は、月額より追加料金のほうが大きくなりえます。Cursorの公式の文書にも、毎日エージェントを使う人は月60〜100ドル、よく使う人は200ドル以上になることが多い、と書かれていました。これは10月7日に読んだ旧料金の説明で、10月22日に読み直した新しい説明ページには、同じ記述が見当たりませんでした。

プログラムを書かない人は、どれから見るか

見立てです。ここからは僕らの考えで、実際に使った上での話ではありません。公式の説明と料金から考えました。

ホームページ(会社や店の紹介、作品集)を作りたい v0、Lovable、Boltの無料プランが、見比べるのにちょうどよいと思います。どれも、無料から始められます。ただ、無料の範囲は小さいので、「雰囲気をつかむ」ための試しと考えるのがよいです。

会員登録や、データの保存がある小さなアプリを作りたい Lovable、Replit、Boltを見ます。裏側(データの置き場所や、ログイン)を一緒に作る案内が、公式にあります。作ったものを使う人が増えたときの、ネットの置き場所の料金(Replitなら、データの転送量や、データベースの使用量)は、別に確認が必要です。

スライドや資料、スマホアプリも作りたい Replitは、公式の説明に、スライド、資料、スマホアプリがあります。幅広く試したい人に向きます。

すでにChatGPT、Claude、Googleを契約している それぞれに含まれる Codex、Claude Code、Antigravity を、先に確認する手もあります。ただ、ターミナル型は、プログラムのある作業フォルダの扱いが前提で、最初は少し難しいと思います。デスクトップアプリやWebの画面から使えるので、入口を探す価値はあります。

すでにプログラムを書いている 慣れた編集ソフトに近いものを選ぶのが自然です。VS Codeに慣れているなら CursorやCline、JetBrains製品を使っているならJetBrains AI、軽さを重視するならZed、GitHubを毎日使うならCopilot、という順に考えられます。

どの型でも、決める前にしてほしいことがひとつあります。無料で、小さなものを1つ作ってみて、ネットに公開できるところまで進めることです。公開のしやすさは、料金表には出てこない差になります。

気をつけること

  • この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。この記事は、公式の文書を読んでまとめたものです。
  • 金額は、すべて米ドルで、2026年10月7日に公式ページで読んだものです。Cursorの金額は、10月22日に読み直しました。税や為替、日本円での金額は確認していません。年払いの割引や、国ごとの違いもあります。料金は、変わることがあります。
  • 料金ページの一部は、画面の表示が複雑で、1回の読み取りでは項目が欠けました。そのため、同じ数字を別のページ(料金の説明ページ)でも読んで、合うものだけを載せています。Zedの無料プランの制限(承認された予測の回数)は、料金ページと説明ページで書き方が違い、2,000回という数字は載せていません。
  • Windsurfの新しい名前「Devin Desktop」は、公式ページ(devin.ai)に「Windsurfの新しい名前」と書かれていることを確認しました。名前が変わった日付は、公式では確認できていません。
  • JetBrainsの公式の説明ページには、料金の表が2つあります。個人向けは10ドルと30ドル、組織向けは20ドルと60ドルです。この記事は個人向けを載せました。購入ページは、画面の仕組みの都合で直接読めていません。
  • Cursorの料金の形は、xAIの2026年10月12日付の発表で変わりました(新規の契約者から。世界の全員へは数日かけて広がると、同じ発表にあります)。開始日が書かれているのはxAIの発表だけで、Cursorの料金ページ・説明ページ・更新履歴には書かれていません。切り替えは任意で、既存の契約は続けられると、CursorのヘルプとxAIの発表にあります。表の新しい金額は、10月22日に読んだCursorの料金ページと説明ページ、xAIの発表のものです。旧プラン(Hobby、Pro、Pro+、Ultra)の金額は、10月7日に読んだ数字が、10月22日に読んだCursorの旧プランのページと一致しました。旧プランには、ほかにインド向けのStartと、チーム向けの席(Teams Standard 40ドル、Premium 120ドル、1人あたり)もあります。新規の契約者には案内されません。
  • Replit、Bolt、v0、Lovableは、どのAIモデルを使うかを、はっきり書いていません(Lovableは「自動で選ぶ」とあります)。「裏で使えるモデル」が分からないことは、欠点とは限りませんが、使う側が選べないことは知っておく必要があります。
  • v0のPlusの料金は、ページに「30ドル」と、取り消し線のついた「90ドル」が並んでいました。理由は、公式ページでは確認できていません。また、v0の説明ページには、Premium(20ドル)は新しい人には案内されなくなる、とも書かれています。
  • モデルの名前は、場所によって、同じ会社でも違う呼び方で出ます(OpenAIは、CursorではGPT-5.6、CodexではGPT-6など)。会社が出した順に並んでいるとは限りません。
  • Copilot、Claude Code、Codex、Geminiの詳細は、別の記事にあります。この記事では要点だけです。
  • 作ったものの出来や、使いやすさ、間違いの少なさは、公式の文書だけでは分かりません。AIが作ったものは、公開する前に、自分の目で見て、動きを確かめてください。

出典

更新履歴

  • 2026年10月25日 書き方を直しました。
    • 前:運営者が使っていないと読める書き方 → いま:「この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません」。公式の資料を読んでまとめた記事で、使い心地は書いていない、という意味に直した