3行でいうと
- 個人向けのプラン(Free、Plus、Pro)では、公式のヘルプによると、学習に使うことが既定でオンです(そのヘルプにGoの記載はありません)。止めるには、Settings、Data controls で「Improve the model for everyone」をオフにします。Business、Enterprise、Edu、APIは、既定では学習に使われないと書かれています。
- 設定をオフにしても、履歴は消えません。履歴を消すのは別の操作で、消したチャットは、アカウントの画面からはすぐ消え、OpenAIのシステムからは30日以内に消える予定、と書かれています。履歴に残さないなら Temporary chat(一時チャット)があります。
- 共有リンクは、リンクを知っている人なら誰でも会話全体(共有した時点まで)を読めます。年齢は、13歳以上(18歳未満は保護者の許可)が規約の条件で、18歳未満と判断された場合の保護者設定と年齢予測の仕組みも公式に書かれています。
この記事は、公式ドキュメントを2026年10月22日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はChatGPTを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。メニュー名と設定名は公式の表記を写しています。公式の文章は要約の形で取得したため、引用は短く、ほとんどを言い換えています。規約やプライバシーの解釈は、専門家や公式の文書で確認してください。この記事は法律の助言ではありません。
先に結論
- まず見るのは1か所。 Settings の Data controls を開いて、「Improve the model for everyone」がオンかオフかを確かめます。Free、Plus、Proは既定でオンと書かれています(Goは、そのヘルプに記載がありません)。
- 「オフ」でできることと、できないこと。 オフにすると、これからの新しい会話が学習に使われなくなります。履歴の保存や削除には関係しません。また、会話にフィードバック(親指のボタン)を付けると、オプトアウトしていても、その会話全体が学習に使われうる、と公式は書いています。
- 履歴に残したくない会話には Temporary chat。 学習にも使われず、メモリも作られません。ただし、安全のために最長30日、コピーが保持されることがあります。
- 共有リンクは慎重に。 公式の注意は、機微な内容は共有しないこと、リンクを持っている人は誰でも見られること、見た人が自分の履歴に取り込めること、です。
前提:用語をそろえる
- 学習(モデルの改善):公式は「Improve the model for everyone」という設定名で、会話の内容をモデルの性能と安全性の向上に使うかを決めます。
- オプトアウト:使われる既定から、使われないほうへ自分で切り替えることです。
- Privacy Portal:OpenAIのプライバシー請求のための窓口(privacy.openai.com)です。
- Temporary chat:履歴に残らない一時的なチャットです。
- 共有リンク:会話の読み取り専用のコピーを、URLで渡す機能です。
- 保護者設定(Parental controls):保護者のアカウントと、10代のアカウントを結びつけて、一部の設定を保護者が管理できる機能です。
- 年齢予測(Age prediction):アカウントが18歳未満らしいかを、OpenAIが推定する仕組みです。
学習に使われるか:既定と、止め方
公式の「How your data is used to improve model performance」の整理です(確認日10月22日)。
| 対象 | 既定(公式の記載) |
|---|---|
| 個人向け(Free、Plus、Pro) | 内容をモデルの学習に使うことがある。既定でオン |
| ChatGPT Business、Enterprise、Edu、API | 入力と出力を、モデルの改善には使わない |
| Temporary chat | 一時チャットのあいだは、モデルの改善に使わない |
止め方。 次のどちらかで足ります。両方は要らない、と書かれています。
- ChatGPTで、Settings、Data controls を開き、「Improve the model for everyone」をオフにして、Doneを選びます。
- Privacy Portal で、「Do not train on my content」を選びます。
スマホのアプリは、サイドバーでプロフィールのアイコンを開き、Settings、Data controls の順です。ログインしていないときも、Settingsで同じ設定をオフにできますが、その選択はそのブラウザの中だけに保存されます。ログインしているときは、WebとモバイルのChatGPT全体に効きます。保護者設定やワークスペースの管理が、変更を制限することがあります。
オフにしたときの意味。
- 新しい会話が、OpenAIのモデルの学習に使われなくなります。
- 履歴に会話が残ることは変わりません。保存したチャットを消す、隠す操作ではありません。
- チャットをアーカイブしても、学習に使えるかどうかは変わりません。
- Codex(個人プラン)にも、この設定が及びます。ただしCodexには別に「Include environments」という設定があり、ChatGPT側の設定を変えても、そちらは変わらない、と書かれています。
抜け道になりうる点(公式の記載)。
- フィードバック:個人向けのプランで、回答にフィードバックを付けると、オプトアウトしていても、関連する会話全体が学習に使われうる、と書かれています。ビジネス向けでは、フィードバックによって学習が許可されることはない、とあります。
- OpenAI Supportとの会話は、「Improve the model for everyone」がオンのとき、使われうると書かれています。
- 学習の前に、学習データの中の個人情報を減らす、とも書かれています。人が読むかどうか(人間によるレビュー)は、このページには書かれていませんでした。「What is ChatGPT?」の説明(古い版の可能性があります)には、会話が仕組みの改善や方針の確認のために見直されることがある、と書かれていました。
利用規約(Terms of Use。EEA・スイス・英国以外の個人向け版で、2026年1月1日発効と表示)にも、OpenAIはサービスの提供と改善のために内容を使うことがある、学習への利用は案内に従ってオプトアウトできる、オプトアウトするとサービスが自分の用途に合いにくくなることがある、と書かれています。
履歴:消す、隠す、書き出す
公式の「How to delete and archive chats」(確認日10月22日)によると、次のとおりです。
| 操作 | 手順と意味(公式の記載) |
|---|---|
| 1件消す | チャット履歴で、そのチャットの「•••」から Delete。確認のあと、アカウントの画面からはすぐ消える |
| アーカイブ | 「•••」から Archive。サイドバーから隠れるだけで、消えない。検索はできる |
| まとめて | Settings、Data controls の「Archive all chats」「Delete all chats」。後者は元に戻せない |
| システムから消える時期 | 消したチャットは30日以内に完全削除される予定。ChatGPTやサポートから復元はできない |
- 例外として、すでに匿名化されてアカウントと切り離されたデータや、セキュリティや法的な義務で保管が必要なデータは、完全削除の対象にならない、と書かれています。
- チャットを消しても、Libraryに別に保存したファイルは消えません。Libraryから消す必要があります。
- 保存されたメモリは、チャットとは別に保存されます。元のチャットを消しても残る、とメモリのヘルプにあります(01で扱いました)。
データの書き出し(エクスポート)。 Settings、Data controls の「Export data」で Export を選び、Confirm export を選ぶと、チャット履歴などのZIPが用意されます。準備ができると連絡が来て、最長7日かかることがあり、ダウンロードのリンクは受け取ってから24時間で切れる、と書かれています。Free、Go、Plus、Proと、条件を満たすEduで使え、Business、Enterprise、ChatGPT for Healthcare のワークスペースでは使えません(ワークスペースのオーナーに問い合わせるよう書かれています)。公式は、書き出したファイルには機微な情報が入りうるので、安全に保管するよう注意しています。
アカウントの削除。 Settings、Account の「Delete account」から、Delete、メールか電話番号の入力、DELETEの入力、「Permanently delete my account」の順です。サインインできないときは、Privacy Portal の「Make a Privacy Request」から頼みます。アカウントのデータは30日以内に消える(法律で必要または許される分は除く)、削除は取り消せない、と書かれています。AppleのApp StoreやGoogle Playで払っている購読は、アカウントを消しても解約されないので、先に解約するよう書かれています。BusinessやEnterpriseなどでは、自分では削除できず、組織に頼みます。
Temporary chat:履歴に残さない使い方
公式の「Temporary chat in ChatGPT」と、Data controlsのヘルプによると、次のとおりです(確認日10月22日)。
- 始め方は、新しいチャットで「Temporary」を選び、最初のメッセージの前に「Personalized」か「Unpersonalized」を選びます。会話が始まってから変えることはできません。
- 履歴に残りません。モデルの改善にも使われません。メモリは作られず、更新もされません。
- Personalized なら、既存のメモリ、カスタム指示、プラグインを使えます。Unpersonalized は使いません。リリースノートでは、2026年8月27日に、一時チャットを個人化できて、履歴に保存もできるようになった、とあります。
- 保存すると通常のチャットになり、アカウントの個人化とモデル改善の設定が適用されます。
- 安全のために、OpenAIは最大30日、コピーを保持することがあります。少しの過去の文脈を、安全のために使うこともあります。
- GPTs(アクション付き)では、第三者に送られたデータは、その第三者のプライバシーの方針に従い、30日より長く保持されることがある、と書かれています。
どのプランで使えるかは、読んだ範囲では書かれていませんでした。メニュー上の位置も、Data controlsのヘルプには書かれていませんでした(FAQには、モデルのメニューから始める、とあります)。
共有リンク:誰が見られるか
公式の共有リンクのFAQ(確認日10月22日)によると、次のとおりです。取得したページは、版が古い可能性があります(取得のたびに文面の食い違いがありました)。画面の表記は手元で確かめてください。
- 作り方は、チャットの共有リンクの操作を選び、中身を確認して、名前を出す(Share your name)か匿名(Share anonymously)かを選び、リンクをコピーします。名前などの個人情報は、既定では含まれません。
- リンクは、共有した時点までの会話全体の「スナップショット」です。あとの発言は含まれません。
- リンクを知っている人は、誰でも読めます。検索エンジンに載らないように設計されているが、リンクがあれば誰でも見られる、と書かれています。細かい権限や、有効期限は設定できません。
- 見た人は、会話を自分の履歴に取り込めます。リンクを消しても、取り込んだ人の手元のコピーは残ることがあります。
- 管理は、Settings、Data controls で、Shared links の Manage から、個別または全部を消せます。
- 元のチャットを消すと、共有リンクも消えます。アカウントを消すと、すべての共有リンクが消えます。
- 共有リンクの会話は、データのエクスポートに含まれます。
- カスタム指示は共有リンクの閲覧者に共有されない(カスタム指示のヘルプ)、メモリの「Sources」も共有リンクに含まれない(メモリのヘルプ)、と別のページに書かれています。共有リンクのFAQ自体には、この2点は出てきませんでした。
公式の注意は、機微な内容を共有しないこと、知らない人のリンクを不用意に開かないこと、です。有害な内容を見つけたときは、リンクの下の「Report Content」で報告できます。
年齢と保護者設定
年齢の条件。 利用規約(上記と同じ版)には、13歳以上(またはその国の最低年齢)であること、18歳未満は保護者または法定代理人の許可が要ることが書かれています。「Is ChatGPT safe for all ages?」というヘルプも、13歳未満の子どもには向けられていない、13歳から18歳には保護者の同意が必要、と書いています。13歳未満の子どもが教育の場で使うときは、ChatGPTとのやりとりを大人が行うよう書かれています。
年齢予測。 公式の「Age prediction in ChatGPT」によると、これは18歳未満の可能性を推定する、追加の安全確認です。アカウントの話題、使う時間帯、使われ方、アカウントの古さなどの手がかりを見ます。公式は「完璧ではない」と書いていて、大人の登録でも10代向けの体験に移ることがあります。
- 18歳未満と判断されると、アカウントは自動で「ChatGPT for Teens」の体験に入ります。暴力的な描写、性的・恋愛的・暴力的なロールプレイ、危険な行動をあおりかねない流行のチャレンジ、極端な美の基準や不健康な食事法などを減らす追加の保護がかかり、広告は表示されません。
- 大人は、第三者のPersonaで年齢を確認できます。chatgpt.com/verify_age か、Settings、Account、Age の「Verify age」からです。国によって、自撮り(セルフィー)、政府発行のID、または両方を求められます。
- Personaは、アップロードしたIDとセルフィーを、確認後、期限(7日以内)に消す、とあります。OpenAIはIDやセルフィーを受け取らず、確認の結果、生年月日、または年齢予測を受け取る、と書かれています。確認後は、そのアカウントで年齢予測を行わない、とあります。
保護者設定。 公式の「Managing parental controls in ChatGPT」によると、保護者または10代の本人が、Settings、Parental controls から招待を送り、相手が承諾すると結びつきます。10代は、一度に結べる保護者は1人です。
保護者は、Settings、Parental controls、子の名前の画面で、次の設定を管理できます。
| 設定名(公式の表記) | 既定 |
|---|---|
| Reduce sensitive content | 有効 |
| Improve the model for everyone | 有効 |
| Reference saved memories | 有効(使える場合) |
| Voice Mode | 有効 |
| Image generation | 有効 |
| Study mode | 無効 |
| Study hours | 無効 |
| Quiet hours | 無効 |
ほかに、Health、Codex network access、Cloud browser の設定もあります。
保護者が見られないものとして、公式は、会話、チャット履歴、リアルタイムの利用状況、健康に関する会話とデータ、を挙げています。安全に関する通知が来るのは、自傷の深刻な懸念、摂食障害に関係しうる行動(ChatのみでWorkやCodexは対象外)、暴力に関する会話によるアカウントの停止、の3つの場合です。このほか、10代が結びつきを解除したときも、保護者に知らせが行く、と書かれています。通知にはチャットの内容は含まれず、リアルタイムの監視ではなく、専門の支援や緊急対応の代わりにもならない、と書かれています。通知が始まるまで数時間かかることがあるとも書かれています。
18歳になると、10代向けの体験から外れることがあり、保護者との結びつきが終わることもある、と「ChatGPT for Teens」のヘルプにあります。
公式が書いている、そのほかの注意
- 答えは間違うことがある。 公式のヘルプは、ChatGPTは自信ありげでも間違うことがある(「hallucination」)、出力は「first draft, not a final source」として扱う、引用やデータは確かめる、と書いています。利用規約も、出力を唯一の情報源として使わないこと、人についての出力を、法的または重大な影響のある判断に使わないことを書いています。
- 入力した内容は、メモリに入りうる。 機微な内容を共有するとメモリに現れうるので、メモリの設定と情報源(Sources)をときどき見直す、と書かれています。
- ヘルスケア向けの扱い。 ChatGPT for Healthcare などの、規制のあるワークスペースでは、改善されたメモリは既定でオフで、BAA(医療情報の契約)の対象外のため、医療情報を入力しないように、と書かれています。個人の使い方の話ではなく、特別な契約の場面の記載です。
- 仕事のアカウントは別。 Business、Enterprise、Eduなどのワークスペースでは、メモリの機能や操作がワークスペースの設定で変わり、見えない設定は管理者に問い合わせるよう書かれています(保持期間の設定は、読んだ範囲では記載が見つかりませんでした)。自分では変えられないことがあります。
僕らの見立て:最初の10分でやること
ここからは僕らの見立てで、公式の推奨そのものではありません。
- Settings、Data controls で、「Improve the model for everyone」の状態を見て、自分の用途に合わせて決める。
- 仕事の機密や個人情報を入れる会話は、Temporary chat で Unpersonalized にするか、そもそも入れない。
- 共有リンクを作る前に、会話の全体に機微な内容がないか見直す。作ったあとは、Shared links の Manage で一覧を確かめる。
- 家族で使うなら、保護者設定の既定を見て、Improve the model for everyone と Reference saved memories の2つをどうするか話し合う。
気をつけること
- この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はChatGPTを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。メニュー名と設定名は、公式のヘルプの記載を写したものです。
- 取得したページは要約の形で、取得のたびに文面の食い違いがありました。共有リンクのFAQの内容は特にそうです。また、「Data controls in ChatGPT」には、共有リンクの管理手順は書かれていませんでした。
- 学習のあつかい、保持期間、年齢の条件は、変わることがあります。最新の記載は公式で確かめてください。
- 通常のチャットの保持期間は、Data controlsのヘルプには書かれていませんでした。消したあとの30日以内、一時チャットの30日、という数字だけが書かれています。
- 日本の法律に基づく扱い、国ごとの年齢条件は、公式のヘルプでは確認できていません。
- この記事は、法律やセキュリティの助言ではありません。
出典
- Data controls in ChatGPT(OpenAI Help Center、OpenAI、10月22日確認)
- How your data is used to improve model performance(OpenAI Help Center、OpenAI、10月22日確認)
- Temporary chat in ChatGPT(OpenAI Help Center、OpenAI、10月22日確認)
- How to delete and archive chats in ChatGPT(OpenAI Help Center、OpenAI、10月22日確認)
- How do I export my ChatGPT history and data?(OpenAI Help Center、OpenAI、10月22日確認)
- Deleting your ChatGPT account(OpenAI Help Center、OpenAI、10月22日確認)
- ChatGPT Shared Links FAQ(OpenAI Help Center、OpenAI、10月22日確認)
- Memory in ChatGPT(OpenAI Help Center、OpenAI、10月22日確認)
- ChatGPT Custom Instructions(OpenAI Help Center、OpenAI、10月22日確認)
- Is ChatGPT safe for all ages?(OpenAI Help Center、OpenAI、10月22日確認)
- Age prediction in ChatGPT(OpenAI Help Center、OpenAI、10月22日確認)
- ChatGPT for Teens(OpenAI Help Center、OpenAI、10月22日確認)
- Managing parental controls in ChatGPT(OpenAI Help Center、OpenAI、10月22日確認)
- Does ChatGPT tell the truth?(OpenAI Help Center、OpenAI、10月22日確認)
- What is ChatGPT?(OpenAI Help Center、OpenAI、10月22日確認)
- ChatGPT FAQ(OpenAI Help Center、OpenAI、10月22日確認)
- ChatGPT release notes(OpenAI Help Center、OpenAI、10月22日確認)
- Terms of Use(OpenAI、2026年1月1日発効、10月22日確認)