3行でいうと

  • アプリは「プランごとの使用量の倍率」で管理されます。公式のヘルプは、プランなしを標準として、AI Plusが2倍、AI Proが4倍、AI Ultraが「AI Proの5倍または20倍」と書いています。回数の具体的な数字は、読んだ範囲では載っていません。
  • APIは「トークン(文章を数える単位)あたりの従量課金」です。無料枠(Free)があり、有料にすると上限が上がります。ただし無料枠の入力・出力は、Googleの製品改善に使われうる、と公式の規約と料金ページに書かれています。
  • モデルは「Stable(安定版)」「Preview(試験版)」などの区別があり、名前もどんどん入れ替わります。公式のモデル一覧は、コードに書くモデルIDを、更新日つきで確かめる場所です。
  • お金に関わるのは、①プランの月額(アプリ)、②トークン単価(API)、③「考える」ための思考トークンも出力として課金される点、の3つです。

この記事は公式ドキュメントを2026年10月22日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はGeminiを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。公式ページは取得時に要約されて返るため、読み切れていない部分があります。金額や上限は変わることがあるので、使う前に公式の表示を見てください。

先に結論

前提:用語をそろえる

たとえ話:映画館の「会員プラン」と「ガソリンの給油」

アプリは、映画館の会員プランに近いです。プランごとに「見られる量の枠」が決まっていて、枠が戻る時間もあります。APIは、ガソリンを入れた分だけ払う感じです。どちらが得かは、使い方で変わります。これは僕らのたとえで、公式の表現ではありません。

Geminiアプリ:モデルの選び方

公式のヘルプ「About Gemini models」(確認日10月22日)の内容です。

モデル 公式の説明(言い換え) 確かさ
Gemini Flash-Lite 短い日常の質問や軽い作業向けの、速くて経済的な選択肢 文書に書かれている
Gemini Flash 速さと性能のバランスがよいモデル 文書に書かれている
Gemini Pro 複雑な指示、重いコーディング、細かい問題解決向けの推論モデル 文書に書かれている
Gemini Argon 最上位。複雑な作業で最高の性能 文書に書かれている

選べるモデルはプランで変わります。同じヘルプの表では、次のとおりです。

プラン チャットで選べるモデル タスク用モデル 確かさ
Google AIプランなし 自動選択、またはFlash-Lite なし 文書に書かれている
Google AI Plus Flash-Lite、Flash、Pro なし 文書に書かれている
Google AI Pro Flash-Lite、Flash、Pro、Argon Flash、Argon 文書に書かれている
Google AI Ultra Flash-Lite、Flash、Pro、Argon Flash、Argon 文書に書かれている

Geminiアプリ:プランごとの使用量の考え方

公式のヘルプ「Gemini Apps limits & feature availability」(個人のGoogleアカウント向け。確認日10月22日)の内容です。

プラン 使用量の上限(標準との比) コンテキストの大きさ 確かさ
Google AIプランなし 標準 32kトークン 文書に書かれている
Google AI Plus 標準の2倍 128kトークン 文書に書かれている
Google AI Pro 標準の4倍 100万トークン 文書に書かれている
Google AI Ultra AI Proの5倍または20倍(契約による) 100万トークン 文書に書かれている

月額の表示(公式の購読ページ)

Googleの購読プランのページ(gemini.google/subscriptions。米国向けの表示、確認日10月22日)には、次の月額が出ていました。日本向けの円の表示は、読めていません。変わることがあります。

プラン 米ドルの表示 公式ページにある内容(抜粋)
Free 月0ドル Flash-Liteのモデル、Deep Research、Canvas、Gemsなど
Google AI Plus 月4.99ドル Freeの2倍の使用量、Flashモデル、動画生成、Daily Brief
Google AI Pro 月19.99ドル Freeの4倍の使用量、Gemini 4 Argon、Proモデル、Flashモデル
Google AI Ultra 月99.99ドルから 99.99ドルがAI Proの5倍、199.99ドルが20倍

注意点が2つあります。ヘルプの表ではPlusでProモデルが選べる一方、購読ページのPlusの欄には「Flashモデル」の行があり、Proモデルの行は見つかりませんでした。別に「Includes Gemini 4 Argon」という行もあり(Proの欄にも同じ行があります)、何を指すのかは読み切れていません。ヘルプとのずれの理由は、公式の文書では確認できていません。もう1つ、購読ページにはGemini Enterprise(仕事向け)の月額もありますが、この記事では扱いません。

Gemini API:モデルの選び方

公式のモデル一覧(ai.google.dev/gemini-api/docs/models。確認日10月22日)の内容です。更新が速いページなので、使う直前に見直してください。

系統 例(モデルID) 公式の位置づけ(言い換え) 確かさ
Gemini 4 gemini-4-argon 旗艦の推論モデル。コンテキスト100万トークン。Stable 文書に書かれている
Flash gemini-3.8-flash 最も賢いFlash。長い作業のコーディングやエージェント向け。Stable 文書に書かれている
Flash(前世代) gemini-3.6-flash 速さとマルチモーダルのバランス。Stable 文書に書かれている
Flash-Lite gemini-3.5-flash-lite 最速で費用が低い3.5系。大量処理向け。Stable 文書に書かれている
Pro gemini-3.1-pro-preview 一覧の表にあるだけで、説明と状態の表示は見つからなかった 確認できず
音声・ライブ gemini-3.8-live ほか 低遅延の音声エージェントの既定。Stable 文書に書かれている
画像 gemini-nano-banana-2.1 ほか 画像の生成と編集。Stable 文書に書かれている
動画 gemini-omni-1.1-flash 動画の生成・編集・延長。Stable 文書に書かれている

思考(thinking)の設定

公式の思考のページによると、thinking_level に minimal、low、medium、high を指定して深さを調整します(モデルごとに使える値は違います)。既定はモデルごとに違います。たとえば gemini-4-argon、gemini-3.8-flash、gemini-3.6-flash は既定が中くらい(medium)、gemini-3.5-flash-lite は最小(minimal)、gemini-2.5-flash-lite は思考がオフです。コストの点では、思考トークンも出力として課金されます。さらに max_output_tokens には思考分も入るので、上限に当たると応答が途中で切れうる、とあります。費用を減らしたいなら、上限を絞るより thinking_level を下げるよう公式は勧めています。

Gemini API:入口(Google AI StudioとAPIキー)

キーの扱い(公式の注意をそのまま)

公式のキーのページは、キーをパスワードのように扱うよう書いています。要点は次のとおりです。

Gemini API:使用量と料金の見方

無料と有料

公式の料金ページ(ai.google.dev/gemini-api/docs/pricing。確認日10月22日)は、Free、Paid、Enterpriseの3つに分けています。

公式の説明(言い換え) 確かさ
Free 一部のモデルの限定的な利用、入力・出力トークンが無料、AI Studioの利用。内容はGoogleの製品改善に使われうる 文書に書かれている
Paid 高いレート制限、コンテキストキャッシュ、Batch API(費用を50%減らす)、最新モデル。内容は製品改善に使われない 文書に書かれている
Enterprise Gemini Enterprise Agent Platform上で動く。追加機能や割引つき。価格は営業に問い合わせ 文書に書かれている

規約のページも、無料(Unpaid)サービスでは、入力と応答がGoogleの改善・開発に使われ、人のレビュアーが読むことがある(Googleアカウント、APIキー、Cloudプロジェクトとのひもづけは外される)と書いています。そのうえで、機密・個人情報を無料サービスに送らないよう明記しています。EEA、スイス、英国では、利用者向けのアプリにAPIを組み込むときは有料サービスのみ、とあります。

単価の読み方(2026年10月22日に読んだ表示)

標準(Standard)の有料枠の単価です。100万トークンあたり、米ドルです。日付つきで変わるものがあり、ページが長く、僕らは後半を読み切れていません。

モデル 入力 出力 確かさ
Gemini 4 Argon 2.00ドル(2026年11月30日まで)、4.00ドル(12月1日から) 10.00ドル(2026年11月30日まで)、20.00ドル(12月1日から) 文書に書かれている
Gemini 3.8 Flash 0.75ドル(2026年12月31日まで)、1.50ドル(2027年1月1日から) 3.75ドル(2026年12月31日まで)、7.50ドル(2027年1月1日から) 文書に書かれている
Gemini 3.5 Flash-Lite 0.30ドル 2.50ドル 文書に書かれている
Gemini 3.1 Pro Preview 2.00ドル(20万トークン以下)、4.00ドル(超) 12.00ドル(20万トークン以下)、18.00ドル(超) 文書に書かれている

日本円の表示は、公式の料金ページを読んだ範囲では見つかりませんでした。

レート制限と、課金の登録

気をつけること

出典