3行でいうと

  • 入口は、ブラウザ(canva.com)、WindowsとMacのデスクトップアプリ、iPhone・iPadとAndroidのアプリです。公式の動作環境のページに、対応するブラウザやOSの最低バージョンが書かれています。
  • 公式の料金ページの表示(米ドル、年払い表示)は、Freeが「US$0」、Proが「US$144」、Businessが「US$250」(どちらも1人あたり、1年分)、Enterpriseは価格の表示がなく問い合わせです。日本語のページでは、Proが「¥11,800」、Businessが「¥18,800」(いずれも年間、1人あたり)と表示されていました(2026年10月23日に確認)。
  • 無料のFreeでも、AIは使えます。ただし料金ページは、Freeの上限を「Up to 20 Standard or Premium AI uses」(標準か高品質のAIを合わせて最大20回)と書いています。
  • データは、公式の信頼センターによると米国に保存されます。デザインは、初期状態では追加された人だけが見られる設定です。AIの改善に自分の内容を使うかどうかは、信頼センターによると「Privacy Settings」に沿います。個人の設定画面は「Privacy controls」ですが、ヘルプの設定ページにはAI専用の項目名が見つかりませんでした。
  • 最初に決めたいのは、①どの方法でアカウントを作るか、②個人用か、チームで使うか、③どのプランか、④AIにどこまで内容を使わせるか、の4つです。

この記事は、公式の資料を2026年10月23日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はCanvaを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。画面名やメニュー名は公式の表記を写しています。公式ページは要約の形で取得したため、読めていない部分は「公式の資料では確認できていない」「読んだ範囲では見つからなかった」と書き、引用は短くとどめています。

先に結論

前提:用語をそろえる

どこで使えるか

公式の「Technical requirements(動作環境)」のページには、次のように書かれています。

入口 公式に書かれている条件
ブラウザ(canva.com) 最新のブラウザ、JavaScriptを有効に。最低バージョンは、Chrome 99以上、Firefox 102以上、Safari 15.4以上、Edge 99以上、Opera 86以上。通信はTLS 1.2以上
iPhone・iPadのアプリ iOS 15.4以上、空きメモリ50MB以上
Androidのアプリ Android System WebView 99以上
デスクトップアプリ(Windows) Windows 10(1909)以上。CPUは1GHz以上のデュアルコア、メモリは1GB(4GB推奨)
デスクトップアプリ(Mac) macOS 12(Monterey)以上。64ビットのIntelまたはApple M1、メモリは2GB(4GB推奨)

公式の動作環境のページに、Linux版のデスクトップアプリの記載は、読んだ範囲では見つかりませんでした。

オフラインでの編集は、条件つきで使えます。公式の「Set up and use offline editing」のページでは、すでにあるデザインを、デザインの「More」から「Make available offline」を選んで手元に置く形です。オフラインで使えるのは、そのデバイスだけで、最大14日まで、と書かれています。iPhone・iPadのアプリや、ブラウザのプライベートモードは対象外です。オフライン中は、AI機能、共有、ダウンロード(書き出し)などが使えません。これは04でもう一度扱います。

アカウントを作る

公式の「Creating and logging in to your Canva account」には、サインアップの方法として、Apple、Facebook、Google、メール、Microsoft、仕事用のメールアドレス、ChatGPTが「すべての人」向けに並んでいます。LINEとYahoo!は日本向け、Kakao TalkとNaverは韓国向けで、国によって使えない方法もある、と書かれています。

無料でどこまでか

公式の料金ページ(英語、米ドル表示)のFreeの欄を、表示のまま写します。

項目 料金ページの表示(Free)
価格 US$0(「/year for one person」の表示)
エディター 「Easy drag-and-drop editor and 1,000+ design types」
テンプレート 1.6M+ templates
素材 4.7M+ photos, videos, graphics, and audio
ブランドキット 1 Brand Kit (3 colors only)
保存容量 5GB of cloud storage
AI Up to 20 Standard or Premium AI uses
新機能の表示 「Canva Offline」「Try Magic Layers」

有料のProは「US$144」、Businessは「US$250」と表示され、保存容量はProが100GB、Businessが500GB、Enterpriseが1TBでした。Enterpriseは価格の表示がなく、「Let's talk」「Get in touch to learn more」の表示です。日本語の料金ページでは、Proが「¥11,800」、Businessが「¥18,800」(いずれも「年間、1人あたり」)で、年払いに「16%お得」と表示されていました。月払いの金額は、今回の取得では読めていません。英語のページには「Prices exclude applicable tax」(価格は税抜き)という注記がありますが、日本語のページの税の扱いは、読んだ範囲では確認できていません。詳しい比較は04で扱います。

有料プランの無料トライアルについて、公式のヘルプは、アカウントごと・支払い方法ごとに1回までで、トライアル中のAI利用枠はFreeと同じ大きさだと書いています。支払い情報を入れずに始めたトライアルは、自動で終わって課金されない、とも書かれています。別の公式ページ(比較の解説)には、Proの30日間の無料トライアルの記載がありました。

データはどこにあるか

保存する場所の地域を選べるか(データレジデンシー)について、Enterpriseでは「data residency options」が比較の解説ページに挙がっています。それ以外のプランでの扱いは、読んだ範囲では確認できていません。

最初に決めること

僕らの見立てで、最初に決めたいことを順に並べます。これは公式の手順ではありません。

  1. どの方法でアカウントを作るか。 後から別の方法を足すこともできるかもしれませんが、公式の資料では確認できていません。迷ったら、普段使っているメールか、仕事用のメールを選ぶのが無難、と僕らは考えます(見立て)。
  2. 個人か、チームか。 家族や友人と共有するだけなら、デザインを共有する機能で足ります(02で扱います)。チームを作るにはBusinessが要る、と公式のヘルプにあります。
  3. 無料で足りるか。 AIの利用枠のヘルプに、Freeでは最高品質(Ultra)のAIツールが使えない、と書かれています。
  4. AIに内容を使わせるか。 「Privacy controls」を最初に1度見ておく、という使い方を、僕らはおすすめします(見立て。ただし、ヘルプの設定ページにAI専用の項目名は見つかっていません)。

気をつけること

出典