3行でいうと

  • 名前が多いので、入口は2つに分けると見やすいです。ホームの「Canva AI」(話しかけてデザインを作る入口)と、エディターの中の各機能(Magic Media、Magic Write、Magic Layersなど)です。
  • Canva AIは、公式のヘルプによると、ホームのサイドナビの「Canva AI」を選び、作りたいものを文章(または音声)で書いて「Submit」します。作ったものは「Edit」でエディターに移り、続けて直せます。
  • 「Canva AI 2.0」に含まれるMemory LibraryとConnectorsは、ヘルプでは有料プラン(Pro、Teams、Business、Non-profit)が必要と書かれています。FreeとEducationは、1.0の機能と一部のツールが対象です。製品ページと料金ページでは、2.0の書き方(「coming soon」「Soon」と新機能の表示)が資料によって違います。
  • Magic Layersは、公式のお知らせが「public beta」と書き、提供先を米国、英国、カナダ、オーストラリアとしています。ベータの区別は落とさないようにしてください。
  • 使えるプランや上限は機能ごとに違い、機能のページに書かれていないものもあります(上限は04で扱います)。

この記事は、公式の資料を2026年10月23日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はCanvaを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。メニュー名や機能名は公式の表記を写しています。公式ページは要約の形で取得したため、読めていない部分は「公式の資料では確認できていない」と書いています。

先に結論

前提:用語をそろえる

たとえ話:下書きを描いてくれる、手伝いの人

Canva AIは、「こんな感じのポスターを」と頼むと、下書きを作って渡してくれる手伝いの人のようなものです。渡された下書きは、そのまま使うこともできますが、エディターで文字や色を直すのが前提です。Magic Layersは、渡された「写真のような完成品」を、パーツごとにバラして直せる状態に戻すツールにあたります。これは僕らのたとえで、公式の表現ではありません。

機能1:Canva AIで「作る」

公式のヘルプ「Get started with Canva AI」によると、手順は次のとおりです。

  1. ホームのサイドナビから「Canva AI」を選ぶ。
  2. 作りたいものを書く。マイクのアイコンで、声で伝えることもできる。
  3. 必要なら、プラスのアイコンから、ファイルのアップロード、「Add from Canva」、ブランドキットの適用、外部アプリの接続ができる。
  4. Enterキーか「Submit」で送る。

できあがったデザインは、「Edit」で、エディターのCanva AIパネルから続けて直せます。チャットの履歴は見られ、チャットは削除できますが、削除したものは戻せないと書かれています。

公式の「What's new in Canva AI」のページは、次の使い方を並べています。

場面 できること 公式のどこに書かれているか
ゼロからデザインを作る プロンプトから1つのデザインを作り、チャットで直す What's new in Canva AIの「Design something with Canva AI」
ブランドに合わせる ブランドキットとブランドテンプレートから作る 同ページの「Create on-brand designs」
文書を書く 文書の作成、直し、要約 同ページの「Write, refine, or summarise a doc」
プレゼンを作る プロンプトやテンプレートから、スライドを組み立てる 同ページの「Create or refine a presentation」
調べて作る ウェブを検索して、新しい情報を入れる 同ページの「Research a topic and create content」
好みを覚えさせる 「Memory Library」で出力を自分向けにする 同ページの「Save your preferences」
繰り返しの作業を自動にする 毎日、毎週、毎月などで実行するタスク 同ページの「Automate recurring tasks」
データを扱う Sheetsの中でCanva AIを使う 同ページの「Work with data and spreadsheets」
コードを書く 「Code」で、動きのあるデザインを作る 同ページの「Write and edit code」
他のツールとつなぐ 「Connectors」で、他のプラットフォームとつなぐ 同ページの「Connect to your other tools」(03で扱います)

スケジュールされたタスクについて、ヘルプは、同時に最大10件まで、実行のたびに新しいチャットができて、終わると通知が来る、と書いています。見えない場合は、まだ自分のアカウントでは提供されていないかもしれない、とも書かれています。

プランと提供の注意。 ヘルプによると、Canva AI 2.0に含まれるMemory LibraryとConnectorsは、Canva Pro、Teams、Business、Non-profitの有料プランが対象です。スケジュールされたタスクなど、ほかの機能ごとの対象プランは、読んだ範囲では確認できていません。FreeとEducationは、Canva AI 1.0の機能と、Magic WriteやBackground Removerなど一部のツールを、月ごとの上限つきで使えるとあります。対応言語として、日本語を含む複数の言語が挙げられていますが、機能によっては、もっと少ない言語にしか対応していない、とも書かれています。

資料同士の食い違い。 公式の製品ページ(canva.com/canva-ai/)は、Canva AI 2.0を「coming soon(近日)」と書いていました。一方、ヘルプは「Canva Create 2026で発表(announced)」と書き、料金ページはProとBusinessの新機能として挙げ、Enterpriseは「Soon」と表示していました。どれが現在の状態かは、公式の画面で確かめる必要があります。

機能2:Magic MediaとMagic Designで「画像や動画を作る」

Magic Media。 公式のヘルプによると、エディターのサイドパネルで「Magic Media」を選びます。見当たらないときは、「Apps」で探します。作れるのは、画像、グラフィック、動画、3Dです。

使う量は、AIの利用枠に数えられます。ヘルプは、プランごとの上限は書いていません。

Magic Design。 ヘルプによると、ホームの「Canva AI」から説明を入れる、または、エディターの「Templates」でキーワードを4語以上入れ、「Can't find something?」の下の「Try Canva AI」から使えます。入れられるのは、文章、ファイル(「Upload」「Add from Canva」)、ブランドの色やフォント(「Apply brand」)、接続したアプリの内容(「Connect」)です。動画の形式は、1920×1080(横)、1080×1920(縦)、1080×1080(正方形)と書かれています。Canva Educationでは、管理者と教師が使え、生徒は使えない、と書かれています。

同じページは、関連する機能として、Canva AI Video(音つきの約8秒)と、Magic Media(音なしの約4秒)を並べています。

機能3:Magic Writeで「文章を書く」

公式のヘルプ「Use Magic Write to generate text」によると、使い方は次のとおりです。

要約について、ヘルプは、要約の長さや細かさは毎回違うことがあると書いています。対応する言語や、プランごとの上限は、このページには見つかりませんでした。

機能4:Magic LayersとMagic Backgroundなどで「直す・整える」

Magic Layers。 公式のお知らせは、平らな画像(AIが作ったJPEGやPNGなど)を、編集できる、層のあるデザインに変える機能と説明しています。文字は編集できるテキストボックスに戻り、物は別々の要素に分かれ、背景は前景の後ろに残る、とあります。Canvaの外から持ってきた画像にも使えると書かれています。

ベータの区別。 そのお知らせは、米国、英国、カナダ、オーストラリアで「public beta」で提供し、世界への提供はこれから、と書いています。一方、料金ページでは、Freeに「Try Magic Layers」、ProとBusinessとEnterpriseに新機能として表示されており、ヘルプ「Understanding your AI usage」には、ベータの表記は見つかりませんでした。資料によって書き方が違うため、使える地域とベータかどうかは、公式の画面で確かめてください。

このほか、公式の製品ページは、現在使えるツールとして、AI-Powered Elements、Style Match、3D Content Generator、Video Generator、AI-Powered Photo Editor、Shape Generator、Photo Generator、Magic Background、Resize、Interactive Activities、Canva Codeなどを挙げています。それぞれの詳しい手順は、今回は読めていません。

機能5:共有して「一緒に作る、見せる」

公式のヘルプ「Set sharing permissions in Canva」によると、デザインの権限は次のとおりです。

権限(公式の表記) できること
Can edit 開いて、編集して、保存する
Can comment コメントやフィードバックを書く。編集はできない
Can view 見る、書き出す、コピーを作る。名前の変更、編集、再共有はできない

設定は、デザインを開いて、エディターの上の「Share」から、名前、メール、グループを入れて、権限を選びます。リンクで共有する場合の設定は、このページでは詳しく書かれていません。

組織の外に共有する場合について、Enterprise向けのヘルプは、「Share」の「Anyone with the link」から「Can view」か「Can comment」を選ぶ方法、メールで人ごとに権限を決める方法を説明しています。リンクを承認済みのドメインに限る設定と、PDFのダウンロードにパスワードをつける設定は、Enterpriseの機能と書かれています。アクセスをやめるときは、「Settings」の「Revoke all access」で、すべてのアクセスを取り消します。リンクで共有した相手を1人だけ外すことはできず、全部取り消して、残したい人だけ招き直す、と書かれています(メールで招待した人は個別に管理できる、と読めます)。

場面から選ぶ:僕らの見立て

これは公式の分類ではなく、上の公式の記述をもとにした僕らの見立てです。

やりたいこと 向いていそうな機能 理由(公式の記述)
説明だけで、最初の案を出したい Canva AI、Magic Design 文章かファイルから作り、「Edit」で続けて直せると書かれている
画像素材がほしい Magic Media 画像、グラフィック、動画、3Dを作れると書かれている
AIで作った画像の文字を直したい Magic Layers 平らな画像を編集できる層に変えると書かれている(ベータの区別に注意)
文章の下書きや言い換え Magic Write Rewrite、Shorten、Change voiceなどのメニューがある
家族や同僚に確認してもらう 共有の「Can comment」 編集をさせずにコメントだけ書いてもらえる
毎週同じ資料を作る Canva AIのスケジュールされたタスク 毎日・毎週・毎月で実行できる(提供範囲は要確認)

気をつけること

出典