3行でいうと
- 公式が挙げる主な機能は、画像をつくる、アップロードした画像を直す、背景を透明にする、文字を入れる、の4つです。2.5ではさらに、「Templates」「Sketch」「画像へのコメント」「プロンプトの共有」が加わった、と書かれています。
- 直すときは、範囲を選ぶ「選択ツール」を使う方法と、何も選ばずに文章で頼む方法があります。公式は「選択が正確でなく、選んだ範囲の外まで変わることがある」とも書いています。
- プロンプトの書き方は、開発者向けの公式の資料に、場面、主役、細部、守ってほしいことの順に書く、という考え方があります。ただし、その資料は「gpt-image-2」というAPIのモデルが中心で、取得した内容には、アーカイブされた資料で古いモデルに触れている場合がある、という注意がありました。
- 画像づくりの版は、2026年4月21日の2.0、同年9月8日の2.5です。「どれが最新か」は、僕らは断定しません。
この記事は、公式の資料を2026年10月24日に読んでまとめたものです。この記事は、画像をつくって確かめたものではありません。運営者はChatGPT Imagesを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。「見立て」と書いた部分と、「僕らが作った例」と書いた部分は、公式の記載ではなく僕らの考えや例です。事実と混ぜないために、分けて書いています。規約や仕様は変わるので、使う前に公式の最新を読んでください。
先に結論
- 「つくる」だけでなく「直す」が中心。 2.5の発表は、「要求した部分だけを変えて、残りをそのまま保つ」ことと、長い会話でも前の変更がそろうことを、特長として挙げています(公式の紹介)。
- 始めやすい入口は3つ。 文章で頼む、「Templates」から選ぶ、スマホで「Sketch」で絵を描く、の3つです。
- プロンプトは「何を残すか」まで書く。 開発者向けの公式の資料は、「X だけ変えて、ほかは同じに」と、毎回「残すもの」を繰り返すやり方を紹介しています。
- 品質の評価は公式の言葉のまま。 「より自然」「より正確」といった言葉は、公式の紹介です。僕らが確かめた結果ではありません。
前提:用語をそろえる
- プロンプト: 画像をつくるときの頼みの文章です。
- Images with thinking: つくる前に、モデルが計画して仕上げを整える機能の名前です。公式ヘルプでは、Plus、Pro、Businessで使えると書かれています。
- 選択ツール(Select): 画像の中の、直したい部分を丸で囲むように指定する道具です。
- Templates: ポスターやグッズ(merchandise)などの、はじめの形式です(2.5の発表の説明)。
- Sketch: 自分で簡単に絵を描いて、それをもとに画像をつくる機能です。
- アスペクト比: 画像の縦と横の比率です。公式ヘルプは、画面の選択肢(アスペクト比のピッカー)を使うか、文章で比率を書く、と説明しています。具体的な数値の一覧は、読んだ範囲のヘルプには出ていませんでした。
たとえ話:写真屋さんに「この写真の、ここだけ」と頼む
ChatGPT Imagesを、注文を受ける写真屋さんだと考えてみます。ゼロから「夕焼けの海の絵を」と頼むこともできるし、手元の写真を渡して「背景だけ変えて、人物はそのままで」と頼むこともできます。「Sketch」は、ナプキンに描いた下書きを渡す感じです。「Templates」は、店にあるポスターの見本帳から選ぶ感じです。これは僕らのたとえで、公式の表現ではありません。
公式が挙げる機能と、どこに書かれているか
| できること | 公式の記載の要点 | 書かれている場所 | 確かさ |
|---|---|---|---|
| 説明から画像をつくる | 会話の中で頼むか、「More」メニューの「Images」から入る | ヘルプ「Images in ChatGPT」 | 文書に書かれている |
| 文字や細部を加える | 「テキストを加える、細部を加える」と書かれている | ヘルプ「Images in ChatGPT」 | 文書に書かれている |
| 背景を透明にする | 「背景を透明にする」ことができると書かれている | ヘルプ、2.5の発表(透明な背景) | 文書に書かれている |
| アップロードした画像を直す | ChatGPTがつくった画像か、アップロードした画像を選んで、変えたい内容を書く | ヘルプ「Images in ChatGPT」 | 文書に書かれている |
| 一部だけ直す | 選択ツールで範囲を指す方法と、書くだけの方法がある | ヘルプ「Images in ChatGPT」 | 文書に書かれている |
| 画像にコメントして直す | モバイルで、全画面の画像に編集やコメントができる | ヘルプ、2.5の発表(画像へのコメント) | 文書に書かれている |
| テンプレートから始める | サイドバーの「Images」から「Templates」を選び、カテゴリとテンプレートを選んで、カスタマイズする | ヘルプ、リリースノート(2026年9月8日) | 文書に書かれている |
| スケッチから始める | モバイルアプリで、メッセージ欄に「@」と打ち、「Sketch」を選ぶ | ヘルプ、リリースノート、2.5の発表 | 文書に書かれている |
| プロンプトを共有する | モバイルで「Share」から「Prompt template」、「Copy link」を選ぶと、他の人が自分の写真で試せる | ヘルプ、2.5の発表 | 文書に書かれている |
| つくる前に考えてもらう | 「Images with thinking」。画像の出力を計画して整える。Plus、Pro、Businessで使える。EnterpriseとEduには「近く」と書かれている | ヘルプ、リリースノート(2026年4月21日) | 文書に書かれている |
| 速さ | 2.0より生成の待ち時間が最大50%短くなる、と公式は紹介している | 2.5の発表 | 公式の紹介 |
つくった画像には、つくった会話の中や「Images」の画面から、コピー(Copy)、保存(Save)、共有(Share)ができる、とヘルプにあります。
場面ごとに:どう使うと有意義か
公式が紹介している場面と、書かれている場所を並べます。「有意義」かどうかの評価は公式の言葉で、僕らのものではありません。
- 写真の背景や雰囲気を変える。 2.5の発表は、参考の写真を、被写体が分かるまま新しい場面、スタイル、構図に変える力が上がった、と書いています。照明や質感も自然になった、という紹介です。
- ポスターやグッズの下書きをつくる。 「Templates」の例として、ポスターやグッズ(merchandise)の形式が挙がっています(2.5の発表)。2.0の発表ページは、バナーからモバイル画面までの形式や、印刷用の裁ち落とし(bleed)と仕上がり線(trim)の案内がある見本を載せています。
- マンガやキャラクターの設定画。 2.0の発表ページの見本に、複数コマのページや、キャラクターシートの例があります。同じ人物や場面が続く見本(連続したコマなど)を載せています。「そろえる力」を特長として述べた文は、読んだ範囲では見つかりませんでした。
- 手描きの下絵を仕上げる。 「Sketch」の例として、ヘルプは家のスケッチを水彩画にする例を挙げています。
- ほかの人が試せる形で共有する。 「プロンプトの共有」で、他の人が自分の写真に当てはめて試せる、と2.5の発表にあります。
- ロゴやインフォグラフィックなどの図。 開発者向けのプロンプトの資料の「例の種類」に、インフォグラフィック、ロゴ、広告、マンガ、画面のモックアップ、スライドや図表が挙がっています。ChatGPTの画面での使い方の紹介ではなく、API向けの資料での例です。
プロンプトの考え方(公式の資料から)
OpenAIの開発者向けの資料「GPT Image Generation Models Prompting Guide」に書かれていることを、初心者向けに言い換えます。注意点が2つあります。①この資料は開発者向けで、中心は「gpt-image-2」というAPIのモデルです。②取得した内容には、この資料はアーカイブされていて、古いモデルやAPIに触れている場合がある、という注意がありました(読み取った要約の範囲で、ページの原文は読み切れていません)。ChatGPTの画面で、そのまま同じように動くかどうかは、公式の資料では確認できていません。考え方の参考として読んでください。
- 順番。 背景や場面、主役、細かい点、守ってほしいこと、の順に書く。使い道(広告、画面のモック、インフォグラフィック)を書くと、仕上げの方向が決まる。
- 長いときは分ける。 長い要求は、短い見出しつきの区切りや改行に分ける。
- 質感や種類を書く。 素材、質感、種類(写真、水彩、3D)を名指しする。写真らしくしたいときは「photorealistic」と書く。カメラの細かい仕様は、おおまかな雰囲気として解釈される、と書かれている。
- 除外と不変を書く。 入れたくないもの(透かし、余計な文字)と、変えてはいけないものを、はっきり書く。
- 直すとき。 「X だけ変えて、ほかは同じに」の形で書き、残すものの一覧を毎回繰り返すと、ずれが減る。
- 画像の中の文字。 入れたい文字は引用符で囲むか大文字で書き、字体、大きさ、色、位置を指定する。難しい綴りは1文字ずつ書く。小さな文字や細かい配置は、品質の設定を上げる。
- 複数の画像を渡すとき。 それぞれを番号と説明で呼び、どう組み合わせるかを書く。
- 少しずつ直す。 まず素直な基本のプロンプトを出し、1回に1か所だけ変えて直す。
僕らが作った例(公式の例ではありません)
- つくる:「夕方の商店街。手前に、赤い自転車を押す人。奥にアーケードの明かり。やわらかい光。水彩画の雰囲気。画像の中に文字は入れない。」
- 直す:「背景の空だけを、朝焼けに変える。人物、自転車、アーケードの形と色は、そのまま残す。」
長さ、解像度、音声、参考画像
画像づくりなので、長さや音声は関係しません。それ以外は次のとおりです。
| 項目 | ChatGPTの画面(公式ヘルプなど) | API(開発者向けの公式の資料) |
|---|---|---|
| 解像度・大きさ | 公式ヘルプには数値が出ていません | 生成のリファレンスは、幅と高さが16で割り切れ、縦横比が1:3から3:1、最大3840x2160と書く(モデルを限定した書き方ではなく、2.5のモデルのページには同じ記載が見つからなかった)。2560x1440を超えると「experimental」と書かれている |
| 縦横比 | アスペクト比のピッカーか、文章で指定 | 上の大きさの規則に従う |
| 品質の設定 | 画面では確認できていない | gpt-image-2.5のモデルは low、medium、high、auto に加えて xhigh、max が使える |
| 参考にする画像 | 画像をアップロードして直す。Templatesでは、アップロードの選択肢が出たら参考画像を足せる | 編集では、GPT系の画像モデルに最大16枚まで渡せる、と書かれている |
| 透明な背景 | 「背景を透明にする」ことができる | gpt-image-2.5のモデルは opaque と transparent の両方に対応。透明のときは png か webp |
モデル名と版の関係
| 名前 | 公式が書く日付や位置づけ | 備考 |
|---|---|---|
| ChatGPT Images 2.0 | 2026年4月21日の発表 | 「ChatGPT Images 2.0」はすべてのプランで使える、とリリースノートに書かれている |
| ChatGPT Images 2.5 | 2026年9月8日の発表 | 全プランへ順次展開、と発表にある |
| GPT-Image-2.5 Flare / Sunburst | APIのモデル。日付つきの版は 2026-09-08 | 発表は、FlareをGPT-Image-2より高品質で待ち時間が50%短い、と紹介している |
| DALL·E のGPT | ChatGPTの公式の「DALL·E」のGPTは終了した、とヘルプのFAQにある | 画像づくりは「ChatGPT Images」を使うよう案内されている。APIの dall-e-2 と dall-e-3 は2026年5月12日に退役、とAPIの資料にある |
ChatGPTの中の画像づくりが、Flareなのか、Sunburstなのか、別のモデルなのかは、読んだ範囲の公式の資料では確認できていません。Codexの画像づくりの案内ページは、内蔵の生成で使うモデルを「gpt-image-2」と書いており、2.5の発表と書き方がそろっていません。どれを使っているかを断定せず、画面や公式の最新を見てください。
僕らの見立て
- 見立て(事実ではありません)。 はじめは「つくる」より「直す」を使うと、公式が特長として挙げる点を試しやすいかもしれません。1回に1か所だけ変える、というプロンプトの考え方とも合っています。
- 見立て。 画像の中に文字を入れる用途は、公式が力を入れて紹介している分野の1つですが、仕上がりの確かさは場面で違うはずです。公式も、小さな文字や細かい配置は品質を上げて繰り返す、と書いています。
気をつけること
- 条件つきの機能があります。 「Sketch」はモバイルアプリのみ、「Templates」はWork modeではまだ使えない、「Images with thinking」はEnterpriseとEduには「近く」、と公式ヘルプにあります。
- 選択ツールは完全ではありません。 公式ヘルプは、ハイライトは常に正確とは限らず、選んだ範囲の外まで変わることがある、と書いています。
- 「Images with thinking」の使える範囲は、資料で書き方が違います。 ヘルプは「Plus、Pro、Business」、リリースノート(2026年4月21日)は「Thinking か Pro のモデルを選んだすべての有料プラン」、料金ページの比較表は Go を「No」としています。実際に使えるかどうかは、自分のプランの画面で確かめてください。
- 開発者向けのプロンプトの資料は、アーカイブされた資料との注意がありました。 古い版のモデルの話が混じっている可能性があります。
- 品質の言葉は公式の紹介です。 他のサービスとの優劣は、僕らは書きません。
- 画像の中の人物、実在の人、著作物の扱いは、規約で決まっています。 04で扱います。
出典
- Introducing ChatGPT Images 2.5(OpenAI、2026年9月8日、確認日 2026-10-24)
- Introducing ChatGPT Images 2.0(OpenAI、2026年4月21日、確認日 2026-10-24)
- Images in ChatGPT(OpenAI Help Center、OpenAI、確認日 2026-10-24)
- ChatGPT release notes(OpenAI Help Center、OpenAI、確認日 2026-10-24)
- ChatGPT pricing(chatgpt.com、OpenAI、確認日 2026-10-24)
- GPT Image Generation Models Prompting Guide(OpenAI Cookbook、OpenAI、確認日 2026-10-24)
- Create image(OpenAI API reference、OpenAI、確認日 2026-10-24)
- Create image edit(OpenAI API reference、OpenAI、確認日 2026-10-24)
- Image generation(Codex、learn.chatgpt.com、OpenAI、確認日 2026-10-24)
- GPT-Image-2.5 Flare Model(OpenAI Developers、OpenAI、確認日 2026-10-24)