3行でいうと
- つなぐ入口は、ほとんどが Customize > Connectors です。サービスを選んで Connect を押し、サービス側のサインインで許可します。会話ごとに、入力欄の「+」の Connectors のスイッチでオン・オフします。
- 外し方は2段階です。Disconnect は、Claudeをサービスからサインアウトさせます(コネクタは一覧に残る)。Remove(三点メニュー)は、コネクタ自体を自分のアカウントから消します。Googleについては、Google側の連携設定(myaccount.google.com/connections)でも取り消せます。
- Claudeがつないだ先で動けるのは、サインインした人の権限の範囲です。読み取りだけのコネクタも、書き込みができるコネクタもあり、公式ページどうしで書き方が食い違うものがあります(Gmail・Googleカレンダー、Outlookのアーカイブ検索)。
- 個人向け(Free、Pro、Max)と、Team・Enterpriseで、手順が違います。TeamとEnterpriseは、オーナーが先に組織で追加し、そのあとメンバーが自分のアカウントでConnectします。
- 他社のAIサービスとつなぐ専用の手順は、読んだ公式ページには見つかりませんでした。「AI同士」の組み合わせ表は08にあります。
この記事は、公式の資料を2026年10月25日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はClaudeを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。
手順は「公式の手順を順に並べたもの」です。設定例は、公式ページに載っていたものの写しと、「この記事の例」(公式の記載に合わせて組んだ文章。動作は確かめていません)を、そのつど区別します。画面の表記は変わります。手元の画面と照らして読んでください。第三者のサービスの中身や安全性は、この記事では評価していません。
この記事は2本のうちの1本目です。続きは 08_claude_connect_steps2(Claude in Chrome、カスタムコネクタ、MCP、デスクトップ拡張、プラグイン、Claude Code、AI同士の組み合わせ表)です。手順Bの番号は、08のB-8からそのまま続いています。
先に結論
- まず、つなぎたい先が「公式の連携」か「サービス側のコネクタ」か「自分で足すもの」かを分ける。 ディレクトリのコネクタは、Verified(確認済み)かCommunity(コミュニティ製)の表示が付きます。URLで足したものは Custom で、Anthropicの確認はありません(公式「Connector verification」)。
- 最初は読み取りだけ、書き込みは必要な時だけ。 公式は、ツールごとに「Always allow」「Needs approval」「Blocked」を選べるとしています。この選び方は、公式の書き方に沿った僕らの読み取りです。
- 渡るのは「質問に必要な分」。 Google、Microsoft 365などのコネクタは、頼まれたときに取りに行く、と公式が書いています。取ってきた内容は、そのチャットと一緒にAnthropicのサーバーに保存され、チャットを消すと消える、とGoogleのコネクタの公式ヘルプにあります。
- 個人向け(Free、Pro、Max)と、Team・Enterpriseで、手順が違う。 TeamとEnterpriseは、オーナーが先に組織で追加し、そのあとメンバーが自分のアカウントでConnectします。
前提:用語をそろえる
- MCP(Model Context Protocol):AIアプリを外のデータやツールにつなぐ、オープンな決まりです。
- リモートMCPサーバー:インターネット上で動くMCPサーバーです。URLを入れてつなぎます。
- コネクタ:Claudeが外のサービスから情報を取ったり、操作したりする接続です。
- ディレクトリ:コネクタなどを探す一覧です。Customize > Connectors の Discover から開きます。
- OAuth:パスワードを渡さずに、サービス側のサインイン画面で「このアプリに許可する」と決める仕組みです。公式ヘルプは、認証の案内に従って、Claudeにアカウントへのアクセスを許可する、と説明しています。
- ツール権限:コネクタが持つ操作(検索、送信、削除など)ごとの許可です。
- デスクトップ拡張(Desktop extension):自分のパソコンの上で動くMCPサーバーの包みです。拡張子は .mcpb です。
- スキル/プラグイン:スキルは手順書、プラグインはスキルやコネクタなどのまとまりです。
- プロンプトインジェクション:ファイルやWebページに隠された指示で、AIが意図しない動きをさせられることです。
- Owner/Primary Owner:TeamとEnterpriseの管理者の役割です。
つなぎ方の全体地図
| 連携 | 入口 | 動く場所 | 誰が運営するか(公式の表記) | 使えるプラン(公式の表記) |
|---|---|---|---|---|
| Gmail、Googleカレンダー、Google Drive | Customize > Connectors | Web、デスクトップ、モバイル | Google Driveは「Googleが作って運営」とClaude Docsにある | ヘルプは「Claude・Claude Desktopの全利用者」、Docsは Gmail・Calendar を Pro以上と書く |
| Slack | Slackのアプリ+Customize > Connectors | Slack、Web | Anthropicのアプリ。コネクタはTeam・Enterprise | アプリは有料のSlackプラン |
| GitHub | Customize > Connectors > GitHub Integration | 公式Docsに記載なし | Claudeに組み込み | 全プラン |
| Notion | ディレクトリ(Discover)から | 全画面 | 専用ページは読めていない | 読めていない |
| Microsoft 365 | Customize > Connectors | 全画面 | 職場・学校のアカウントのみ | Free〜Enterprise(Entra管理者の同意が必要) |
| Claude in Chrome | Chrome Web Store、またはDesktopのConnectors | Chrome | Chromeの拡張機能 | Pro、Max、Team、Enterprise |
| Excel/Word/PowerPoint/Outlook | Microsoft AppSource | Office | アドイン | Pro、Max、Team、Enterprise |
| Googleドキュメント・スプレッドシート・スライド | Google Workspace Marketplace | 拡張機能(ベータ) | Pro、Max、Team、Enterprise | |
| カスタムコネクタ | Customize > Connectors > Add custom connector | 全画面 | サーバーの運営者。Anthropicは未確認 | Free〜Enterprise(Freeは1つまで) |
| デスクトップ拡張 | Settings > Desktop app > Extensions | デスクトップ、Claude Code | あなたのパソコン上 | 読んだヘルプにはプランの記載なし(Team・Enterpriseはオーナーが許可・禁止を管理) |
| プラグイン/スキル | Customize > Plugins/Skills | チャット、Cowork、Claude Code | 作り手による | プラグインは有料プラン |
| Claude Code | claude mcp add/claude.aiと共通アカウント | ターミナルなど | あなたのパソコン上 | Claude Codeのプラン |
- 表の「Claude in Chrome」から下の行(Chrome、カスタムコネクタ、デスクトップ拡張、プラグイン/スキル、Claude Code)の手順は、08にあります。
手順A:ディレクトリのコネクタをつなぐ(共通の手順)
公式Docs「Get started with connectors」と公式ヘルプ「Use connectors to extend Claude's capabilities」の順番です。個人(Free、Pro、Max)の場合です。
A-1 つなぐ
- claude.aiかデスクトップアプリで、Customize > Connectors を開きます(デスクトップは、サイドバーの Customize、次に Connectors)。
- Discover を押し、Search connectors にサービス名を入れるか、カテゴリから探します。
- コネクタを選ぶと、説明ページが開きます。Verified(確認済み)か Community の表示があります。
- Connect to Claude(または Connect、Install)を押します。サーバーのURLや地域などを聞かれるものもあります。
- サービスのサインイン画面に移ります。Webでは同じタブ、デスクトップではブラウザで開きます。サインインして、求められている権限を確かめ、許可します。
- Connectors の画面に戻ると、Your connectors の中で「Connected」になっています。
別の入口として、チャットの「+」またはスラッシュ(/)から Connectors、Manage connectors を開き、Connectors の横の「+」を押す方法も、公式ヘルプにあります。
A-2 会話で使う
- チャットの「+」を押し、Connectors を選びます。
- つないだコネクタの横のスイッチをオンにします。そのチャットでだけ効きます。
- サービスが持つ情報を必要とする質問を送ります。
- ツールを使うとき、承認を求められることがあります。Allow once(今回だけ)か Always allow(以後、そのツールは確認しない)を選びます。
A-3 ツールの読み込み方(Tool access)
公式ヘルプ「Manage Claude's tool access」の順番です。
- チャットで「+」を押し(または「/」)、Connectors、Tool access と進みます。
- 3つから選びます。Auto(初期値。Claudeが仕事に合わせて読み込む)、Always available(全部を最初から読み込む。10個未満向き)、On demand(必要になったときだけ探して読み込む。10個以上や、会話が長すぎる場合向き)。
- この設定は、そのチャットだけに効きます。
A-4 ツールの権限を絞る
- Customize > Connectors で、コネクタを選びます。
- Tool permissions で、ツールのグループまたは1つずつに、Always allow、Needs approval、Blocked を選びます。
TeamとEnterpriseでは、オーナーが設定した制限が組織全体に効き、個人は広げられません。制限は権限を狭めるだけで、元のサービスでの権限は別に必要、と書かれています。
A-5 外す
- Customize > Connectors で、外したいコネクタを選びます。
- Disconnect を押します。Claudeはそのサービスからサインアウトされ、コネクタは一覧に残り、「Connect」の表示になります。あとでまたサインインできます。
- コネクタ自体を消すには、三点メニューの Remove を押します。
-
アクセスを失ったときは、行に Reconnect と出ます。押して、もう一度サインインします。
-
サービス側からの取り消しは、Googleについて、公式ヘルプ「Use Google Workspace connectors」に書かれています(下の手順B-1)。ほかのサービスについては、読んだ公式ページに記載が見つかりませんでした。
- 使っていないサービスは外しておく、と公式ヘルプが勧めています。
A-6 Team・Enterpriseの場合
公式ヘルプとDocsの順番です。
オーナーの手順
- Organization settings > Connectors を開きます。
- 画面の下の Browse connectors、または Add から、コネクタを選び、Add to your team(ディレクトリの画面では Connect for your team)を押します。
- 自分用だけで試すときは、Connect for your team の矢印から Connect just for me を選びます。
- 組織で有効にしても、アクセスが与えられるわけではありません。各メンバーが自分のアカウントで認証します。
メンバーからの依頼
- メンバーには、組織で有効になっていないコネクタの横に Request が出ます。押すとオーナーに依頼が届き、ボタンは Requested になります。
- オーナーは、Organization settings > Connectors の「Requested by your team」、または Organization settings > Notifications の Requests タブで、有効にする・却下する・却下してブロックする、を選べます。
- 「Let members request connectors」のスイッチは、Teamでは初期でオン、Enterpriseでは初期でオフです(オーナーだけが変えられます)。
メンバーの手順:Customize > Connectors で、コネクタを見つけ、Connect を押します。
共有の制限:TeamとEnterpriseでは、コネクタはプライベートなプロジェクトでだけ使え、同期した内容を含むチャットは共有できない、と公式ヘルプにあります。
手順B:サービス別
B-1 Gmail・Googleカレンダー・Google Drive
入口:Customize > Connectors の、Gmail、Google Calendar、Google Drive。
つなぐ(Drive、Gmail、Calendarで共通)
- Customize > Connectors を開きます。
- 一覧から Gmail(または Google Calendar、Google Drive)を探し、Connect を押します。
- Googleにサインインし、求められた権限を許可します。
- 成功すると、ボタンが Disconnect に変わります。
会話で使う:「+」、Connectors で、Gmail/Google Calendar/Google Drive のスイッチをオンにして質問します。
この記事の例(プロンプト)
- 「先週のメールから、請求書に関するやりとりを探して、相手ごとに1行でまとめて。」
- 「来週の予定のうち、重なっているものがないか教えて。」
- 「Driveにある企画書を探して、決まっていないことを3つ挙げて。」
何ができるか:公式ページどうしの食い違い
| 公式ページ | Gmail | Googleカレンダー | Google Drive |
|---|---|---|---|
| ヘルプ「Use Google Workspace connectors」 | 検索・読み取り、下書き、送信・返信・転送(既定で承認が必要)、ラベルとスレッドの管理 | 予定の表示、作成・更新・削除、空き時間の検索、招待への返信 | 検索、読み取り、共有・移動・ゴミ箱(既定で承認が必要)、アップロード、フォルダ作成 |
| Claude Docs「Gmail」「Google Calendar」 | 「読み取りのみ。作成・送信・変更はできない」 | 「読み取りのみ。作成・変更・削除・招待の送信はできない」 | ファイルの検索・読み取り、新しいファイルの作成 |
この2つのページは、同じ時点で読みましたが、書き込みの可否が一致していません。どちらが今の動作かは、公式の資料では確認できていません。書き込みができるかどうかは、つないだあとにツール権限の画面(Tool permissions)で、実際に表示されるツールを見て確かめてください。
渡るデータ・権限(公式ヘルプ)
- Claudeが見られるのは、つないだGoogleアカウントのデータだけで、そのアカウントがもともと持つ権限の範囲です。
- 頼まれたときだけ取りに行き、必要最小限を取る、と書かれています。
- Gmailでは、添付ファイルの中身は読めず、メタデータだけです。メールに埋め込まれた画像も見えません。
- Driveでは、Docs、Sheets、Slides、PDF、Word・Excel・PowerPointなどを読めます。文書の画像は処理せず、文字だけを取り出します。コメントや提案は読めません(Claude Docs)。
- 取ってきたデータは、チャットと一緒にAnthropicのサーバーに保存され、チャットを消すと消えます。コネクタのデータでモデルを学習しません。ただし、Free、Pro、Maxで学習に同意している人が、そこから貼り付けた内容は、学習に使われうると書かれています。
- 送信、返信、転送、共有、移動、ゴミ箱は、既定で承認を求めます(ヘルプ)。Team・Enterpriseでは、承認なしで実行させるかどうかをオーナーが決めます。
Driveのファイルを会話・プロジェクトに足す
- 会話:「+」、Add from Google Drive、ファイルを選ぶか検索して送信。送るたびにDriveの最新を読む、とClaude Docsにあります。
- プロジェクト:プロジェクトの資料の欄で Add files(または「+」)、Google Drive、ファイルを選ぶ。非共有のプロジェクトだけで、共有プロジェクトでは「Only accessible from private projects」と灰色になります。
- 取り込み方:Docsは画像抜きのMarkdown、SheetsはCSV(全タブ)、Slidesは文字だけ。約10MBを超えるファイルは、名前と情報だけで中身は渡りません。
外す
- Customize > Connectors で、Googleのコネクタを選び、Disconnect、もう一度 Disconnect。
- Googleの側から完全に取り消すには、myaccount.google.com/connections で、Claudeの連携を開き、Delete all connections を選びます。
うまくいかないとき
| 症状 | 確認点(公式ヘルプ) |
|---|---|
| 「Please try again. You may need to reconnect with your Google Drive account」 | Customize > Connectors で Disconnect してからつなぎ直す。だめならmyaccount.google.com/connectionsで完全に取り消す |
| 「Access blocked: your institution's admin needs to review Claude for Google Drive」 | Google Workspaceの管理者が、admin.google.com の Security > Access and data control > API controls > Manage third-party app access で、Add app、OAuth App Name、「Claude」を探して Trusted にする。約15分待って、つなぎ直す |
| 一覧にGoogleがない | Team・Enterpriseは、オーナーが Organization settings > Connectors で先に有効にする |
Google Docs・Sheets・Slidesを横の画面で直接編集する(コネクタ):同じヘルプによると、「+」の Connectors で Docs、Sheets、Slides のコネクタをオンにし、Googleのリンクを貼るか、「Googleのドキュメントで作って」と頼みます。ファイルは横の窓で開き、Web版(Chrome)ではブラウザのGoogleセッションを使います(Claude Desktopでは内蔵ブラウザとGoogleへのサインインが必要、と書かれています)。
B-2 Claude for Google Workspace(Googleの中のClaude、ベータ)
公式ヘルプ「Use Claude in Google Docs, Sheets, and Slides」の順番です。コネクタとは別の仕組みで、Google側のサイドバーにClaudeを入れます。
- 条件:Pro、Max、Team、Enterprise。Chrome、Edge、Safariのブラウザ(Firefoxは未対応)。Google Docs、Sheets、Slidesのファイル(Office形式は先に File > Save as Google Docs / Sheets / Slides で変換)。
- Google Workspace Marketplaceで、Claudeのリストを開き、Install。Googleアカウントを選び Continue、権限を確かめて Allow。開いているファイルは再読み込みします。
- ファイルで Extensions > Claude > Open Claude を押します。初回は、Googleの2つの許可に Allow します。
- サイドバーで、Claudeのアカウントでサインインします。
- 下のモードで「Ask before edits」(初期値、Allow を押すまで待つ)か「Accept all edits」を選びます。
この記事の例(プロンプト):(Googleスプレッドシートで範囲を選んで)「この表の日付の書式をそろえて。」
- 渡る権限:「表示用のサイドバーを出す」と「入れたファイルの閲覧と管理」の2つ。Drive、Gmail、カレンダーなどは求めない、と書かれています。
- 渡るデータ:開いているファイルの内容、メッセージ、添付が、応答のためにClaudeに送られます。学習には使わない、入出力は30日以内に削除、と書かれています。チャット履歴はブラウザに、ファイルごとに残ります。
- 毎回承認を求める操作:Webアドレスからの画像の挿入、リンクの追加、アクセス権の削除。
- 外す:Google管理コンソールで Apps > Google Workspace Marketplace apps > Apps list、Claude、Uninstall app(管理者の操作)。
B-3 Slack
公式Docs「Slack integration」は、Slackとの連携を2つに分けています。さらに、現行の製品として「Claude Tag」を案内しています。
(1) Claude in Slackアプリ(以前の、個人ごとのアプリ)
Slack管理者:
- SlackのApp Marketplaceで、Claudeのアプリを開きます。
- Add to Slack を押し、確かめて承認します。
- 組織全体か、特定のワークスペースに配ります。
利用者:
- Slackのアプリ一覧かApp Marketplaceで Claude を探します。
- Connect Account を押し、Claudeの組織を選び、Authorize で許可します。
- Slackに戻り、+ New Chat を押すか、チャンネルやスレッドで @Claude と書きます。
管理者の承認が必要な会社で、管理者でない場合は Request to install が出ます。Slackの有料プランが条件です。
(2) Slackコネクタ(claude.aiからSlackを検索させる)
- Team・Enterpriseのみ。先にClaude in Slackアプリを入れておきます。
- オーナーが Organization settings > Connectors で、Slackのコネクタを有効にします。
- メンバーは Customize > Connectors で Slack を見つけ、Connect を押します。成功すると Disconnect に変わります。
- 会話で「+」、Connectors、Slack をオン。
この記事の例(プロンプト):「#product-planning で先週決まった日程について、スレッドを探して要点をまとめて。」
- 渡るデータ:チャンネル、ダイレクトメッセージ、ファイルを検索します。Slackで始めた会話は、claude.aiの履歴には出ず、切断すると、その会話は30日以内に削除される、と書かれています。Slack側の保存期間の方針は、Slackのメッセージに効きます。
- 外す:アプリは、Slackの Home タブの Disconnect。コネクタは Customize > Connectors の Slack の Disconnect。別々に外します。
(3) Claude Tag(現行。Team・Enterprise、公開ベータ)
- Slackのチャンネルで @Claude を呼び、結果をスレッドで受け取る製品です。Owner が claude.ai/admin-settings/claude-tag で、1回だけ設定します(Slackで
@Claude connectと送ってペアリングコードを受け取り、設定ページに入力)。 - 個人プラン(Free、Pro、Max)では使えない、と書かれています。
- Claude Tagは、最初は外のシステムへのアクセスを持たず、管理者が接続を足します。チャンネルで @Claude what can you access from this channel? と聞くと、何に触れるかを確かめられる、と公式Docsにあります。
- 利用料は、座席ではなく使用量の残高から引かれ、オーナーが月ごとの上限を決める、と書かれています。
B-4 GitHub
公式Docs「GitHub integration」の順番です。全プランで使えます。
アカウントをつなぐ
- Customize > Connectors を開きます。
- GitHub Integration を選びます。
- Connect を押します。
チャットに足す
- 会話の「+」を押します。
- Add from GitHub を選びます(GitHubをつないだあとでだけ出ます)。
- リポジトリを検索するか、URLを貼ります。
- Add repository を押します。リポジトリのURLがメッセージに入ります。
- 質問を送ります。
プロジェクトに足す(非共有のプロジェクトだけ)
- プロジェクトの資料の欄で「+」を押します。
- GitHub を選び、リポジトリを選びます。
- ファイルブラウザで、読ませたいファイルやフォルダを選びます。
-
Add files を押します。
-
最新にするには、プロジェクトの資料でそのリポジトリの Sync now。読むファイルを変えるには、リポジトリを選び、ファイルを選び直して Update。
この記事の例(プロンプト):「追加したリポジトリで、リクエストの認証がどう行われているか説明して。」
渡るデータ
| 取得される | 取得されない |
|---|---|
| ファイル名、ファイルの中身、ブランチの内容 | コミット履歴、プルリクエスト、イシュー、リポジトリのメタデータ |
- 非公開のリポジトリは、Claude cannot access that resource と出たら、その表示の here のリンクから、GitHubのClaudeアプリのインストール画面を開き、自分で許可する(全部のリポジトリか、選んだものだけ)、または、組織のリポジトリでは許可を依頼します。依頼すると、その組織の管理者にGitHubからメールが届きます。
- Claudeにコードを編集させ、プルリクエストを開かせたい場合は、Claude Codeを見るよう、公式Docsが案内しています。
- 外す:公式Docsの該当ページには、外す手順の専用の記載が見つかりませんでした。Customize > Connectors の GitHub Integration の画面(Disconnect/Remove)と、GitHub側のアプリの設定が入口になります(この対応は、手順Aの共通の画面に基づく、僕らの読み取りです)。
- 一覧に出ない場合:TeamとEnterpriseでは、組織でGitHubがオンのときだけ GitHub Integration が出ます。
B-5 Notion
- 読んだClaude Docsの「Connectors」の章には、Notion専用のページがありませんでした。Notionが出てくるのは、2か所です。①公式ヘルプ「When to use desktop and web connectors」が、リモートコネクタ(Web)の例として挙げています。②Claude Codeの公式Docsが、OAuthでサインインするホスト型サーバーの例として、Sentryと並べて挙げています。
- したがって、Claude(会話)では、手順Aのディレクトリの方法で Discover から探し、見つかれば Connect to Claude を押す、までが公式の共通手順です。Notion固有のスコープや、渡る範囲は、読めた資料に書かれていません。
- Claude Tag(Slack用)では、Notionは別の方法です。Notionで「内部インテグレーション」を作り、Claudeに読ませたいページやデータベースだけを、そのインテグレーションに共有します(共有するまで、何にも触れません)。管理者が Organization settings > Claude Tag > Connectors で Add、Notion を選び、「Claude's integration secret」に、そのインテグレーションのシークレットを入れます。許可するサイトは
api.notion.com(あらかじめ入る)。これは、個人のclaude.aiのコネクタではなく、Notionの公開API(HTTP)を使う、と書かれています。
B-6 Microsoft 365(SharePoint、OneDrive、Outlook、Teams)
公式ヘルプ「Connect to Microsoft 365」とClaude Docsの順番です。
前提
- 職場または学校のMicrosoftアカウント(Microsoft Entraのテナント)。outlook.com、hotmail.com、live.comなど、個人のアカウントは対象外です。
- Free、Pro、Max、Team、Enterpriseで使えます。ただし、Microsoft Entraのグローバル管理者が、テナント全体への同意を1回与える必要があります。
管理者の手順
- (Team・Enterprise)Claudeのオーナーが Organization settings > Connectors を開き、Add、All available、Microsoft 365 の Add to your team。
- Entraのグローバル管理者が、組織全体の権限に同意します。
- 書き込みも使う場合は、Entra管理者が追加の権限に同意し、組織で書き込みを有効にし、Teamsへの書き込みは、ツールごとに有効にします。
メンバーの手順
- Customize > Connectors を開き、Microsoft 365 の Connect を押します。
- Microsoftの資格情報でサインインします。
- 必要なら、Tool permissions で、ツールのオン・オフ(たとえば、文書の検索はオン、メールはオフ)。
- 会話では、「+」、Connectors、Microsoft 365 のスイッチ。
この記事の例(プロンプト):「SharePointで、第4四半期の事業計画の文書を探して、要点を3つに。」
読み取り・書き込み(公式の表)
| サービス | 読み取り・検索 | 書き込み(管理者が有効にしたときだけ) |
|---|---|---|
| SharePoint・OneDrive | 検索と分析 | Docsの表は「SharePointのファイルの作成・更新」。ヘルプは「ファイルの作成・更新」とだけ書き、OneDriveへの書き込みが含まれるかは、読んだ範囲では確認できていません |
| Outlook | メールの検索(共有メールボックスも対象)。アーカイブは、Docsが「archived email」を検索できると書く一方、ヘルプは Online Archive を検索しないと書いていて、食い違います | 送信、下書き、フィルタ、自動返信、予定の作成・更新・削除 |
| Teams | チャットとチャンネルの読み取り | チャットやチャンネルのメッセージの送信(毎回確認) |
- Claudeが送るメールには、エージェントが始めたことを示すヘッダが付きます。Teamsのメッセージ、ファイル、予定には付きません。
- 添付ファイルは、書き込みのツールでは扱えません。
- 読める形式:Word、Excel、PowerPoint、PDF、テキスト系(.txt、.md、.csv)。OneNoteは未対応です(公式ヘルプ「Set up the Microsoft 365 connector」)。
Sites.Selectedは未対応で、特定のSharePointサイトだけに限定することはできません。検索はテナント全体に対して行われます(公式ヘルプ「Microsoft 365 connector security guide」)。
外す:Customize > Connectors で Microsoft 365 の Disconnect。管理者の同意が有効な間は、つなぎ直しに再承認は要りません。
うまくいかないとき(公式ヘルプ):職場アカウントか、ライセンスが有効か、グローバル管理者のテナント同意があるか、第三者アプリが制限されていないか、ほかのブラウザで試す、広告ブロッカーを外す、Cookieを消す。文書が見つからないときは、Microsoft 365で直接開けるか、SharePointかOneDriveにあるか(PCの中だけではないか)、サイト名やファイル名を指定して探す。
B-7 Officeのアドイン:Excel、Word、PowerPoint、Outlook
公式Docs「Use Claude for Excel」「Use Claude for Word」「Work across M365 apps」「Connectors and Skills」の順番です。PowerPointとOutlookのページは、この記事では読んでいません。
自分で入れる
- Microsoft AppSourceの「Claude for Microsoft 365」のリストを開きます。
- Get it now を押します。
- ExcelやWordを開き、アドインを有効にして、Claudeのアカウントでサインインします。
-
有効にする場所:Macは Tools > Add-ins、Windowsは Home > Add-ins。
-
対応:Excel(Web、Windows build 16.0.13127.20296以降、Mac 16.46以降)、Word(Web、Windows Version 2205 build 15202.10000以降、Mac 16.61以降)。Excel・Wordの2016、2019(買い切り版)、iPad、Androidは未対応です。
- プラン:Pro、Max、Team、Enterprise。
組織で配る(管理者):Microsoft 365管理センターで、Settings、Org Settings、User owned apps and services の「Let users access the Office Store」をオンにし、Settings、Integrated apps、Add-ins で「Claude for Microsoft 365」を探して、組織か、特定のユーザー・グループに割り当てます。Office Storeを無効にしている場合は、公式のマニフェストXMLで配ります。
渡るデータ
- 開いているファイルの内容を読みます(Wordは、本文、コメント、変更履歴、脚注、表、ブックマーク)。
- 入出力はバックエンドで30日以内に削除される、と書かれています。チャット履歴はブラウザのIndexedDBに残り、サーバーには保存されません。
- 組織のカスタムなデータ保持の設定は引き継がず、Enterpriseの監査ログにも入りません(Compliance APIには入る、と書かれています)。
- 外部のファイルには、隠れた指示(プロンプトインジェクション)がありうるので、信頼できる文書だけで使うよう、公式が警告しています。危険な操作は確認を求められます。
アプリどうしを横断する(Work across M365 apps)
- Excel、PowerPoint、Word、Outlookの各アドインを入れ、1回は有効にします。
- 各アドインの Settings で「Let Claude work across files」をオンにします(ProとMaxは初期でオン、TeamとEnterpriseは初期でオフ。端末ごとの設定)。
- 仕事を頼むと、開いているファイルの間で、読み書きと文脈の受け渡しが自動で行われます。
- 管理者は、Organization settings > Office agents の「Let Claude work across apps」で切れます。
- 開いているファイルにだけ作用します。ファイルを作る、開く、閉じる、切り替えることはできません。
- Bedrock、Vertex AI、Azure AI Foundry、LLMゲートウェイ経由の接続では、使えません。
この記事の例(プロンプト):「Excelの売上表の合計を、PowerPointの2枚目のグラフに反映して。」
コネクタとスキルをOfficeの中で使う:アドインの入力欄の下の「+」、Connectors。財務データのコネクタ(S&P Global、LSEG、Daloopa)や、組織が許可したカスタムコネクタが出ます。「/」を打つと、スキルの一覧が出ます。
渡るデータと権限のまとめ
| 連携 | Claudeが触れる範囲 | 保存・学習(公式の記述) |
|---|---|---|
| Google(Gmail、Calendar、Drive) | つないだアカウントの、その人の権限の範囲 | チャットと一緒に保存、チャットを消すと消える。コネクタのデータで学習しない(貼り付けは別) |
| Slack(コネクタ) | チャンネル、DM、ファイル | Slackの会話はclaude.aiの履歴とは別。切断で30日以内に削除 |
| GitHub | 許可したリポジトリのファイル名・中身・ブランチ | このページには学習・保存の記述なし |
| Microsoft 365 | 職場アカウントの権限の範囲(SharePoint、OneDrive、Outlook、Teams) | 必要なときだけ取りに行く。背景検索なし |
| Officeのアドイン | 開いているファイル | 入出力は30日以内に削除。履歴はブラウザ内 |
外し方の一覧
| 連携 | Claude側 | サービス側 |
|---|---|---|
| ディレクトリのコネクタ | Customize > Connectors で Disconnect/Remove | Googleは myaccount.google.com/connections(公式ヘルプに記載)。ほかのサービスは、読んだ公式ページに記載なし |
| Slackアプリ | Slackの Home タブの Disconnect | Slackのアプリ管理 |
| GitHub | Customize > Connectors の GitHub Integration(手順Aの画面) | GitHub側のClaudeアプリの許可(専用の取り消し手順は読めていない) |
| Microsoft 365 | Customize > Connectors の Disconnect | 管理者の同意の取り消しはEntra側(管理者) |
| Officeのアドイン | 管理者が割り当てを外す(手順はMicrosoft側) | — |
| Google Workspaceの拡張 | 管理者が Uninstall app | — |
うまくいかないとき(共通)
公式ヘルプ「Use connectors to extend Claude's capabilities」の確認点の順番です。
- インターネットの接続を確かめる。
- そのサービスのアカウントが有効か確かめる。
- サービスの、権限やアカウントの種類の条件を確かめる。
- 認証が失敗するときは、Customize > Connectors で、切断してつなぎ直す。
- カスタムコネクタが時間切れになるときは、サーバーが公開のインターネットから届かない可能性がある。管理者は、AnthropicのIPの範囲を許可する。
- 「This corporate identity belongs to an Enterprise that manages access through their own Claude account.」という表示は、そのサービスが検証済みのドメインを使い、接続を組織自身のClaudeアカウントに限っている場合に出る、と公式ヘルプにあります。組織のClaudeアカウントでサインインして、そこでつなぐ。
- ディレクトリのコネクタのエンドポイントが変わると、既存の接続が「Custom」と表示されることがある。消して、ディレクトリから入れ直す(公式Docs)。
気をつけること
- この記事は、公式ページを読んで順番に並べたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はClaudeを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。
- 公式ページどうしの食い違い:Gmail・Googleカレンダーの書き込み、Microsoft 365のOutlookのアーカイブ検索、プロジェクトの指示が無料で使えるか(06)。どちらが正しいか、公式の資料では解決できていません。Claude in Chromeの書き方の差(サイドパネルの初期値、禁止事項の一覧)は08にあります。
- 連携は、権限を渡すことです。書き込みができるツールは、必要なときだけ許可するのが、公式の書き方に沿っています(僕らの読み取りです)。
- ディレクトリの「Verified」は、セキュリティ監査ではない、と公式Docsが書いています。開発者は、確認のあとでツールを変えられます。
- 読めなかった所:Notion専用のコネクタのページ(Claude Docsの一覧には見つけられませんでした)、PowerPointとOutlookのアドインの個別ページ。Microsoft 365コネクタの管理者向けの手順のうち、Entra側の細かい画面操作は、この記事には書いていません。
- 規約、プラン、画面は変わります。使う前に公式の最新を読んでください。
出典
- Get started with connectors(Claude Docs、確認日 2026-10-25)
- Connectors directory(Claude Docs、確認日 2026-10-25)
- Connector verification(Claude Docs、確認日 2026-10-25)
- Add a connector that isn't in the directory(Claude Docs、確認日 2026-10-25)
- Directory connectors vs custom connectors(Claude Docs、確認日 2026-10-25)
- Google Drive(Claude Docs、確認日 2026-10-25)
- Gmail(Claude Docs、確認日 2026-10-25)
- Google Calendar(Claude Docs、確認日 2026-10-25)
- Microsoft 365 connector(Claude Docs、確認日 2026-10-25)
- Slack integration(Claude Docs、確認日 2026-10-25)
- GitHub integration(Claude Docs、確認日 2026-10-25)
- Connect Notion(Claude Tag、Claude Docs、確認日 2026-10-25)
- Work with Claude Tag(Claude Docs、確認日 2026-10-25)
- Use Claude for Excel(Claude Docs、確認日 2026-10-25)
- Use Claude for Word(Claude Docs、確認日 2026-10-25)
- Work across M365 apps(Claude Docs、確認日 2026-10-25)
- Connectors and Skills(Claude Docs、Office、確認日 2026-10-25)
- Use connectors to extend Claude's capabilities(Claude ヘルプセンター、確認日 2026-10-25)
- Get started with custom connectors using remote MCP(Claude ヘルプセンター、確認日 2026-10-25)
- Use Google Workspace connectors(Claude ヘルプセンター、確認日 2026-10-25)
- Use Claude in Google Docs, Sheets, and Slides(Claude ヘルプセンター、確認日 2026-10-25)
- Connect to Microsoft 365(Claude ヘルプセンター、確認日 2026-10-25)
- Manage Claude's tool access(Claude ヘルプセンター、確認日 2026-10-25)
- When to use desktop and web connectors(Claude ヘルプセンター、確認日 2026-10-25)
- Use skills in Claude(Claude ヘルプセンター、確認日 2026-10-25)
- What are artifacts and how do I use them?(Claude ヘルプセンター、確認日 2026-10-25)
- Create and edit files with Claude(Claude ヘルプセンター、確認日 2026-10-25)
- Share and unshare chats(Claude ヘルプセンター、確認日 2026-10-25)
- Set up the Microsoft 365 connector(Claude ヘルプセンター、確認日 2026-10-25)
- Microsoft 365 connector security guide(Claude ヘルプセンター、確認日 2026-10-25)