3行でいうと

  • 画面で作る流れとして公式が書くのは、①入力を決める(文章か画像)、②モデルと仕様(解像度と秒数)を選ぶ、③生成して、見て、文章を直してまたつくる、の3段階です(Hailuo 2.3の紹介記事。現在のサイトのトップはMiniMax H3を前面に出しています)。
  • 動画生成APIは「依頼を出す → task_id をもらう → 状態を問い合わせる → content.url からダウンロード」の4段です。動画の取得先のURLには期限があります。
  • H3の文章の書き方について、公式の例は、長さと縦横比を先に書く、参照した素材に番号をふって役割を書く、カメラや音もことばにする、という形です。
  • 最初の1時間の順番は、「サインイン → 文章だけで短く1本 → 写真を1枚入れて1本 → 文章を直してもう1本」のように、費用の小さい試しから始める並べ方を、この記事の案として後ろに書きました。
  • この記事の例の指示文は、公式の例文をもとに、この記事で作った例です。生成物の出来は保証されません。

この記事は、公式の資料を2026年10月25日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。「手順」は公式の記載を順に並べたもの、「この記事の例」は公式の記載に合わせて、この記事で組んだ例(動作は確かめていません)です。画面の表記は変わることがあるので、手元の画面と照らして読んでください。

先に結論

前提:用語をそろえる

場面1:ウェブで、文章から動画をつくる

使うもの: ブラウザ、Hailuo AIのアカウント(導入は05を参照)。公式の記載: Hailuo 2.3の紹介記事(2026年7月27日更新と表示。製品の発表は2025年10月28日)と、公式サイトのトップ。

手順(公式の記載を順に並べたもの)

  1. hailuoai.video を開き、サインインします。
  2. 上部の「Video」か、作る入口の「Create Video」を選びます(トップの表記)。紹介記事の側は、「Video Generation」や「Open Studio」といった名前を挙げており、表記が一致していません。手元の画面と照らしてください。
  3. 入力を決めます。文章から作るなら、動かしたい内容を文章で書きます。
  4. モデルと仕様を選びます。紹介記事は、Hailuo 2.3は品質重視、2.3-Fastは速さ重視、解像度は768pか1080p、長さは6秒か10秒、と書いています。この記事を書いた時点の公式サイトのトップは、「MiniMax H3」がいま使える最新のモデルだと示しています。選べるモデルの一覧は、手元の画面で確かめてください。
  5. 生成ボタンを押します。紹介記事は、これを「generate button」と書いています。
  6. できた動画を見ます。意図と違えば、文章を直して、もう一度生成します。紹介記事は、たいていの人が数回の試しのあとに良い結果が出る、という趣旨を書いています。

文章の書き方(公式の記載)

紹介記事が、文章に入れるとよい要素として挙げているのは、次の6つです。

この記事の例(文章から動画)

公式の6つの要素をそのまま当てはめて、この記事で組んだ指示文です。出来の良さは、確かめていません。

夕方の海辺で、小さな男の子が波打ち際を走っている。
うれしそうに笑っている。やわらかい逆光、オレンジ色の空。
カメラは低い位置から、走る男の子をゆっくり追いかける。

返ってくるもの

設定の違い(公式の記載)

項目 Hailuo 2.3の紹介記事 現在のサイトの表示
文章から動画 Hailuo 2.3のみ(2.3-Fastは非対応) 取得内容に記載なし
画像から動画 2.3と2.3-Fastの両方 取得内容に記載なし
最初と最後のコマ どちらも非対応と書く 取得内容に記載なし
解像度、長さ 768pか1080p、6秒か10秒 取得内容に記載なし
参照の入力 取得内容に記載なし 「Refs (0/1)」と「Omni Reference」の表示

場面2:写真1枚から動画をつくる

  1. 場面1の1〜2と同じく、動画の画面を開きます。
  2. 画像を入れる欄から、手元の画像を追加します。紹介記事は、文章と任意の参照画像から始める、と書いています。入れる画像の具体例や、画像を入れる欄の名前は、紹介記事に書かれていません。トップのページには「Refs (0/1)」の表示があり、参照は1つ入れられる、と読めます。
  3. 文章に、写真の何をどう動かすかを書きます。
  4. モデルと仕様を選んで、生成します。
  5. 結果を見て、文章を直し、もう一度生成します。

公式が書く制約。 紹介記事は、Hailuo 2.3と2.3-Fastは最初と最後のコマを指定する生成には対応せず、1枚の最初のコマから動画を作る、と書いています。

写真を入れる前に

この記事の例(画像から動画)

入れた写真の机の上のコーヒーカップから、湯気がゆっくり立ちのぼる。
カメラはわずかに寄る。窓からの朝の光が少し揺れる。

場面3:Toolsのテンプレートで、写真1〜2枚から動画をつくる

公式サイトの「Tools」のページは、テンプレートごとの機能名と「Try Now」のボタンを載せています。使い方の手順は載っていません(ページには「手順は書かれていない」状態でした)。載っていた分類は次のとおりです。

分類 ページに載っていた例(機能名)
Trending MiniMax H3 Max、Hailuo 2.3 Model、Nano banana 2 など(他社のモデル名も並ぶ)
Image Editing AI Photo Editing、Background Remover、Object Remover、Image Upscaler など
Marketing AI Ad Generator、AI Product Video Maker、AI Logo Generator など
Movie & Animation AI Animation Generator、AI Shorts Generator、AI Short Drama Generator、AI Music Video Generator、AI Anime Generator など
Entertainment AI Dance Generator、AI Hug Generator、AI Headshot Generator など

手順は、トップのページから読める範囲で、次のように並びます。

  1. 「Tools」を開き、使いたいテンプレートの「Try Now」を押します。
  2. テンプレートごとに1枚か2枚の写真を入れるものがある、という点は、今回の再確認では確認できていません。
  3. 入力画面の項目、出力の形式は、公式の資料では確認できていません。

  4. 他社のモデル名(Kling、Seedance、Midjourneyなど)が同じ画面に並んでいます。選んだときに、入力がどこへ渡るかは、読んだ範囲では書かれていません(03の「確認できていない点」を参照)。

  5. 人物の写真から動画をつくると思われるテンプレート(AI Hug Generator など)の名前が並んでいます。他人の写真を使う前に、本人の許可を取ってください。

場面4:Media Agentにチャットで頼む

公式の記載: hailuoai.video/agent のページ、2025年6月20日の「Video Agent」発表、2025年10月28日の「Hailuo 2.3」発表。

手順(公式の記載を順に並べたもの)

  1. hailuoai.video を開き、入口の「Hailuo Agent」(トップの表記)か、hailuoai.video/agent を開きます。
  2. ページのメタ情報は、「AI動画エージェントとチャットして、アイデアを動画、画像、音楽にする。無限のキャンバスで、案内つきの制作の流れで」という趣旨を書いています。
  3. 画面には、モデルの選択と「Automatic Ratio」の項目があります。Toolsのメニューには、Create、Batch Image Creation、Auto Cut Video、All-in-One Creative などがあります。
  4. 2025年10月28日の発表は、Media Agentについて、ワンクリックの生成と、画像、動画、音声を入れて段階的に仕立てる方法の両方がある、と書いています。
  5. 2025年6月20日の発表(Video Agent、Beta)は、利用者が指示に沿って文章や画像を入れるだけで、エージェントが台本、画像素材、絵コンテ、ナレーションに必要な道具を呼び出し、その考え方の過程を見て編集できる、と書いています。当時は第1段階だけが公開され、第2段階は夏に順次、と書かれていました。現在の状態は、読んだ範囲では確認できていません。

画面の細かい操作(どこにメッセージを打つか、キャンバスで何ができるか)は、公式のページに説明がなく、確認できていません。

この記事の例(Media Agentへの頼み方)

15秒の縦型動画をつくりたい。商品は手のひらサイズの白いマグカップ。
朝の台所の雰囲気で、最後に商品名を出して終わりにしたい。
まず構成案を3つ出してください。

2025年6月の発表は、入力の例としてカップルの写真、ペットの写真、証明写真風の写真を挙げ、2025年10月の発表は、場面、色調、カメラの撮り方、音楽を入れた例を載せています。上の文はそれらに合わせた、この記事の例です。

場面5:H3の文章の書き方(参照を使うとき)

公式の「H3 Feature Highlights」のページに、文章の書き方の指針は独立してはありません。例文から読み取れる型として、ページから次が確認できました。

この記事の例(参照つき。画像2枚を想定)

9:16、10秒の商品動画。
Image 1: 商品(白いマグカップ)。
Image 2: 場所と雰囲気(朝の台所、やわらかい光)。
湯気がゆっくり立ちのぼり、カメラが少し寄る。
音: 食器が触れる小さな音と、やかんの音。

APIの文書では、画像を渡すときに reference_image の役割をつけます。画面側で番号をどうつけるかは、公式の資料では確認できていません。

場面6:APIで最初の1本(curl)

使うもの: MiniMax API Platformの従量課金の API Key(05を参照)。H3系のモデルは、従量課金のAPIが必要、と公式の文書は書いています(一方、M Planの紹介ページは別の書き方をしています。05の表を参照)。

手順

  1. 鍵を環境変数に入れます(MINIMAX_API_KEY)。
  2. 依頼を出します。エンドポイントは POST https://api.minimax.io/v2/video_generation です。Bearerの鍵と、Content-Type: application/json が要ります。
  3. 本文は、公式の最小の例が次の形です(公式の例の写し。全文は公式ページで確認してください)。

json { "model": "MiniMax-H3", "content": [{ "type": "text", "text": "A boy playing basketball by the sea" }], "resolution": "2K", "duration": 5, "ratio": "16:9" } 4. 上の本文を使った依頼の例を、この記事で組みました。公式の記載に合わせたもので、動作は確かめていません。

bash curl -X POST "https://api.minimax.io/v2/video_generation" \ -H "Authorization: Bearer $MINIMAX_API_KEY" \ -H "Content-Type: application/json" \ -d '{ "model": "MiniMax-H3", "content": [{"type": "text", "text": "夕方の海辺を走る男の子。カメラは低い位置から追いかける。"}], "resolution": "768P", "duration": 5, "ratio": "16:9" }' 5. 返事は { "task_id": "<string>" } の形です(公式の記載)。 6. 状態を問い合わせます。GET https://api.minimax.io/v2/query/video_generation/{task_id} です。公式のコードのコメントは、10秒間隔を recommended と書いています。状態の値は queued、running、succeeded、failed、cancelled です。 7. succeeded になったら、返事の task.content.url に動画の場所が入ります。そこからダウンロードします。 8. 公式は、動画のURLには期限がある(具体的な長さは書かれていない)ので、早めに保存し、期限が切れたら同じ task_id をもう一度問い合わせて新しいURLを取る、と書いています。過去7日のものだけ問い合わせられます。

設定項目の一覧(公式の記載)

項目 内容
model MiniMax-H3、MiniMax-H3-Highspeed、MiniMax-H3-Lite、MiniMax-H3-Max
resolution 480P、768P、2K(モデルごとに選べるものが違う)
duration 整数の秒。H3、Highspeed、Liteは4〜15、Maxは5〜15
ratio adaptive(初期値)、21:9、16:9、4:3、1:1、3:4、9:16
文章から動画 ratio は必須で、adaptive は不可
画像から動画 縦横比は入力画像に従う
extra prompt_expansion_mode のみ。disabled、balanced(初期値)、quality。H3-Maxを想定
文章の長さ 7000文字まで

モデルごとの違いは、2KはMiniMax-H3だけ、HighspeedはH3の768Pだけ、LiteとMaxは480Pと768P、Liteは adaptive 不可、Maxは4秒不可、と公式の表に書かれています。

公式のPythonの例(文章から動画のpayload)

公式ページの例の写しです(全文は公式ページで確認してください)。

payload = {
    "model": MODEL,
    "content": [
        {"type": "text", "text": "A tiktok dancer is dancing on a drone, doing flips and tricks."},
    ],
    "duration": 5,
    "resolution": "2K",
    "ratio": "16:9",
}

公式の例は、このあと task_id を取り、10秒おきに問い合わせ、成功したら content.url から output.mp4 として保存する、という流れのコードを続けています。

場面7:APIで、画像や参照を入れる

公式の文書から、組み合わせの規則を表にします。

作りたいもの content に入れるもの 備考
文章から動画 text のみ ratio を必ず指定
最初のコマから text と、役割 first_frame の画像 役割をつけない画像の扱いは、公式で確認できていない
最初と最後 text、first_frame、last_frame 各1枚まで
参照から text と、reference_image(9枚まで)、reference_video(3本まで)、reference_audio(3本まで) 混ぜて合計12ファイルまで

場面8:mmxで、ターミナルから1本つくる

使うもの: 05の手順で入れたmmx-cliとサインイン。READMEに書かれた形を並べます。

  1. 次のように、文章を指定して作ります(--prompt に文章)。--download を付けると保存まで行い、--async を付けると背景で実行する、とREADMEは書いています。

bash mmx video generate --prompt "夕方の海辺を走る男の子" --model MiniMax-H3 --download 上は、READMEのオプション名に合わせて、この記事で組んだ例です。動作は確かめていません。 2. 開始の画像を渡す --image、参照を渡す --reference-image と --reference-video があります。 3. H3の初期値は、READMEによれば、2K、5秒、16:9(文章から動画)です。画像30MB、参照動画50MB、参照音声15MB、依頼全体64MBの上限は、アップロードの前に確認される、とされています。 4. 背景で実行したあとは、mmx video task get --task-id <番号> で状態を見て、mmx video download --file-id <番号> で保存します(READMEの記載)。 5. 使用量は mmx quota。

そのほかのコマンド(画像、音声、文字起こし、検索など)は、READMEに並んでいます。画像は mmx image "prompt"、音声は mmx speech synthesize です。

場面9:テンプレートで動画をつくる(Video Agent API)

公式のドキュメントに、テンプレートを埋めて同じ雰囲気の動画をつくるAPIがあります。

  1. POST /v1/video_template_generation に、template_id、画像の場所を入れた media_inputs、文字を入れた text_inputs を送ります。
  2. task_id が返ります。
  3. GET /v1/query/video_template_generation?task_id=... で状態を見ます。状態の値は Success、Fail として例のコードに出てきます。完了時の返事には、動画の video_url が直接入る、と書かれています。これは、通常の動画生成APIと違います。
  4. テンプレートの一覧は、公式の「Video Agent Template List」のページにあります(今回は読んでいません)。

最初の1時間でやる順番(この記事の案)

ここは公式の記載ではなく、この記事の案です。費用の小さい試しから始める並べ方です。

順 することの目安 見ること
1 05の手順で、ウェブにサインインする 画面の上部のメニューに「Video」「Create Video」などが出るか
2 サブスクのページで、いまの無料の枠と透かしを確かめる 公式のSubscribeの画面。この記事は数字を書いていない
3 文章だけで、短い設定で1本つくる(場面1) 秒数と解像度を最小にして、生成の前に消費の表示を探す
4 文章を1か所だけ直して、もう1本(場面1) 何を変えたら何が変わったか
5 自分で撮った写真を1枚入れて、1本(場面2) 他人が写っていない写真を使う
6 気が向いたら、Media Agentに頼んでみる(場面4) 画面の説明が公式に薄いので、画面の表示を読みながら
7 APIを使うなら、残高の通知を先に設定してから1本(場面6) 公式のFAQ(Balance Alert)

つまずきと直し方

症状 公式の記載から読めること 確かめること
422、コード1026 入力に敏感な内容が検出された。入力を変える 文章や画像の内容
コード1046 文章が、身元(identity)に関する方針で拒否された。人物の身元を主張する表現を外す 「〜本人」といった言い方
コード2013(400) パラメータが正しくない。例では、文章の項目が空の場合 content に空でない text があるか
402、コード1008 残高不足 Billing > Balance
429、コード1002 回数の制限。あとでやり直す 公式のレート制限の表(確認日 2026-10-25)では、Hailuo系は毎分20回、H3系のV2は毎分300回で、同時に走る課題は30まで
コード1045 課題の同時実行の上限 完了を待つ
failed や cancelled で止まる 公式のコードは、task.error を確認して例外にしている 返事の error の code と message
動画のURLが開けない URLに期限がある。同じ task_id を問い合わせ直せば新しいURLが返る 過去7日以内か
画像を入れたのに期待と違う 紹介記事は、Hailuo 2.3は最初のコマからの生成だけ、と書く 使っているモデルの対応範囲

気をつけること

公式の資料では確認できていない点

出典