3行でいうと

  • 場面は11あります。見本のRemix、文章での新規作成、手順を自分で組む方法(User Input → Generate → Output)、Consoleでの確かめ、Theme、素材、出力、共有、バージョン履歴、Geminiの中での作成、終了前のコピーです。
  • 手順の画面名は、公式の表記(Create New、Remix、User Input、Generate、Output、Preview、Console、Start、Share app など)を使っています。公式で確認できていない画面の経路は、書かずに「記載が見つからない」と記しました。
  • プロンプトの例は、この記事で作った例です。公式の例を元にした場合は、そう書きました。動作は確かめていません。
  • 終了は2026年11月17日と、公式は案内しています(確認日の10月25日から23日後)。最後に、この記事の案として「最初の1時間」の順番を載せました。
  • 公式は、Opalが間違うことがあるので、プロンプトとアプリを確かめるように、と書いています。

この記事は、公式の資料を2026年10月25日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。

先に結論

前提:用語をそろえる

たとえ話:レシピカードを並べ替える

Opalの手順を、レシピカードだと考えてみます。1枚目は「お客さんに聞くこと」、2枚目は「料理の作り方」、3枚目は「盛り付け」。カードの順や中身を、口で頼んでも、手でつなぎ替えても直せます。これは僕らのたとえで、公式の表現ではありません。

場面1. 見本をRemixして、文章で直す

公式のQuickstartの「Method 1: Remix from the Gallery」の順です。Quickstartは、この方法を3つの方法の最初に置き、recommended と書いています(公式の表記の引用で、この記事が順位づけをするものではありません)。

  1. Opalのトップを開き、Galleryの部分に進みます。
  2. 見本のOpalを押します。Quickstartの例は「Blog Post Writer」で、利用者から話題を受け取り、複数の手順でブログ記事を作る、と説明されています。見本を開くと、見るだけのビジュアルエディタが開きます(Overview)。
  3. 「Remix」を押して、自分用のコピーを作ります。コピーを変えても元には影響しません。
  4. 画面の下の自然言語エディタを押します。
  5. 変えたいことを文章で書きます。Quickstartの例は、バナー画像から256×256の共有用の画像を作る手順を足し、ブログ記事に入れる、という内容でした。
  6. Opalが更新されるのを待ちます。
  7. 確かめるときは、編集画面の背景を押して手順の選択を外し、サイドバーの「Preview」を押します。

この記事の例(動作は確かめていません):Blog Post Writer の見本に対して、自然言語エディタに次のように書く。

記事の最後に、記事の要点を3行でまとめる手順を足してください。

返ってくるもの:公式の説明では「Opalが更新される」。何が足されるかは、読んだ範囲では書かれていませんでした。手元の画面で、足された手順を確かめてください。

場面2. 文章で新規に作る

Quickstartの「Method 2: Natural language editor」です。

  1. 「Create New」を押します。既存のOpalを開いてもかまいません。
  2. 自然言語のプロンプトの入力欄を押します。
  3. 作りたいアプリを書きます。Quickstartが挙げる例は、次の3つです(要約)。
  4. 日付を入れると、歴史上の出来事を探し、Google ロゴを作るアプリ。
  5. 数学の問題のスクリーンショットから、考え方を説明し、確認を求め、答えを出すアプリ。
  6. 気分や好みから曲を作り、1曲ごとに気の利いた紹介を付け、YouTubeのリンクをつけるDJアプリ。
  7. Opalができあがるのを待ち、試します。公式は「try out できる状態になる」としか書いていません。
  8. 既存のOpalを、同じ入力欄で直すこともできます(例:入力を足す)。

この記事の例(動作は確かめていません):

誕生日を入力すると、その日に起きた前向きな出来事をウェブで調べて、1ページにまとめて見せるアプリを作ってください。

この例は、Quickstartのビジュアルエディタの例(誕生日)を元にした、この記事の言い回しです。返ってくるもの:User Input → Generate → Output の手順の並びができる、と想定されます。実際にどんな手順になるかは、公式の資料に書かれていないので、画面で確かめてください。

場面3. 手順を自分でつなぐ(User Input → Generate → Output)

Quickstartの「Method 3: Visual editor」の順です(誕生日の例)。

  1. 「Create New」を押します。
  2. 左上で、アプリの名前を入れます。
  3. 「User Input」を押して、入力の手順を足します。
  4. 入力の手順を選び、サイドバーに、利用者に見せる文を書きます(Quickstartの例は「When is your birthday?」)。
  5. エディタの上の「Generate」を押して、生成の手順を足します。手順どうしが重ならないよう、ドラッグで離します。
  6. 入力の手順のつなぎ口から、生成の手順へドラッグしてつなぎます。つなぎは点線で見えます(Overview)。つなぐ方法は、もう1つあり、プロンプトの中で @ を打って、手順を参照することです(Overviewは、これを「アプリのロジックを作る主な方法」と書いています)。
  7. 生成の手順を選び、サイドバーの「Step」でプロンプトを編集します。Quickstartの例の趣旨は、「利用者の誕生日は(User Inputの参照)。ウェブ検索ツールと google.com を使って、その日の、楽しい前向きな出来事(お祝いごとなど)を探して」です。@ を打つと、ツール、素材、手順のメニューが開きます。
  8. 「Output」を押して、出力の手順を足します。
  9. 生成の手順のつなぎ口から、出力の手順へドラッグしてつなぎます。
  10. 出力のサイドバーで、出力の種類を選びます。「webpage with auto-layout」にするか、さらに細かく決めたければ「manual layout」にして、プロンプトでページの内容を説明します。
  11. 出力の設定の下のプロンプトを書きます。Quickstartの例は、出来事についてのページで、画像、1段落くらいの説明、詳しく知るためのリンクを入れる、という内容でした。
  12. 確かめます。背景の空いたところを押して手順の選択を外し、サイドバーの「Preview」を押します。
  13. Previewの「Start」を押します。
  14. 入力(誕生日)を入れて送ります。

返ってくるもの(公式の記述):アプリが生成の手順に進み、ウェブを検索して、利用者のためのページを作る。

この記事の例(動作は確かめていません):生成の手順のプロンプトに書く文の組み方。

次の誕生日の日付を元に、その日に起きた、前向きな歴史上の出来事を1つ、ウェブ検索で探してください。
日付:(ここに入力の手順を `@` で参照する)
出来事の名前、年、100字ほどの説明、参考にしたページのリンクを出してください。

「(ここに〜参照する)」の所は、実際には @ を打って、メニューから入力の手順を選びます。メニューの表記は、手元の画面で確かめてください。

手順を足す・消す・つなぎ替える(Overviewの記述の範囲)

場面4. Consoleで確かめて、直す

Overviewの「Console」と、2025年10月7日の公式ブログの記述です。

  1. サイドバーの「Console」を開きます。
  2. 「Start」を押して、全部の手順を実行します。手順は実行順に並び、経過時間が出ます。
  3. 手順のプレイアイコンで、その手順だけを実行できます。
  4. 手順を展開して、モデルへの入力と出力、考える過程、ツールの呼び出し、参照した素材(たとえばGoogleドキュメント)の中身を見ます。公式は、この画面をデバッグに使えるものとして書いています。
  5. 直したい手順があれば、「Step」でプロンプトを編集し、その手順だけをもう一度動かします。2025年10月7日の公式ブログは、ビジュアルエディタで手順を1つずつ動かせること、コンソールで1つの手順を試し直せること、エラーは起きた手順のところに実時間で出ることを書いています。
  6. Previewの見え方は、Consoleの状態と連動します(Overview)。

この記事の例(動作は確かめていません):うまくいかないときの見る順。

見る所 何を見るか
Console の入力 前の手順の出力が、意図どおりに次の手順へ渡っているか
Console の出力 生成の手順が返した文章が、期待した形か
ツールの呼び出し ウェブ検索などが呼ばれているか(呼ばれた記録が出るかどうかは、公式の画面で確かめてください)
出力の手順の設定 「webpage with auto-layout」か「manual layout」か

場面5. 見た目(Theme)を変える

  1. サイドバーの「Theme」を開きます。
  2. ランダムに作るか、文章で説明して作ります。Overviewの例は「Sci-fi claymation cats」です。
  3. 作ったテーマは保存され、あとで再利用できます。手で細かく調整することはできません(Overview)。
  4. 「App」と「Editor」の切り替えで、見た目と編集画面を行き来できます。

場面6. 素材(Assets)を使う

  1. Overviewは、画像などの静的なファイルをアップロードするか、YouTubeの動画リンクを足せる、と書いています。
  2. 使い方の例として、スタイルの参考画像、生成する文章の構成を決める文書、が挙げられています。
  3. プロンプトの中で @ を打つと、素材を選べます(Quickstart)。
  4. OverviewのConsoleの説明に、参照した素材の例として「Googleドキュメント」が出てきます。そのため、ドライブのドキュメントを素材に使える場合があると読めますが、ドキュメントを素材に加える画面の手順は、読んだ範囲では書かれていませんでした。
  5. アップロードできるファイルの種類、大きさの上限は、読んだ範囲では書かれていませんでした。

場面7. 出力の種類を選ぶ

出力 公式に書かれていること 画面の手順
ウェブページ(動的) AIが配置を決める。出力の手順で「webpage with auto-layout」を選ぶ 場面3の10
ウェブページ(配置を指示) 「manual layout」を選び、プロンプトでページの内容を説明する 場面3の10
Googleドライブのスプレッドシート 出力の1つとして書かれている。2025年11月6日の公式ブログは、調べた結果をGoogleスプレッドシートに保存する使い方を挙げる 読んだ範囲では、設定する画面の手順は書かれていません

出力の手順は複数置ける、とOverviewにあります。スプレッドシートへ書き出す場合の保存先、列の作り方、権限は、読んだ範囲では書かれていませんでした。

場面8. 共有・公開・公開停止

Overviewの記述

  1. Opalは、共有または公開するまで非公開です。
  2. 「Share app」で、特定の人に、見る権限または編集する権限を渡します。共有された人は、内容とプロンプトのすべてを見られます。
  3. 公開(publish)すると、他の人が試せるリンクができます。「Share app」の中の「View share permissions」で、アクセスを制限できます。
  4. 公開を止める(unpublish)と、そのリンクはエラーページになります。

FAQの記述

  1. 既定は非公開。特定の人、またはリンクを知っている誰にでも共有できます。
  2. 共有の画面に、editor view と remix の切り替えがあります。
  3. 切り替えをオンにすると、全体の図とプロンプトが見えます。編集はできませんが、リミックスでコピーを作れます。
  4. オフにすると、アプリの画面だけが見えます。
  5. 共有すると、もとのドライブのファイルも共有されます。誰にもプロンプトを見せたくなければ、共有しないように、とあります。

書き方が違う点

Overviewの画面名(Share app、View share permissions)とFAQの画面名(editor view、remix)は、同じ画面の別の部分か、更新前後の違いか、読んだ範囲では分かりませんでした。手元の画面で、どちらの表記か確かめてください。

場面9. バージョン履歴に戻る

  1. Opalは、編集を自動で保存します。
  2. 上部のメニューから「Show version history」を選びます。Overviewは、メニューを「上部バーの三点メニュー」と書き、同じページの別の所では「設定アイコンの下」と書いています。表記が揃っていないので、手元の画面で探してください。
  3. 版を選ぶと、その版の手順の並びが見えます。
  4. 戻すなら「Restore this version」を押します。
  5. 注意:戻すと、それより新しい版は完全に消えます。それ以前の版は残ります(Overview)。

場面10. Geminiの中でミニアプリを作る

手順は05の手順Bと同じです。ここでは、使う場面の順に並べます。

  1. gemini.google.com → 「Gems」 → 「My Gems from Labs」の隣の「New Gem」。
  2. 初回は、案内を読み、同じ個人のGoogleアカウントでOpalにサインインします。
  3. 下のテキストボックスに、作りたいアプリを書き、「Submit」を押します。複雑なものは数分かかるので、開いたままにします。
  4. 手順の並びとプレビューが出たら、「Start app」で試します。
  5. 直すときは、手順の下のテキストボックスに文章で書きます。
  6. 複雑な変更は、プレビューの上の「Open advanced editor」を押します。
  7. 使う人は、「Gems」 → アプリ → 「Start」。
  8. 共有は、アプリを開き、プレビューの上の「Share」。「Copy link」でリンク、またはメールアドレスで特定の人に共有します。「General access」は次の3つで、押したあと「Save」を押します。
選択肢 公式の説明
Public Google検索で見つかり、サインインなしで使える
Anyone with the link リンクを知っていれば、サインインなしで使える
Private アクセス権のある人だけが開ける
  1. 削除は、「My Gems from Labs」の下で、アプリにカーソルを合わせ、「More」から「Delete」。Gemを消すと、そのやりとりの履歴も消えます(Geminiのプライバシーのヘルプ)。
  2. あらかじめ作られた「Gems made by Labs」は、押すとアプリの手順が見え、手順の下のテキストボックスに文章を書くと、自分用に直せます(ヘルプの「Remix a premade AI mini-app」)。

この記事の例(動作は確かめていません):Geminiの中のテキストボックスに書く文。英語のみの入口なので、英語で書きます。

Build an app that asks for a date and shows one positive historical event from that day, with a short explanation.

返ってくるもの:ヘルプの記述では、ワークフローが手順の並びとプレビューで出る。

場面11. 終了の前後にできること(書き出し・移行)

公式が書いているのは、次のことです。専用の「書き出し」ボタンは、FAQが触れていません(記載が見つからない)。

11-1. 11月17日より前(opal.google.com が動いている間)

  1. 残したいOpalを opal.google.com で開きます。
  2. 各手順のプロンプトや、カスタム指示(custom instructions)を、選んでコピーします。FAQは「prompts or custom instructions をコピーしておく」と案内しています。コピーの具体的なボタンは、読んだ範囲では書かれていません。
  3. 手元のテキストファイルなどに、手順の名前順に貼って控えます(この記事の案)。
  4. 素材として使ったファイルや画像は、別に手元に控えておく(この記事の案。公式の案内には、素材の扱いの記載が見つかりません)。
  5. ドライブの「My Drive > Opal」にファイルが残っているかを確かめます。

11-2. 11月17日以降

  1. 実行中のワークフローは動かなくなります(opal.google)。
  2. Googleは、ドライブの「Opal」フォルダのファイルを、サービス終了のときに削除したり触ったりしない、とFAQにあります。
  3. プロンプトの文章を取り出すには、ドライブの「Opal」フォルダからワークフローのファイルをダウンロードし、メモ帳やTextEditのようなテキストエディタで開きます(FAQ)。ファイルはJSONです(GitHubのREADME)。JSONの中身の書き方は、読んだ範囲では説明がありません。
  4. ファイルがいつまで残るか、ドライブの容量に含まれるかは、読んだ範囲では書かれていませんでした。

11-3. 移行先

  1. 公式のFAQは、2つの行き先を挙げています。日常の作業やカスタムのチャットのプロンプトにはGeminiのskills、より深い試作にはGoogle AI Studio。
  2. 自動の移行はありません。必要なものは、skillsまたはプロンプトとして作り直します(FAQ)。
  3. skillsの作り方は07の手順4に書きました。
  4. Google AI Studioについては、読んだ範囲に、Opalからの移し方を書いたページは見つかりませんでした。AI Studioのトップページは、本文が取得できず、タグラインのみでした(05)。
  5. GitHubの Breadboard と Opal ADK は、11月17日に読み取り専用(アーカイブ)になります。公開は続き、見る、複製(clone)する、フォークすることはできます(FAQ)。実行のための手順は、READMEには書かれていませんでした(07)。

最初の1時間にやる順番(この記事の案)

ここは公式の手順ではなく、この記事で組んだ案です(動作は確かめていません)。終了まで23日あることを前提にした、見る順番です。

目安 やること 該当
0〜10分 05の条件表を見て、入口(opal.google か Geminiの中か)を決める。ドライブの「My Drive > Opal」に既存のファイルがあるか見る 05
10〜25分 ギャラリーの見本を1つ開き、Remixして、自然言語エディタで小さな変更を1つ頼む。Previewで動かす 場面1
25〜40分 「Create New」から、User Input → Generate → Output の3つの手順を自分でつなぎ、Previewで動かす 場面3
40〜50分 Consoleで各手順の入力と出力を見る。うまくいかない所を、場面4の表の順に見る 場面4
50〜60分 すでに作ったOpalがあれば、プロンプトをコピーして控える。共有の状態(非公開か)を確かめる 場面8、11

気をつけること

出典