3行でいうと

  • 公式が用意しているのは、REST形式のAPI、MCPサーバー(https://mcp.recraft.ai/mcp)、Claude Code向けのスキル、AIに渡すための文書(agents.md、llms.txt)、そして公式ドキュメントが載せている5つの拡張機能(Figma、Framer、Chrome、Google Docs、Google Slides)です。
  • APIとMCPでは、請求の仕組みが別です。APIは「API units」の前払い、MCPはStudioと同じ「購読のクレジット」から引かれる、と公式が書いています。
  • Studioの中では、OpenAI、Google、Black Forest Labs、Alibaba、ByteDanceなどの他社の画像モデルと、OpenAI、Google、Kling、Seedanceなどの動画モデルが選べる、と公式が書いています。この外部モデルは「Studioだけで、APIでは使えない」と公式が書いています。
  • 公式のドキュメントのうち、Studioの外部モデルのページと動画のページは、モデルの一覧が食い違っています。「モデルの一覧は変わることがある」と公式も書いています。
  • データの流れは、公式のプライバシーポリシーと関連会社(subprocessors)の一覧に書かれています。公式の関連会社の一覧は、「External Model Providers」の欄に、Anthropic、Black Forest Labs、Google、OpenAI、OpenRouter、Ideogram AI、Fal、Runwareを挙げています(画像生成、音声入力、エージェント機能のため、と書かれています)。Studioで選べる他社モデルの作り手の一覧とは一致しません。

この記事は、公式の資料を2026年10月24日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。公式ページは要約の形で取得したため、読めていない部分は「公式の資料では確認できていない」「読んだ範囲では見つからなかった」と書きます。

先に結論

前提:用語をそろえる

公式が用意しているもの

連携 何ができるか(公式の書き方) 区分 どこに書かれているか
API 画像の生成と編集(image to image、Inpainting、Outpainting、背景の置換・生成・除去、Vectorize、Upscale、Erase region、Remix、Enhance prompt)、スタイルの作成、利用者情報の取得。ベースURLは「https://external.api.recraft.ai/v1」。Bearerトークンで認証。OpenAIのPython SDKも、ベースURLを変えれば画像生成に使える、と書かれている 公式 API docsのクイックスタート、Clients and SDKs
MCPサーバー AIエージェントが、画像とベクターの生成・変換、スタイルの作成、ベクター化、背景の除去と置換、拡大などを呼び出せる。ツールは9つ(generate_image、create_style、vectorize_image、image_to_image、remove_background、replace_background、crisp_upscale、creative_upscale、get_user) 公式 MCPの各ページ
Claude Code向けのスキル「recraft-api」 公式がスキルの文面を公開している。入れると、Claude Codeが画像を作る前にagents.mdを読み、Recraft APIを使うコードを書く。標準のモデルは「recraftv4_1」、SVGは「recraftv4_1_vector」、速い下書きは「recraftv4_1_flash」 公式 Use with AI tools
AI向けの文書 「agents.md」は、APIの全体を1ページにまとめた文書で、AIに渡す。「llms.txt」「llms-full.txt」「openapi.json」も公開されている 公式 Use with AI tools
拡張機能(5つ) Recraft for Figma、Recraft for Framer、Recraft Chrome Extension、Recraft for Google Docs、Recraft for Google Slides。すべてRecraftのアカウントのクレジットとプランを使う 公式のドキュメントが載せている(作り手は、そのページには明記が読めなかった) Recraft Plugins
モバイルアプリ iOS、iPadOS、Android。アカウント、プロジェクト、スタイル、クレジットがWebと同期する 公式 Mobile Apps
Webの書き出し ラスター:PNG、JPG、TIFFなど。ベクター:SVG、PDF。そのほかLottie 公式 How to export an image

APIの基本(公式の文書から読めたこと)

MCPの基本(公式のMCPのページから読めたこと)

Recraft Studioの中で選べる他社のモデル

公式ドキュメントの「External Models in Recraft」は、他社の画像・動画モデルを「Recraft Studioだけで、Recraft APIでは使えない」ものと書いています。生成のたびにクレジットを使い、量はモデルと品質の設定で変わります。「リストは変わることがある」とも書かれています。以下は、公式ページの表示のままです(2026年10月24日に読んだもの)。

画像のモデル

提供元(公式の表記) モデル(公式の表記) クレジット 参考画像
OpenAI GPT Image 1.5 Low・Medium・High、GPT Image 2 Low・Medium・High 2〜24 最大10枚
Google Nano Banana、Nano Banana 2、Nano Banana Pro、Nano Banana 2 4K、Nano Banana Pro 4K、Nano Banana 2 Lite 5〜40 Nano Bananaは最大10枚
Black Forest Labs Flux 1 Schnell、Flux 1 Kontext Pro、Flux 1 Kontext Max、Flux 2 Dev、Flux 2 Pro、Flux 2 Max、Flux 2 Flex 1〜18 1〜8枚(モデルで違う)
Alibaba Qwen-Image 2、Qwen-Image 2 Pro、Qwen Image 3、Qwen Image 3 2K、Z-Image Turbo 1〜14 3〜10枚(モデルで違う)
ByteDance Seedream V4、Seedream V4.5、Seedream 5.0 Lite、Seedream 5.0 Pro 7〜22 最大10枚
Ideogram Ideogram V4 Turbo、Balanced、Quality 4〜17 モデルで違う(記載を読めた範囲では数字なし)
ImagineArt ImagineArt 2.0 8 読んだ範囲では記載なし
Grok Imagine Grok Imagine Image、Grok Imagine Image 2 4〜13 最大3枚
NVIDIA Cosmos 3 Super 7 読んだ範囲では記載なし
Krea Krea 2 Large、Medium、Turbo 2〜8 読んだ範囲では記載なし
Reve Reve 2.1 33 1枚

動画のモデル

提供元(公式の表記) モデル(公式の表記) 1秒あたりのクレジット
OpenAI Sora 2、Sora 2 Pro 17〜83
Google Gemini Omni Flash、Veo 3.1 Lite、Veo 3.1 Fast、Veo 3.1 13〜142
Kling Kling 2.1 Master、2.5 Turbo、2.6 Pro、3 Turbo、3 Omni Standard・Pro、3 Standard・Pro 12〜56
Pixverse Pixverse V6、V5.5、V5.6 7〜80
Seedance Seedance 1.5 Pro、Seedance 2.0 Fast、Seedance 2.0、「Seadance 2.5」(公式ページの表記のまま) 9〜53
Alibaba Wan 2.2 A14B、Wan 2.5 Preview、Wan 2.6、Wan 2.7、Happy Horse 1.0・1.1 7〜35
MiniMax MiniMax H3、Hailuo-02 Standard・Pro、Hailuo-2.3 Standard・Pro 9〜22
Ray Ray 2 Flash、Ray 2 15〜36
Grok Imagine Grok Imagine Video、Grok Imagine Video 1.5 10〜28
Flux Flux 3 Video 35〜42

Recraft自社のモデルとの違い

第三者・コミュニティ製

データはどこへ流れるか

使い方 送られるもの 送り先 公式の説明
Web・モバイル プロンプト、アップロードした画像、Chatの会話 Recraft。外部のAIモデルの提供元などにも共有される、とプライバシーポリシーが書く プライバシーポリシーは、外部のAIモデルの提供元、Chatやエージェントの機能のLLMの提供元、音声入力の文字起こしの提供元に共有する、と書く
API プロンプト、画像 Recraft(external.api.recraft.ai) 「API inputs and outputs are never used for model training」。生成された画像のファイルは約24時間保たれる、と書かれている
MCP プロンプトと画像(エージェント経由) Recraft(mcp.recraft.ai)と、使っているクライアントの提供元 MCPで送った内容も、Recraftの学習に使われることがある、とプライバシーポリシーが書く。オプトアウトはプロフィールの設定
拡張機能 拡張機能から送る内容 Recraft プライバシーポリシーは「プラグインとMCPのデータ」に、開いているページとその画像が含まれることがある、と書く
外部モデル プロンプトと参照画像 関連会社の一覧の「External Model Providers」の欄に、Anthropic、Black Forest Labs、Google、OpenAI、OpenRouter、Ideogram AI、Fal、Runwareが挙がっている(Studioの外部モデル表の作り手とは一致しない) プライバシーポリシーは、外部のAI提供元は、利用者が明確に許可しない限り、入力と出力で学習してはならず、画像・動画・チャット・音声の提供元は「zero data retention」かそれと同等の条件で動く、と書く

気をつけること

出典