3行でいうと
- PLaMo翻訳、Sakana Translate、Rimo、Notta、Shodoの5つは、どれも無料で始められる入口がある。
- 無料の範囲の測り方は、文字数、分数、回数と、ツールごとに違う。
- Shodoは無料でも有料でも学習しないと書き、Rimoは会議データをAI学習に使わないと書く。
- PLaMo翻訳とRimoはキャンペーン価格が混ざっており、通常価格と分けて読む必要がある。
この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。この記事は公式の文書を読んでまとめたものです。「日本語に強い」という言い方は、各社の説明であり、この記事は、比べたものではありません。僕らの考えは「見立てです。」と分けて書きました。
先に結論
- 公式ページで確かめた5つ(PLaMo翻訳、Sakana Translate、Rimo、Notta、Shodo)は、どれも無料で始められる入口があります。ただし、無料の範囲の測り方(文字数、分数、回数)はツールごとに違います。
- 翻訳は、PLaMo翻訳が53言語、Sakana Translateが日本語・英語・中国語です。文字起こしはRimoとNotta、文章の校正はShodoです。
- 入力した内容を学習に使うかどうかは、ツールによって書き方が違います。Shodoは「無料プラン、有料プランに関係なく学習しない」、Rimoは「会議データはAI学習に使われない」と書いています。PLaMo翻訳は、Lite、Pro、チームプランの説明に「入力データの二次利用なし」とあり、Freeプランの欄には「データ二次利用あり」と書かれています。
- 価格は2026年10月23日確認です。キャンペーン価格が混ざっているので、通常価格と分けて読む必要があります。
何が起きているか(日付つき)
| 日付 | できごと |
|---|---|
| 2026年8月21日 | Sakana Translateの翻訳モデルが、新しい世代のSakana Namazuに更新された |
| 2026年9月30日 | 議事録AIの「Rimo Voice」が「Rimo」に名前を変えた(創業7周年) |
| 2026年10月7日 | PFNがPLaMo翻訳を大型アップデート。対応言語を日英の2言語から53言語に |
PLaMo翻訳は、2025年10月にサービスが始まったと、PFNの発表に書かれています。
公式ページに書かれていること
翻訳
| PLaMo翻訳(PFN) | Sakana Translate(Sakana AI) | |
|---|---|---|
| 対応言語 | 53言語(会議翻訳は15言語) | 日本語・英語・中国語の双方向 |
| できること | テキスト翻訳、ファイル翻訳(PDFやOffice)、ブラウザ翻訳(Chrome・Edge・Firefox)、英文添削、会議翻訳、ライブ音声翻訳 | 翻訳、添削、質疑(訳についての追加質問) |
| 無料の範囲 | Free:ブラウザ翻訳は月20万文字まで、テキスト翻訳は月5万文字まで、ファイル翻訳は月1件、用語集1つ | 無料。ページに「no sign-up」とあり、登録なしで使える。入力欄は1回2,000文字まで(2026年10月23日の表示) |
| 有料 | Lite 980円、Pro 2,580円(いずれも月額、税抜のキャンペーン価格) | 有料プランの記載は読んだページでは見つかりませんでした |
PLaMo翻訳の料金は少し込み入っています。公式ページでは、2026年10月7日から11月30日までのキャンペーン中は、Liteが月額980円(税込1,078円)、Proが月額2,580円(税込2,838円)です。通常価格はLiteが1,180円、Proが2,980円と書かれています。PFNの発表には、Liteの通常月額は税込1,298円とあります。キャンペーン中にLiteを申し込むと最初の2か月が無料で、クレジットカードの登録が必要です。Freeのブラウザ翻訳の上限は「引き上げ中」と注記されています。
PFNは、翻訳精度が海外のAIや機械翻訳サービスと同等以上で、原文10万文字あたりの費用が約14円だと発表しています。ただしこれは「自社ベンチマークを含む」評価で、費用は同じ世代のモデルのAPI料金から計算した値で、PLaMo翻訳自体はAPIを公開していない、とも書かれています。
Sakana Translateは、公式の発表では、日英翻訳160件の1対1の比較で、比べた相手すべてに対して、より良いと判定された割合が50%を超えたとのことです。評価はSakana AIが自社で作った手法によるものです。
文字起こし(会議の議事録)
| Rimo(旧Rimo Voice) | Notta(Notta株式会社) | |
|---|---|---|
| 特徴 | 日本語の会話を専門用語まで認識する議事録AI。60以上の言語に対応。ISO27001・27017認証。データは日本国内で保管と書かれている | 日本語を含む多言語の文字起こし。Web版とアプリ版 |
| 無料の範囲 | クレジットカード不要の無料トライアルがある(期間や上限は読んだページでは確認できず) | フリー:月120分、1回3分まで、ファイルのインポート月50個、AI要約月10回 |
| 有料 | Solo 9ドル/月、Business 15ドル/月(月払い、税込、リリース限定50%オフ。通常はそれぞれ18ドル、30ドル) | プレミアム:年払い14,220円(税込、月あたり1,185円相当)で月1,800分。ビジネス:年払い30,096円(税込、月あたり2,508円相当)で文字起こし時間は無制限 |
Rimoは、ドル表示です。価格表には「文字起こし時間は無制限」「AI学習なし」と書かれています。同じページのよくある質問には、古いプラン名とみられる説明も残っていました。申し込む前に、画面で最新の内容を確かめてください。
Nottaは、月払いの金額を、僕らは読めていません。年払いの金額は「40%オフ」の表示つきです。3日間の無料トライアルのあとは、プレミアムの年間プランで自動更新(課金)になる、とヘルプに書かれています。
文章の校正
Shodo(運営:株式会社ゼンプロダクツ)は、日本語の誤字、敬語、表記のゆれなどを見つけてくれる校正のサービスです。
| プラン | 税込の月額 | 公式ページに書かれた主な違い |
|---|---|---|
| ベーシック | 0円 | 校正は1回1万文字まで。生成AIによる校正は週ごとの制限あり |
| プレミアム | 1,000円 | 1回4万文字まで。ブラウザ拡張、Wordアドイン、Docsアドオン |
| マックス | 5,000円 | 1回10万文字まで。生成AI校正の制限が5倍 |
| ビジネス | 2,000円(1名あたり、3名から) | プレミアムの全機能に、チームでのルール共有など |
有料プランには14日間の無料お試しがあります。Shodoは、利用者の文章をAIが学習することはない、と明記しています。
くらしや仕事への影響
見立てです。日本語向けのAIは、「無料で1回試す」ところまでの壁がかなり低くなっています。まず、自分がよく使う書類や会議の種類で、無料の枠を使い切ってみるのがよさそうです。たとえば、普段読む英語の資料1本を訳す、30分の会議を文字起こしする、といった具合です。
見立てです。仕事で使うなら、価格より先に、入力内容の扱いを見るほうが大事だと思います。顧客の名前や社外秘が入る文章を、学習に使われるサービスに入れてよいかどうかは、会社の決まりと、各社の規約の両方で決まります。
見立てです。料金の「測り方」が違う点も、比べるときの落とし穴です。Nottaは文字起こしの分数で、Shodoは1回あたりの文字数で、PLaMo翻訳は月の文字数やファイルの件数で上限が決まっています。Rimoは文字起こし時間を無制限としたうえで、要約などに使う「クレジット」という別の単位があります(Soloは100、Businessは1,000と書かれています)。自分の使い方が、どの単位で数えられるかを先に確かめると、あとで「思ったより早く上限に届いた」を避けやすいと思います。
文章を書く相手として日本語のチャットAIを試したい場合は、Sakana AIが「Sakana Chat」を公開しています。ログインが必要で、料金や使える回数は、僕らが読んだページでは確認できていません。
気をつけること
- この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。「日本語に強い」かどうかは、各社の主張を紹介しただけです。
- 価格は2026年10月23日確認です。PLaMo翻訳とRimoはキャンペーン価格が出ているので、特に変わりやすいです。通貨と税の表記が、ツールごとに違います(税込、税抜、ドル)。
- 無料の枠の「上限」は、あとから変わることがあります。PLaMo翻訳のFreeはすでに「引き上げ中」の表示がありました。
- 文字起こしの精度や、話者の聞き分けが正確かどうかは、公式ページの説明の範囲しか読んでいません。
- 入力データの扱いは、ここで引いた説明が全てではありません。個人情報や機密情報を入れる前に、各社のプライバシーポリシーや規約を、自分で読んでください。
- 他にも日本語向けのツールはありますが、公式ページで確かめられた5つに絞りました。ほかのツールが劣るという意味ではありません。
- 官公庁と各社の公式ページ以外は、事実の根拠にしていません。
出典
- PFN、AI翻訳サービス PLaMo翻訳を大型アップデート(Preferred Networks、2026年10月23日確認)
- PLaMo翻訳 料金(Preferred Networks、2026年10月23日確認)
- PLaMo翻訳(Preferred Networks、2026年10月8日確認)
- Sakana Translateをアップデート(Sakana AI、2026年10月23日確認)
- Sakana Translate(Sakana AI、2026年10月23日確認。translate.sakana.ai から chat.sakana.ai/translate に転送される)
- Rimo 料金とお知らせ(Rimo、2026年10月23日確認)
- Notta 料金プラン(Notta株式会社、2026年10月23日確認)
- Notta 会社概要(Notta株式会社、2026年10月8日確認)
- Shodo 料金・プラン(株式会社ゼンプロダクツ、2026年10月23日確認)
- Shodo 運営会社(株式会社ゼンプロダクツ、2026年10月8日確認)
更新履歴
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2026年10月25日 書き方を直しました。
- 前:運営者が使っていないと読める書き方 → いま:「この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません」。公式の資料を読んでまとめた記事で、使い心地は書いていない、という意味に直した
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2026年10月23日 公式の資料を読み直して、次の点を直しました。
- 前:PLaMo翻訳はLiteだけ「入力データの二次利用なし」で、Freeは同じ記述が見つからなかった → いま:Lite、Pro、チームが「二次利用なし」、Freeは「データ二次利用あり」
- 前:Sakana Translateは誰でも無料で、アカウント登録のみ、1回に最大約5,000字 → いま:無料で登録なしで使え、入力欄は1回2,000文字まで
- 前:Sakana Translateの入口は translate.sakana.ai → いま:chat.sakana.ai/translate に転送されるので、出典の宛先を直した
