3行でいうと
- 基本は ollama pull(落とす)、run(話す)、ls(一覧)、ps(動いているもの)、stop(止める)、rm(消す)です。
- モデルの保存場所は、Macでは「~/.ollama/models」です。
- モデルのファイルの大きさは、公式のライブラリの各ページで、落とす前に確かめられます。
- 名前に「cloud」が付くモデルは、手元ではなくOllamaのクラウドで動きます。
この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。この記事は公式の文書を読んでまとめたものです。
先に結論
最初に覚えるのは、次の6つです。コマンドは、ターミナル(Macなら「ターミナル」アプリ。文字で命令を打つ画面)に打ちます。
| コマンド | 意味 | 公式の例 |
|---|---|---|
| ollama pull | モデルを落とす | ollama pull gemma4 |
| ollama run | モデルと話す(なければ先に落とす) | ollama run gemma4 |
| ollama ls | 落としたモデルの一覧 | ollama ls |
| ollama ps | いま動いている(メモリに載っている)モデルの一覧 | ollama ps |
| ollama stop | 動いているモデルを止める | ollama stop gemma4 |
| ollama rm | モデルを消す | ollama rm gemma4 |
コマンドの表は、公式のCLI(コマンド操作)の説明のページ(docs.ollama.com/cli、2026年10月8日確認)によります。
言葉の整理
- モデル:AIの本体にあたるファイルです。数GBから数十GBあります。
- 量子化:ファイルを小さくする圧縮です。小さくなる代わりに、品質が少し落ちます。ライブラリのモデル名の「q4_K_M」「q8_0」などの印が、その種類です。
- コンテキスト長:AIが一度に覚えておける、会話の長さです。大きいほど、メモリを使います。
- ローカルとクラウド:ローカルは自分のパソコンの中で動く、クラウドは会社のコンピュータで動く、という意味です。
1. 入れる
公式の入門のページ(docs.ollama.com/quickstart)は、「macOS、Windows、Linux用のOllamaを入れて、ターミナルで ollama と打ち、出てくる案内に従う」という流れです。
条件は次のとおりです。
- Mac:macOS Sonoma(バージョン14)以降。M系列のMacは、CPUとGPUの両方が使えます。IntelのMacはCPUだけです。
- Windows:Windows 10 22H2以降。NVIDIAのGPUは、ドライバーが551.61以降。入れるだけで、少なくとも4GBの空きが要ります。モデルの分は別で、数十〜数百GBになることもある、と書かれています。
2. 最初の1回:run
もっとも短い手順は、これです。
- ターミナルを開く
- ollama run gemma4 と打つ(モデルが手元になければ、自動で落としてから始まります)
- 出てくる入力欄に話しかける
- 終わるときは「/bye」と打つ
「/bye」は、入門のページにあるとおりです。モデル名は、ライブラリのページ(ollama.com/library)で探せます。
大きさを選ぶ
モデル名の後ろに、大きさを付けられます。公式のGemma 4のページには、次の書き方が載っています。
- ollama run gemma4:e2b
- ollama run gemma4:e4b
- ollama run gemma4:12b
- ollama run gemma4:26b
- ollama run gemma4:31b
ページの表のとおり、ファイルの大きさは版で違います。e2bは4.6GB〜7.5GB、e4bは6.6GB〜9.5GB、26bは16GB〜19GB、31bは19GB〜20GBです。幅があるのは、同じ名前の中に、量子化の違う版や、MLX(Appleのチップ向けの形式)の版が含まれるためです。ただし、ページは「幅の理由」を明記していません。
見立てです。幅があるときは、タグの一覧ページ(…/tags)で、自分の入れる版の大きさを見るのが確実です。
入門のページには、e2bは約7.2GBで、約8GBのメモリ(VRAMまたは統一メモリ)があるとよい、とあります。ライブラリの表の幅と、同じ範囲に収まっています。
3. pull・ls・ps・stop・rm
pull:先に落とす
ollama pull gemma4 は、話さずに落とすだけです。APIの説明(pull)には、「途中で止めた落とし込みは、止めたところから再開される」とあります。
ls:落としたものを見る
ollama ls で、手元にあるモデルが並びます。
ps:いま動いているものを見る
ollama ps は、メモリに載っているモデルを並べます。FAQ(docs.ollama.com/faq)によると、PROCESSOR(処理する場所)の欄の読み方は次のとおりです。
- 「100% GPU」:全部GPU(グラフィックスの専用部品)のメモリに載っている
- 「100% CPU」:全部、普通のメモリに載っている
- 「48%/52% CPU/GPU」のような表示:半分ずつ分かれている
別の公式ページ(Context length)によると、ollama ps には、CPUに追い出されていないかと、割り当てられたコンテキスト長(CONTEXT)も出ます。最高の速さを狙うなら「100% GPU」が望ましい、と案内されています。
stop:止める
モデルは、話し終わっても、標準で5分間はメモリに載ったままです(FAQ)。すぐに空けたいときは、ollama stop gemma4 です。
rm:消す
ollama rm gemma4 で消えます。APIの説明では、「モデルとそのデータを消す」とあります。
4. 保存場所と、ディスクの減り方
FAQとmacOS・Windowsのページ(2026年10月8日確認)によると、モデルと設定の置き場所は次のとおりです。
| OS | 場所 |
|---|---|
| Mac | ~/.ollama/models(設定とログは ~/.ollama の下) |
| Windows | C:\Users\ユーザー名.ollama\models |
| Linux | /usr/share/ollama/.ollama/models |
置き場所を変えるには、環境変数(設定を渡す仕組み)の OLLAMA_MODELS に、移したい場所を書きます。Windowsは、公式のページに、環境変数の画面で作る手順が書かれています。ファイルがたくさんたまる場合は、容量に余裕のあるドライブに移せます。
減り方を計算する
僕らの計算です。落とす前に、ライブラリの各ページでファイルの大きさが分かります。次の3本を落とすと仮定します(数字は2026年10月8日の各ページ。幅のあるものは、小さいほうから大きいほうまで)。
| モデル | 大きさ |
|---|---|
| llama3.2:3b | 2.0GB |
| qwen3.5:9b | 6.6GB〜7.6GB |
| gemma4:26b | 16GB〜19GB |
合計は、24.6GB〜28.6GBです。
見立てです。空きがこれより少ないと、落としている途中で止まるかもしれません。また、消したあとは、フォルダの大きさを見比べるまで、空きが戻ったと思わないほうが安全です。公式のAPIの説明は、消したときに、ほかのモデルと共有するデータをどう扱うかを書いていません。
5. 会話の長さ(コンテキスト)の標準値
ここは、公式の2つのページで書き方が違います。
- FAQ:標準は4096トークン(トークンは、AIが数える文字の断片)
- Context lengthのページ:標準はVRAMの量で変わる。24GiB未満は4k、24〜48GiBは32k、48GiB以上は256k
見立てです。新しいほうの説明は、後者に見えます(ページに日付はありません)。どちらにしても、Macの32GB前後の機械では、確かめる方法は同じです。ollama ps で、CONTEXTの欄を見ます。変えたいときは、アプリの設定のスライダーか、環境変数 OLLAMA_CONTEXT_LENGTH です。
6. 「cloud」と付くモデルに気をつける
Ollamaのライブラリには、「gemma4:cloud」や「gpt-oss:20b-cloud」のように、cloudが付く名前があります。これらは、手元で動かすモデルではなく、Ollamaのクラウドで動くものです。公式の説明では、クラウドの質問と答えはOllamaが処理します。ライブラリの表にも、ファイルの大きさが載っていません。
手元だけで使いたいときは、cloudの付かない名前を選びます。クラウドの機能を止める方法はFAQにあり、環境変数 OLLAMA_NO_CLOUD=1 などが挙げられています。
よくあるつまずき
- 名前を間違える:gemma4 と gemma3 のように、世代違いの名前が並びます。ライブラリのページで確かめてから打ちます。
- 大きさを付けずに run する:標準の版が落とされます。思ったより大きいことがあるので、先にライブラリの表を見ます。
- 動かしたまま忘れる:標準で5分間、メモリに載ります。ollama ps で確かめ、必要なら stop します。
- 消したのに空きが増えない:上のとおり、公式は共有データの扱いを書いていません。ファイルの大きさを実際に見比べます。
気をつけること
- この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。コマンドの画面の見え方は、版で変わることがあります。
- ライブラリの大きさは、更新で変わります。数字は2026年10月8日のものです。
- ollama show と ollama cp は、今回読んだCLIのページには載っていませんでした。APIの説明には、同じ働きのものがあります。
- コンテキストの標準値は、公式の2つのページで食い違っていました。ollama ps で、自分の機械の値を確かめてください。
- Linuxの保存場所は、Linuxのページに明記がなく、FAQの値と、アンインストールの記述(/usr/share/ollama)から読み取りました。
出典
- CLI Reference(Ollama Docs、2026年10月8日確認)
- Quickstart(Ollama Docs、2026年10月8日確認)
- FAQ(Ollama Docs、2026年10月8日確認)
- Context length(Ollama Docs、2026年10月8日確認)
- macOS(Ollama Docs、2026年10月8日確認)
- Windows(Ollama Docs、2026年10月8日確認)
- Linux(Ollama Docs、2026年10月8日確認)
- Cloud(Ollama Docs、2026年10月8日確認)
- API Introduction(Ollama Docs、2026年10月8日確認)
- API reference(Ollama GitHub、docs/api.md、2026年10月8日確認)
- gemma4(Ollama Library、2026年10月8日確認)
- gemma4 tags(Ollama Library、2026年10月8日確認)
- qwen3.5 tags(Ollama Library、2026年10月8日確認)
- llama3.2 tags(Ollama Library、2026年10月8日確認)
- gpt-oss tags(Ollama Library、2026年10月8日確認)
- Ollama Library(Ollama、2026年10月8日確認)
更新履歴
- 2026年10月25日 書き方を直しました。
- 前:運営者が使っていないと読める書き方 → いま:「この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません」。公式の資料を読んでまとめた記事で、使い心地は書いていない、という意味に直した
