3行でいうと

  • 月1,500回ほどの軽い使い方の計算では、クラウドのAPI(プログラムから呼ぶ窓口)は月に約0.4〜12ドルでした。
  • ローカルは、会話の中身が端末の外に出ない、とLM Studioの公式の説明にあります。
  • クラウドは、無料枠でデータが改善に使われる場合があります。有料側は使われない、とGoogleは表示しています。
  • 止まったときの備えは、ローカルは手元のファイル、クラウドは各社の予告を見ること、と整理できます。

この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。この記事は公式の文書を読んでまとめたものです。費用の計算は僕らの計算で、各社の規約の読み方は個別の判断ではありません。

先に結論

見立てです。迷ったら、次のように分けるのが無難だと考えます。

どちらかが正しい、という話ではありません。ここでは、判断に使える材料だけを並べます。

言葉の整理

比べる表

観点 ローカル クラウド
費用 今回読んだモデル(gpt-oss、Qwen3.5、Gemma 4)のライセンスはApache 2.0。機械と電気は自分持ち(電気代は今回調べていません) 使った量に応じた料金。月額の定額プランもある
品質 手元のメモリに載る大きさまで 会社が用意する大きなモデルを使える
プライバシー 会話は端末の中(LM Studioの公式説明) 会話は会社のサーバーに送られる。扱いは各社の規約で違う
手間 入れる、モデルを選ぶ、メモリに気を配る 登録して、キーを受け取る
止まったとき ネットがなくても動く。ただし更新や検索は通信が要る 会社側の都合で、料金やモデルが変わることがある

費用:公式の料金ページの数字

次の表の価格は、2026年10月8日に確認した、100万トークンあたりの米ドルです。変わることがあります。

サービス・モデル 入力 出力 確認元
Anthropic Claude Haiku 5.5(入力が10万トークン以下の場合) $0.10 $0.50 Anthropicの料金ページ
Anthropic Claude Sonnet 5.5 $2 $10 同上
OpenAI gpt-6-luna(標準、短い入力) $0.10 $0.50 OpenAIの料金ページ
OpenAI gpt-6.1-sol(標準、短い入力) $2.00 $10.00 同上
Google Gemini 3.5 Flash-Lite(有料、標準) $0.30 $2.50 Googleの料金ページ
Ollamaのクラウド gpt-oss:20b $0.07 $0.30 Ollamaの料金ページ

入力は、AIに渡す文章。出力は、AIが返す文章です。出力のほうが高く設定されています。

月の使い方の例で、費用を計算する

僕らの計算です。条件は、1日に50回、1回に入力1,500トークン・出力500トークンを使う人が、30日使う場合です。1か月で1,500回、入力は2.25M(225万)トークン、出力は0.75M(75万)トークンになります。

モデル 入力の分 出力の分 合計(月)
Claude Haiku 5.5 $0.225 $0.375 $0.60
Claude Sonnet 5.5 $4.50 $7.50 $12.00
gpt-6-luna $0.225 $0.375 $0.60
gpt-6.1-sol $4.50 $7.50 $12.00
Gemini 3.5 Flash-Lite $0.675 $1.875 $2.55
Ollamaのクラウド gpt-oss:20b $0.1575 $0.225 約$0.38

次に、使い方が100倍に近い人の例です。入力100M、出力10Mトークンの場合は、Claude Haiku 5.5が$15、Sonnet 5.5が$300、Gemini 3.5 Flash-Liteが$55です(いずれも僕らの計算)。

数字の読み方の注意です。この計算は、思考のための余分な出力、キャッシュの割引、ツールの追加分を入れていません。Anthropicの資料には、新しいモデルは古いモデルより同じ文章で約30%多くトークンを数える、という注記もあります。実際の請求は、この表からずれます。

見立てです。軽い使い方なら、クラウドのAPI代は月に数ドルで収まる例が多く、「ローカルにすれば安くなる」とは言いにくいと考えます。ローカルを選ぶ理由は、お金より、プライバシーや、ネットなしで使えることのほうに寄ると見ています。

なお、Ollamaの料金ページでは、無料プランに「ローカルでモデルを動かす」ことが含まれています。クラウドのモデルを使う場合は、従量課金のクレジットが要ります。

プライバシー:どこまで外に出るか

規約の細かい条件は、個別の事情で変わります。仕事の情報や個人情報を扱うときは、専門家(法務、情報セキュリティ)に相談してください。この記事は、公式資料の紹介です。

手間

止まったときの備え

見立てです。仕事で使うなら、クラウド側に1社だけ頼らず、ローカルの手段も1つ持っておくと、止まったときの備えになると考えます。

よくあるつまずき

気をつけること

出典

更新履歴