3行でいうと

  • ChatGPTとCodexは別の製品だが、入口と契約は同じ。Codexはソフトウェアを作るためのAI(コーディングエージェント)。
  • OpenAIの料金ページでは、ChatGPT WorkとCodexはどのプランにも含まれ、別料金の契約は基本的に要らない。
  • 月額は、Freeが0ドル、Goが8ドル、Plusが20ドル、Proが100・200・500ドルの3段階(米ドル)。

先に結論:別の製品。ただし、同じ契約と同じアプリの中にいる

ChatGPTとCodexは、別の製品です。ただし、入口と契約は同じです。

つまり、「同じ会社の、別々の道具が、ひとつの会員証で使える」と考えると近いです。

先に書いておくと、この記事ではまだ使って確かめていません。この記事は公式の文書を読んでまとめたものです。数字は2026年10月22日に確かめ直したもので、変わることがあります。

名前の整理:製品の名前と、モデルの名前は別

混同しやすいので、先に分けます。

製品はひとつでも、中のモデルは入れ替わります。今回の確認でも、モデルの名前がかなり多く、場所によって使えるものが違いました。

ChatGPTとGPTモデルの系列

2026年10月時点で、公式の文書に出てくる主な名前を表にします。

名前 位置づけ(公式の説明を言い換え) 主な場所
GPT-6 Astra 複雑な仕事に向けた、いちばん高性能なモデル。推論、コード、パソコン操作、調べもの、資料づくり Work、Codex、API。9月3日に一部の組織へ先行して始まり、広げていく、と更新情報にある
GPT-6.1 Sol Astraに近い性能を、低いコストで。長く続く作業、コード、資料づくり向け Work、Codex、API
GPT-6 Sol GPT-6.1 Solの前の版 Work、Codex。10月7日から、Chatの有料プランにも入り始めた
GPT-6 Luna 軽くて効率のよいモデル。要約、抜き出し、決まった作業向け Work、Codex、API
GPT-5.6 Sol 複雑な仕事向け(コード、知識仕事、調べもの)。ChatGPTの会話(Chat)で使っていた。10月7日のリリースノートでは、Chatの有料プランがGPT-6 Solに移り始めたとある Chat(移行中)
GPT-5.6 Luna 速くて安い。無料とGoの標準モデルだった。リリースノートでは、無料とGoは10月8日からGPT-6 Lunaとある Chat(移行中)
GPT-6 Pro(Astraが動力) 難しい長い仕事向けの「Pro」モデル Chatの高いプラン

注意点があります。公式の更新情報(2026年9月22日)には、GPT-6 SolとGPT-6 Lunaは「Work」と「Codex」で提供され、「Chat」のモデルとは別、と書かれています。8月6日の更新には、GPT-5.6の更新は「Chatの体験」に当たり、WorkとCodexは変わらない、とあります。ChatGPTの中でも、「会話(Chat)」と「作業(Work、Codex)」で、使うモデルの系列が分かれているということです。

ところが、2026年10月7日のリリースノート(「GPT-6 and Intelligent UI in ChatGPT」)には、Plus、Pro、Business、EnterpriseのChatにGPT-6 Solを広げ始め、無料とGoにはその翌日からGPT-6 Lunaを入れる、とあります。つまり、Chatと作業の系列の分かれ方は、10月7日から変わり始めています。一方、10月22日に読んだヘルプ記事(GPT-6 and other models in ChatGPT)には、無料とGoの標準がGPT-5.6 Luna、と読める記載が残っていて、リリースノートとは食い違います。いまChatで何が動くかは、自分の画面のモデル選択で確かめてください。

ChatGPTのヘルプ記事に書かれている、Chatでのモデルとプランの対応は次の通りです(上の食い違いがあるため、10月7日より前の状態が含まれている可能性があります)。

また、旧世代のGPT-5.5は、2026年10月14日に、ChatGPT、Work、Codexのすべてのプランで終了する予定でした。APIは影響を受けません、と公式にあります。この日付は確認日(10月22日)より前ですが、公式の更新情報は予定のまま書かれていて、終了後の状態は確かめられていません。

見立てです。モデルの名前が、Astra、Sol、Lunaと、星や月のような名前になっています。選ぶときは、「高性能(Astra)、バランス(Sol)、軽くて速い(Luna)」の3段階と覚えるのが、いちばん簡単だと思います。公式の「モデルの選び方」のページも、この3つの使い分けで書かれています。

ChatGPTのプランと月額

2026年10月22日に公式ページで確認した月額です(米ドル)。

プラン 月額 使えるもの(公式の説明を言い換え)
Free 0ドル GPT-5.6 Luna(ヘルプ記事の記載。リリースノートでは10月8日からGPT-6 Luna)で、テキストの会話は無制限。アップロード、画像づくり、音声、調べもの機能は限定的。Codexは限定的
Go 8ドル 無料より、メッセージ、アップロード、画像づくりが多い。記憶機能が長い。Codexは軽い作業向け
Plus 20ドル 高度な推論、深い調べもの、画像づくり、Codex(Web、CLI、IDE拡張、iOS)、クラウド側の連携
Pro 100 100ドル Plusのすべて、より多い使用量
Pro 200 200ドル Pro 100より多い使用量
Pro 500 500ドル 最も多い使用量。Astra Ultrafast(Astraの高速版)が使える。9月29日に追加
Business 1人あたり月20ドル(年払い。月払いは25ドル) 2人以上。管理機能、SSO、事業データを初期設定で学習に使わない、など
Enterprise / Edu 問い合わせ Businessのすべてに加え、大規模向けの管理とセキュリティ

補足です。

Codexとは何か:4つの入口

Codexの公式の説明は、「計画から機能づくり、手直し、点検、公開まで、本物のエンジニアリングを速くするコーディングエージェント」です。入口は4つあります。

  1. アプリ:ChatGPTのデスクトップアプリ(macOS、Windows、Linux)。ここで「Codex」を選びます。
  2. CLI:黒い画面(ターミナル)から使う道具です。公式にはオープンソース(Apache-2.0)で、パソコンの中で動くと説明されています。ChatGPTのアカウントで入るか、APIキー(API用の鍵)で入ります。
  3. IDE拡張:プログラムを書くための編集ソフトの中に入れる機能です。VS Code、JetBrains、Cursor、Windsurfなどに対応と書かれています。
  4. クラウド版(Codex Cloud):自分のパソコンではなく、OpenAIの側の作業場で動きます。パソコンを閉じていても進められ、Web、スマホ、アプリから続きを見られる、とあります。毎回、同じ準備を使い回せる「クラウド環境」を作ることもできます。

ほかに、GitHub上で依頼するとコードの点検(コードレビュー)をしてくれる機能、Slackとの連携、脆弱性(弱点)を探す「Codex Security Cloud」(研究プレビュー)が、公式の更新情報に出ています。

どのプランで使えるか

開発者向けAPIの料金(100万トークンあたり)

APIとは、アプリから直接AIを呼び出す口のことです。トークンは、AIが読み書きする文字の小さな単位で、日本語では、おおよそ1文字から数文字です。「100万トークンあたり」の金額で書かれます。公式の料金ページ(標準の処理、短い文脈)は次の通りです。

モデル 入力 再利用された入力(キャッシュ) 出力
GPT-6 Astra 10ドル 1ドル 50ドル
GPT-6.1 Sol 2ドル 0.10ドル 10ドル
GPT-6 Luna 0.10ドル 0.01ドル 0.50ドル

ほかに分かったことです。

  • 一括処理(Batch)と、時間に余裕のある処理(Flex)は、これらの半額です(Astraは入力5ドル、出力25ドル)。
  • 高速版は高くなります。Fastは約2倍(Astraで入力20ドル、出力100ドル)、Astra Ultrafastは入力60ドル、出力300ドルです。
  • 長い文脈(長い入力)は、料金が高くなります。
  • 画像:GPT-Image-2.5 SunburstとFlareは、画像の入力が8ドル、出力が30ドル(標準)。
  • 音声:GPT-Realtime-2.1は、音声の入力が32ドル、出力が64ドル。GPT-Realtime-2.1 miniは、10ドルと20ドルです。
  • コード用の古めのモデル、GPT-5.3-Codexは、入力1.75ドル、出力14ドルです。ただし、APIの廃止予定表では、2026年10月1日の発表で、2027年4月1日に終了予定とされています。

注意:料金ページの表には、標準とBatchの列が並んでいて、取り違えやすい形でした。僕らは、モデルごとの説明ページと、ページ本体の表の両方で、標準の価格を確認しました。

サブスクリプションの使用量と、API料金は、別のものです。公式にも、「APIの価格で、含まれる作業量を見積もらないで」と書かれています。

画像、動画、音声など、周辺の製品
  • 画像:ChatGPTの「Images 2.5」が、2026年9月8日に公開されています。API側のモデルは、GPT-Image-2.5 Sunburst(最も高性能な画像づくりと編集)と、Flare(速くて日常向け)です。無料プランのCodexでは、画像づくりは使えません、とあります。
  • 声:GPT-Live-1が、2026年7月8日に始まったと更新情報にあります。同時に聞いて話す、自然な会話の音声モデルです。APIでは、1分あたり0.05ドルです。音声の文字起こしには、GPT-Transcribe(1分あたり0.0045ドル)などがあります。2026年10月15日のリリースノートには、ChatGPTの音声にGPT-Live-1.1と軽量版のGPT-Live-1.1 Quipが順次入り始めたとあります。これらのAPI価格は、確認できていません。
  • 動画(Sora):OpenAIのヘルプによると、SoraのアプリとWebは2026年4月26日に、APIは2026年9月24日に、終わることになっていました。今のAPIのモデル一覧にも、Soraは載っていません。つまり、動画づくりは今のOpenAIの製品には含まれていない、と読めます。ChatGPTの中の動画生成機能は、公式の資料では確認できていません。
  • ほか:GPT-5.6 Cyber(承認された脆弱性の研究向け)、GPT-Rosalind(生命科学向け、承認された組織のみ)など、使える人を限る専門モデルもあります。
公開されているモデル:gpt-oss

「オープンウェイト」は、AIの中身(重みという数値のファイル)が公開されていて、自分のパソコンやサーバーに置いて動かせる、という意味です。OpenAIのgpt-ossは、その種類のモデルです。

  • gpt-oss-120b(総パラメータ約1170億)とgpt-oss-20b(約210億)の2つ。2025年8月5日に公開。
  • ライセンスはApache 2.0で、商用利用もできます。
  • gpt-oss-120bは、80GBのGPU1枚、gpt-oss-20bは、16GBのメモリで動く、と書かれています。
  • 公式の発表では、推論の性能が、OpenAIのo4-miniなどに並ぶか、上回る、とされています。

位置づけは、ChatGPTやCodexの中で動くモデルとは別の、自分で動かす用の道具です。API側のモデル一覧では、新しいgpt-ossの版は確認できませんでした。

見立てです。普通の人が使うことは少なく、社内の資料を外に出せない会社や、自分のパソコンだけで試したい開発者向けの選択肢だと思います。

どれを選ぶか

見立てです。ここからは僕らの考えです。公式の説明から、次のように整理しました。

気をつけること

出典

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