3行でいうと

  • Perplexityは、質問するとWebを検索して、答えと出典を一緒に返してくれるAIサービス。
  • いまは検索だけでなく、ブラウザの「Comet」や、作業を任せる「Computer」まで広がっている。
  • 個人向けはFree、Pro(月20ドル)、Max(月200ドル)。Freeでも基本の検索は使える。
  • 見立てでは、毎日調べものをするならPro、Maxは作業代行を何度も使う人向け。

Perplexity(パープレキシティ)は、質問すると、Webを検索して、答えと「どこから持ってきたか」を一緒に返してくれるAIサービスです。ふつうの検索のようにリンクを並べるのではなく、先に文章で答えをまとめ、その下に出典を示します。

先にお断りします。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。この記事は公式の文書を読んでまとめたものです。僕らの考えは、段落の頭を「見立てです。」として、事実と分けて書きます。

先に結論

見立てです。Perplexityは、「調べものを、出典つきの文章で、すばやく済ませたい人」向けのAIです。無料でも検索は使えます。ただ、無料で使える「じっくり調べる検索」は少なめです。毎日調べものをするなら、月20ドルのProが比べる対象になりそうです。月200ドルのMaxは、「Computer」のような作業代行を大量に使う人向けの、かなり上の段のプランに見えます。

何の会社の、何というAIか

運営しているのはPerplexity(Perplexity AI)という会社で、サービス名もPerplexityです。公式のヘルプは、これを「AIを使った検索エンジン」と説明しています。質問すると、Webを探して、会話の形で答えを返し、答えには検証できる出典がつく、という趣旨です。

ここで、名前の整理を一つしておきます。

つまり、Perplexityは「検索の仕組み」と「いくつものAIモデル」を組み合わせて見せるサービスです。公式のヘルプも、OpenAIのGPTやAnthropicのClaudeなどから、用途に合うモデルを選べると書いています。

検索の種類

公式のヘルプ「What is Perplexity?」には、検索の種類として次が並んでいます。

名前 公式の説明(言い換え) 向く場面
通常の検索(Regular Search) かんたんな質問向け 事実をさっと確かめる
Pro Search より広く、深く調べる。ヘルプの比較表では、通常検索は1〜2件ほどの出典、Pro Searchは数十件の出典とされている 比べて選ぶ、複雑な質問
Deep Research(ヘルプの名前は「Research mode」) 自分に代わって、検索と読み込みをくり返し、レポートにまとめる。ほとんどの調べものは3分以内に終わり、答えがすべて出るまでに4〜5分ほどかかる、とある。PDFで書き出したり、共有用のページにしたりできる 時間をかけて、まとまった調べものをする
Create files and apps 資料、表、アプリなどを作る機能 調べた結果をそのまま形にする

Deep Researchでは、使うモデルを自分では選べません。ヘルプは、最適なモデルが自動で選ばれると書いています。

2025年7月の公式ブログには、「Labs」という名前の機能が出てきます。ダッシュボード、表計算、プレゼン、Webアプリなどを作れる機能だ、と説明されています。いまの公式ヘルプで同じ役割に当たるのが「Create files and apps」かどうかは、僕らは確かめられていません。名前が変わっただけなのか、別物なのかは、公式のページで確かめてください。

このほか、いまのヘルプには、複数のモデルに同じ質問をして答えをまとめる「Model Council」があります。ウェブとiPhoneのアプリでは、MaxプランとEnterprise Maxだけの機能です。Computerの中では、すべての有料プランで使える、とヘルプにあります。

使い方の入口

Cometについて、2025年10月の公式ブログは「世界に向けて、無料で公開する」と書いています。ただ、いま現在のCometの機能ごとの条件は、ページによって書かれ方が違いました。Cometの中のアシスタントを、どこまで無料で使えるかは、確かめられていません。10月22日に読んだヘルプの比較表では、「Comet Assistant(ブラウザ・エージェント)の質問数」の欄が、Freeは「No」、Pro以上は月ごとの上限つきでした。ブラウザそのものが無料で公開されていることと、アシスタントをFreeで使えることは、別と考えたほうがよさそうです。

個人向けのプランと値段

2026年10月7日に確認し、10月22日に読み直した、公式ヘルプの内容です。値段はすべて米ドルで、日本円の価格は確認できていません。

プラン 月額 年額 公式の説明の要点
Free 無料 - 基本の検索は「ほぼ無制限」。Pro Searchは1日3回、Researchは月1回。高度なモデルを自分で選ぶことはできない
Pro 20ドル 200ドル Pro Searchを多く使える。ほかのモデルを選べる。1回の答えにつく出典が多い(公式は「10倍」と表現)。画像生成、ファイルのアップロードが増える。Computerを使うための毎月のクレジットはない(新規契約のときだけ4,000クレジット、30日で期限切れ)。代わりに、毎週リセットされて持ち越せない、Computerの利用枠がある
Max 200ドル 2,000ドル Proの内容に加えて、最上位のモデル、Computer用に毎月10,000クレジット(新規契約のときだけ、ほかに35,000クレジット。約30日で期限切れ)、Max専用のComet用アシスタント、Model Councilなど。優先サポートつき
Education Pro 10ドル - 学生・教員向け。SheerIDという仕組みで資格を確認する。公式の説明文では、Pro Searchは無制限とされています(ただし同じページの比較表では「週ごとの上限(平均的な利用向け)」で、食い違っています)。Computerも使える

Proの月額と年額は、公式ヘルプの別の記事(Slack連携の説明)に「20ドル/月、200ドル/年」と書かれていました。また、Maxの紹介ブログにも「Pro(月20ドル)」とありました。Maxの月額と年額は、ヘルプで2回確認しました。年払いはWebアプリ版だけ、という注記があります。公式の料金ページ(perplexity.ai/hub/pricing)には、Proが「年払いで月17ドル」、Maxが「年払いで月167ドル」と載っていました。200ドルと2,000ドルを12か月で割った額と合います。

法人向けには、Enterprise ProとEnterprise Maxがあります。公式ヘルプには、Enterprise Proが1人あたり月40ドルから、Enterprise Maxが1人あたり月325ドルと書かれています。この記事では、個人向けを中心に扱います。

クレジットについて:公式ヘルプでは、100クレジットが1ドルにあたります。公式の例では、短い質問や定義の確認は15〜70、複数の手順の調査レポートは350〜950、データのダッシュボードは2,400〜9,800、アプリ全体や数日がかりの作業は15,000以上のクレジットを使います。通常の検索(Ask)では、クレジットは減りません。個人向けのProには毎月のクレジットがない代わりに、毎週リセットされるComputerの利用枠がある、とも書かれています。

裏で選べるモデル

公式ヘルプ「What advanced AI models are included in my subscription?」の表(「2026年10月17日時点」と書かれたもの。10月22日確認)では、次のとおりです。

  • ProとMaxの両方:GPT-6.1 Sol(OpenAI)、Gemini 3.8 Flash(Google)、Claude Sonnet 5.5(Anthropic)、Kimi K3(Moonshot AI)、GLM 5.3(Z.ai)、Grok 4.7(xAI)、Nemotron 3.5 Super VL(NVIDIA)の7つ。
  • Maxだけ:GPT-6 Astra(OpenAI)、Gemini 4 Argon(Google)、Claude Opus 5.5とClaude Fable 5.1(Anthropic)の4つ。
  • この表には、Perplexity自身のSonarは載っていませんでした。
  • Free:「Best」を使い、限られた回数のPro Searchができる。高度なモデルは自分では選べない。

同じページに「モデルは変わることがある。新しいモデルが出ると加わり、古いものは外れる」とあります。10月7日の記事では、ヘルプの表と更新履歴で名前が違っていました。10月22日に読んだ表には、更新履歴にあった「GPT-6.1 Sol」「Claude Opus 5.5」が入っています。その後も入れ替わりは続くはずなので、ここに書いた名前は、「ある時点の表」と受け取ってください。

開発者向けAPIと料金

APIとは、アプリやサービスが、AIを直接呼び出すための口のことです。Perplexityの公式ドキュメントに載っているAPIは、次のとおりです(10月22日のトップに並んでいたのは、Agent API、Search API、Embeddings API、Decisions API、Orchestrator APIで、Sonar APIは並んでいませんでした)。

  • Agent API:Web検索つきで、出典のある答えを1回の呼び出しで返す。OpenAI、Anthropic、Google、xAIなどのモデルを使える。
  • Search API:整えた検索結果を、そのまま返す。
  • Embeddings API:文章を「意味の近さ」で扱うための数字に変える。
  • Sonar API:Perplexity自身のモデルによる、検索つきの回答。ただし、公式ドキュメントによると、Sonarの従来の呼び出し方(Chat Completions)のサポートは2026年9月27日に終わり、同期とストリーミングの依頼は、順にAgent APIの依頼として扱われています。非同期の依頼は、もう使えません。10月22日に読んだドキュメントのトップには、Sonar APIはなく、代わりにDecisions API(文章や画像について、はい/いいえなどを確率つきで答える)とOrchestrator API(公開されている重みのモデルを、1つの入口で使う)が並んでいました。

Sonarの料金(10月7日に公式の料金ページで読んだ数字)。10月22日に読み直すと、料金ページにSonarの行はなくなっていました。Sonar、Sonar Pro、Sonar Reasoning Proは、各モデルのページで同じ数字を確認しました。Sonar Deep Researchは、10月22日には数字を確かめられていません。トークンとは、AIが読み書きする文字量の単位で、料金は100万トークンあたりで決まります。

モデル 入力(100万トークンあたり) 出力(100万トークンあたり) リクエスト料金(1,000回あたり、検索の深さ 低/中/高)
Sonar 1ドル 1ドル 5ドル/8ドル/12ドル
Sonar Pro 3ドル 15ドル 6ドル/10ドル/14ドル
Sonar Reasoning Pro 2ドル 8ドル 6ドル/10ドル/14ドル
Sonar Deep Research 2ドル 8ドル リクエスト料金はなく、検索1,000回あたり5ドル。ほかに、引用に2ドル、推論に3ドル(いずれも100万トークンあたり)がかかる

Search APIは、成功したリクエスト1,000回あたり、標準が5ドル、高速(Fast)が1ドルです。公式の説明では、トークン料金はかかりません。そのほか、Agent APIのツールは、1回の呼び出しごとに、Web検索が0.0025ドル、URL取得が0.0005ドルなどと書かれています。Agent APIでほかの会社のモデルを使う場合の単価は、モデルごとの長い表になっていて、この記事では書き写していません。

見立てです。APIは、アプリを作る人のためのものです。普通に調べものをする人は、ここを気にしなくてかまいません。

:::

他のAI検索との位置づけ

優劣は書きません。各社が自分で書いている説明を、並べるだけにします。

  • Perplexity:Webを探して、会話の形で答えを返し、検証できる出典をつける、と説明されています。
  • ChatGPTの検索:OpenAIのヘルプでは、「最新の情報と、関連する出典へのリンクつきで、Webを検索して答える」機能で、無料のプランや、ログインしていない人でも使えると書かれています。
  • GoogleのAIモード:Googleのヘルプでは、「Googleで最も強力なAI検索の体験」とされ、質問をいくつかの小さな話題に分けて同時に検索する、と書かれています。google.com/aiなどから入れます。
  • Gemini:今回は、公式のページを読んでいません。

見立てです。どれも「検索して、出典つきで答える」という点は、公式の説明の上では重なっています。違いは、組み合わせです。Perplexityは、複数の会社のモデルを選べること、ブラウザ(Comet)や作業代行(Computer)まで持っていること、開発者向けの検索APIを売っていることが、公式の説明から読み取れる特徴です。どれが自分に合うかは、使い慣れたサービスとの相性のほうが大きいと思います。

どれを選ぶか

見立てです。

  • まず試すなら、Free。日常の「ちょっと調べる」なら、基本の検索で足ります。Pro Searchは1日3回、Deep Researchは月1回なので、「しっかり調べる」回数は少なめです。
  • 毎日、調べものを仕事や勉強に使うなら、Pro(月20ドル)を検討。学生や教員なら、先にEducation Proの資格があるかを確かめるとよいと思います。
  • Maxは、Computerのような作業代行を何度も使う人向け。月200ドルは大きな金額です。Computer用のクレジット(月10,000)は、公式の例の幅で単純に割ると(僕らの計算)、短い質問なら100回以上、調査レポートなら10回あまりから30回弱、データのダッシュボードなら1〜4回ほどという大きさです。自分の使い方で足りるかは、公式の例と見比べて考えてください。
  • Cometのブラウザは無料で公開されていますが、アシスタントの条件は事前に確認を。メールやカレンダーとつなぐ場合は、公式が勧めるとおり、先にプライバシーの設定のページを読んでください。

気をつけること

  • この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。この記事は、公式の文書を読んでまとめたものです。
  • 価格は2026年10月7日に確認し、10月22日に読み直した、米ドルのものです。日本円の価格、税の扱い、為替は確認できていません。プランの値段や上限は、変わることがあります。
  • Proの月額・年額は、公式のPro紹介ページには数字がなく、別の記事(Slack連携の説明)と過去のブログから確認しました。申し込む前に、契約画面の表示を見てください。
  • モデル名とバージョンは、ページによって違う場合があります(10月7日にはヘルプの表と更新履歴で名前が違っていて、10月22日の表では更新履歴の名前が入っていました)。
  • Proの紹介ページには、古い名前のモデル(GPT-5.2など)が残っていました。公式のヘルプの中にも、更新が追いついていないページがあります。
  • Free・Pro・Maxの検索回数の上限は、ヘルプの表の数字を書きました。Proの回数は「週ごと・月ごとの上限(平均的な利用向け)」とだけあり、具体的な数字は確認できていません。
  • ComputerやCometのアシスタントが、メールなどを扱える一方で、AIは間違えることがあります。大事な作業は、結果を人が確かめてください。
  • Perplexityのヘルプには、検索データがサービスの改善に使われること、設定の「AI Data Usage」で止められることが書かれています。気になる人は、使う前に設定を確認してください。
  • Labsと、いまの「Create files and apps」が同じものかは確認できていません。
  • ChatGPTの検索とGoogleのAIモードは、各社の説明の一文を紹介しただけです。機能の細かい比較や優劣は、この記事では扱っていません。

出典

更新履歴

  • 2026年10月25日 書き方を直しました。
    • 前:運営者が使っていないと読める書き方 → いま:「この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません」。公式の資料を読んでまとめた記事で、使い心地は書いていない、という意味に直した