3行でいうと
- App の基本の流れは、「プロジェクトを作る → 指示を送る → Local か New worktree かを選ぶ → 計画(Implementation Plan)を読んでコメントし、Proceed を押す → 差分を見る」です。計画を先に出させたいときは
/planを使います。 - 公式のページ同士で、用語が揃っていません。変更履歴(v2.17.0)は「Plan Review Policy」と書き、Artifact review のページは「artifact review policy」と、新しい会話を始めるときに選ぶ「Planning mode」「Fast mode」を書きます。CLI の Modes ページは、
/planningと/fastは 1.1.0 で除かれたと書いています。どれが画面の現状かは決めず、この記事では分けて書きます。 - ブラウザの操作は
/browser(App と CLI。公式は IDE では使えないと書く)で、結果は WebM の録画と、スクリーンショットなどの成果物に残ります。初回は Chrome のリモートデバッグの許可を求められる、と公式は書いています。 - CLI では、
Ctrl+Rで成果物の一覧を開き、y/nで承認・却下します。-pで、1回だけ動かして終わる使い方(ヘッドレス)もあります。
この記事は、公式の資料を2026年10月25日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はAntigravityを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。手順は「公式の手順を順に並べたもの」で、「この記事の例」と書いた指示文は、公式の記載に合わせて組んだ例です(動作は確かめていません)。画面の表記は版で変わるので、手元の画面と照らして読んでください。
先に結論
- 最初の指示は、公式の例のとおり短いものでかまいません。 公式の Getting Started の例は、App が「Add unit tests for the authentication handlers」、CLI が「Write a simple python script to fetch web page text」です。
- 大きめの変更は、先に計画を出させる使い方が公式に用意されています。
/planは、コードを書かずに調べ、必要なら質問し、「Implementation Plan」という成果物を出し、あなたが Proceed を押すまで進まない、という説明です(レビューの方針が「Always proceed」なら止まりません。この方針の名前は、Artifact review のページでは artifact review policy、変更履歴では Plan Review Policy です)。 - 権限の確認の出方は、05で決めた設定で変わります。 この記事の手順の「承認を求められる」は、公式の表の「Default」や「Request Review」を前提にしています。
- 料金や回数の枠、データの扱いは01・04に。
/boostと/teamwork-previewは、公式が有料のプランと書いています。
前提:用語をそろえる
- エージェント/会話:1つの指示から続く、AIの作業のまとまりです。公式は複数の会話を並行して動かせると書いています。
- アーティファクト(artifact):エージェントが作る成果物です。Implementation Plan(計画。Markdown)、Walkthrough(終わったあとの要約)、コードの差分、スクリーンショット、ブラウザの録画などです。
- Implementation Plan:変更の計画を書いた成果物です。公式は、コードを変える前にレビューできると書いています。
- worktree:Git の機能で、同じリポジトリの別の作業場所を作るものです。
- サブエージェント:メインのエージェントが背景で動かす、別の作業役のエージェントです。
- スラッシュコマンド:入力欄に
/を打つと選べるコマンドです。App では入力欄、CLI ではプロンプトで使います。
たとえ話:工務店に頼む順番
家の改修を頼むとき、いきなり壁を壊してもらうより、先に見積書と図面(計画)をもらって、直してほしい所に書き込みをしてから「進めてください」と言う、という順番があります。/plan と Proceed は、その順番にあたります。これは僕らのたとえで、公式の表現ではありません。
場面1:App で最初のプロジェクトを作って指示を送る
公式の Getting Started の順です。
- 左のサイドバーの New Project(フォルダに+のアイコン)を押す。
- Add Folder を押し、作業するフォルダ(Git リポジトリでも、ただのフォルダでもよい)を選ぶ。複数のフォルダを足せます。公式の Projects ページは、フロントエンドとバックエンドのような関連するフォルダを1つのプロジェクトに入れると、複数のコードを見渡せると書いています。
- Create を押す。
- 入力欄に指示を書いて
Enter。公式の例は次です。
Add unit tests for the authentication handlers
- 出てくる設定の画面で Mode を選ぶ。
| Mode | 公式の説明 |
|---|---|
| Local mode | エージェントが、あなたの今のフォルダで直接作業する。素早い対話的な編集向き。並行して動くエージェントは同じフォルダを共有する |
| New worktree mode | この会話のために新しい Git の worktree を作る。あなたの作業フォルダはそのまま。並行して動くサブエージェント同士がぶつからない。Git のフォルダには worktree、Git でないフォルダは直接アクセスのまま |
- 返ってくるもの:エージェントの進み具合の表示(ステップ)、編集したファイル、確認が必要な操作の承認の表示。
Local か worktree かの判断は、公式の説明(Local は直接、worktree は作業フォルダを汚さない)から読み取れる範囲では、「いまのフォルダを直接変えてよいか」で分かれます。これは僕らの見立てです。
プロジェクトに属さない一時的な会話は、公式によれば、隔離されたローカルの作業用フォルダで動き、独自の設定と権限を持ち、全体の権限も引き継ぎます。
画面の基本操作(App)
公式の Getting Started のショートカット表です。
| 操作 | macOS | Windows・Linux |
|---|---|---|
| 会話の一覧を開く | ⌘K |
Ctrl + K |
| ファイル検索 | ⌘P |
Ctrl + P |
| 入力欄に移る | ⌘L |
Ctrl + L |
| 新しい会話 | ⌘N |
Ctrl + N |
| 会話を順に切り替える | ⌥ Up / Down |
Alt + Up / Down |
機能一覧のページには、Ctrl/Cmd + バッククォートで統合ターミナル、Ctrl+M で音声の入力(マイクのボタンでも開始・停止)、とも書かれています。
場面2:先に計画を出させて、読んで、コメントして、進める(/plan)
入力する
App の入力欄で、/plan に続けて目的を書きます。/plan だけを打つと、自由な聞き取り(discovery)から始まり、エージェントが今開いているファイルと最近の会話を見て質問する、と公式は書いています。この記事の例(公式の説明に合わせた例)は次です。
/plan このリポジトリの認証まわりに、ログインの失敗回数の記録を追加したい
公式が書く流れ
- 調べる:コードを書かずに、影響のあるファイルや依存関係を見る。
- 質問する:要件があいまいなときや、やり方が複数あるときは、選択肢つきで質問する。
- 計画を出す:「Implementation Plan」の成果物を作る。作業の分解と、確認の節目が入る。
- あなたがレビューする:成果物の画面で、計画を読み、インラインでコメントできる。範囲を減らす、技術を変える、食い違いを直す、といった依頼がコメントの例として挙げられています。
- 進める:会話か成果物のヘッダーの Proceed を押すと、承認して実装に進みます。コメントの有無にかかわらず押せます。コメントを送りたいときは、成果物のヘッダーの Review を押すと、コメントがまとめて見られ、進めずにメッセージとして送れます。
- 実装のあと、エージェントは計画の節目ごとにテストなどで確かめながら進める、と公式の
/planのページは書いています。
計画のレビューを止める・止めない
公式の Artifact review のページは、レビューの方針を Agent タブで選ぶと書き、2つを挙げています。
- 「Request review (recommended)」:公式がこのように (recommended) と添えています。計画とコードの差分の前で止まって通知する。
- 「Always proceed」:レビューのために待たない。
変更履歴には、v2.17.0(2026年9月22日)で /plan が加わり、設定が「Plan Review Policy」になった、とあります。その選択肢として、変更履歴は「すべての計画をレビューする」「選んでレビューする」「レビューを飛ばす」の3つの趣旨を挙げます。一方、Artifact review のページは、選択肢を「Request review (recommended)」と「Always proceed」の2つだけ挙げ、この方針を「Planning mode」と結びつけ、「Fast mode」は計画の段階を設けず直接実行するので対象外、と書きます。CLI の設定(artifactReviewPolicy)は、asks-for-review、agent-decides、always-proceed の3つです(05)。選択肢の数と名前が、ページごとに違います。いま画面に出る名前は、手元の Settings で確かめてください。
終わったあと
エージェントが実装を終えると、「Walkthrough」の成果物が作られる、と公式は書いています。変更の要約で、ブラウザを使った作業ではスクリーンショットや画面の録画も入ることがある、という説明です(App と IDE で使える、と書かれています)。
場面3:質問されてから進める(/grill-me)
仕様があいまいなとき向けに、公式は /grill-me を用意しています。1つずつ質問され、各質問に「(Recommended)」と付いた答えが先頭に並ぶ(公式の表記)。自分の答えも書けます。
- 入力欄に、公式の例の形で書く。
/grill-me Add per-user rate limiting to the bookmarks API
- エージェントがコードを調べ、質問を1つずつ出す。App では入力欄の上のカードに出る。答えを選ぶか、Other に書き、Submit を押す。Skip で飛ばす。閉じるボタンで、聞き取りも作業も止まる。
- 質問がなくなったら、あなたの答えに沿って作業が進む。
- 計画を先に作りたいなら、
/plan /grill-me <task>と重ねて書く、と公式は書いています。
CLI では、質問が番号つきの一覧で出て、矢印と Enter(または番号)で選び、「Write-in…」で自由に書き、Esc で飛ばします。
場面4:変更を確かめる(差分、コミット、巻き戻し)
App
機能一覧のページによると、App には VCS(バージョン管理)のパネルがあり、次ができます。
- 未コミットの変更、ブランチの差分、エージェントの編集を見る。
- ファイルごとに、stage、unstage、変更の破棄をする。
- コミット(メッセージの自動生成は任意)と、リモートへの push。
エディタ(IDE)
公式の Review changes のページの順です。
- 会話でエージェントにコードを書かせる。
- エージェントのパネルの下のツールバーに「Review Changes」の項目が出る。
- それを押すと、エディタの中に変更の画面が開く。
- 会話の中で2人(あなたとエージェント)が変えた内容を、スクロールして見る。
- ファイルの差分にコメントして、エージェントに伝える。成果物にコメントするときと同じ使い方、と書かれています。
CLI
後述の場面7で、Ctrl + R の成果物の画面と、/diff を扱います。履歴を戻すコマンドは /rewind(/undo)です。
場面5:エージェントにブラウザを操作させる(/browser)
公式の /browser のページの内容です。
- 使える入口:App と CLI。IDE では使えない、と書かれています。組織の管理者がブラウザの利用を止めていると、コマンドの一覧から
/browserが消えます。 - 仕組み:Chrome DevTools の MCP サーバーを Antigravity が自動で起動して Chrome を動かす。手動の設定は不要、と書かれています。
手順
- 入力欄に
/browserと、やってほしい作業を書く。終わりの条件(「〜を報告して」「〜のスクリーンショットを撮って」)を入れると、戻るタイミングが分かりやすい、と公式は書いています。公式の例は次のようなものです(要旨)。 - localhost のURLを開いて、幅390pxの表示に切り替えて、ナビゲーションの引き出しを開いた状態と閉じた状態を撮る。
- ダッシュボードを開いて、グラフが描かれているか確かめ、コンソールのエラーを報告する。
- この記事の例(公式の例の形に合わせたもの):
/browser http://localhost:3000 を開いて、ログインのボタンが表示されているかを確認し、結果とスクリーンショットを報告して
- 初回は、Chrome がリモートデバッグを許可するかどうかを聞いてくるので、許可する必要がある、と公式は書いています。
- 進み具合は、App ではサブエージェントのパネルに出ます。CLI では
Alt+Jか/agentsで見ます。 - 結果:セッションごとに WebM の録画が会話の成果物に保存されます。処理は非同期で、できあがるとエージェントが知らせる、と書かれています。
ブラウザの権限(公式の記載)
- ページの JavaScript を動かす
evaluate_scriptは、既定で承認を求める。ほかのブラウザのツールは、サブエージェントに対して自動で動く。変えたいときはツールの権限の設定。 - IDE のブラウザについては、別ページに、URLの許可リストが
~/.gemini/antigravity/browserAllowlist.txtにあり、初期はlocalhostだけで、許可されていないURLに行くと確認が出て「Always allow」を押すと加わる、と書かれています。拒否リストはサーバー側で管理され、利用者は変えられません。このファイルが App の/browserにも使われるかは、公式で確認できていません。 - IDE のブラウザは、あなたの普段の Chrome とは別のプロフィールで動き、Cookie やサインイン情報は共有されず、サインインは保たれる、と書かれています。
IDE の「Browser Tools」のスイッチ(ユーザー設定の Browser の項)で、ブラウザのツールを止められる、とも書かれています。
場面6:長い作業を任せる(/goal、/schedule、/boost、/teamwork-preview)
| コマンド | 公式の説明 | 使える範囲 |
|---|---|---|
/goal <目的> |
目的が確かめられるまで、止まらずに進める。完了の条件を、確かめられる形で書く。1つの会話で有効な goal は1つ | 一覧のページは「All plans」。入口は、/goal のページが App・CLI・IDE、一覧のページは App・CLI(ページ間で違う) |
/schedule <いつ> <何を> |
一度きりのタイマーか、cron の繰り返しで、今の会話のエージェントを起こす | 一覧のページは「All plans」。入口は、/schedule のページが App・CLI・IDE、一覧のページは App・CLI(ページ間で違う) |
/boost <task> |
複数のエージェントで深く考える。聞き取りなしですぐ実行 | 有料のプラン。App・CLI |
/teamwork-preview <task> |
複数のエージェントのチーム。最初に範囲を聞き取り、承認後に自律で実行 | 有料のプラン。App・CLI |
/btw <質問> |
作業を止めずに、背景で小さな質問をする | 全プラン |
/learn |
会話の中の訂正を、ルールかスキルとして残す案を作る(08) | 全プラン |
/goal の例(公式の例)
/goal Migrate the auth package from session cookies to OAuth2 and make sure all unit and integration tests pass
公式は、権限と成果物のレビューの方針は、goal でも変わらないと書いています。止めたいときは「Stop the current goal」のような追加の指示を送ると Cancelled になります。回数の上限はなく、完了の条件が明確かどうかが、止まり方の分かれ目になる、と書かれています。
/schedule の例(公式の例)
/schedule in 10 minutes, check whether the deploy to staging finished and summarize any errors
/schedule every weekday at 9am, run git fetch, list stale local branches, and summarize open PR reviews
スケジュールは、作った会話に結びついていて、会話がないところで動く仕事は、スケジュール用のサイドカー(08)を使う、と公式は書いています。CLI では /tasks で管理し、k で止め、x で終わったものを消します。App は、変更履歴で、以前の「Scheduled Tasks」が v2.21.1 で「Automations」に改名され、Run Now やエージェントによる作成ができる、と書かれています。機能一覧のページは、いまも「Scheduled tasks」の名前を使っています(ページ間で違う)。
/teamwork-preview は、最初の段階(Phase 1)で、目的、検証の方法、受け入れの条件、作業フォルダ(既定は ~/teamwork_projects/{PROJECT_NAME})を聞き取り、できあがった内容を承認してから、自律の段階に入る、と公式は書いています。
場面7:CLI(agy)で使う
7-1:公式のクイックスタートの順
- 練習用のフォルダで
agyを起動する(05)。 - 公式の例のとおり入力して
Enter。
Write a simple python script to fetch web page text
- エージェントがフォルダを調べ、計画を作り、変更案を出す。
Ctrl+Rで成果物のレビューの画面(Artifact Picker)を開く。矢印でmain.pyを選び、Yで作成を承認する。Escで閉じる。- 続けて入力する。
Run the python script and show me the output
python3 main.pyの実行の承認を求められたらY。終わるときはCtrl+Dか/exit。
7-2:成果物のレビュー画面のキー(公式の表)
| キー | 動作 |
|---|---|
↑/↓ |
項目を移る |
y/n |
選んでいるファイルを承認/却下 |
Shift+A/Shift+R |
保留中をすべて承認/却下 |
p |
短いプレビューの切り替え |
Enter |
ボタンを実行(open で詳細の画面) |
Esc |
レビューの状態を保存し、承認と却下をエージェントに送って戻る |
詳細の画面では、c で行にコメントを書けます(Esc で保存して送る)。公式は、ファイルを書く前に、承認・却下とコメントがエージェントに届く流れだと書いています。
7-3:実行モードを切り替える
Shift + Tab で default → accept-edits → auto → plan の順に切り替わります(auto が使えない環境では飛ばされる)。起動時は agy --mode=plan のように指定します。現在のモードは、右下のステータスバーに出ます。
| モード | 動き(公式) |
|---|---|
default |
ファイルの作成・変更の前に差分を出して承認を待つ。コマンドも確認 |
accept-edits |
ワークスペース内のファイル編集を自動で承認。コマンドは確認 |
auto(Preview) |
編集を自動で承認。コマンドは既定でサンドボックスの中。外に出るものは自動で判定 |
plan |
読み取りの道具だけで調べ、アウトラインの承認までコードを書かない |
default の差分の画面では、1 で承認、2 で却下、却下の欄で Tab を押すと、直してほしいことを伝えられます。f で全画面の差分です。/planning と /fast は 1.1.0 で除かれた、と公式の Modes ページは書いています。
7-4:入力のコツ(公式に書かれている範囲)
@でファイルパスの候補、先頭の!でターミナルのコマンドを直接実行、?でヘルプ(CLI の使い方のページ)。- 改行は
Shift+Enterかctrl+j。画像や動画はctrl+vで貼れる(画像は PNG・JPEG など、動画は MP4・MOV・WebM・AVI)。 Escで、動いているターンを止める。ctrl+gで、$EDITORを開いて長い文を書く。
7-5:会話を管理する
| 操作 | 公式の説明 |
|---|---|
agy -c |
今のワークスペースの、直近の会話を続ける |
/resume |
以前の会話の一覧から選ぶ。会話はいまの作業ディレクトリごとに絞られる |
/fork |
今の会話を新しいセッションに複製する。Git のチェックアウトは複製されない |
/rewind(/undo) |
前のメッセージまで履歴を戻す |
/context |
文脈の使用量を見る |
7-6:1回だけ動かして終わる(ヘッドレス)
公式の Headless のページによると、agy -p "..." は1つのプロンプトを送り、答えを返して終わります。答えは標準出力、エラーや承認の通知は標準エラー出力です。この記事の例は次です。
agy -p "このリポジトリの README を要約して"
- 認証は、先に対話で1回サインインしたものを使う。未認証だと、待たずにエラーで終わる。
- 承認を求められない場面では、承認が必要な操作は拒否扱いで続き、終了コードは0で、通知が標準エラー出力に出る。ワークスペースのファイルの読み書きは自動で許可、シェルのコマンドは既定で確認扱いなので、許可がないと拒否される。
- 事前に許可するには、
~/.gemini/antigravity-cli/settings.jsonのpermissions.allowに、たとえばcommand(git)を書く。 --dangerously-skip-permissionsは全部を承認するもので、公式は、プロンプトと環境を完全に信頼できるとき以外は、範囲を絞った許可ルールを使うように、という趣旨で書いています。- 出力形式は
--output-formatで、text(既定)、json、stream-json。--json-schemaで構造化した出力にできる。
場面8:エディタの中で使う
公式の Getting Started のIDEのクイックスタートの順です。
- 使うエディタでプロジェクトを開く。
- エージェントのパネルを開く。VS Code はアクティビティバーの Antigravity のアイコン、Visual Studio は
Ctrl+, Ctrl+A、JetBrains は JetBrains AI → Antigravity、Zed は External Agents、Xcode は Intelligence。 - 会話のパネルに作業を入力する。
- 計画と差分をレビューし、複数の手順の作業をエディタの中で進める。
エディタの機能として、公式のページに次が書かれています。
- エージェントのパネル:上に、新しい会話、履歴、
@による文脈の参照、/によるワークフロー(08)、画像の添付、エージェントのモードの切り替え、モデルの選択。下のツールバーに、成果物、動いているターミナルのプロセス、「Review Changes」。 - Tab 補完:Supercomplete(カーソルの近くの編集の提案。
Tabで受け入れる)、Tab-to-Jump(次の編集場所への移動)、Tab-to-Import(足りない import の追加)。速度はSlow/Default/Fast。それぞれ個別にオフにできる、と書かれています(初期状態は書かれていません)。 - Task groups:公式は、計画のモードで大きな作業が小さな単位に分けられるとき、編集したファイルの「pill」、サブタスクの進み具合、承認が必要な保留の手順が、最後の欄にまとまると書いています。
最初の1時間でやる順番(この記事の案)
ここから下は、公式の手順ではなく、この記事の案です(僕らの見立て)。
- (5分)サインインして、Settings で Enable Telemetry と Permission Preset の現在の値を見る。
- (10分)失ってよい練習用のフォルダで、Local mode のプロジェクトを作る。
- (10分)短い指示を1つ送り、承認の表示がどこに出るかを見る。
- (15分)
/planで計画を出させ、計画の1行にコメントをつけてから Proceed を押す。 - (10分)差分(VCS パネルか Review Changes)を見る。
- (10分)
/browserで、localhost のページの表示の確認を1つ頼み、録画の成果物を開く。
つまずきと直し方
| 症状 | 公式の記載から読み取れること |
|---|---|
/browser が出ない |
IDE では使えない。管理者がブラウザの利用を止めていると消える |
/browser が止まる |
初回の Chrome のリモートデバッグの許可の画面を確かめる。許可が必要と書かれている |
| 計画が出ずに進む | レビューの方針が「Always proceed」だと待たない、と Artifact review のページが書いている。/plan を明示して使う |
| コマンドのたびに確認が出る | Permission Preset が Request Review のとき、毎回確認。Default は、サンドボックスの外で確認 |
| ネットワークが要るコマンドが失敗する | サンドボックスの中ではネットワークなしが既定。command(...) の許可ルールなどで外に出す(05・公式の Sandbox ページ) |
CLI の承認を取り消せない(Esc が効かない) |
default では、Esc で保留中の編集は消えない、と Modes ページが書く。n/2 で却下 |
| goal が止まらない | 回数の上限はない、と書かれている。「Stop the current goal」と送る |
/plan や /goal が選べない |
公式のコマンド一覧の表示と、手元の版(v2.17.0 以降に /plan)を照らす |
気をつけること
- この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はAntigravityを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。
- 「Planning」「Fast」の用語は、公式のページ同士で食い違っています。Artifact review のページは、新しい会話を始めるときに選ぶ「Planning mode」「Fast mode」を書き、Task groups のページと
/planのページ(CLI の項)も「planning mode」に触れます。Agent のパネルのページは「agent modes」の切り替えに触れる一方、CLI の Modes ページは/planningと/fastを除いたと書き、機能一覧、Getting Started、Models、概要のページには「Planning mode」「Fast mode」という言葉は見当たりませんでした。Models ページと概要のページは、Flash 系のモデルの選択肢に「Fast」を載せますが、説明はありません。この記事は、どれが画面の現状か決めていません。 - 「Agent Manager」も、ページごとに扱いが違います。概要のページは、App は Agent Manager から発展した、と書きます。Agent のページは、会話の削除の説明に Agent Manager を使い、CLI のコマンド一覧と Custom subagents のページは、
/agentsを Agent Manager のパネルを開くコマンドと書きます。CLI の機能のページは、同じ/agentsを「サブエージェントのパネル」と書きます。変更履歴には Agent Manager は出てきません。 - 変更履歴によると、App は2026年9月から10月のあいだにも、v2.15.0 から v2.26.0 まで更新され、サイドパネルの再設計(v2.24.0)、質問と権限の確認の表示が入力欄の上に付く変更(v2.26.0)などがあります。画面は、この記事と違うことがあります。
- Turbo や
--dangerously-skip-permissionsのように、確認なしで動く設定では、エージェントの実行を途中で止める機会が減ります。何が確認なしで動くかは、05の表と公式の Permissions ページで確かめてください。 - ブラウザの操作は、実在のサイトにアクセスします。許可リスト、別プロフィール、承認の設定は、場面5と公式の各ページで確かめてください。
- 規約や契約の解釈は、必要なら公式や専門家に確認してください。この記事は法律の助言ではありません。
出典
- Getting Started(Google Antigravity Docs、確認日 2026-10-25)
- Features overview(Google Antigravity Docs、確認日 2026-10-25)
- Agent overview(Google Antigravity Docs、確認日 2026-10-25)
- Projects(Google Antigravity Docs、確認日 2026-10-25)
- Artifacts overview(Google Antigravity Docs、確認日 2026-10-25)
- Implementation plan(Google Antigravity Docs、確認日 2026-10-25)
- Walkthrough(Google Antigravity Docs、確認日 2026-10-25)
- Artifact review(Google Antigravity Docs、確認日 2026-10-25)
- Task groups(Google Antigravity Docs、確認日 2026-10-25)
- /plan(Google Antigravity Docs、確認日 2026-10-25)
- /grill-me(Google Antigravity Docs、確認日 2026-10-25)
- /goal(Google Antigravity Docs、確認日 2026-10-25)
- /schedule(Google Antigravity Docs、確認日 2026-10-25)
- /boost(Google Antigravity Docs、確認日 2026-10-25)
- /teamwork-preview(Google Antigravity Docs、確認日 2026-10-25)
- Slash commands overview(Google Antigravity Docs、確認日 2026-10-25)
- /browser(Google Antigravity Docs、確認日 2026-10-25)
- Browser overview(Google Antigravity Docs、確認日 2026-10-25)
- Allowlist and denylist(Google Antigravity Docs、確認日 2026-10-25)
- Separate Chrome profile(Google Antigravity Docs、確認日 2026-10-25)
- Browser recordings(Google Antigravity Docs、確認日 2026-10-25)
- Visual screenshots(Google Antigravity Docs、確認日 2026-10-25)
- Agent side panel(Google Antigravity Docs、確認日 2026-10-25)
- Review changes(Google Antigravity Docs、確認日 2026-10-25)
- Tab completion(Google Antigravity Docs、確認日 2026-10-25)
- CLI execution modes(Google Antigravity Docs、確認日 2026-10-25)
- CLI commands reference(Google Antigravity Docs、確認日 2026-10-25)
- CLI settings and tips(Google Antigravity Docs、確認日 2026-10-25)
- CLI prompting and interaction(Google Antigravity Docs、確認日 2026-10-25)
- CLI conversations(Google Antigravity Docs、確認日 2026-10-25)
- Reviewing artifacts in the CLI(Google Antigravity Docs、確認日 2026-10-25)
- CLI headless mode(Google Antigravity Docs、確認日 2026-10-25)
- Changelog(Google Antigravity Docs、確認日 2026-10-25)