3行でいうと
- Windowsでは、Copilotのアプリが最初から入っている新しいパソコンがあります。Copilotキーか「Windowsキー+C」で開けます。Windowsのアプリのサインインには、はじめ方のヘルプ(日本語・英語)が「Microsoftアカウント」が必要と書いています。一方、Windows用のヘルプは、仕事・学校のアカウントか個人のMicrosoftアカウントでサインインする、と案内していて、書き方がそろっていません。どちらで使えるかは、画面で確かめてください。
- Edgeでは、ページを開いて右上のCopilotアイコンを選ぶと、そのページの要約や質問ができます。ページの内容、開いているタブ、閲覧履歴が使われることがあり、止める設定もあります。
- 会話の履歴は18か月分が残り、AIの学習への利用をやめる設定もあります。ただし、読んだ設定のページは古い版のアプリ向けで、新しい版の画面は確認できていません。
この記事は、2026年10月16日にMicrosoftの公式ヘルプを読んでまとめたもので、実際に使って確かめた記録ではありません。画面の名前や手順は、公式ページに書かれている範囲です。たとえ話と「見立てです。」の段落は僕らの考えで、公式の文書とは分けて書きました。
先に結論
公式ヘルプを読んで言えるのは、次の3つです。
- 入口は1つではありません。 Windowsのアプリ、Edgeの右上のアイコン、スマホのアプリ、Webの画面があります。
- Windowsのアプリのサインインには、Microsoftアカウントが必要です。 はじめ方のヘルプは、日本語も英語も、Windowsのアプリに必要なのはMicrosoftアカウントと書いています。仕事・学校のアカウントは、組織のデータも使う別の体験とされています。ただ、Windows用のヘルプは、仕事・学校のアカウントか個人のMicrosoftアカウントでサインインする、と案内していて、ヘルプ同士で書き方が違います。個人のMicrosoftアカウントは、OutlookやOneDriveなど個人向けサービスで使う個人用のIDで、仕事や学校のアカウントとは別のものです。
- Edgeでは、見ているページがAIに渡ることがあります。 渡る範囲を自分で決める設定があります。履歴と学習の設定も、最初に一度、見ておくとよいです。
たとえ話:玄関が3つある、同じ相談役
僕らのたとえです。公式の文書にあるものではありません。
Copilotは、同じ相談役が、玄関を3つ持っているようなものです。Windowsのアプリは、机の横にいる相談役で、見せた画面やファイルについても答えます。Edgeの右上のアイコンは、いま読んでいるページをいっしょにのぞく、隣の席の人です。スマホのアプリは、持ち歩く相談役です。相談役は同じでも、玄関ごとに、何を見せるかが違います。
入口1:Windowsのアプリ
公式ヘルプの記述です。
- 新しいWindows 11のパソコンには、Copilotのアプリが最初から入っているはずです。入っていなければ、Microsoft Storeから入れます。無料かどうかは、読んだページでは確認できていません。
- 開き方は、キーボードにCopilotキーがあればそれを押します。なければ、Windowsキー+Cです。小さな「クイックビュー」で開くことがあり、大きな画面で開くかは、アプリの設定(Account > Settings > Copilot Keyboard Shortcuts)で変えられます。
- サインインのアカウントは、はじめ方のヘルプ(日本語・英語)では「Microsoftアカウント」が必要とされ、仕事・学校のアカウントは別の体験とされています。Windows用のヘルプは、仕事・学校のアカウントか個人のMicrosoftアカウントでサインインする、と案内しています。どちらが必要かは、ヘルプによって書き方が違います。個人のアカウントでサインインすると、会話の履歴、画像づくり、長い会話、音声のやり取りなどが使える、と書かれています。サインインしない場合に何ができるかは、読んだページには書かれていませんでした。
試せる機能の名前
- Copilot Vision:開いているブラウザの窓やアプリを見て、質問に答えたり、手順を案内したりします。
- ファイル検索:パソコンの中のファイル(同期したOneDriveを含む)を探して答えます。許可は、設定の「File Search」と「File Read」で調整できます。
- 「Hey, Copilot」:声をかけて開く機能です。自分でオンにするオプトインだと書かれています。
入口2:Edgeの右上のアイコン
Edge(Microsoftのブラウザ)のヘルプです。日付は2026年8月18日更新です。
- ウェブサイト、動画、PDFのどれかを開いて、右上のCopilotのアイコンを選びます。始めるには、個人のMicrosoftアカウントでEdgeにサインインします。
- できることは、ページ、動画、PDFの要約と、それについての質問です。声で頼む機能は、Microsoft 365(Officeの購読サービス)の購読者向けと書かれています。
何がCopilotに渡るのか
ここがいちばん大事なところです。ヘルプの説明です。
- ページの内容についての質問では、いま開いているページ、そのタイトル、開いているタブ、閲覧履歴が使われることがあります。それ以外の質問では、ページのURLとタイトル、自分の入力、これまでの会話が使われます。
- 初めて開いたときに、このことが知らされるか、許可を求められます(地域で違うと書かれています)。
- 止めたいときは、Edgeの「…」メニューから「Copilot and AI」を開き、「Allow Copilot to read context clues on the web」をオフにします。
見立てです。要約にページの内容が渡るのは自然ですが、ほかのタブや閲覧履歴まで文脈に入ることがある点は、知らないと驚くかもしれません。頼む前に、ネットバンキングなどのタブを閉じておくと安心だと思います。
Edgeの「Copilot Mode」は試験的な機能
MicrosoftのFAQには、Edgeの「Copilot Mode」という試験的なモードが書かれています。自分でオンにするオプトインで、WindowsとMacの個人向けEdgeが対象、無料、「期間限定」とされています。開いている複数のタブを文脈にしたり、Copilot Actions(作業を代わりに進める機能)を使ったりできます。
ただし、このFAQには年が書かれていません。いまもこのとおりかは確認できていません。使うなら、Microsoftの最新の案内を見てください。
最初の質問は、どうすればいいか
Microsoftの「プロンプトの書き方」のページには、依頼に入れる要素が4つ書かれています。目的、背景、情報源(見せたい資料やページ)、期待(どんな形で答えてほしいか)です。必須なのは目的だけで、返事を見て直すことも勧められています。同じ頼みでも、答えは毎回変わることがあるとも書かれています。
最初の1回は、次のような頼みがやさしいと思います(僕らが作った例です)。
- Edge:長めの記事を開いて、「この記事を、3つの要点にまとめて。専門用語はやさしく言い換えて」と頼む。
- Windows:「パソコンの画面を、見やすくする設定を教えて」と頼む。設定の場所への案内も、ヘルプに書かれています。
残るもの:履歴と、学習の設定
個人のMicrosoftアカウントで使うときの、公式ヘルプの記述です。
| 項目 | 書かれていること |
|---|---|
| 会話の履歴 | 過去18か月分が残る。Windowsでは左のサイドバーに出る。項目を右クリックして「Delete」で個別に消せる。全部を消すには、Microsoftアカウントの「Copilotのアクティビティ履歴」のページで「Delete all activity history」を選ぶ |
| AIの学習への利用 | 「Training on conversation activity」(文字の会話)と「Training on voice conversations」(音声の会話)の2つを、Windowsのアプリでは、プロフィールのアイコンから「Settings」の「Privacy」でオフにできる |
| 記憶(メモリ) | 「Memory」の「Personalization and memory」で、個人に合わせる機能をオフにできる |
学習をオフにしても、製品やシステムの改善、広告、安全やセキュリティ、法令の順守のための利用までは止まらない、とも書かれています。
重要な注意があります。この設定のページには、新しい版のCopilotアプリが2026年8月18日から使えるようになり、このページの手順は古い版のアプリ向けだ、と書かれています。新しい版での設定の場所や名前は、確認できませんでした。各設定の初期値(最初からオンかオフか)も書かれていません。
誤解されやすい点
「Copilotは1つのサービス」ではありません。 個人のアカウントと、仕事・学校のアカウントでは、使える機能が違います。仕事・学校のアカウントでは、組織のデータも使う別の体験になると書かれています。種類の整理は、別の記事で扱っています。
「無料でどこまでできるか」は、読んだページには書かれていません。 日本語のヘルプにも、無料の範囲についての記載は確認できませんでした。
今日からできること、やってはいけないこと
今日からできること
- Windows 11なら、Windowsキー+C(Copilotキーがあればそれ)を押して、Copilotが開くか確かめる。
- 最初の質問の前に、設定の「Privacy」で、学習の2つのスイッチと記憶の設定を確かめる。画面が違うときは、公式ヘルプの最新の案内を見る。
- Edgeで長めの記事を開き、右上のアイコンから要約を頼む。その前に、別のタブに見られたくないページがないか確かめる。
やってはいけないこと
- パスワード、暗証番号、他人の個人情報を、質問に貼らない。
- Copilot Visionで画面を見せるとき、メールや銀行の画面を開いたままにしない。
- 会社や学校のパソコンで、個人のアカウントを使うかどうかを自分だけで決めない。管理者の決まりを先に確認する。
- 会話の共有リンクを、機微な内容で作らない。リンクを知っている人は誰でも見られると書かれています。
気をつけること
- 読んだページは、Copilotのはじめ方のヘルプが2026年10月6日更新、Edgeのヘルプが同年8月18日更新などです。画面の名前や機能は変わりやすく、Copilotは新しい版のアプリが出ています。
- 日本でここに書いた機能がそのまま使えるかは、確認できていません。「対応している地域と言語」のページは読めませんでした。日本語のヘルプはありましたが、ページのメタ情報に機械翻訳(MT)とありました。
- Edgeの「Browse with Copilot」のページは読めませんでした。その手順や注意は書いていません。
- 公式ページは、WebFetchという道具で読みました。これはページの要約を返すので、公式の文章をそのまま引用せず、言い換えて書いています。原文の細かい言い回しまでは確認できていません。
- Webの入口として、ヘルプにはcopilot.cloud.microsoft.comが出てきます。ほかのWebの入口との使い分けは分かりませんでした。迷ったら、アプリから開いてください。
- Copilotも、間違うことがあると公式に書かれています。法律や医療などの判断は、AIの答えだけで決めないでください。この記事は助言ではありません。
出典
- Getting started with Microsoft Copilot(Microsoft Support、2026年10月16日確認)
- Getting started with Copilot on Windows(Microsoft Support、2026年10月16日確認)
- Getting started with Copilot in Microsoft Edge(Microsoft Support、2026年10月16日確認)
- Copilot Mode FAQ(Microsoft、2026年10月16日確認)
- Microsoft Copilot privacy controls(Microsoft Support、2026年10月16日確認)
- Conversation history in Microsoft Copilot(Microsoft Support、2026年10月16日確認)
- Get started writing prompts in Microsoft Copilot(Microsoft Support、2026年10月16日確認)
- Microsoft Copilot で作業開始(Microsoft Support 日本語、2026年10月16日確認)
更新履歴
- 2026年10月25日 書き方を直しました。
- 前:運営者が使っていないと読める書き方 → いま:「この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません」。公式の資料を読んでまとめた記事で、使い心地は書いていない、という意味に直した
