3行でいうと

  • 写真は、3つのサービスとも、チャットの「+」や「ファイルを追加」から渡せます。形式や大きさ、枚数の上限は、サービスごとに違います。
  • 公式の注意書きに共通するのは、小さい字、回転した画像、物を数えること、細かい位置の指定、人物の判断は間違えやすい、という点です。医療画像の診断には向かない、とも書かれています。
  • 写真には、顔、住所、書類の番号などが写り込みます。渡す前に、写ってよいものか確かめるのが基本です。

この記事は、公式の文書を読んでまとめたものです。この記事は、これらのサービスに写真を渡して確かめたものではありません。画面の言葉は、公式ヘルプの英語のページに書かれたとおりに紹介しています。たとえ話と「見立てです。」で始まる段落は、僕らの考えです。

先に結論

公式の文書を読んで言えることは、次の4つです。

  1. 渡し方は、どのサービスも似ています。 パソコンでは、チャット欄の追加ボタンから選ぶ、画像をドラッグする、貼り付ける、のいずれかです。スマホでは、Geminiの公式ヘルプに、追加ボタンから写真を撮る、またはギャラリーやファイルから選ぶ、と書かれています。
  2. 形式と大きさの上限があります。 数字はサービスごとに違います。下の表を見てください。
  3. 読み取りは完璧ではありません。 各社が、間違えやすい場面を自分で書いています。
  4. 写真は、文字より多くの情報を運びます。 渡す前に、写っているものを確かめてください。

たとえ話:目はよいけれど、ときどき読み間違える友だち

僕らのたとえです。公式の文書にあるものではありません。

写真を見せて質問するのは、目のよい友だちに、スマホの画面を見せて「これ、何?」と聞くのに似ています。写っているものの説明や、書かれた文章を読むことは、たいていやってくれます。

ただし、この友だちには癖があります。文字が小さいと読み間違える。逆さまの紙は苦手。たくさんのものを数えると、だいたいの数になる。写真の前後の事情も知りません。このたとえは、得意そうに見えても確かめる前提で使う、と覚えるためのものです。AIが人間のように「見ている」のかどうかは、読んだ資料では分かりません。

写真の渡し方:3つのサービスを並べる

公式のページで確かめた内容を、2026年10月16日時点で表にしました。画面や上限は変わることがあります。

見るところ ChatGPT(OpenAI) Claude(Anthropic) Gemini(Google)
パソコン チャット欄の「+」から「Add photos & files」。ドラッグ、貼り付けも可 入力欄の左下の「+」メニューから追加。ドラッグ、貼り付けも可 gemini.google.comで「Add files」から「Upload Files」
スマホ Web・iOS・Androidで使えると書かれている。カメラ撮影の手順は、読んだページになし 2024年7月の公式記事に、Androidアプリで写真を撮る、またはファイルを渡せるとある。現在のヘルプでは確かめられなかった 追加ボタンから、写真を撮る、ギャラリーから選ぶ、ファイルから選ぶ
形式 PNG、JPEG、動かないGIF JPEG、PNG、GIF、WebP 「ほとんどの形式」。画像の一覧は読んだページになし
大きさ・枚数 1枚20MBまで。枚数の決まった上限はなし ヘルプ:1ファイル30MB、1チャット20ファイルまで、画像は縦横8000ピクセルまで。開発者向け文書:claude.aiは1メッセージ20枚、1枚10MB 1回の質問に最大10ファイル。動画以外は1ファイル100MBまで
無料か 無料でも有料でも使える。プランごとの利用上限あり 画像についてのプランの違いは、読んだページになし 画像についての無料・有料の違いは、読んだページになし

渡すときの、公式のコツ

数字をもう少し
  • Claudeの2つのページで、1枚あたりの大きさの数字(30MBと10MB)が違う理由は、読んだ範囲では分かりません。開発者向け文書は、小さすぎる画像(200ピクセル未満)で間違えやすいことも書いています。
  • Geminiの動画は1ファイル2GBまで。「Gemini Apps」には、チャットとファイルをあわせた保存の上限があり、写真や動画を含む会話は多く容量を使う、と書かれています。上限に達すると「Delete data to upload file」と出ることがある、とあります。
  • ChatGPTのヘルプには、画像は分析の前にリサイズされると書かれています。

読み違えやすいもの

公式が「できる」と書いているのは、写真について質問する、物や書類を尋ねる、写真を足しながら会話を続ける、といったことです。Geminiのヘルプには、自分の周りの様子を撮って質問できるともあります。

一方で、公式が自分で認めている苦手は、具体的です。

苦手なこと 書いているところ
小さな字、画質の悪い画像、回転した画像で、間違える ChatGPT、Claude
日本語や韓国語のような、ラテン文字以外の文字の読み取りは、うまくいきにくい ChatGPT
物の数は、だいたいの数になる ChatGPT、Claude
細かい位置の特定(チェスの駒の位置など)は苦手 ChatGPT、Claude
CTなどの医療画像の診断には向かない(ClaudeはCTやMRIを挙げています)。医療の助言の代わりにならない ChatGPT、Claude
人物の名前は答えさせられない(Claudeは断る)。人物については、不正確なことがある Claude、Gemini
写真がAIで作られたものか、確実には判断できない Claude

ChatGPTのヘルプは、ファイル名や画像のメタデータ(撮影日時などの付属情報)は処理しない、とも書いています。

見立てです。苦手の多くは「細かい文字」「数」「位置」「人」に集まっています。得意なのは、おおまかに何が写っているかの把握だと思います。数字や名前のように、1文字の間違いが困る場面では、AIの答えを元の写真と見比べてください。

誤解されやすい点

「見せれば、何でも正確に読んでくれる」 ChatGPTのヘルプは、説明や題が間違うことがある、曖昧な画像では正確さが下がることがある、と書いています。

「診断の代わりになる」 ChatGPTとClaudeの文書が、専門的な医療画像には向かない、と書いています。体調のことは、医師や薬剤師に相談してください。助言ではなく、公式の記載の紹介です。

「渡した写真は、その場で消える」 そう書かれたページは、読んだ範囲にはありません。次の節を見てください。

渡す前に確かめること

写真には、文字だけの質問より、余計な情報が写り込みます。公式のページから分かることは、次のとおりです。

見立てです。確認は、次の順に見ると短時間で済みます。顔が写っていないか。住所、表札、車のナンバー、宛名、書類の番号が写っていないか。背景に他人や仕事の資料が写っていないか。必要な部分だけを切り抜けないか(文字を読ませたいなら、大事な部分は残す)。

今日からできること、やってはいけないこと

どれも、公式ページに書かれたことを土台にした、僕らの整理です。

今日からできること

やってはいけないこと

気をつけること

出典

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