3行でいうと

  • 写真アプリの整理機能は、重複の発見、言葉での検索、人(顔)ごとのグループ、アルバムや思い出の作成、の4つに分けると見通せます。
  • アップルの写真アプリは、重複を自動で見つけますが、消すのは自分で選んだものだけです。言葉の説明で探したり思い出動画を作ったりする機能は、Apple Intelligenceが条件で、地域や言語が限られます。
  • Googleフォトの人ごとのグループは、顔の特徴を使います。ヘルプには、地域によって生体認証データとみなされる場合があり、使えない地域もある、と書かれています。使う前に設定を確かめます。

この記事は、公式の文書を読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。読んだのは、アップルはMac版のPhotosのヘルプ、GoogleはAndroid版とパソコン版のヘルプです。iPhone版の細かい手順は読んでいません。チャットAIに写真を見せて質問する話は、別の記事(写真を見せて質問する)で扱っています。

先に結論

公式のヘルプを読んで言えることは、次の4つです。

  1. 整理は、4つの仕事に分けられます。 重複を片づける、探す、人や出来事でまとめる、アルバムや思い出の形にする、です。この分け方は僕らの整理です。
  2. 少なくともアップルの重複の機能は、「見つける」までを自動でやり、「消す」は人に任せています。 重複は自動で見つかるが、統合は選んだものだけ、と書かれています。
  3. 新しい機能ほど、条件があります。 年齢、アカウントの種類、設定、地域、言語、端末で、使えるかが変わります。
  4. 消す前に、戻せる期間を知っておきます。 アップルは統合した重複を、Googleは削除した写真を、30日間残すと書いています(Googleは、読んだAndroidのページの話で、バックアップ済みの写真についての記述です)。

たとえ話:仕分けを手伝ってくれる友だち

僕らのたとえです。公式の文書にあるものではありません。

段ボール箱いっぱいの写真を、友だちが仕分けを手伝ってくれるとします。友だちは、同じ写真が2枚あれば「これ、同じだよ」と教えてくれます。「去年の海」と言えば、探してくれます。人ごとの山も作ってくれます。

ただ、人ごとに分けるには、友だちが顔を覚えなければなりません。この友だちが、どこまで覚え、どこに記録を残し、どの国でなら仕事をしてよいのか。アプリの設定を確かめることは、それを確かめることに近いです。

4つの仕事と、公式ヘルプに書かれていること

1. 重複を片づける(アップル)

アップルのMac版Photosのヘルプによると、重複した写真や動画は、自動で「重複項目」という場所に集まります。大きなライブラリは、分析に時間がかかります。

Googleフォトの重複の扱いは、読んだページには出てきませんでした。

2. 言葉で探す

アップルのMac版Photosのヘルプには、探せるものとして、題名や説明、キーワード、日付、写真の中の文字(レシートや書類)、場所と月のような複数の条件、が挙がっています。ふつうの文での検索は、Apple Intelligenceが条件で、すべての地域や端末では使えないと書かれています。

Googleのブログ(2024年9月5日)には、キーワードだけでなく、より説明的な言葉での検索にも対応した、とあります。このときは英語で、ほかの言語はこれから、でした。今の日本語の状況は、このブログからは分かりません。

3. 人でまとめる(Googleフォト)

Googleフォトの「フェイス グループ」は、顔が写った写真を、人やペットごとにまとめます。ヘルプによると、名前やニックネームのラベルを付けると、そのラベルで検索できます。

4. アルバムと思い出にする

Googleフォト。 Androidのヘルプによると、写真を選んでアルバムに追加できます。1つのアルバムに、最大20,000個の写真や動画を入れられます。人やペットを選ぶと、その顔の写真が自動で入るアルバムも作れます。ただし、この自動のアルバムは、フェイス グループがオンであることが条件です。同じページには、リアルタイム共有アルバムが一部の国では使えない、という別の注意もあります。

アップル。 Mac版のヘルプによると、「思い出」は、Photosが写真や動画から作る、音楽つきのまとまりです。アルバムを開いて再生ボタンを押すと、自分でも作れます。Apple Intelligenceを使うと、見たい思い出を文で説明して作れます。作ったあと、曲、題名、長さ、写真の追加と削除ができます。

GoogleフォトのAsk Photos(日本語の画面では「フォトに相談」)の条件

日本語のGoogleフォトのヘルプ(写真の編集のページ)に、次のように書かれていました(2026年10月22日に確認)。

  • 年齢は18歳以上。個人のGoogleアカウントが必要で、WorkspaceのアカウントやGoogleの学校用アカウントでは使えない。
  • 現在、一部の地域でのみ利用できる。対応する言語は複数ある。
  • フェイス グループがオン、Gemini関連の設定がオン、撮影場所の推定がオン、であること。
  • 設定画面から、自分でオンにする(オプトイン)。オンにすると「検索」タブの名前が「相談」に変わる。

プライバシーについては、Googleのブログ(2024年9月5日)に、本文に、写真のデータを広告には使わない、質問は、Googleアカウントと切り離したうえで、人が見ることがある、と書かれています。ただし、同じ記事の末尾には2026年10月16日付の追記があり、Googleフォトから他のGoogleサービスへの連携を選ぶと、設定によってはデータの一部が広告の表示にも使われうる、と書かれています。本文は2024年の早期提供の説明です。日本での現在の提供状況は、読んだページからは確認できていません。

誤解されやすい点

「AIが、いらない写真を勝手に消してくれる」 アップルのヘルプは、重複は自動で見つかるが、統合は自分で選ぶ、と書いています。読んだページでは、アプリが勝手に消すとは書かれていません。

「顔のラベルは、共有した相手にも見える」 Googleのヘルプでは、ラベルは自分にしか見えず、共有されません。

「どの国でも、どの端末でも同じように使える」 どちらのヘルプも、地域や言語、端末による条件を書いています。画面にその機能が出ない場合は、故障ではなく、条件に合っていない可能性があります。

今日からできること、やってはいけないこと

どれも、上のヘルプの内容を土台にした、僕らの整理です。

今日からできること

やってはいけないこと

気をつけること

出典

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