3行でいうと
- Klingは中国の快手が出している、文章や画像から動画をつくるAI。現行のモデルはKling 4.0と3.0系(4Kと音声つき)。
- Kling 4.0は、快手の発表によると10月15日に正式公開された。ただし、どのプランで使えるか、料金・クレジットは、読んだ公式ページに書かれていない。
- 会員の月額は、Standardが6.99ドル(最初の契約の割引価格)からUltraが127.99ドルまで。無料は透かしが入る。
- 商用利用は公式ページ同士で書き方が食い違う。使う前に規約の全文を確かめる必要がある。
この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。この記事は公式の文書を読んでまとめたものです。
先に結論
- 最新の「Kling 4.0」は、快手(Kuaishou)の発表によると、2026年10月15日に正式公開されました(発表文の日付は10月16日)。1回の生成で最大30秒、最大10個のキーフレーム(途中の指定コマ)に対応します。9月28日には、一部の人にだけ「Kling 4.0 Flash」の先行利用が始まっていました。
- 3.0系(Video 3.0とVideo 3.0 Omni)は、2026年2月5日に発表されました。1本で3〜15秒、4Kの出力と、音声つきの動画に対応します。公式サイトでは、4.0が主力として前面に出ています。
- 会員の月額は、Standardが6.99ドル(最初の契約の割引価格)から、Ultraが127.99ドルまでです。無料でも使えますが、透かしが入ります。
- 商用利用は、公式のページによって書き方が違います。「有料会員の規約のもとで商用利用できる」と書くページと、「商用には書面の許可が要る」と読める規約があります。使う前に、規約の全文を確かめてください。
Klingとは
Klingは、快手(Kuaishou)の動画・画像生成AIです。公式サイト(kling.ai)によると、制作用の画面(Creative Studio)、開発者向けの口(APIプラットフォーム)、AIエージェントから使うMCP/CLI、エージェントと台本・絵コンテ・動画をつくるCanvasがあり、ダウンロードのリンクもあります。10月8日に読んだ範囲では、Windows、macOS、iOS、Androidのアプリがあると読めましたが、10月22日に読んだページには対応OSが書かれておらず、確認できていません。
名前の変更や終了は、確認した範囲ではありません。サービス名は、これまでどおりKlingです。モデルの名前は「Kling 3.0」のように数字で進み、「Omni」は参考素材を使いこなす版を指します。
モデルの違い
公式の文書で確かめた、いまのモデルです。
| モデル | 位置づけ(公式の説明) | 長さ | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| Video 3.0 | 文章の指示を中心に動画をつくる。複数の人物が出る場面や、アイデアを素早く試す用途 | 3〜15秒 | 音声つき。中国語・英語・日本語・韓国語・スペイン語と方言に対応。複数カットの指定 |
| Video 3.0 Omni | 人物・商品・声を、場面をまたいで同じに保ちたい用途 | 最大15秒 | 複数の画像や動画を参考素材にできる。人物の声の調子も保てる |
| Kling 4.0 | 2026年10月15日に正式公開(快手の発表) | 3〜30秒 | 1回の生成で最大10個のキーフレーム。参考素材は最大15件(画像10・動画5など)。入力の文章は最大8,000トークン |
3.0系の発表(快手の公式発表)では、画像側にも「Image 3.0」「Image 3.0 Omni」があり、2Kと4Kの出力に対応するとあります。当時は、最上位のUltra会員への先行公開で、一般公開は後、という書き方でした。
4.0の公式の比較記事(2026年9月30日付)には次の記述があります。3.0は8ビットの標準的な色、4.0は10ビットのHDR(1080pと4K)に対応する。音声は、3.0が1チャンネル、4.0がステレオ。縦横比21:9にも対応する。ただし、同じ9月30日付の別の公式ブログは、10ビットHDRを「近日対応」と書いています。10月16日付の快手の発表文は、HDR出力に対応すると書く一方で、4K、1080p、21:9は「これから対応する」と書いています(別ブログは、4Kと21:9は今対応していると書いています)。いま4.0でどこまで使えるかは、公式の中で書き方が分かれていて、確認できていません。
快手の発表文(10月16日付)によると、4.0は10月15日に正式公開されました。AIエージェントから使うMCP/CLIにも対応するとあります。一方で、開発者向けAPI(企業向けを含む)と、最長2分までの動画の延長は、「近く提供する」と書かれています。使えるプランの条件や料金は、発表文に書かれておらず、確認できていません。9月28日に始まった「4.0 Flash」の先行利用が、正式公開のあとどうなったかも、読んだページでは確認できていません。
使い始め方
公式のページの案内をまとめます。
- kling.ai にアクセスして、アカウントをつくる。新規登録のときに、無料のクレジットがもらえると書かれています。
- 制作画面で、参考にする画像を渡すか、文章で人物・雰囲気・場面を書く。
- 人物を固定する、動きの強さを決める、音声やリップシンク(口の動きを声に合わせること)を足す、といった設定をする。
- 動画をつくって、確かめて、書き出す。
会員プランとクレジット
Klingの料金は、「クレジット」という持ち点で決まります。公式の説明(2026年10月22日確認、米ドル)です。金額と毎月のクレジットは、公式のクレジット解説ページで確かめました。会員プランの案内ページは、10月22日には金額の表が読めませんでした。
| プラン | 月額(最初の契約) | 月額(更新時) | 毎月のクレジット |
|---|---|---|---|
| Basic(無料) | 0ドル | 0ドル | なし。毎日のログインで少しもらえる |
| Standard | 6.99ドル | 8.80ドル | 660 |
| Pro | 25.99ドル | 32.56ドル | 3,000 |
| Premier | 64.99ドル | 80.96ドル | 8,000 |
| Ultra | 127.99ドル | 159.99ドル | 26,000 |
最初の契約の割引価格と、更新時の価格が違う点に気をつけてください。クレジットを追加で買う場合の標準の価格は、1ドルで66クレジットです。
クレジットの扱いは、公式の規約ページ(Credits Policy)に次のように書かれています。
- 買ったクレジットの有効期間は、付与から2年です。
- 会員の毎月のクレジットは、付与から1か月です。
- 毎日のログインでもらえるクレジットは、その日の24時に消えます。
- 7日間の会員プランのクレジットは、付与から7日です。
- 有効期間の短いものから先に使われます。
- 生成が始まるとすぐに引かれ、失敗すると戻ります。
- 譲渡、贈与、払い戻し、現金との交換はできません。
無料でもらえるクレジットの具体的な数字は、読んだ公式ページに書かれておらず、確認できていません。
1本あたりの減り方
公式のクレジットの解説(Kling 3.0向け)で確かめられた数字は、ごく一部です。
- 4K出力:1秒あたり30クレジット。たとえば10秒なら約300クレジットです(僕らの計算)。
- Standardの660クレジットは、「660枚の画像 / 720pの動画33本」と説明されています。動画の長さは書かれていません。単純に割ると、1本あたり20クレジットです(僕らの計算)。
- 3.0とOmniで減り方が違うのか、音声を入れると増えるのか、1080pの減り方は、読んだページに数字がなく、確認できていません。
公式の解説自身が、「クレジット、価格、規則は変わるので、実際の生成画面で確かめてください」と書いています。
無料でできること
公式の案内では、無料は毎日の少しのクレジットで使え、書き出しには透かしが入るのが一般的、とあります。会員になると、透かしが消えます。10月8日の読み取りでは「無料は画像からの動画が1080pまで」とありましたが、10月22日に読んだページには無料の解像度の上限が書かれておらず、確認できていません。1080pの動画生成は、公式のクレジット解説で「Standard以上のプランに含まれる」と書かれています。4Kが使えるのは「会員」とだけ書くページと、「Proから」と書くページがあり、どのプランから4Kかは、確認できていません。
「Unlimited(使い放題)」という名前のページもありますが、中身の説明が読めず、使い放題のプランがあるかは確認できていません。
開発者向け(API)の料金
APIの価格ページ(kling.ai/dev/pricing)は、読み込んでも料金の数字が取り出せませんでした。API料金は、確認できていません。
商用利用の扱い:公式の中で食い違っている
ここは、読んだ公式のページのあいだで書き方が違っていました。法的な判断ではありません。
- 商用利用の案内ページ(Commercial AI Video):10月22日に読んだ範囲では、「対象となる出力は、有料会員の規約のもとで商用利用できる」という趣旨で、無料プランで商用利用できるかは書かれていませんでした。10月8日の読み取りでは「無料プランも含めて商用目的に使える」と読めました。ページが書き換わったのか、要約の読み取りの違いなのかは、確認できていません。広告やSNSなどに使える、という説明のページもあります。一方、公式のクレジット解説は、無料のBasicで作ったものを「商用には使えない」と書いています。
- 利用規約(User Policy、2026年4月21日更新と表示):4.6項に、書面での許可なく、出力を商用の目的で使うことなどはできない、という趣旨の文言があります。この項に、有料会員の例外は書かれていません。ただし、別の文書の「有料サービスの規約」は、読めていません。
- 同じ規約の4.4項は、Klingが利用者の入力や出力の所有を主張しない、と書いています。
- 同じ規約の4.5項は、出力を使ったり配ったりするときに、書面の許可がない限り、「Kling AIで生成した」と分かる表示をつけるよう求めています。
- 同じ規約の4.7項は、Klingが入力と出力を保存・表示・改変・配布できる、広い使用許諾を得ると書いています。また、入力や利用データを、Kling自身のAIモデルの改善に使えるとも書いています。
- 年齢は、13歳未満(または各地域の最低年齢未満)は使えないと書かれています。
見立てです。仕事や広告に使うなら、案内ページの一文だけを信じず、規約の本文と、有料サービスの規約を読み、必要なら運営に問い合わせたほうが、あとで困りにくいと思います。
どれを選ぶか
見立てです。実際に使い比べたものではありません。
- まず試したい人:無料のBasicで、1回の生成がどのくらいクレジットを使うかを見るのが近道だと思います。透かしが入ります。
- 月に数本つくる人:Standard(最初の契約は6.99ドル)。ただし更新時は8.80ドルと表示されています。
- 長い動画や4Kが要る人:4Kは1秒30クレジットなので、10秒で約300クレジットです。月の持ち点を早く使うので、上のプランを見ることになると思います。
- 仕事に使う人:先に商用の条件を、規約の本文で確かめてください。
気をつけること
- この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。この記事は公式の文書を読んでまとめたものです。
- 金額はすべて米ドルです。日本円の金額、税込かどうかは、確認できていません。
- Kling 4.0は10月15日に正式公開されたと、快手の発表文にあります。使えるプラン、料金・クレジット、API、HDRや4Kなどの対応状況は、確認できていません。
- 最初の契約の割引価格と更新時の価格が違います。更新時の金額を確かめてから契約してください。
- 無料クレジットの数字、APIの料金、どのプランから4Kか、使い放題のプランの有無、無料プランの解像度の上限は、確認できていません。
- 商用利用は、公式のページ同士で書き方が食い違っています。規約本文の確認が必要です。
- 公式の比較記事の記述(HDRやステレオなど)は、4.0の公式な説明で、第三者の確認は読めていません。正式公開後の発表文とは書き方が分かれている点もあります。
- モデル、プラン、料金は、変わることがあります。
出典
- Kling AI(Kling、2026年10月22日確認)
- Kling AI Credits Policy(Kling、2026年10月22日確認)
- Kling VIDEO 3.0 Credit Cost: Pricing & Credits Guide(Kling、2026年10月22日確認)
- Kling AI Membership Plans(Kling、2026年10月22日確認)
- Kling AI Officially Launches Next-Generation Kling 4.0(Kuaishou IR、2026年10月16日付)
- Inside Kling 4.0: A Complete Guide to AI Video Creation(Kling、2026年10月22日確認)
- Kling 4.0 Multiple Keyframes(Kling、2026年9月30日)
- Kling 4.0 vs 3.0(Kling、2026年10月22日確認)
- Kling VIDEO 3.0 vs Omni 3.0 Comparison Guide(Kling、2026年10月22日確認)
- AI Video Generator(Kling、2026年10月22日確認)
- Commercial AI Video(Kling、2026年10月22日確認)
- KlingAI Free Restrictions(Kling、2026年10月22日確認)
- KlingAI: Unlimited Plan(Kling、2026年10月22日確認)
- User Policy(Kling、2026年4月21日更新表示、2026年10月22日確認)
- Kling AI Launches 3.0 Model(Kuaishou IR、2026年2月5日)
更新履歴
- 2026年10月25日 書き方を直しました。
- 前:運営者が使っていないと読める書き方 → いま:「この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません」。公式の資料を読んでまとめた記事で、使い心地は書いていない、という意味に直した
