3行でいうと

  • Klingは中国の快手が出している、文章や画像から動画をつくるAI。現行のモデルはKling 4.0と3.0系(4Kと音声つき)。
  • Kling 4.0は、快手の発表によると10月15日に正式公開された。ただし、どのプランで使えるか、料金・クレジットは、読んだ公式ページに書かれていない。
  • 会員の月額は、Standardが6.99ドル(最初の契約の割引価格)からUltraが127.99ドルまで。無料は透かしが入る。
  • 商用利用は公式ページ同士で書き方が食い違う。使う前に規約の全文を確かめる必要がある。

この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。この記事は公式の文書を読んでまとめたものです。

先に結論

Klingとは

Klingは、快手(Kuaishou)の動画・画像生成AIです。公式サイト(kling.ai)によると、制作用の画面(Creative Studio)、開発者向けの口(APIプラットフォーム)、AIエージェントから使うMCP/CLI、エージェントと台本・絵コンテ・動画をつくるCanvasがあり、ダウンロードのリンクもあります。10月8日に読んだ範囲では、Windows、macOS、iOS、Androidのアプリがあると読めましたが、10月22日に読んだページには対応OSが書かれておらず、確認できていません。

名前の変更や終了は、確認した範囲ではありません。サービス名は、これまでどおりKlingです。モデルの名前は「Kling 3.0」のように数字で進み、「Omni」は参考素材を使いこなす版を指します。

モデルの違い

公式の文書で確かめた、いまのモデルです。

モデル 位置づけ(公式の説明) 長さ 主な特徴
Video 3.0 文章の指示を中心に動画をつくる。複数の人物が出る場面や、アイデアを素早く試す用途 3〜15秒 音声つき。中国語・英語・日本語・韓国語・スペイン語と方言に対応。複数カットの指定
Video 3.0 Omni 人物・商品・声を、場面をまたいで同じに保ちたい用途 最大15秒 複数の画像や動画を参考素材にできる。人物の声の調子も保てる
Kling 4.0 2026年10月15日に正式公開(快手の発表) 3〜30秒 1回の生成で最大10個のキーフレーム。参考素材は最大15件(画像10・動画5など)。入力の文章は最大8,000トークン

3.0系の発表(快手の公式発表)では、画像側にも「Image 3.0」「Image 3.0 Omni」があり、2Kと4Kの出力に対応するとあります。当時は、最上位のUltra会員への先行公開で、一般公開は後、という書き方でした。

4.0の公式の比較記事(2026年9月30日付)には次の記述があります。3.0は8ビットの標準的な色、4.0は10ビットのHDR(1080pと4K)に対応する。音声は、3.0が1チャンネル、4.0がステレオ。縦横比21:9にも対応する。ただし、同じ9月30日付の別の公式ブログは、10ビットHDRを「近日対応」と書いています。10月16日付の快手の発表文は、HDR出力に対応すると書く一方で、4K、1080p、21:9は「これから対応する」と書いています(別ブログは、4Kと21:9は今対応していると書いています)。いま4.0でどこまで使えるかは、公式の中で書き方が分かれていて、確認できていません。

快手の発表文(10月16日付)によると、4.0は10月15日に正式公開されました。AIエージェントから使うMCP/CLIにも対応するとあります。一方で、開発者向けAPI(企業向けを含む)と、最長2分までの動画の延長は、「近く提供する」と書かれています。使えるプランの条件や料金は、発表文に書かれておらず、確認できていません。9月28日に始まった「4.0 Flash」の先行利用が、正式公開のあとどうなったかも、読んだページでは確認できていません。

使い始め方

公式のページの案内をまとめます。

  1. kling.ai にアクセスして、アカウントをつくる。新規登録のときに、無料のクレジットがもらえると書かれています。
  2. 制作画面で、参考にする画像を渡すか、文章で人物・雰囲気・場面を書く。
  3. 人物を固定する、動きの強さを決める、音声やリップシンク(口の動きを声に合わせること)を足す、といった設定をする。
  4. 動画をつくって、確かめて、書き出す。

会員プランとクレジット

Klingの料金は、「クレジット」という持ち点で決まります。公式の説明(2026年10月22日確認、米ドル)です。金額と毎月のクレジットは、公式のクレジット解説ページで確かめました。会員プランの案内ページは、10月22日には金額の表が読めませんでした。

プラン 月額(最初の契約) 月額(更新時) 毎月のクレジット
Basic(無料) 0ドル 0ドル なし。毎日のログインで少しもらえる
Standard 6.99ドル 8.80ドル 660
Pro 25.99ドル 32.56ドル 3,000
Premier 64.99ドル 80.96ドル 8,000
Ultra 127.99ドル 159.99ドル 26,000

最初の契約の割引価格と、更新時の価格が違う点に気をつけてください。クレジットを追加で買う場合の標準の価格は、1ドルで66クレジットです。

クレジットの扱いは、公式の規約ページ(Credits Policy)に次のように書かれています。

無料でもらえるクレジットの具体的な数字は、読んだ公式ページに書かれておらず、確認できていません。

1本あたりの減り方

公式のクレジットの解説(Kling 3.0向け)で確かめられた数字は、ごく一部です。

公式の解説自身が、「クレジット、価格、規則は変わるので、実際の生成画面で確かめてください」と書いています。

無料でできること

公式の案内では、無料は毎日の少しのクレジットで使え、書き出しには透かしが入るのが一般的、とあります。会員になると、透かしが消えます。10月8日の読み取りでは「無料は画像からの動画が1080pまで」とありましたが、10月22日に読んだページには無料の解像度の上限が書かれておらず、確認できていません。1080pの動画生成は、公式のクレジット解説で「Standard以上のプランに含まれる」と書かれています。4Kが使えるのは「会員」とだけ書くページと、「Proから」と書くページがあり、どのプランから4Kかは、確認できていません。

「Unlimited(使い放題)」という名前のページもありますが、中身の説明が読めず、使い放題のプランがあるかは確認できていません。

開発者向け(API)の料金

APIの価格ページ(kling.ai/dev/pricing)は、読み込んでも料金の数字が取り出せませんでした。API料金は、確認できていません。

商用利用の扱い:公式の中で食い違っている

ここは、読んだ公式のページのあいだで書き方が違っていました。法的な判断ではありません。

見立てです。仕事や広告に使うなら、案内ページの一文だけを信じず、規約の本文と、有料サービスの規約を読み、必要なら運営に問い合わせたほうが、あとで困りにくいと思います。

どれを選ぶか

見立てです。実際に使い比べたものではありません。

気をつけること

出典

更新履歴