3行でいうと

  • Veoは動画をつくるモデル(頭脳)、Flowはそれを使う作業画面の名前で、別物です。
  • Geminiアプリでは「Gemini OmniがVeoに替わる」と公式にあり、Flowではどちらも選べます。
  • Flowは18歳以上向けで、日本は対応地域です。Google AIのプランは月725円のPlusからです。
  • 動画1本ごとにクレジットが減ります。日本ではクレジットの追加購入は今は使えません。

この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。この記事は公式の文書を読んでまとめたものです。動画生成AIの全体の比べ方は別の記事にあるので、ここではGoogleの動画生成だけを深く見ます。僕らの考えは、段落の頭を「見立てです。」として事実と分けます。

先に結論

名前の整理

名前 何か 公式の説明
Veo 3.1 動画をつくるモデル。Lite、Fast、Qualityの3種類 音つきの動画をつくる。Googleの動画生成モデルとして、開発者向けの文書にも載っている
Gemini Omni 文章、画像、動画、音声を材料にして動画をつくり、会話で直せる新しいモデル 2026年5月19日に発表。8月27日に「Gemini Omni 1.1 Flash」が出た
Flow 動画や画像をつくって編集する、Googleの作業画面。公式ヘルプでは「AIの映画づくりの道具」 パソコンのブラウザ向けが中心で、スマホ用のアプリもある
Geminiアプリ 話しかけるAIアプリ。動画も、ここでつくれる 公式ページは「Gemini OmniがGeminiアプリでVeoに替わる」と説明

「替わる」のはGeminiアプリでの話です。Flowのヘルプには、Veo 3.1の3種類とGemini Omni Flashが並んで載っています。

Flowでできること

公式ヘルプから、動画づくりに関わる機能を挙げます。

どのモデルで何ができるか

FlowのヘルプにあるVeo 3.1の3種類とGemini Omni Flashの対応表です。

機能 Veo 3.1 Lite Veo 3.1 Fast Veo 3.1 Quality Gemini Omni Flash 1.1
文章から動画 4・6・8秒 4・6・8秒 4・6・8秒 4・6・8・10秒
最初のコマから動画 可 可 可 可
最初と最後のコマ 可 可 可 可
素材を渡す 可(8秒のみ) 可(8秒のみ) 不可 可
延長 可(8秒の動画) 不可 不可 「近日対応」と表記
動画から動画への編集 不可 不可 不可 可(10秒まで)

ヘルプには、Veo 3.1の8秒の動画は延長できるが、延長にはLiteを使う必要がある、とも書かれています。Omni 1.1の公式ブログ(8月27日)は、開発者向けに「10秒ずつ、合計40秒まで延長できる」と書いています。Flowのヘルプ表では、Omniの延長は「近日対応」の扱いで、書き方が食い違っています。

Omniの特長として、ヘルプは、360pの安い試し作り(720pの約半分のクレジット)、10秒のクリップ、アップロードした動画の編集、声のカスタマイズを挙げています。最初と最後のコマの指定は、Flowのウェブ版だけです。

使える条件

Flowのヘルプ(2026年10月22日確認)に書かれている条件です。

同じヘルプに、食い違いがあります。「使うにはプランへの加入が必要」という書き方と、「加入していなくても毎日50クレジットが付く」という書き方が、別の場所に両方あります。入門のページには、対象のWorkspaceプランなら追加料金なしで使え、毎日50クレジットが付く、という説明もあります。「加入していないと、世界時間の14〜17時ごろは動画をつくれないことがある」とも書かれています。無料でどこまで使えるかは、画面で確かめてください。

地域の制限もあります。ヨーロッパ経済領域(EEA)、スイス、イギリスでは、アップロードした動画の編集とアバターが使えません。どの地域でも、有名人の動画をつくること、実在する未成年者が写った動画を編集することは、できません。

料金とクレジット

プラン(日本、2026年10月22日確認)

Geminiの日本語の料金ページに出ている金額です。税込みかどうかは、ページから読み取れませんでした。

プラン 月額 Flowのクレジット(毎月)
無料 0円 毎日50(Flowのヘルプ)。料金ページの無料の欄にもFlowの記載あり
Google AI Plus 725円 200
Google AI Pro 2,900円 1,000
Google AI Ultra 14,500円 または 32,000円 10,000 または 25,000

FlowのヘルプにはUltraが「$100」と「$200」の2段階で書かれています。日本の料金ページの14,500円と32,000円がそれぞれに当たると思われますが、対応づけは公式のページに明記されていませんでした。

毎日の50クレジットは、その日の最初の生成で補充され、使い切れなかった分は翌日に持ち越せません。月のクレジットも、翌月には持ち越せません。

1回の生成に何クレジットか

Flowのヘルプの表です。「1回の生成」あたりで、1つの指示で2本つくる設定のときは、その分も数えます。

モデル 非Ultra Ultra
Veo 3.1 Lite 10 5
Veo 3.1 Fast 20 10
Veo 3.1 Quality 100 100
Gemini Omni Flash 720p 4秒7、6秒10、8秒12、10秒15 同じ
Gemini Omni Flash 360p 4秒4、6秒5、8秒6、10秒7 同じ
Omniでの動画の編集 40 40
1080pへの拡大 0(Plus以上) 0
4Kへの拡大 使えない 50

Ultraの人とファミリープランの管理者には、「低い優先度」のVeo 3.1 Liteが0クレジットで使える、とも書かれています。それ以外の人には使えない、とあります。失敗した生成にクレジットがかかるかどうかは、読んだヘルプでは確認できていません。

次は、僕らの計算です。月のクレジットだけで、8秒の動画を何本つくれるかの目安です(毎日の50クレジットは含めません)。

プラン Veo 3.1 Fast(20) Omni 720p(8秒で12)
Plus(200) 10本 16本
Pro(1,000) 50本 83本

つくり直しが入れば、実際の本数はこれより少なくなると思います。

見立てです。クレジットが足りなくなったとき、日本ではクレジットを追加で買えません。だから、日本でFlowを使うなら、最初から自分の使い方に合うプランを選ぶ必要があります。足りなければ、月が替わるのを待つか、上のプランに変える形になります。

開発者向けの入口

動画生成を自分のアプリに組み込む人向けです(普通に使うだけなら読み飛ばして大丈夫です)。

  • Gemini API:開発者向けの文書にVeo 3.1の仕様があります。720p、1080p、4Kでつくれる(4Kは8秒のみ)、参考画像は最大3枚、1回の延長で7秒ずつ足せる(最大20回)、音は常に入る、など。つくった動画はGoogleのサーバーに2日間だけ置かれる、とあります。表には「Preview」(試験段階)と書かれた行もあります。10月22日に読み直したときは、Veo 3.1、Veo 3.1 Fast、Veo 3.1 LiteのPreview版(3つ)が「2026年10月22日に停止する」と書かれていて、Gemini Omni Flash(gemini-omni-1.1-flash)か、Googleの企業向けプラットフォームの正式版への移行が勧められています。公式の廃止予定の表は、この日付を「最も早い日付」と注記しています。読んだ日が停止予定日なので、実際に止まったかどうかは確認できていません。Veo 3 とVeo 3 Fastは「Stable(安定版)」と表示されていました。
  • Gemini Omni 1.1 Flash:料金ページ(Gemini API)では、出力の動画が100万トークンあたり17.5ドル。注記には、720pの動画で「1秒あたりおよそ0.10ドル」とあります。無料枠はありません。古い「Gemini Omni Flash Preview」も、同じ10月22日に停止すると書かれています。1秒あたり5,792トークンで数える、という記載もあり、僕らの計算でも、17.5ドル×5,792÷100万で約0.10ドルになり、合いました。
  • Google Cloud:10月8日に読んだ範囲では、Veo 3.1は2025年11月17日に正式版になり、同じページに「サポートの終了予定日は2026年11月17日以降」、ページの注に「Gemini APIでは、その日を過ぎても使えることがある」と書かれていました。このページは、いま「Gemini Enterprise Agent Platform」の文書に転送され、10月22日には本文が読めなかったため、この日付は確認し直せていません。

作った動画の扱い

どれから試すか

見立てです。

気をつけること

出典

更新履歴