3行でいうと

  • Cursorは、2026年8月14日にSpaceXに買収されたと公式に発表しました。サービス名はCursorのままです。
  • 10月22日の公式の料金ページでは、新規向けの個人の月額は、Free(無料)、Plus 8ドル、Premium 30ドル、Super 100ドル、Ultra 200ドルです。以前のHobby、Pro 20ドル、Pro+ 60ドルは、公式のヘルプとドキュメントで「レガシー」とされ、いまの契約者だけが使えます。
  • 新規向けの枠は、自社のGrokとComposerの「毎週の枠」が1つです。Claudeなど他社モデルは、前払いのクレジットからAPI料金どおりに払います。
  • データを学習に使わないプライバシーモードがあり、切るとデータが使われうると公式にあります。

この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。この記事は公式の文書を読んでまとめたものです。コーディングツール全体の地図と、v0と組み合わせる流れは別の記事にあるので、ここではCursor単体の、新しく分かった点を中心に見ます。僕らの考えは、段落の頭を「見立てです。」として事実と分けます。

先に結論

何が変わったか:SpaceXとの関係

Cursorの公式ブログ(会社の項目)に、次の記事があります。

公式サイトのメニューには、「Grok」と「Grok Bot」が加わっています。モデルの一覧には、Claude、Gemini、GPT-5.6、Muse Wonder、Grok、Composerなどが並んでいます。

見立てです。公式の文書を読むかぎり、Cursorは「他社のモデルを選べる場所」という立場を保ちながら、自社系のGrokとComposerに専用の大きな枠を用意する方向に進んでいるようです。10月22日の料金では、Plusが自社系のモデルだけで、他社のモデルは前払いのクレジットでAPI定価、という形に、その方向がはっきり出ています。今後、他社のモデルの扱いがさらに変わるかどうかは、この文書からは分かりません。

Cursorでできること

公式の文書から、機能を挙げます。

使い始めの手順は、公式のクイックスタートでは、アプリを入れ(Macは12以降、Windowsは10以降、Linuxは主な種類)、サインインして、フォルダを選び、Agentを開き、「このコードを説明して」と聞くところから、とされています。変更は、差分の画面で確かめてから取り込みます。

モデルと、使える量の枠

公式のドキュメントでは、いまの新規向けプランと、レガシーで、枠の作りが違います。

  • 新規向け(Plus以上):自社系のモデル(Grok 4.7、4.6、4.5、Composer 2.5)の「毎週の枠」が1つです。エディタのAgent、クラウドエージェント、Grok Botなどで共有されます。枠を超えた分は、前払いのクレジットから、モデルごとの単価で払います。他社のモデルは、Premium以上で、前払いのクレジットからAPI定価で払います(料金ページは、他社のモデルは月額に含まれず別に買う、と書いています)。枠は、Plusを基準に、Premiumが4倍、Superが15倍、Ultraが50倍です。
  • レガシー:月ごとの枠が2つ(Cursor Modelsの枠と、Other Modelsの枠)あり、追加の分は「オンデマンド」の利用になる、と公式にあります(新規向けの「前払いのクレジット」とは別の仕組みで、詳しい課金の方法は読めていません)。Other Modelsの枠は、選んだモデルのAPI料金どおりに減ります。

モデルごとの料金(100万トークンあたり、米ドル)の抜粋です。トークンは、AIが読み書きする文字の量を数える単位です。

モデル 入力 出力 標準/最大の文脈
Composer 2.5 0.5 2.5 20万/-
Grok 4.7 2 6 25.6万/50万
Claude Sonnet 5.5 2 10 20万/100万
Claude Opus 5.5 4 20 30万/100万
Claude Fable 5.1 10 50 30万/100万
GPT-5.6 Sol 4 20 27.2万/100万
GPT-5.6 Terra 2 12 27.2万/100万
Gemini 3.1 Pro 2 12 20万/100万

「Fast」という速い版は、値段が高くなります(たとえばComposer 2.5の速い版は入力3、出力15)。データを置く地域を指定すると、対象のモデルに10%の上乗せがかかります。

文脈は、一度に扱える文章の量です。標準と最大の表記は、公式の「モデル一覧」の欄を読んだものです。10月22日の料金表には、Claude Haiku 5.5(入力0.1、出力0.5)やGemini 4 Argon(入力2、出力10)も載っています。

プランと料金

公式のページ(2026年10月22日確認、米ドル、税別)です。新規向けのプランの月額(Teamsは30ドルから)は、料金ページとドキュメント(Models & Pricing)の両方で、同じ金額を確かめました。年額とTeamsの100・200ドルは、ヘルプの「Pricing and plans」で確かめました(料金ページには年額の記載がありませんでした)。料金ページは、購読は「The X Subscription」として、X Subscription Corp経由でだけ売る、と書いています。

新規向けのプラン

プラン 月額 年額 公式の説明
Free 無料 - Agentの依頼とChatは回数に限りがある。他社のモデルは使えない
Plus 8ドル 80ドル 基本の枠。自社系のモデルだけで、固定の設定。クラウドエージェント、Automations、Bugbot、Origin、Grok Bot、他社のモデルは含まない
Premium 30ドル 300ドル Plusの4倍の枠。他社のモデル(API定価、前払いクレジット)、クラウドエージェント、Bugbot、Origin、Grok Botを使える
Super 100ドル 1,000ドル Plusの15倍の枠。混む時間帯の優先アクセス
Ultra 200ドル 2,000ドル Plusの50倍の枠。新しい製品とモデルへの一番早いアクセス
Teams 1席30ドル、100ドル、または200ドル - 席の種類はPremium、Super、Ultraに対応。Plusの席はない
Enterprise 要相談 - 枠の共有、請求書払い、監査の機能など

枠は毎週戻ります。使い切ったあとは、前払いのクレジットを買い足す(公式の表記は「Top-up」、自動で補充する設定もある)か、枠が戻るまで待ちます。枠が尽きても、品質や速度が落とされることはない、とドキュメントにあります。「オンデマンド」はレガシーのプランで使われる言葉です。月の追加利用に上限を決められます。

TeamsとEnterpriseでは、他社のモデルに、100万トークンあたり0.25ドルの「Cursorトークン料」が上乗せされます。GrokとComposer、それにClaude Haiku 5.5やGPT-5.6 Lunaなどの一部は対象外です。

レガシーのプラン(新規には出ていない)

レガシーのプラン 月額 近い新プラン
Hobby 無料 Free
Start(インドのみ) 649ルピー(税込) Plus
Pro 20ドル Premium
Pro+ 60ドル Super
Ultra 200ドル Ultra
Teams Standard 1人40ドル Teams(Premiumの席)
Teams Premium 1人120ドル Teams(Superの席)

公式のヘルプは「新規の人は使えないが、いまの契約者は切り替えるか解約するまで使える」と書いています。切り替えは任意で、新プランに移すと、いまのCursorの契約は日割りで返金されて解約になり、あとから戻せない、とあります。レガシーの間の移動(ProからPro+など)はできます。

10月8日に読んだドキュメントには、Pro、Pro+、Ultraに共通して、Agentの利用上限の拡大、Bugbotとクラウドエージェントの利用、MCP(外のサービスとつなぐ仕組み)、スキル、フックが含まれる、とありました。10月22日の取り直しでは、この一覧は読めていません。レガシーの枠の中の金額も、公式の文書に数字がなく、確認できていません。

10月8日に読んだドキュメントには、毎日Agentを使う人は合計でおおむね月60〜100ドル分、複数のエージェントや自動化を使う人は200ドル以上になることが多い、という使い方の目安もありました。10月22日の取り直しでは、この目安は見つかりませんでした。

データの扱い

公式の「データの使い方」のページ(2026年9月3日更新)の要点です。

プライバシーモードが、個人プランで最初から入っているかどうかは、読んだページには書かれていませんでした。確認できていません。

向く人・向かない人

見立てです。

気をつけること

出典

更新履歴