3行でいうと
- Replit、Lovable、Boltは、ブラウザで頼むだけでサイトやアプリを作る道具で、違いは料金の数え方です。
- Replitは作業の重さ、Lovableはメッセージごとのクレジット、Boltは文字の量(トークン)で減ります。
- 3つとも無料で始めて公開まで進めますが、無料の公開には期限・印・アクセス上限などの制限があります。
先にお断りです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。この記事は、公式の文書を読んでまとめたものです。僕らの考えは、段落の頭を「見立てです。」にして、事実と分けています。
この3つを含む、AIコーディング道具全体の地図は、別の記事(「AIコーディングツール全体の地図」)にあります。この記事は、その3つに絞って、料金の数え方と無料の範囲を深掘りするものです。
先に結論
- 3つとも、無料で始められ、作ったものをネットに公開するところまで同じ画面で進められます。違いは「何を単位にお金や枠が減るか」です。
- Replitは、作業の重さ(「チェックポイント」と呼ぶ、頼んだ仕事1件分)で減ります。無料で使える「Freeモード」があり、有料の高性能モードは、実行前に確認が出ます。
- Lovableは、メッセージ1つごとに「クレジット」が減ります。簡単な直しは1未満、大きな作りは1〜2程度という例が、公式にあります。
- Boltは、AIが読み書きした文字の量「トークン」で減ります。プロジェクトが大きいほど、1回の頼みごとで使う量が増える、と公式に書かれています。
- 無料プランの公開には、それぞれ制限があります(期限、広告の印、アクセスの上限)。人に見せるものを作るなら、ここを先に確認してください。
3つは、何を作る道具か
どれも、頼んだ内容から、画面と、裏側(データの置き場所、会員登録など)まで、一式を作る道具です。ここで言う「エージェント」は、頼まれた仕事の手順を自分で考え、作り、確かめるところまで進めるAIのことです。
| Replit | Lovable | Bolt | |
|---|---|---|---|
| 公式の説明 | 日常の言葉で説明すると、アプリ、サイト、スライドなどを作って公開できる | 「AIソフトウェアエンジニア」。チャットで、サイトやウェブアプリを作る | ブラウザで動くAIの作り手。サイト、ウェブアプリ、スマホアプリ、スライド |
| 裏側の機能 | 認証(ログイン)、データベース、ホスティング、監視が組み込み | 画面、裏側、データベース、ログインまで作る。裏側は「Lovable Cloud」 | 「Bolt Cloud」にホスティング、データベース、独自ドメインが入っている |
| スマホアプリ | 作れる(同じプロジェクトに追加できる) | 公式の説明は、ウェブアプリが中心 | Expoという仕組みを使って作る |
| コードの扱い | 確認できていません | 自分のものになる(公式の質問ページ)。GitHubなどと同期できる | 自分のものになる(公式)。GitHubとつなげられる。LovableやFigmaからの取り込みもある |
「ホスティング」は、作ったものをネットに置いて、人が見られるようにすることです。「データベース」は、会員の情報や記録を保存しておく場所です。
Replit:作業の重さで数える
無料でできること(Starter)
公式の文書では、Starterは無料のプランです。Agentへの頼みごとには「毎日のクレジット」がつき、毎日戻ります(月の上限あり)。最初の頼みごとは、クレジットを消費しない、とトップページにあります。
制限は次の通りです。
- 公開できるアプリは1つで、30日たつと自動で止まります。「Made with Replit」の印が出ます。
- 「Fullビルド」(エージェントが自分で動く強い作り方)は使えず、軽い「Liteビルド」だけです。
- 外部サービスとのつなぎ、計画モード、AI連携は、Coreから。
有料(2026年10月22日確認)
| プラン | 月額 | 公式の説明 |
|---|---|---|
| Core | 年払いで月18ドル(月払いの金額は10月22日の表示では読めず。10月8日には月20ドルと読んだ) | Freeモードで最大30時間のチャット、60プロジェクト。「より強力なモデル用に20ドル分」。計画モード、ワークスペースは無制限(公開アプリの数も無制限と、Starterの文書にある) |
| Pro | 年払いで月90ドル(月払いは10月22日の表示では読めず。10月8日には月100ドルと読んだ) | 10個のエージェントを並行、15人まで共同作業、「最も強力なモデル用に100ドル分」、データベースの巻き戻し28日 |
| Enterprise | 要相談 | 法人向け |
数え方は「エフォート制」と呼ばれます。頼んだ仕事が終わるごとにチェックポイントができ、小さな直しは安く、大きな機能は高くなります。モードは、Free(枠の中なら無料)、Power(有料の中位)、Max(有料の最上位)があり、Autoにすると、モデルを自動で選びます。有料の作業は、始める前に確認が出ます。
Freeモードの枠は、CoreとProでは5時間ごとに戻り、週ごとの上限もあります。
公開したアプリには、別の費用がかかりえます。外へ出ていくデータの量、アプリを動かす計算、アクセスの回数、本番のデータベースの稼働時間と容量です。Coreには、データ転送で100 GiBの枠があります。開発中のデータベースは無料です。
Lovable:メッセージごとのクレジット
無料でできること(Free)
公式の質問ページによると、Freeには毎日5クレジット(月に最大30)の「作る分」と、毎月20クレジットの「Cloud(裏側の稼働)分」、毎月4クレジットの「アプリ内のAI機能の試用」がつきます。チャットには、別に毎日の枠があります。
プラン表では、Freeはコードの編集とダウンロード、独自ドメイン、「Edit with Lovable」の印を消すことが、できません。一方、GitHubなどとの同期(Git sync)はFreeでも使えると表にあります。
有料(2026年10月22日確認)
- Pro:月25ドルで、毎月100クレジットから。年払いは250ドル(月あたり21ドル)。200、400…と、毎月のクレジット数を段階で選べ、最大は10,000クレジット(月2,250ドル)です。
- Business:月50ドルで、毎月100クレジットから。ログインの一括管理(SSO)などが加わります。
- 学生と先生は、検証を受けると、Proの100クレジットの月払いが50%引きになります(最大12か月)。公式の表によると、対象はFreeプランのワークスペースだけで、1人1回です。
料金ページ本体は、僕らの環境では金額が読めませんでした。金額は、公式のヘルプの「プランの比較」の表で確かめています。
クレジットの減り方の例は、公式の質問ページに表があります。「ボタンを灰色に」が0.5、「フッターを消す」が0.9、「ログインを足す」が1.2、「画像つきのトップページを作る」が1.7です。同じ内容を、ヘルプの別のページは「2.0」と書いています。例の数字は、目安です。1回の長い作業が20クレジットを超えると、続けるか確認が出ます(初期設定)。
期限にも注意が要ります。月のプランのクレジットは、配られてから2か月で失効します。追加で買ったクレジットは12か月です。毎日の5クレジットは、その日のうちに消えます。
人数については、席の数では値段が決まりません。ワークスペース(作業の場)に何人入れても、クレジットの総量で決まる、と公式にあります。
Bolt:トークンで数える
無料でできること(Free)
公式の料金ページと、ヘルプの両方で確かめた数字です。
- トークンは、1日に30万、1か月に100万まで。使わなかった分は、持ち越せません。
- 無料の置き場所(bolt.hostのアドレス)に公開できます。上限は、1か月のウェブからのアクセス約33万回、データ転送10 GB。超えると、その月は公開が止まる、とヘルプにあります。
- 公開したサイトに「Made in Bolt」の印が出ます。独自ドメインは使えません。
- 1日の上限に達しても、コードを直接直すことは、トークンなしでできます(ヘルプの説明)。
有料(2026年10月22日確認)
| プラン | 月額 | 公式の説明 |
|---|---|---|
| Pro | 月払い25ドルから(ヘルプの例)。年払いは年216ドル(月あたり18ドル、料金ページ) | 毎月1,000万トークンから。1日の上限なし。印なし。独自ドメイン。使い残しの持ち越し |
| Teams | 年払いで1人あたり月27ドル(年324ドル。料金ページには取り消し線つきで360ドルも表示。月払いの金額そのものは読めず) | Proの内容に加え、請求の一本化、管理者の設定 |
| Enterprise | 要相談 | 法人向け |
Proは段階式(スライダーで選ぶ)です。ヘルプの例には、1,000万トークンが月払い25ドル・年払い216ドル、2,600万トークンが年払い540ドル、という組み合わせがあります。月払いでは、Billingのヘルプに「Pro 50」(月50ドル。アップグレードの例から、2,600万トークンと読めます)と「Pro 100」(月100ドル、毎月5,500万トークン)の例もあります(10月22日に読みました)。使い残しは、配られてから2か月まで有効です。年払いの割引は、料金ページが「最大28%」と書き、1,000万トークンの例(月払い換算300ドルに対し年216ドル)とも合います。10月8日にヘルプの一節で読んだ「10%」は、10月22日には見つけられず、確認できていません。
ヘルプには、AIの選び方もあります。Boltは、「Standard」のエージェントは無料プランでも使え、「Max」のエージェントは有料プランが必要、という整理です(どの有料プランかは、そのページには書かれていません)。ほかに、オープンソースのモデルで作る「Bolt Forge」と、月9ドルの「Bolt Lite」という案内が、10月22日に読めました。Liteのページには「申し込みは10月14日まで」とありますが、年は書かれていないので、いま申し込めるかは分かりません。この記事では深く扱いません。
3つに共通する流れと、違い
見立てです。無料枠の作りは、似ています。「毎日の小さな枠」と「月の枠」で、試せる回数を絞る作りです。ただ、枠の大きさは、単位が違うので並べて比べられません(Replitはクレジットの金額、Lovableはメッセージ数に近いクレジット、Boltは文字の量)。どれが得かは、作るものの大きさで変わると思います。
見立てです。料金の「読みやすさ」は、違うと思います。Lovableは「メッセージ1つにいくら」と例が出ていて、予想しやすい作りです。Replitは、実行前に確認が出る作りなので、勝手に減りにくい設計です。Boltは、プロジェクトが育つほど1回あたりの使用量が増えると公式が書いているので、後半に減り方が速くなる可能性があります。
見立てです。公開してからの費用は、3つとも別に見る必要があります。ReplitはデータやDBの稼働、LovableはCloudの稼働(クレジットから引かれる)、Boltはアクセス数とデータ量の上限、という形で、見る場所が違います。
どれから見るか
見立てです。ここからは、公式の説明と料金から考えたもので、使った上での話ではありません。
- まず雰囲気を見たい:3つとも無料から始められるので、同じお題(たとえば「お店の紹介ページ」)を、それぞれの無料枠で頼み比べるのが確実です。
- スライドや資料も作りたい:Replitの公式の説明に、スライド、資料、スマホアプリが並んでいます。Boltにもスライドがあります。
- 後から自分のコードとして持ち出したい:LovableとBoltは「コードは自分のもの」と公式にあり、GitHubとつなげられます。ただし、LovableのFreeはコードのダウンロードができません。有料にするか、GitHubとの同期を使う形です。
- 料金が読めないのが不安:Replitの「始める前に確認」、Lovableの「長い作業の確認」、Boltの「月のトークン量」(Freeは1日の上限も)が、それぞれ歯止めになります。
気をつけること
- この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。この記事は、公式の文書を読んでまとめたものです。出来上がりの質や、使いやすさは、書いていません。
- 金額はすべて米ドルで、2026年10月22日に公式のページで読んだものです(Replitの月払いの金額は10月8日に読んだ値、Boltのチームの月払いは10月22日に読めなかった値で、本文にそう書いています)。税や日本円は、確認していません。変わることがあります。
- Replitの料金ページには、Starterの金額が出ていません(無料のプランであることは、ヘルプで確認)。Coreの「20ドル分」「Proの100ドル分」の中身(毎月のクレジットか、モデル用の枠か)は、料金ページの文言のままで、詳しい仕組みは確認できていません。
- Lovableの料金ページ本体は、画面の仕組みで金額が読めませんでした。Proの25ドル、Businessの50ドルは、公式ヘルプの表からです。チャットのクレジットの扱いは「2026年10月31日まで」の期間限定の扱いと、ヘルプに書かれています。
- Boltの年払いの割引率は、10月22日には料金ページの「最大28%」だけを確認しました。10月8日に読んだ別の記載(10%)は、見つけられませんでした。Liteのページには、Proを「月25ドル(年払い)」とする記載もあり、料金ページ(年払い月18ドル)と合いません。どれが新しいかは確認できていません。
- 3つとも、どのAIモデルを使うかは、はっきり書かれていません。Replitは「Auto」、Lovableは自動、Boltは「Standard」「Max」のエージェントという名前での案内です。
- 「公開」の制限(Replitの30日、Boltのアクセス上限)は、無料プランのものです。人に見せる前に、自分の使い方で足りるか、確認してください。
- AIが作ったものは、間違うことがあります。ログインや、お金、個人情報を扱う場合は、公開の前に、自分の目で動きを確かめ、必要なら詳しい人に見てもらってください。
出典
- Pricing and Plans(Replit、2026年10月22日確認)
- Replit(Replit、2026年10月22日確認)
- Replit Agent(Replit Docs、2026年10月22日確認)
- Replit AI Billing(Replit Docs、2026年10月22日確認)
- Starter Plan(Replit Docs、2026年10月22日確認)
- Publishing and Database Billing(Replit Docs、2026年10月22日確認)
- Lovable Pricing(Lovable、2026年10月22日確認)
- Subscription plans(Lovable Docs、2026年10月22日確認)
- Credits and usage(Lovable Docs、2026年10月22日確認)
- Welcome to Lovable(Lovable Docs、2026年10月22日確認)
- Bolt Pricing(Bolt、2026年10月22日確認)
- Bolt(Bolt、2026年10月22日確認)
- Intro to Bolt(Bolt Help Center、2026年10月22日確認)
- Tokens(Bolt Help Center、2026年10月22日確認)
- Billing(Bolt Help Center、2026年10月22日確認)
- Hosting(Bolt Help Center、2026年10月22日確認)
- Cloud hosting plans(Bolt Help Center、2026年10月22日確認)
- Choose an agent(Bolt Help Center、2026年10月22日確認)
- Bolt Lite(Bolt、2026年10月22日確認)
更新履歴
- 2026年10月25日 書き方を直しました。
- 前:運営者が使っていないと読める書き方 → いま:「この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません」。公式の資料を読んでまとめた記事で、使い心地は書いていない、という意味に直した
