3行でいうと
- DeepLの無料版は月5万文字まで翻訳できます。有料はIndividual、Team、Business、Enterpriseの4つです。
- 無料版は文章がAIの訓練に使われることがあり、秘密や個人の情報は入れてはいけないと規約にあります。
- 有料版は、入力した文章を訓練に使わないとプランの説明にあります。
- 日本円の金額は確認できていません。料金ページで確かめてください。
先に結論です。
- 公式の料金ページには、無料版のほか、Individual、Team、Business、Enterpriseの4つの有料プランが載っています。無料版で翻訳できるのは、1人あたり月5万文字までです。
- 有料プランでは、翻訳できる量が増え(Individualは月30万文字、Teamは月100万文字)、入力した文章をAIの訓練に使わないとプランの説明に書かれています。無料版は、文章を訓練に使うことがある、と利用規約にあります。
- 日本の住所で契約する場合の請求は、円建てになると公式ヘルプにあります。ただし、円の金額そのものは、僕らが取得した公式ページ(ドイツ向けの表示になりました)では読めませんでした。このため、日本円の価格は書きません。
この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。この記事は公式の文書を読んでまとめたものです。
DeepLとは何か
DeepLは、文章や文書を別の言語に訳すサービスです。公式の製品一覧には、次のものが並んでいます。
- DeepL翻訳:文章や、WordやPDFなどの文書を訳します。パソコンのアプリ、スマホのアプリ、ブラウザの拡張機能、Word・Outlook・PowerPointの追加機能として使える、と公式のダウンロード欄にあります。
- DeepL Write:自分が書いた文章を、間違いを直したり、言い回しや丁寧さを変えたりして整えるサービスです。有料の追加機能は「Write Pro」という名前です。
- DeepL Voice:話した言葉を訳す音声の翻訳です。会議向けと会話向けがあります。
- DeepL API:他のソフトに翻訳の機能を組み込むための窓口です。この記事では詳しく扱いません。
名前の変更や終了がないか、公式ページで探しましたが、見つけられませんでした。料金ページの題名は今も「DeepL Pro」ですが、中のプラン名は「Individual/Team/Business/Enterprise」の4つです。公式ヘルプには「新規の人は選べない古いプランの契約者もいる」という趣旨の説明があります。以前の契約が残っている人は、画面の表示が違うかもしれません。
料金プラン(2026年10月22日確認)
公式の料金ページの比較表から、数字をそのまま書き出します。月あたりの量は、1人分です。
| 項目 | 無料版 | Individual | Team | Business | Enterprise |
|---|---|---|---|---|---|
| 文章の翻訳 | 月5万文字 | 月30万文字 | 月100万文字 | 制限なし(公正利用の方針あり) | 制限なし(同左) |
| 文書ファイルの翻訳 | 月1件 | 月3件 | 月20件 | 月100件 | 個別に設定 |
| ファイルの最大サイズ | 5MB | 30MB | 30MB | 100MB | 100MB |
| 保存できる訳文 | 1件 | 1件 | 10件 | 上限なし | 上限なし |
| 用語集の数 | 1個 | 1個 | 5個 | 上限なし | 上限なし |
| Write Pro | 使えない | 追加機能(有料) | 追加機能(有料) | ページ上は含まれる | 確認できていません |
「用語集」は、「この単語はこう訳す」と登録しておく機能です。「公正利用の方針」は、制限なしと書いてあっても、極端に多い使い方には別のルールがかかる、という意味の注記です。
Individualは、30日間の無料体験があります。公式の説明では、体験期間が終わるまで支払いは不要で、いつでもやめられます。過去にDeepLの無料体験をしたことがある人は、使えません。TeamもIndividualと同じ体験の説明です。Businessは「購入する」ボタンのみ、Enterpriseは「問い合わせ」です。
金額について
ここが、この記事で一番はっきりしないところです。
- 僕らが公式の料金ページ(日本語版)を取得したところ、金額はユーロで表示され、国の欄には「ドイツ」とありました。見ている人の接続元の国で、表示が変わるページのようです。日本から開いたときの円の金額は、読めていません。
- 参考として、ドイツ向けの表示は次の通りでした(年払いの月額換算、消費税込みと注記あり)。Individualが7.49ユーロ、Teamが24.99ユーロ(1人あたり)、Businessが49.99ユーロ(1人あたり)、Write Proの追加が6.99ユーロ(1人あたり)。これは日本の価格ではありません。為替で円に直した数字を、日本の価格として受け取らないでください。
- 公式ヘルプの「請求通貨」の説明には、日本の請求先住所の場合は日本円で請求される、とあります。欧州や米国などは別の通貨です。
- 料金ページには「年払い」と「月払い」の切り替えがあり、年払いで16%お得と書かれています。月払いの金額は、取得できた表示には出ていませんでした。
円の金額は、日本から料金ページを開いて、ご自分の目で確かめてください。
日本で使えるか
- 無料版:公式サイトの日本語ページが用意されています。
- 有料版:料金ページの内部データでは、日本は購入できる国に入っていて、通貨は円、支払い方法はクレジットカード、Apple Pay、Google Pay、銀行振込と読めました。公式ヘルプの請求通貨の説明も、日本円での請求を認めています。二つが合っているので、日本で契約できると読んでいます。
- 支払い方法:料金ページのよくある質問では、カードは主要ブランドが使えて、JCBも名前が挙がっています。銀行振込は、Team、Business、Enterpriseの年払いで、請求額が国ごとの基準額以上の場合に使えるとあります。日本は、この方法が使える国として名前が出ています。PayPalは使えません。
- 日本の会社の情報:日本の「特定商取引法に基づく表記」のページがあり、運営はDeepL ジャパン合同会社(東京都港区)と書かれています。支払い手段はクレジットカードか銀行振込です。
入力した文章は、どう扱われるか
仕事の文書を訳すとき、一番気になる点です。公式の文書にある内容を分けて書きます。
- 無料版:利用規約に、アップロードした内容と訳文を、AIの訓練と改善のために一定期間処理することがある、と書かれています。同じ規約に、秘密の情報や個人の情報を含む内容は、無料版では扱ってはならず、有料のDeepL Proの契約の中でだけ許される、とあります。
- 有料版:個人情報保護方針に、送信した文章やファイルは、訳文を作るのに必要な間だけ一時的に置かれ、終わると削除される、とあります。サービスを使っている間、DeepLは改善のために利用者の文章を使わない、という書き方です。料金ページのIndividualの説明にも「データの訓練に使用されない」とあります。
- 個人情報を含む文章を有料版で訳す場合は、データの取り扱いに関する契約を結ぶ必要がある、と同じ方針に書かれています。会社で使うなら、手続きが要るかもしれません。
DeepL Writeについて
DeepL Writeは、スペルや文法の間違いのチェック、言い換えの提案、文体や語調(フレンドリー、ビジネス、学術など)の指定ができる、と公式ページにあります。Write Proの追加機能では、会社のルールを登録して、提案に反映させる「カスタムルール」が使える、とあります。
日本語に対応しているかは、公式の資料で書き方が分かれています。
- 開発者向けの文書では、文章を整える機能の対応言語に、日本語(ja)が入っています。
- 一方、Write Proの紹介ページには、英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、ポルトガル語に対応し、他の言語も追加予定、と書かれています。
どちらが今の画面に合っているのか、僕らは確認できていません。日本語の文章を整えたい人は、無料の画面で一度試してから決めるのがよさそうです。
AIエージェントとの連携
公式には、ClaudeやChatGPT、Microsoft Copilotなどから、DeepLの翻訳を呼び出す連携のページがあります。座席数で契約するプランとEnterprise向け、という説明です。個人が使うものではなさそうなので、ここでは名前だけ挙げます。
どれを選ぶか
見立てです。
- たまに外国語のメールや資料を訳す程度なら、まず無料版で足りるかを見るのがよいと思います。月5万文字は、文庫本の数十ページ分にあたる量だと思います(僕らの目安です)。ただし、無料版は文章が訓練に使われることがあり、秘密の情報や個人情報は入れてはいけない、と規約にあります。
- 仕事の文書を毎日訳す、秘密の内容がある、という人は、有料のIndividual以上が候補です。データを訓練に使わない、という点が大きな違いです。
- 複数人で使う、管理画面やシングルサインオンが要る場合は、Team以上です。
- 円の価格が確認できていないので、予算はご自分で料金ページを開いて決めてください。
気をつけること
- この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。この記事は、公式の文書を読んでまとめたものです。
- 日本円の金額は確認できていません。 取得した料金ページがユーロ(ドイツ向け)の表示でした。表のユーロは、参考の数字です。
- 日本の消費税の扱いは確認できていません。ドイツ向けの表示は「消費税込み」と注記されていました。
- Enterpriseにも、Write Proが含まれるかは確認できていません。
- ページにある「DeepL Voice 30分、ユーザー1名あたり毎月含まれます」という記載が、どのプランの項目なのかは、文字だけでは読み取りきれませんでした。
- DeepL Writeの日本語対応は、公式資料の間で書き方が違います(上の節を参照)。
- 無料版のDeepL Writeに、使える量の上限があるかは確認できていません。
- DeepL VoiceとDeepL APIの料金は、この記事では確認していません。
- プランの内容、金額、無料体験の条件は、変わることがあります。
出典
- DeepL Pro(料金ページ)(DeepL、2026年10月22日確認)
- DeepL Write Proでビジネス文章を校正(DeepL、2026年10月22日確認)
- DeepL Write(無料版の画面)(DeepL、2026年10月22日確認)
- DeepL翻訳のプラットフォーム紹介(DeepL、2026年10月22日確認)
- AIエージェント向けDeepL(DeepL、2026年10月22日確認)
- 特定商取引法に基づく表記(日本)(DeepL、2026年10月22日確認)
- DeepL Free Services - Terms of Use(無料版の利用規約)(DeepL、2026年10月22日確認)
- 個人情報保護方針(DeepL、2026年10月22日確認)
- Billing currencies(請求通貨)(DeepL ヘルプセンター、2026年10月22日確認)
- About DeepL plans(DeepL ヘルプセンター、2026年10月22日確認)
- Improve text(DeepL Documentation、2026年10月22日確認)
- Supported languages(DeepL Documentation、2026年10月22日確認)
更新履歴
- 2026年10月25日 書き方を直しました。
- 前:運営者が使っていないと読める書き方 → いま:「この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません」。公式の資料を読んでまとめた記事で、使い心地は書いていない、という意味に直した
